1987/08/04 - 1987/08/14
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ねんきん老人さん
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中国というと著しい経済発展によって拝金主義が醸成され、金にさえなれば環境破壊も公害もお構いなしという風潮がはびこっている印象があります。
しかし、偉そうなことは言えません。日本だってかつては粗悪品の輸出で評判を落としていましたし、今となっては取り返すことのできない自然破壊も行ってきました。
そういう意味では、今の中国はかつての日本の姿と大差ないともいえます。
私が何度か中国に行ったころは孔孟の道徳こそどこかへ吹き飛んでいましたが、それでも庶民の商魂には「可愛い悪さ」とでも言って笑ってすごせる面も残っていました。
その程度だったら、世界のどこでも見られることで、「可愛いもんだ」で済んでいたでしょう。
古い話で恐縮ですが、中国でそんな「可愛い悪さ」を見た思い出を、劣化した写真と一緒に載せることをお許しください。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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【 龍門石窟への門 】
もう30年近くも前の話です。中国ツアーに参加したのですが、北京に着いて、参加者が9人だと分かりました。内訳は私の家族5人とSさんという家族4人、全部で大人4人子供5人という団体です。
ツアーですから定番の観光地をあちこち回り、河南省洛陽市の郊外にある龍門石窟にも行きました。写真はその石窟寺院への入口です。 -
【 ルール無視、躾けのできていない子供 】
龍門石窟は伊水(伊河・伊江)と呼ばれる川に沿っています。
その川に向かって岸辺からオシッコをしている子供がいました。なんという不行儀な子でしょう。
親の顔が見たいところですが、それには鏡が必要です。 -
【 川の中にアイスキャンデー売りが・・・ 】
けしからぬ子供がオシッコをした先を見ると、川の中ほどに木箱を担いだ人が立っていました。
先ほどから何人も見ているキャンデー売りの一人です。
なんだってあんな所に? その訳はあとで判ります。 -
【 崖に穿たれた洞窟 】
川に沿った1kmほどの崖に、無数の洞窟が穿たれています。ちょっと見には吉見の百穴を思わせますが、ここのものは、その一つ一つに磨崖仏が彫られたり石仏が納められたりしています。
色々な本を読むと、龍門石窟とは寺院であると記されていますが、全体で1つの寺なのか、それぞれの洞窟が独立した寺なのか、あるいはいくつかの寺がそれぞれ複数の洞窟を持っているのか、分かりません。
ガイドさんは全体で一つの寺だと言っていましたが、それにしてはいくつかの洞窟に「○○寺」というような別の名前がついています。
また、現在も寺として機能しているのか、それとも寺の跡なのかということも分かりませんでした。現役の寺なら僧侶がいると思うのですが、それらしい姿は見ませんでした。 -
【 奉先寺洞北壁の天王像・金剛力士像 】
奉先寺洞と呼ばれるのは岩山に幅と奥行きが30数m、高さが40mという大きな窪みを作り、その中に大きなものだけで9体の仏像が彫られているという空間です。
窪みの右の面、つまり北壁には邪鬼を踏みつけている天王像と腰を突き出した金剛力士像があります。どちらも高さが10mほどあり、圧倒的な迫力に満ちています。 -
【 金剛力士像 】
金剛力士というのは、日本でもお馴染みの仏教の守護神ですね。
龍門石窟は北魏の時代から北宋の時代にかけて次々と彫られていったもので、その中で奉先寺は唐代のものだそうです。諸洞の中で最大の規模をもち、彫刻の完成度という意味でも最も有名な洞窟です。
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【 天王像 】
天王像も高さは10mほどあります。2枚上の写真でお分かりいただけると思いますが、右足で邪鬼を踏みつけて、憤怒の形相で何かを睨み付けている姿はこの上もなく凛々しいものです。が、実を言うと、私は「天王」というのがどういう仏様なのか知りません。
よく四天王といいますし、その像もよく見ます。私は単純に仏様の世界を守る4人の守護神のことだと思っていましたが、どうもそうではなさそうですね。
四天という世界があるらしく、そこの王を四天王というのだと、あるお坊さんに教わりました。ということは、私たちがよく見る持国天・増長天・広目天・多聞天はそれぞれが四天の王だということになります。べつに四人の天王だから四天王というわけではないのですね。
でも、やっぱり四人の天王という意味もあるのではないでしょうか。ナントカ四天王というような言い方が間違っているようには思えないのですが。
写真の像は天王の像だと聞きましたが、それは四天という世界の王という意味なのだと思います。ただ、その四天というのがどういう世界なのか分からないのです。
教えてくれたそのお坊さんにしつこく訊いたのですが、なんともややこしく、結局分からないまま、その後も勉強せず・・・、いやはや我ながら無知の極みで恥じるばかりです。
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【 奉先寺南壁の天王像と金剛力士像 】
北壁の像と対をなす彫像です。こちらは崩壊が激しく、お顔の表情などは分かりません。 -
【 文殊菩薩 】
奉先寺洞の正面の壁に彫られた文殊菩薩像です。
文殊というのは中学校の授業で森鴎外の『寒山拾得』を読んで以来、頭に染みついている名前です。この作品は難しくてさっぱり分からなかったのですが、文殊の化身といわれた寒山が笑いながら逃げてゆく場面が大変なリアリティをもって私の頭にインプットされていて、今でも文殊という菩薩様にはひとしおの思い入れがあります。
むろん文殊菩薩様は寒山とは似ても似つかぬ端正なお姿で表されており、ここ奉先寺洞の彫像もその知性的なお顔におのずから頭が下がります。 -
【 盧舎那大仏 】
奉先寺西壁(正面)の中央に鎮座する盧舎那大仏です。高さは17mと聞きました。
龍門石窟全体の諸像にはお顔が崩れたものも多いのですが、中には故意に破壊されたものもあるとのことでした。
その中で、この盧舎那大仏のお顔がきれいに残っているのは、その端正で神々しいお顔に暴徒の手もひるんだのではないかと想像すると納得がいきます。 -
【 阿難菩薩 】
盧舎那大仏の向かって左に立つ阿難菩薩です。
阿難菩薩がどういう仏様なのか全く知りませんが、サンスクリット語のアーナンダ(歓喜)がそのまま名前になっているのだということを聞いたことがあり、名前だけは覚えていました。(私の知識はその程度です)
その左のたくましい像は誰であったか、確か聞いた筈なのですが、忘れました。 -
【 奉先寺前の階段 】
龍門の石窟群中最大の見所だけあって、崖の中腹にある奉先寺まではこのような階段ができていました。
この階段のためにいくつかの壁龕を壊してしまったのではないかと気になりましたが、最近の写真を見て仰天しました。奉先寺洞の前は広いテラスになってしっかりと手すりまであり、川岸からそのテラスに至る、まっすぐで広い石段ができているではありませんか。
周囲の草木もきれいに刈り取られ、どこかのテーマパークでも見ているようです。 -
【 斜面を這う足場 】
私たちが行ったときは岩肌に張り付くように木製の足場が組んでありました。
不便だし、不安定ではありましたが、コンクリートのテラスや階段をつけるよりはいいと思います。 -
【 土産物? 】
中国人だけが覗いているので、何を売っているのかと思って近づいて行くと、30代くらいの男性に声をかけられました。ヤミの両替屋です。
当時中国には兌換券と人民幣という2種類の紙幣がありました。兌換券は外貨と両替できますが、人民幣はできません。日本円を両替しようとすれば当然兌換券を渡されます。
外国人向けの土産物店やレストラン、ホテルなどでは兌換券しか使えず、そこではすべての物やサービスにべらぼうな値段が設定されています。
つまり国家が外国人を組織的にボっている訳で、これが孔子の国かと呆れてしまいます。
さて、兌換券であろうと人民幣であろうと1元は1元ですが、兌換券でしか買えない高価な家具などを買いたい富裕層や、外貨と交換して利ザヤを稼ごうという投資家などは兌換券を欲しがります。
そこで登場するのがヤミの両替屋です。だいたい1.5人民元=1兌換元ぐらいが相場でした。だから手持ちの兌換券を人民元に替えて中国国内で使えば得になる訳です。もっとも、使い切らなければ、余った人民幣は日本円に替えられませんから気をつけなければいけません。
私は兌換券10元を見せて、相手の持った10元の人民幣2枚を指さしました。
相手がうなづいたので10元を差出しながらもう一方の手で20人民元を受け取ろうとしました。
すると相手は何食わぬ顔で10元札1枚と1元札2枚をよこそうとします。つまり20元で交渉成立と見せて、いざ交換というときには12元しかよこさないのです。
実は私は同じことを前にも経験していましたので、10元札はしっかり持ったままにしていました。それをサッと引っ込めると、相手は13元を出してきます。
私は相手の10元札2枚を指さし、「20、20!」と日本語で言いました。相手は首を横に振ります。そこで私は「いらない」とこれも日本語で言い、歩き出しました。相手が15元を持って追いかけてきましたが、もう相手にしませんでした。
そういうやり方を恥としない風潮はどこからくるのでしょう。 -
【 土産物の露店 】
並んだ露店の中に本屋があり、石窟の写真集を売っていました。
値段を訊くと、紙に25と書いてこちらに向けます。高いなとは思いましたが、ここでしか買えないだろうと思って買うことにしました。
すると中国人のガイドさんが本の裏を見て「これは8元ですよ」と言います。なるほど8元と書いてあります。ガイドさんが何か言ってくれましたが、店の主はなにやら大声でまくし立て、ゆずる気配がありません。私はいやになり、買うのをやめました。
前に別の土産物屋でも、「3つで1元」と言われて1元出したところ2つしかよこさず、私が指を3本立てて「3つだろう」と言っても、ぎゃーぎゃーわめいて2つしかよこさなかったという経験があります。
商人としての道徳などはまるでないのです。 -
【 川に逃げ込むキャンデー売りたち 】
突然、バタバタバタッと大きなバイクの音がしたと思ったら、道端で商売をしていたアイスキャンデー売りたちが、箱を抱えて一斉に川の中に逃げ込みました。
警察のバイクが2台来て、警官はバイクに乗ったまま、逃げたキャンデー売りたちを見ています。キャンデー売りたちは川の中に立って警官を見ています。
互いの距離は30mほどでしょうか。顔もはっきり見える距離です。数十秒後、警官はどこかへ行ってしまいました。 -
【 岸に戻るキャンデー売り 】
すると、あのキャンデー売りたちはまた岸に戻り、何事もなかったように商売を再開しました。
ガイドさんの話と私の推測を重ねると、こういうことです。
最初の写真にある入場門から中では商売は禁止されているが、門の外では商売にならないので、彼らは中に入り込んでキャンデーを売っている。
見回りの警官はそれを見て取り締まるが、本気で彼らを捕まえる気はない。だからわざとエンジンの音を立てて近づき、彼らに逃げる時間を与えている。
キャンデー売りたちは、警官が川の中まで追ってこないのを知っているから、至近距離に立ったまま、警官が去るのを待ち、再び岸に戻る。
もし本気で捕まえる気なら、ごった返す観光客の中を歩いてくればキャンデー売りに気づかれず、簡単に捕まえられるのです。また、川は浅いのですから、自分たちも川に入れば、重い箱を抱えているキャンデー売りを捕まえるのはたやすいことです。それに顔はよく見えているのですから、あとで呼び出すことも可能でしょう。
つまり、お互いが「一応追いかけるフリ」「一応逃げるフリ」をしているだけなのです。
もうお分かりですね。キャンデー売りは警官に賄賂を渡しているのです。一応逃げることによって警官の顔を立てているところがニクいですね。
中国では行くたびに無法な人々を目にしました。日本人にも大きな影響を与えた孔子や孟子の精神はどこへ行ったのか、倫理も道徳もない破廉恥な行動に呆れました。
でも、あのキャンデー売りのように、どこか憎めない面もありました。
国家が、空や海に勝手に線を引いて資源を独り占めしようとしている現在の中国よりは、よほど親しめる社会でした。
私が仏教について少しは知識をもっていれば、いろいろ学べた筈なのに、ヤミ両替屋だの、ずるい本屋だの、キャンデー売りと警官のもたれ合いだのと、へんなことばかりが思い出される、世界遺産の見学でした。
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この旅行記へのコメント (7)
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- クラウディアさん 2016/07/27 06:24:04
- 物売り
- こんにちは、はじめまして。
洛陽、少林寺、嵩山の情報を集めていてたどりつきました。
アイスキャンディの物売り、今でも似たような感じでした。
嵩山のゴンドラ駅手前に2人1組の物売りがいまして、公安のカートが近づいてきましたら、ものすごいスピードで藪の中に消えて行きました。カートが通り過ぎましたら元通り。2人組の理由は、公安の見張りが必要だったからなのです。
そして、おつりを騙されたり、タクシーのぼったくりにあったり。
いつも十分気をつけているのですが、彼らからしてみれば、だまされる方が悪いってことですよね。
また拝見させていただきます。
どうもありがとうございました。
- ねんきん老人さん からの返信 2016/08/01 09:24:01
- 所変われば・・・でしょうか?
- クラウディアさん、おはようございます。
ちょっと留守にしていまして、折角の書き込みを拝見するのが遅くなりました。申し訳ありません。そして、ありがとうございました。
お話のように中国では恥も道徳もないのかと思いますし、あの孔子の国がいったいどうなってしまったんだと嘆かわしい思いもします。
しかし、当の中国人たちはそういう観念がないので、騙せるのに騙さないのは損だということなのでしょう。取れるワイロを取らないのは間抜けな役人だということになるのでしょう。
そういう国民なのだと割り切っていないと、こちらのストレスがたまってしまい、もう中国なんかに行くものかという気になってしまいますね。
ただ、最近は自国民の民度の低さに気づく人も増えているようで、ネット社会では「このままでは中国は世界から軽蔑されてしまう」というような書き込みが多いようですから、いつかまともな国になってくれるのではないかとかすかな望みは抱いています。
ともあれ、同じような経験をされたクラウディアさんの書き込みに意を強くいたしました。
これからも旅行記を通じて体験を共有させていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- olive kenjiさん 2016/07/03 13:03:54
- ピューリツア賞写真に匹敵
- ねんきん老人さま
ご丁寧な返礼を頂き恐縮しています。
先輩が紫電改の事をよく知っているのには驚きました。
先輩が紫電改の大鷹なら私はヒヨドリごときです。
(突然、先輩とお呼びして失礼しています。年齢も私とどちらが上か知りませんが、旅行記の内容からみて、その見識。文章、視点などどうみても人生の達人であると判断、先輩と呼ばせて下さいませ)
表紙の逃げる子供たちの写真いいですね。衝撃と緊迫感とその社会状況が一瞬にして分かる。まるでピューリツア賞受賞作 沢田教一のベトナム戦争の写真を思い出す。撮影タイミングが難しかったと察します。
立ちションの写真も傑作です。古い写真でしょうが現在もやってることは変わっていないと思います。正に今の中国の公共道徳を象徴する一枚です。
ただ、日本も何十年前は見られた光景、今は見ることがないですね。懐かしさを感じました。
珍しい写真ありがとうございました。 olive kenji
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- pedaruさん 2016/05/13 06:16:50
- 親の顔が・・
- ねんきん老人さん お早うございます。
よく本やテレビ番組で〇〇特集なるものがありますが、今朝は「ねんきん老人特集」になっています。教養に裏付けされたユーモアあふれる面白旅行記ですから興味は尽きません。
> その川に向かって岸辺からオシッコをしている子供がいました。なんという不行儀な子でしょう。
親の顔が見たいところですが、それには鏡が必要です。
このコメントには笑ってしまいました。〇〇が近くなったpedaruには羨ましい堂々たる行為です。自分の子供のこういう写真を撮る機知?には関心いたしました。
> 川に沿った1kmほどの崖に、無数の洞窟が穿たれています。ちょっと見には吉野の百穴を思わせますが、ここのものは、その一つ一つに磨崖仏が彫られたり石仏が納められたりしています。
多分吉見の百穴のことだと思いますが、スケールには大分差がありますね。
トルコのフェティエと言うところで見た岩窟墓が思い出されます。
http://4travel.jp/travelogue/10637835
では、この辺で・・・ pedaru
- ねんきん老人さん からの返信 2016/05/13 09:09:42
- 穴があったら入りたい気分です。
- pedaruさん お早うございます。
いつも丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。
吉見を吉野と書き違えていることに気がついてくださったのも、ちゃんと文章を読んでくださっている証で、心底感謝しております。
いやはや、自分ではまったく気づかずにいて、pedaruさんのご指摘も最初は意味が解りませんでした。 ん?と思って読み返してみて、「吉見」を「吉野」と書いてあることに気づき、どっと汗が出ました。
穴があったら入りたいとはまさにこのことで、幸い吉見にも龍門にも穴は無数にありますので、一番近い穴に飛び込んで、しばらくは身を隠したいという気分になりました。
ご指摘いただかなければずっと気づかずに恥をさらしていたわけで、本当に助かりました。
これからも今回同様ご指導いただけますよう、よろしくお願いいたします。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- 横浜臨海公園さん 2014/09/24 11:42:13
- 支那に於ける倫理観
- ねんきん老人さま、こんにしは。
龍門石窟の旅行記を拝見させて頂きました。
いやはや、支那は毛沢東の文化大革命に拠る倫理の崩壊が倫理の破綻を招来させ、露骨な拝金主義を生み出し、賄賂天国へと化してしまいました。
日本も玩具を代表とする粗悪品輸出で評価を落とした時代もありましたが、海外から我が国に駐在員として来日された方々が、東洋では賄賂を贈らなければ何も進行しないと事前にレクチャーされていたにも拘らず、実際には賄賂など受取る者がおらず、現実には信頼商売たる事を知り、国際信用を増していった事が日本経済の発展の1つだったと言えるかと思います。
それにしても観光地での出来事、恐らく、我が国でも終戦直後の進駐軍相手の商いでも、あれほどの事は無かったでしょう。
外交官で総理も務めた廣田弘毅が、支那は大国に見えるが支那と云うロウソクの灯が大きく反映されているのを見て皆驚くが、実際の支那はロウソクの灯に過ぎない、と発言していて、現在の支那などを概観しても、正にそのとおりだと思います。
横浜臨海公園
- ねんきん老人さん からの返信 2014/09/24 12:34:37
- 溜飲を下げました
- 横浜臨海公園様
迷いながら投稿した龍門の記事を早速お読みいただき、ありがとうございました。
記事の中で、私の中国人に対する思いを何重ものオブラートにくるんで書きましたが、一刀両断のご意見をいただき、胸のすく思いがしました。
支那という言葉も、今は皆事なかれ主義で避けていますが、それでいて英語の China が「支那」そのものの英語読みであることには誰も触れません。
お説のとおり、日本は生きることだけで精いっぱいだった一時期、動かす金のある連中が混乱に乗じて商道徳を忘れたことは事実です。
また経済発展によって一億総中流化を果たしたときも、礼節を忘れた日本人がエコノミックスアニマルだとかセックルアニマルとか言われたこともありました。
しかし、そういう中にあっても清貧を貴ぶ気風は失われず、外国人から称賛されていたことも事実です。「やせ我慢」という、誇りと現実の間でかろうじて自分を保つような姿勢もありました。
今の中国のように官民ことごとく自らの利益にしか目がいかないというザマを晒さなかったことは救いです。
横浜臨海公園様の歯に衣きせぬ物言いに、小心な私も溜飲が下がりました。
ありがとうございました。
ねんきん老人
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