ブラジルＷ杯！現地参戦の旅 ＜４＞ サンパウロには「日本」があった…＆興奮のアルゼンチンｖｓスイス観戦！イビラプエラではお花見…♪

2014/07/01 - 2014/07/02

ブラジルＷ杯の旅もいよいよ後半戦。
この日の旅の舞台は、南米最大の都市・サンパウロです♪

サンパウロといえば、やっぱり訪れたいのは、リベルダージの東洋人街。

街にそびえる赤い大鳥居、ずらりと並ぶ日本の食品、あちこちから聞こえてくる日本語の声…。
地球の裏側でありながら、「日本」を強く実感させられる場所でした。
日本とブラジルはこんな風に繋がっていたんだ〜と、感動しながらの街歩き♪

そしてＷ杯は、アルゼンチンｖｓスイス戦を観戦！
生メッシに興奮しつつ、暴れまくるアルゼンチンサポーターに圧倒されつつ、の生観戦でした。
延長戦までもつれ込む熱戦で、スタジアムは最高潮の盛り上がりになりました！！

　Ｄａｙ１ →リオデジャネイロ
　Ｄａｙ２ リオデジャネイロ（コロンビアｖｓウルグアイ観戦）
　Ｄａｙ３ →フォス・ド・イグアス
　Ｄａｙ４ →イグアスの滝（アルゼンチン側）→サンパウロ
★Ｄａｙ５ サンパウロ（アルゼンチンｖｓスイス観戦）
★Ｄａｙ６ →リオデジャネイロ
　Ｄａｙ７ リオデジャネイロ
　Ｄａｙ８ リオデジャネイロ（フランスｖｓドイツ観戦）→

この旅行記では、翌日のイビラプエラ公園でのお花見まで、サンパウロでの滞在を一気にご紹介します！

サンパウロは巨大都市でありながら、緑も豊富なゆったりとした街で、とても居心地の良い街でした♪

エリア サンパウロ(ブラジル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩

７月１日。

外へ出ると、サンパウロの空は快晴♪
今回の旅はほんとに天気に恵まれているな〜。

サンパウロは寒いと聞いていたけど、天気が良いせいか、日差しをとても暖かく感じる。

今日はＷ杯観戦日ということで、日本代表ユニフォームが復活です（笑）。

サンパウロもリオと同じく、街角に素敵なアートがたくさんあって、街に彩りを与えている。

まずはセントロを散策してみることに。

街のあちこちにこんな感じで軽食を食べれる店があって便利。
地元の人もファーストフード感覚で利用してる感じかな♪

サンパウロにもブラジルカラーで彩られた露店があって、Ｗ杯のムードを感じる。

サンパウロのセントロも、リオと同じく古い街並みが続く感じだけど、よりビジネス街の雰囲気がするかな〜。

やはりリオと同じく、ここにも重厚な市立劇場があった。

高層ビルの中を抜ける高速道路。

南米最大の都市を思わせる光景！

おお、ダイソーを発見…！

ブラジルにダイソーがあるとは知らなかったなぁ。。

店の写真を撮ってたら、入り口にいた店員の男性に会釈された（笑）。

リオのセントロと同じく、ここにもまたカテドラル・メトロポリターナが建つ。
こちらはヨーロッパを思わせる聖堂建築で、とても美しい外観。

このセー広場周辺はホームレスの人が多い感じだったけど、昼間のせいか、とくに危険は感じない。
サンパウロのセントロもまた、夜になると一気に危険度が増す感じなんだろうな〜。

リオのカテドラルと比べると、こちらは内部も正統派という印象のカテドラル。

そのまま歩いて、リベルダージへ。
ここがサンパウロで１番行きたいと思っていた場所！！

リベルダージといえば、かつては世界最大規模の日本人街、現在でも東洋人街として有名。
地球の裏側にどんな「日本」を感じさせる光景があるんだろう？と気になっていたんです♪

まずは、お城を思わせる佇まいの銀行がお出迎え！
ブラジルでお城って、なんとも不思議な光景…。

僕が街を散策していると、本屋の店先にいた男性から手招きされたので、行ってみる。
そこにいたのは本屋の老主人と、客として来ていたおじさんで、どちらもサンパウロに住む日本人だった。

「今日のアルゼンチンの試合を観に行くの？」と聞くので頷くと、「アルゼンチンからサポーターがいっぱい来てるみたいだよ。チケット持ってないから、スタジアムの外で騒ぐんだって」とのこと。

「まあ私はフットボールなんてまったく興味ないからね。早く終わればいいと思ってるくらい」と言って笑うおじさん。
「ブラジル人は勝っても騒ぐし、負けても騒ぐ。どうしようもない民族だよ」と言うので、「いや、そんなことはないでしょう…」と返すと、「いいや、店を壊されたり、物を奪われたり。ブラジル人は民度が低いんだよ」と。
確かに、短期の旅行者から見ると楽天的なブラジル人は魅力的に映るけど、現地に住んでる人からすれば、そんなのん気なことは言っていられないのかもしれない。。

それにしても圧巻だったのが、この本屋の光景！
日本の雑誌から漫画、単行本に文庫本まで、全部揃っている〜。

「昔はもっと大きな本屋もあって、本当に賑わっていた。日本人街もだいぶ縮小してしまったねぇ…」とおじさん。

かつての賑わいを見たかったなぁ、と思いつつ、「でもすごいですよ、地球の裏側にこんな本屋があるなんて…」と僕は思わず嘆声を漏らしたのだった。。

饒舌なおじさんに比べて、寡黙な老主人に「ここにある本は日本からすぐに送られてくるんですか？」と聞くと、「船で送られてくるんだよ」とポツリ。
「だから日本で発売されてから２ヶ月くらい遅れてここに並ぶ。ほら、この辺の雑誌も、４月とか５月の号だ」

すごいな、と思った。
ここに並んでいる本は、地球の裏側の日本から、船に乗って２ヶ月もかけて運ばれてきた…。
これらの本は、まさに日本からブラジルまで、長い船旅をしてきた本なんだ。。

現地に住む日本人から貴重な話を聞けたことに喜びを感じながら、「ブラジルを楽しんでいってね」と見送られて、本屋をあとにしたのだった。

リベルダージをさらに散策。

「京都」という名の土産物屋を発見！

招き猫にタヌキの置物まで！

なんだかここを歩いてると、ブラジルにいることを忘れてしまいそうになる（笑）。

そして赤い大鳥居！

なんだか鎌倉の小町通りみたいな。
いや、雰囲気的には、日本のどこかの地方都市みたいな感じ。

でもここ、ほんとに地球の裏側のブラジルなんだよなぁ…。

街では日本語もあちこちで見かける。

ブラジルにいるっていう緊張感が、すーっと薄らいでいく感じ。
なんだか自分のホームグラウンドに戻ってきたような気分（笑）。

街を歩けば、ご婦人が「今朝は風が冷たかったですね〜」なんて日本語で会話してたり。

スーパーを覗いてみる。

お寿司もいろいろ売ってる！

ヤマサもキッコーマンもとんかつソースも！

お菓子も勢揃い。

お米もカップ麺も。。

ブラジルにいるってのは幻想で、ほんとにここは日本のスーパーなんじゃないかと（笑）。

沢庵まであるのにはびっくりした（笑）。

お客さんは日本人だけでなく、韓国人や中国人、普通のブラジル人も買い物に来てる。

日本酒もいっぱい！

かつての日本人街の賑わいは消えつつあるとはいえ、それでもリベルダージには、まだまだ「日本」を感じる光景があった。

リベルダージで感じた、日本とブラジルの繋がり。
地球の裏側にこんな「日本」の光景があるということに、純粋にちょっと感動♪

リベルダージの散策が予想以上に面白くて、気付けばアルゼンチンｖｓスイス戦の試合開始時間が迫っていた。
…というわけで、急いで地下鉄でスタジアムへ移動！

駅を降りると、すでにアルゼンチンやスイスのサポーターで大賑わいで、試合前の興奮に満ちていた。

マラドーナがいた！（笑）

みんな思い思いのコスチュームで楽しそう。
やっぱりこのお祭り感ある雰囲気って、Ｗ杯ならではだな〜。

リベルダージのおじさんが言っていたとおり、会場は圧倒的にアルゼンチンサポーターの方が多い感じ。

今回ブラジルに来て思ったのは、本当に南米のサポーターの熱気がすごい！ということ。
ブラジルはもちろんだけど、アルゼンチン、コロンビア、チリあたりも、来ているサポーターの数が多くて、すごく盛り上がっている。

南米の人々のサッカーへかける情熱に驚くと同時に、今大会の南米勢の活躍の一因もこういうところにあるんだろうな〜と実感。

リベルダージで買ったおにぎりとお茶で簡単な昼食をとってから、スタジアムへ。

しかし、スタジアムの入り口までが果てしなく遠い…。
まあここは新築のスタジアムだし、仕方ないか。。

これはコロンビア戦に続いて、今回も試合開始に間に合わない！ということで、全力で走る（笑）。

アルゼンチンサポーターの前で、挑発的なメッセージを掲げるブラジルサポーター。

結局、今回も国歌斉唱には間に合わず、スタジアムの中に入れたときには試合開始から数分経っていた。。
リオで観る最後の試合のときは、意地でも早めにスタジアムに入ろう、と決意した（笑）。

今回の席はゴール裏とはいえ、１階の中段くらいで、かなり見やすい席♪
ピッチもすごく近いし、スタジアムもなかなかいい感じ。

生メッシにはさすがに興奮（笑）。

アルゼンチンサポーターはリオネル・メッシ！の大合唱。

このアレーナ・デ・サンパウロは、開幕戦が行われたスタジアム。
建設の遅れがずっと話題になってたけど、なんとか間に合ってよかった〜。
オリンピックとかでもスタジアムの建設の遅れが問題になることが多いけど、なんだかんだ言っていつも間に合うのはなぜなんだろう…。

このスタジアムは地元クラブ・コリンチャンスの新たなホームスタジアムにもなるという。
マラカナンのような歴史は無いけど、サッカーの見やすさという点ではとても素晴らしい♪

僕の席の周りはアルゼンチンサポーターでいっぱい。
しかもゴール裏なので、みんな総立ちで大騒ぎしながら観戦。

こんなところでスイスの応援なんかしたら何されるかわからないので、僕もアルゼンチンの応援をすることに（笑）。

イグアインもかっこいい！

大盛り上がりのアルゼンチンサポーター。
一方、ブラジル人はこの日はスイスを応援してる人が多い。
ブラジル人にとっては、アルゼンチンは１番のライバルだからなぁ。。

なんだか僕の席の周りは、アルゼンチンｖｓスイスというより、アルゼンチンｖｓブラジルみたいな雰囲気に。

それでもスイスのサポーターもところどころに固まっていて、大声で応援歌を熱唱！

ゴール裏はあんまりゆったり観戦できる感じではないけど、あっちこっちが賑やかで、ここにいるだけですごく面白い♪

目の前で観るアルゼンチンのプレーに興奮！

でもこの日はなかなかメッシが輝けず。。

試合は０−０のまま、ハーフタイム。

テレビには映らない？スプリンクラーの光景。

スタジアムの光景を見ながら、ふと思う。

こうやって今、ブラジルＷ杯の現地にいられるって、本当に幸せなことだな〜と。

だからこそ、この一瞬一瞬を大切にしたい。
目の前の光景を、しっかりと胸に刻みたい。。

後半が始まると、なかなか得点を決められないアルゼンチンのサポーターより、かなり健闘しているスイスのサポーターの方が元気に盛り上がり始める。

アルゼンチンがあっさりと勝つのかなと思っていたけど、これは試合が読めなくなってきた。
スイスは先制点を決めれば、もしかしたらの展開があるかもしれない…。

お互いに攻めるものの、なかなか得点に繋がらない。

じりじりとした時間が流れていく。。

少数派ではあるものの、スタジアムの中でスイスの赤はかなり目立つ。

やっぱり自分の国が決勝トーナメントを戦う試合を観れるって最高に嬉しいことだよなぁ、としみじみ。

このゴール裏の席、試合が見やすいのはいいものの、太陽の光が直接降り注いで、とにかく暑い（笑）。
冬のサンパウロでこんな暑さを味わうとはなぁ。。

試合は０−０のまま、ついに延長戦に突入！
Ｗ杯の試合をさらに長く観られるっていうのは、ちょっと嬉しいかな？

延長戦に入ると、アルゼンチンのサポーターはさらにボルテージを上げて大熱唱！
そんななか、１人のブラジル人がなにか挑発的な言葉を浴びせたようで、周囲のアルゼンチン人と罵り合いの大喧嘩が勃発…！！
どうにか周囲がなだめたけど、大乱闘でも始まりそうな雰囲気にちょっと恐れを感じた（笑）。

これはスイスが勝ったりしたら、この場がどんな状況になってしまうか恐ろしいので、なんとかアルゼンチン得点を決めてくれ〜、と願いながら応援。

しかし延長戦もどんどん時間が過ぎ、ＰＫ戦突入が現実味を帯び始める…。
ＰＫ戦も観てみたい気もするけど、でもなぁ。。

…と、延長後半１３分。

メッシからのパスを、ディ・マリアがダイレクトで合わせると…。

これが見事にゴール！！
アルゼンチンがこの土壇場で先制点を決めた〜！！！

ようやく決まったゴールに、アルゼンチンサポーターは大興奮。
優勝したみたいな大騒ぎに（笑）。

さっき大喧嘩したアルゼンチン人も大喜びで大絶叫！

みんながユニフォームを振り回したりするので、後ろの男が力を込めて振り回したユニフォームが僕の顔を直撃！！

後で謝ってきたので、許したけど。。

なんていうか、アルゼンチンの人達、暴れすぎ（笑）。

でも僕としては、ディ・マリアのゴールよりも、最後のスイスの懸命な攻撃の方が心打たれたかも。
それはたぶん、自分の目の前の至近距離でプレーを観れたからなんだろうけど。。

とくにスイスの選手のヘディングシュートがポストに直撃した場面は、本当に惜しかった。
やっぱり自分は、スイスに得点を決めてもらって、ＰＫ戦に入ることを期待してたんだろうな〜（笑）。

試合は１−０のまま終了し、アルゼンチンが勝利！！
スタンドにサポーターの大歓声がこだました。

終わってみればアルゼンチンの順当な勝利だけど、どっちに転ぶかわからない展開で、ほんとに面白い試合だった♪
やっぱり生で観るＷ杯、素晴らしいものがあるな〜。

とりあえずアルゼンチンのサポーターも平穏に帰ってくれそうでよかった（笑）。

マン・オブ・ザ・マッチはメッシ。

今日はディ・マリアでよかった気がするけど、結局メッシ？

でも後に大会のＭＶＰにもメッシが選ばれることになったし、やっぱりメッシはどんなときでも特別な存在なのかな〜。

実は僕が今大会の優勝国と予想していたのが、アルゼンチンだった。

このまま一気に突っ走ってくれるのかなぁと思ったけど。。

最後にアルゼンチンのサポーターと親善の記念撮影をして解散〜。

アルゼンチン人の大熱狂の中で観戦できて、すごく楽しかった♪
まあ、もうちょっとゆっくり観戦させてほしかった気もするけど（笑）。

帰りにオフィシャルショップでお土産探し。

あんまり大したもの無かったけど、せっかくの記念だし、Ｔシャツとかボールとか購入。。

帰りはちょっと出口を間違ったらしく、地下鉄１駅分余計に歩く。
でもこの道程がなかなか面白かった♪

地下鉄駅へ続く道沿いに、周辺の住宅に住んでるらしい人々が集まってきて、楽しそうにスタジアム帰りのサポーターを眺めてる。
で、日本のユニフォームを着た僕が通ると、予想通りみんな大騒ぎで、「写真を一緒に撮ってくれ！」とか「ユニフォームを交換してくれ！」とか言われる（笑）。
日本人が珍しいんだろうけど、でもここまで熱心に声を掛けられると、やっぱり悪い気はしない。

全員を相手にしてたら切りが無いので、子供や少年少女限定で写真撮影に応じることに。
あの小さな女の子とか、「ほら、日本人と写真撮ったのよ！」とか友達に写真を見せたりするんだろうか？？（笑）

ホテルへ戻ると、日本人の若い男性２人組と会った。
ちょうど日本からこのサンパウロに着いたばかりらしい。

「治安ってどうなんですか？」とか「この辺の道って危なくないんですか？」とか心配そうに聞いてくる。
ちょっと神経質になりすぎ…という気もしたけど、むしろ僕の方が危機意識が薄れすぎなだけなのかもしれない。

「どの試合を観るんですか？」と聞いたら、「試合は観ないです。ブラジル代表の練習を観に来たんです」と言うので、びっくりした。
仕事ではなくて、普通に旅行で来たのだという。

地球の裏側にＷ杯の試合を観に来るだけでもかなりすごいことのように思うけど、試合は何も観ずに、ブラジル代表の練習を観るためだけにこの地球の裏側までやって来たという。
それってなんだか本当にすごいことのように思えて、彼らのフットワークの軽さにちょっと感動したのだった。

テレビでベルギーｖｓアメリカ戦を観戦していたけど、サンパウロでもファンフェストをやってるというので、行ってみることに。

会場へ行くと、かなりたくさんの人がパブリックビューイングで盛り上がってた！

試合は延長戦の末、ベルギーが２−１でアメリカに勝利！

会場にいたベルギーのサポーターから大歓声が湧いた。

その後は生ライブがスタート。

ぼんやり見てたら、ここでもいろんなブラジル人に声を掛けられ、記念写真を撮った。
なかでも日系人の若い男性が、日本語はできないながらも嬉しそうに声を掛けてくれて、こっちまで嬉しかったな〜。

音楽に合わせて、ブラジル人やアルゼンチン人が踊りだす。

やっぱり南米の人は日本人とはなんか違うな（笑）。

夕食は、すき家で牛丼。
そう、サンパウロにはすき家があるんです！！
しかも店に入ると、ブラジル人の店員さんが「いらっしゃいませ〜」と日本語で挨拶。

牛丼のＭが８．４０レアル＝３８０円ほどなので、日本で食べるよりちょっと高めかな？
トマト牛丼やらクリーム牛丼やら、変わったのもいろいろ。

牛丼のＭと、鶏の唐揚げ、サラダ、コーラのセットを頂きます！

牛丼の味は…、普通に美味しい！！

んっ、でもなんか、日本のすき家の味とちょっと違うぞ？
ブラジルの牛丼の方が、なんか味が甘いというか、味付けがすき焼きっぽいような。。

まっでも、ブラジルで牛丼を食べれるって嬉しい〜。

７月２日。

朝起きたら、なんだか風邪っぽい…。
喉が痛いし、鼻水も。。

気候が寒かったり暑かったりで、ちょっと風邪引いたかな。。

この日は港町のサントスへ行く予定だったけど、あまり無理するのは良くないと思い、サンパウロでゆっくり過ごして、午後のバスでリオへ移動することに。
ゆっくり朝食をとったあと、良いリフレッシュになるかもと思い、サンパウロのオアシス・イビラプエラ公園へ散策に行くことにした♪

サンパウロの地下鉄。

すごい運行本数が多いようで、１分もしないうちに次の電車が来た！

地下鉄駅から歩いて、イビラプエラ公園に到着。

思ってた以上に緑が豊富な広い公園で、とっても気持ちいい♪

ん〜、なんか癒されるなぁ。

のんびりと過ごすパウリスターノも多い。

みんな、とても鍛えてる！

園内を一周する道路が整備されていて、ジョギングや自転車、ローラースケートなどを楽しむ人が多い。

大都会にこれだけ広大な公園があるっていいね♪

なかでも素晴らしかったのが、このピンクの花を咲かせた木！

一瞬、梅か桜かと思ったけど、どっちでも無さそう。

鮮やかなピンクの花が青空に映えて、本当に美しい。
多くの人が足を止めて、花を見上げたり、写真を撮ったりしていた。

この花、どうやらイペーというブラジルの国花らしい。

サンパウロでは冬のこの時期に満開を迎えるという。

思い付きで来てしまったイビラプエラ公園だけど、思いがけずお花見を楽しめてラッキー♪

それにしても、なんかこの公園、どこかを彷彿とさせるなぁ、と思ったら。

そうだ、春の新宿御苑に似てるんだ！ということに気付いた（笑）。

ミストシャワーが出る装置。

これ、日本の公園にも欲しいな〜。

園内にはサッカー場がいくつもあって、大人や子供がボールを蹴ってる光景を見かける。

近代美術館の前には独特なアートが。

首都ブラジリアの設計でもおなじみの、建築家オスカー・ニーマイヤーの設計によるイビラプエラ公園。

気持ちのいい都会のオアシスで、のんびりとした時間を過ごすことができた。
こんな素晴らしい公園もあって、サンパウロはとても住みやすそうな街だな〜と実感♪

昼食は再び、リベルダージへ。
どうしても親しみを感じて、ここに足を運んでしまう。。

ラーメン屋が大行列だったので、近くのレストランに入る。

頂いたのは、とんかつ定食！

地球の裏側で食べる、とんかつと白いご飯と味噌汁…。
日本で食べる味とまったく同じで、ちょっと感動的。

下駄も売ってる！

お寿司屋さんでよく見かける？

お土産にサンパウロで発行されてる日本語新聞を購入。

１面トップは、集団的自衛権。
他にも、日本国内の政治や社会の話題、野球や相撲のニュースまで出てる。

日本への旅行ツアーの広告？

一般のブラジル人からすると、かなり敷居が高いよなぁ。

リオへ移動するため、チエテバスターミナルへ。

このバスターミナル、ニューヨークに次いで世界第２の規模という、とても広いターミナル。
びっくりするのが、レシフェとかクイアバまで行く、ブラジル各地への超長距離バスがいっぱい運行されてること。
丸２日間もバスに乗るとか、きつすぎるでしょ。。

無事にリオ行きのバスのチケットを購入。
１０５レアル＝約４８００円。

２階建てバスで席も広かったし、サービスでお菓子もくれて、なかなかいい感じ♪

リオまでは６時間ほどの道程。

車窓の風景はとくに見所はなくて、単調な丘陵の風景が続くばかり。

日が暮れて、やがて夜が訪れると、夜空一面に星が瞬く光景が広がった…。

バスの車内も電気が消えてるので、煌めく星々の光景が本当に美しく見えた。
席を倒して、星空を見上げながら過ごす。

サンパウロからリオへの道のりは、見所こそとくになかったけれど、美しい星空だけはあった。
星空を見上げながら、今こうしてブラジルの大地を移動してるんだよなぁ…と思う。

サッカーボールを追いかける旅も、再びのリオで終わりを迎える。
今度はリオでどんな出会いが待っているだろう…。

☆★☆＜５＞へつづく…★☆★

この旅行記へのコメント （2）

• エンリケさん 2014/08/22 23:33:04

  今回もいい旅をされていますね。

  がりさん
  
  こんばんは。ブラジルＷ杯の旅、続きを拝見してます。
  
  しかし、リオやサンパウロだけでなく、あのアルゼンチンとの国境にあるイグアスの滝まで行かれるなんて、すごい行動力ですね！
  
  サッカーの試合だけでなく、ちゃっかり普通の観光も楽しんでおられる様子がなんだかいいですね（笑）。
  
  それにしてもイグアスの滝は写真で見るだけでもすごい景色・・・まさに“この世の終わりの風景”とはよく言ったものです。
  
  こんなすごい水量では、水しぶきでカメラも大変だったと思いますが、何か工夫はされたんでしょうか？
  
  とてもきれいに撮れているので、がりさんの技量に驚きです。
  
  そしてサンパウロの日本人街とアルゼンチン×スイスの一戦、まさに“異国での発見を楽しんでる”って感じですね！
  
  がりさんの旅行記を見ると、あまりにもすいすいと旅されているので、ブラジル旅行もそんなハードル高くなさそうだなって思ってしまいますが、見えないところでいろいろと対策を練ってらっしゃったんでしょうね〜。
  
  さて、次は再びのリオですか・・・。
  
  最後まで臨場感たっぷりの旅行記、楽しみにしています。

  がりさん からの返信 2014/08/23 22:47:37

  RE: 今回もいい旅をされていますね。

  エンリケさん、こんばんは！
  
  いつもありがとうございます♪
  
  > しかし、リオやサンパウロだけでなく、あのアルゼンチンとの国境にあるイグアスの滝まで行かれるなんて、すごい行動力ですね！
  
  ブラジルまで行ったんだから、せめてイグアスくらいは行かないと、と思いました。
  なにかもうブラジルまで行ってしまうと距離感がおかしくなってしまい、リオからイグアスへ行くくらい大した移動ではないように感じました（笑）。
  帰りにアメリカのヒューストンに戻ってきた時は、日本までもう近いな〜なんて気分になったり。。
  もちろんイグアスの滝などを見ると、世界の広大さを実感するのですが、今回ブラジルへ行ったことで、逆に世界って意外に狭いんだな、と感じることも多くなったような気がしますね〜。
  
  > こんなすごい水量では、水しぶきでカメラも大変だったと思いますが、何か工夫はされたんでしょうか？
  
  水しぶきがかかる場所では、防水用の透明な袋に入れて撮影しました♪
  １００円ショップで買ったレインコートも役立ちましたね。
  
  この時期は水量が少ない時期のはずなのですが、大雨のおかげでかなりの水量でした。
  悪魔の喉笛へ行く遊歩道は、どうやら年内の復旧は難しいらしいです。
  
  ニューヨークの旅では自由の女神に渡れなかったり、今回のイグアスではハイライトの悪魔の喉笛へ行けなかったり…と、なんかいつも肝心の場所へ行けないような気がしますが。。（笑）
  
  > そしてサンパウロの日本人街とアルゼンチン×スイスの一戦、まさに“異国での発見を楽しんでる”って感じですね！
  
  サンパウロは観光する場所は少ないのですが、日本人にとってはすごく興味深い街だと思います。
  地球の裏側に、あれほど「日本」を実感できる場所があるということに驚きました。
  ラーメン屋や居酒屋があったり、キオスクでは日本の漫画を売っていたり。
  住むんだったら、リオよりもサンパウロの方がいいかな〜？なんて思ったりしました。
  
  > がりさんの旅行記を見ると、あまりにもすいすいと旅されているので、ブラジル旅行もそんなハードル高くなさそうだなって思ってしまいますが、見えないところでいろいろと対策を練ってらっしゃったんでしょうね〜。
  
  いえ、普通に今までの旅と同じような感じで行ったような。。（笑）
  さすがに治安は悪いということで、なるべく夜は変な所を出歩かないようにしたりとか、必要な時はタクシーも積極的に利用したりとかはしましたが、あとはとくに今まで通りでしたね。
  リオもサンパウロも地下鉄があるので、それさえ乗りこなせれば、主な場所へは大体行けますし、あと長距離バスや飛行機の国内線も発達しているので、とくに不便は無い感じでした。
  新幹線の切符を買うのに大行列を並ばないといけない中国とかよりは、ずっと楽だったように思います（笑）。
  
  ８月ももうすぐ終わりですが、エンリケさんも次の旅に出られたのでしょうか。
  僕はブラジルへの旅が終わって、しばらくぼんやりしちゃってる感じです。