2014/08/16 - 2014/08/16
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ドクター白鳥さん
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シルビアの語りに圧倒された10時間。
ブルキエッロとは、美しいお舟、のこと。昔は川岸の馬に曳かせていた。
ヴェネチアを朝出立し、夕方パドヴァに。
その間、3つの別荘を訪問する。
気が短い俺は、途中で耐えられずに川にドボンするんじゃないかと、事務長は心配しているが、最近、忍耐力が増した。ほんとか?
5年くらい前、マントバのあたりのアグリに宿泊し、ポー川のカヤックで遊んだ。そのとき葦原にからんで、脱出できなくて川にドボンしたのを今でも語り草にするのだ。
お客さんは私たち夫婦だけに対し、カヤックを運搬するドライヴァーと、カヤックを教えてくれる方と、マンツーマンの、なぜか贅沢なエスカーションだった。
あそこは自然公園だったし、本当に水もきれいだったな。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船
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9時にピエタ桟橋を出港。
桟橋の右に、ミーティングポイントのサインがある。
シーズン中、ほぼ毎日,曜日代わりでブレンタ川を往来しているので、最初から船は係留しているかと思い早めについたのだが、それらしき船は見当たらない。
集合時間の15分くらい前に、沖合から船が現れ、スチュアードに声をかけると、「グイダが来るのを待て」と言う。 -
そのころには、三々五々、人が集まる。
日本人のご夫婦も一組。
ハイシーズンなので、混むのを覚悟して、メールでスーツケースを持ち込む許可をもらっておいたが、基本ガラガラ。
みなさん最初はデッキに出ていたが、なんか寒そうだったから、我々だけ船内で、船首のテーブルを占拠。
救貧院。
パッラーディオ。 -
Hilton Molino Stucky
もとは工場という。 -
巨大な客船、日本の方も多数乗船していることだろう。
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ブレンタ川、といっても、支流の水路に入っていく。
これをリヴィエラ、と呼ぶのだ。
最初、沿岸は、きたない小工場が廃棄されていたりして、とても景色がいい、という感じにならない。 -
ダヴィンチが設計に関与したという、水門。
船が入ると門を閉じ、水を入れて嵩をまし、上流に向かう。 -
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まずは最初にパラーディオ設計のヴィラに。
10:30 ヴィッラ・フォスカリ。 -
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庭園側後景。
普通に別荘風。 -
リヴィエラ側前景は神殿風。
ヴィツェンツァに訪問した時、パッラーディオに目覚めたが、建築は学ぶ機会が乏しい。 -
ツアーのグイダ、シルヴィアがここでも解説を。
基本は英語とイタリア語。
それまでは、すごいマシンガントーク、という印象だったが、ここでかなり踏み込んだ解説だとわかる。
「このツアーでは、最後のヴィラが一番ヴィジターが多いが、一番重要なのはここだ」と言い切るのを聞いて、ぶったまげた。なかなかこうはっきりとは多人数相手のガイドでは言わないもの。 -
中はノーフォト。
”マルコンテンタ”ヴィッラ・フォスカリ。
この別荘は外観だけでなく内部も大変素晴らしい。
一度手放したのち、現在もこの貴族一家の子孫が所有。
”マルコンテンタ(不満足)”という名前は、フォスカリ家の奔放な妻がここに監禁されたことに由来する。
別荘のフレスコ画は16世紀の二人の画家、バッティスタ・ゼロッティとバッティスタ・フランコによるもので、その夫人の肖像、と言われるフレスコも残る。 -
1558年にフォスカリ家の注文で設計施工。
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みなさんここで写真を。
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川を挟む対岸間を渡る橋は、船が通過する際には、道路を走る車は気長に待つしかな。その車の長い列を横眼にしながら橋の開閉の様子を見る。
現在も船の通過ごとに機械ではなく人の手で開閉作業が行われている箇所も。
これを維持する費用は大変なものだろう。
シルヴィアがいなくなったら、これもなくなるかも?? -
あちこち写真に収めているうちに、
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汽笛で呼ばれてしまいました。
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小さな売店もあり。
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その後はトウモロコシ畑を見ながら、Villa Widmann at Mira に。
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いわゆるカレッツォーニコ方式のシャンデリア。
組み立て式なので、大きなものでも移動して現地で組み立てが可能、ということだろう。 -
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何気ない床ですが、ここはオリジナルでとても貴重らしい。
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昼食ところの桟橋。
飲み物は食後のコーヒー以外は含まれていて、意外とおいしいし、あらかじめ頼んで損はないでしょう。
予約していなくてもアラカルトメニューはここで頼めます。 -
おとなりが、日本からのご夫婦で、6日間だけの旅行だそうですが、優雅なご夫婦でした。
オペラなどもあちこちいかれていて、情報交換もできました。 -
沢山のヴィラを横目に見ながら船は進みます。
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ここもちょっとしたヴィラ。
それぞれシルヴィアが解説しているが、聞ききれない。 -
最後は Villa Pisani at Strà。
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ドージェのピサーニが建て、その後ナポレオンが滞在したり、ヒトラーとムッソリーニが初めて対面した部屋が残っていたり、歴史の重層。
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ティエポロ。
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いわゆるヴェネチア派、最後の巨匠だが、明るく突き抜けてしまってます。
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すでに時代から取り残されつつ、まだ富を蓄えていた時代の退廃。
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バスでヴェネチアに帰る方は、ここでお別れ。
あまり旅行記などにも書いてありませんが、それが一番便利だと言っていました。
バスチケットも船内で販売。
われわれはパドヴァまであと一時間。
途中、ブレンタ川本流を横切ります。 -
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船はここで方向転換をして、あしたの川下りに備えます。
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シルヴィアにタクシーを呼んでもらい、待つこと20分。
ホテルに。
おつかれさま
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