古い町並みが残る街　竹原

2014/07/27 - 2014/07/27

７月の終わりに、京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」と呼ばれる竹原に行ってきました。
ここ竹原は、瀬戸内気候を利用した入浜式塩田による製塩で大きな富を得て、繁栄した町です。この塩の製法は赤穂から学んだとされています。　

エリア 竹原(広島)

• 旅行の満足度: 4.0

行った日はちょうど、住吉神社の祭りのようで、本川沿いに提灯が飾られています。
最初に道の駅たけはらに寄り、資料を貰い、周遊券を６００円で購入
これで松阪邸、歴史民俗資料館、光本邸、森川邸に入れます。

また、７月３０日から８月一杯まで、東京藝術大学による竹原芸術祭が開催されることになっており、写真の竹が展示施設の目印です。
写真は旧笠井邸です。塩田経営者の家として、明治５年に建てられたものです。

ここは入場料は要りません。
当時の隆盛を物語る立派な中庭です。
受付の人が作る塩があったので購入

家紋をデザインした欄間です。

二弦琴、初めて見ました。

竹原市では、凝った欄間が多く見れます。

２階の立派な梁
実際には天井があったようです。

たまゆらで眺めていた風景です。
笠井邸の二階から

町並み保存地区を望んでいます。

竹鶴酒造に向かう途中を入った路地にある地蔵堂です。
塩浜の守護として信仰され、上市の胡堂とともに近世の境界神として貴重な遺構だそうです。

日本のウイスキーの父　竹鶴政孝さんが生まれた家の竹鶴酒造です。
（ニッカウヰスキーの創業者）

続いて、松阪邸です。
ここは江戸時代からの竹原塩田の所有者の家です。
豪商の家らしく、部屋数が多く、また、部屋ごとにデザインが変えてあります。

中庭の一部です。

ここ松阪邸のの特徴である唐破風の屋根を望みます。

外観から見る屋根の形状
”てり”と”むくり”を併せ持つことが判ります。
てりは一般に見られるたるんだ屋根で、むくりは逆にそった屋根です。

凝った造りの縁側

古いガラス

古い蓄音機が

西方寺に登る長い階段

階段から見えるスカイツリーの竹製の模型
１/１００だそうです。

たまゆらで有名な普明閣
これ以上広角にできませんでした。
したがって、全景が撮れません。

この場所もたまゆらにありました。

普明閣から望む竹原市街
この町並みは江戸時代から区画がそのままであると言われています。

下り際にとった普明閣。
やっと撮れました。

町並み保存センターの裏に回って、ありましたスカイツリー

歴史民俗資料館です。

歴史民俗資料館の二階から望む普明閣

店の軒先にあったカエルと河童？

ここに来るまでに大勢の人が列をなしていて、スルーしたお好み焼きのほり川
たまゆらでは「ほぼろ」、実際はお好み焼きの「ほり川」です。

並んでまで食べるほどの味ではないとの忠告を聞いたのでスルー

外に出ているメニューをパチリ

有名な頼山陽の祖父の家
頼山陽は、神辺町の儒学者である菅茶山や岡山県井原市の山鳴大年とも親交がありました。

よく曲がった梁
こんな木を使って設計するなんてすごい技術です。

通りの突当りにある胡子神社
ここもたまゆらで有名

浄土真宗の照蓮寺です。
立派な大きな寺ですが、見ただけで

教えてもらった蕎麦屋にゴー
水路に竹の囲いが

酒蔵そば処 たにざきに到着

ここではお土産やお酒の試飲ができるそうですが、クルマなので残念ながら試飲できず。
ここでガラス器を購入

ここが酒蔵そば処 たにざき
戸が閉まっているので、エアコンが効いていると思いきや、扇風機のみ
暑い〜
店の中も２人で賄っており、なかなか蕎麦が出てこない。

続いて訪れた光本邸
外観の写真は撮り忘れました。

これは竹でできた縁側です。

なお、土蔵に「今井政之 陶芸の館」があり、息子の眞正・裕之氏の作品も展示されています。
この今井親子は東京芸大を出ておられることから、竹原市と東京芸大が関係しているのかと思ったり

交差点に佇む３階建ての写真館
おもむきがありますね〜

隣りの住吉神社から太鼓の音が
いよいよ神輿が出るようです。

さて、本川を渡って、森川邸に来ました。
ここは立派です。
母屋は福山市の沼隈の山路家の母屋を移築したそうです。

玄関です。さながら大名屋敷ですね。

殿がちこうと呼ぶ映画のシーンが思い出される５部屋が連なっています。
この屋敷も部屋ごとに造作が異なり、じっくりと見る価値があります。

どうですか、この景色

様々な格子の模様
その①

その②

その③