ニュージーランド南島 子連れドライブ旅行記 (後編)

2012/12/28 - 2013/01/06

年末年始の休暇を使い、9泊10日でニュージーランド南島をドライブで駆け抜けてきました。夫婦＋8か月の息子を連れての子連れ旅です。
ニュージーランドは想像以上に広く、移動時間に想定より時間がかかった為、少し駆け足の旅になってしまいましたが、ニュージーランドの大自然と美味しいグルメを楽しむことができました。
ニュージーランドはドライブもしやすく、レストランも子連れWelcomeなところが多く、子連れ旅には最適な旅行先の一つだと思います。
今回も乗り物大好きな息子は飛行機、車ともに問題なく、体調不良などの大きなトラブルに見舞われることなく旅行出来ました。またまた我がままな親にしっかり付き合ってくれた息子と子連れを温かく迎えて下さったニュージーランドの皆さんに感謝です。

後半は5日目レイクテカポから最終日クイーンズタウンの旅行記です。

＜旅程＞
12/28 シンガポール→機内泊
12/29 クライストチャーチ着・泊
12/30 クライストチャーチ泊
12/31 クライストチャーチ→アカロア→レイクテカポ泊
1/1　レイクテカポ→マウントクック泊
1/2　マウントクック→ワナカ泊
1/3　ワナカ→ミルフォードサウンド泊(船中泊)
1/4　ミルフォードサウンド→クイーンズタウン泊
1/5　クイーンズタウン泊
1/6　クイーンズタウン→シンガポール着

エリア クイーンズタウン(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

元旦です。この日も青空に恵まれ綺麗な初日の出を眺めることが出来ました。

この日は早々にチェックアウトし、まず車で湖畔に移動。散歩しながらじっくり湖を眺めます。絵の具を垂らしたようなターコイズブルー。水際まで歩いて行けます。

バウンダリー犬の銅像が佇んでいます。

湖畔に立つ善き羊飼いの教会。絵になる感じです。この日は内部も開放されていました。

こぢんまりした教会ですが石造りで落ち着いた佇まいとこの窓越しの風景がしっとりとした雰囲気を醸し出しています。

お昼はマウントジョン天文台のアストロカフェでと思っていましたが、生憎この日はマウントジョン天文台がクローズで山頂に行けず。なので二日続けて湖畔レストランへ。元日だし美味しい和食が何よりでした。サーモン丼以外も写真のような定食などいろいろあります。

順番が前後しますが、アストロカフェに向う途中、Godley Peaks Rd沿いで一面ルピナスが広がる光景を見ることが出来ました。外来種で地元ではあまり歓迎されていないとの話も耳にしましたが、この視界一杯に広がるルピナスは素晴らしい眺めでした。マウントジョン天文台には行けませんでしたが代わりにこの風景、なんの文句もありません。

このGodley Peaks Rdをしばらく進むとテカポ湖と周辺の山と湖を一望できるポイントがあります。たまたま見つけた場所でしたが、ここからの眺めは最高でした。
テカポを後にしてマウントクックに向かいます。

マウントクックに近づくにつれ天候が。。残念ながらこの日マウントクックは土砂降りの雨でした。外では写真も取れず、この日のホテル、Hermitage Hotelの駐車場で唯一の写真撮影。。

ホテルで聞いてみると前線の影響で天気の回復は2、3日は望めないとのこと。。もはややることは食べることしかありません。ホテルのビュッフェで夕食を楽しみます。

値段はなかなかしますが、ハーミテイジにしておいてよかった。ビュッフェはデザートまで充実ですし、ホテル内の施設で多少の時間潰しはできます。

しかしさすがにやることも限られており部屋で子供と遊びながらこの日は早々に就寝。翌日の奇跡の回復を望みながら眠りに就きましたが、外からは雷の音が。。

翌朝、祈りは通じず引き続き大雨。。この旅のハイライトの一つであったマウントクックでのトレッキングは果たせないままマウントクックを出発します。。せっかくこの旅の為に買った背負子も出番なしでトランクへ。

マウントクックを離れるにつれ天気は回復していきます。トレッキングメインで考えていらっしゃる方は是非ゆとりのある日程で。

この日はマナカに向かいます。ランチは途中て見つけた道沿いのお店で。お土産屋さんなども併設しておりドライブインといった感じ。ドライブの休憩にはピッタリ。

パイやベーグルサンドなどをテラスで。旅行先ということもありますがニュージーランドはこういうちょっとしたサンドなんかが本当に美味しかったです。

オタワに向かう前にセントラルオタゴのワイナリーやチーズリー巡り。写真はGibbstone Valley Cheese。ここはチーズ作りの様子は見られませんでしたがレストラン併設でワインとチーズのテイスティングセットが売りでした。まだドライブしなくてはいけないし、天気も悪く運転を妻に代わることも出来ないのでここではチーズのみで我慢。何個かお土産を購入。

チーズの後はクロムウェル近郊のワイナリーを3、4軒巡ります。セントラルオタゴはピノノワールが有名みたいですが、細かいことはわからないのでＷｅｂで調べて気になったワイナリーを周りました。写真はCeresというワイナリーのセラードア。ここのFifth Bridgeというワインが気に入りピノノワールとリースリングを購入。他でも少しずつさらにお買い上げ。もう滞在中に飲まないと持ち帰れません。。

ワイン三昧の後はワナカに。この日の宿は日本人の方が経営されているささの木に。ペンションといった感じでとても落ち着きます。写真にはないですがお風呂がとてもキレイで最高でした。

この日の宿泊は我々だけとのことでリビングでもノンビリさせて頂きました。写真の通り本当に素敵なお家でした。息子もとても可愛がってもらいご満悦。

夕食は奥様の手作り、とても美味しく頂きました。写真は前菜の一品。サーモン、アボカド、ご飯の組み合わせで間違いない旨さ。

メインはラム。味付けが絶妙で正直もう一皿食べたかったくらい。

ワインも頂きました。オススメとして頂いたこのワイン。ほんと美味しくその後見かけたら買おうと思っていたのですが結局見つけられず。

食事のあとも息子はささの木のご家族に遊んで頂き夜はぐっすり。お嬢さんにお人形さんまでもらってしまいました。

朝食は和食で。こんなしっかりした和食をこの旅行中に頂けるとは思っていませんでした。朝からがっつり頂きました。

この日はいい天気に恵まれました。ささの木さんの全景です。

前日は曇りで見通しが悪かったですがお家の前からはキレイにワナカ湖が見えました。今日はミルフォードサウンドまで一気に向かいます。

ミルフォードサウンドへの道は途中のホーマートンネルで落石が多く、雨の時などは通行止めも。(2013年に対策工事が行われ最近は大丈夫なようです)
我々が訪れた時も落石と年末の大雨で直前まで通行止めとなっていましたが、前日に通行が再開に。本当にラッキーでした。
ちなみにミルフォードサウンドへの道路状況は下のURLから確認出来ます。
http://www.nzta.govt.nz/projects/milfordroad/RoadStatus.do
写真はワナカからクイーンズタウンに抜ける峠での1枚。雪積もってます。。
夏とはいえ標高高いと寒いです。

6時間ほどのロングドライブを経てミルフォードサウンドに無事到着。今日は船上一泊のツアーに参加です。これもこの旅のハイライト。但しここでも天候が今一つ。。まぁ、雨のミルフォードサウンドもよいと聞きますし、ここに辿り着けただけでも良しとという感じです。

船内はこんな感じ。部屋の写真は嫁さんのカメラトラブルで無くなってしまいましたが、ツインで風呂付きの十分な広さ。

出航です。まずはミルフォードサウンドの湾内をクルーズ。天気はイマイチですが雨は止み、霞がかる頂きの中を船は進みます。

湾内をクルーズした後は希望者はカヤックをすることが出来ます。子連れなので今回は私が参加を見送り嫁さんが参加。素人ですが十分迫力あるミルフォードサウンドでのカヤックを楽しめたとのこと。
カヤックの後は停泊地まで移動し、ビュッフェの夕食。夕食後も映画などのアクティビティがありました。

夜も天気が悪く、晴れならば拝める満点の星空も今回は残念ながら見られず。写真は翌朝ですが残念ながら天気は回復せず。これが晴れなら雨と快晴のミルフォードサウンドを同時に楽しめたのですが。ちなみに停泊中の船内は殆ど揺れることなく、夜もグッスリ眠れました。
朝食後再度湾内クルーズをしツアーは終了です。

下船後今度はクイーンズタウンに向けもと来た道をひた走ります。ミルフォードサウンドを去ると天気は一気に回復。花々が咲き乱れる中、車を進めます。

最後の目的地クイーンズタウンに到着。ホテルは湖畔のノボテルです。しかしチェックインの際に大問題発生！なんと家族全員のパスポートが入ったパスポートケースがない。どうもミルフォードサウンドの船内に忘れてきた模様。。
慌てて連絡すると探してみるとの返事のみ。現金なども入っていたので諦め気分で対応を考えていた所、見つかったので翌日クイーンズタウンまで持っていくとの連絡が！翌日無事受け取ることができました。
お世話になったツアー運営のリアルジャーニーズ社の皆さんに改めて感謝です。

ようやく落ち着いた気分で散策開始です。実はチェックイン前に有名なファーグバーガーでハンバーガーを買ってきて食べたのですが、パスポート紛失の混乱の中写真も味の記憶も残っていない。(美味しかったですけど)
息子は湖に浮かぶカモさんに夢中。

クイーンズタウンの街並みはコンパクトでイメージは日本なら高原にある観光地の街という感じ。嫁さんは買い物へと別行動。息子と一緒に散策を続けます。
この日は散歩と買い物で終了。夕食は写真はありませんがフィッシュボーングリルで頂きました。フィッシュアンドチップス頂きましたが、アカロアの方が美味しかったかな。

翌日はマウントクックのリベンジということで朝からトレッキングへ。ルートバーントラックで半日トレッキングの開始です。

息子は背負子で背負い出発。綺麗な緑と川の中を進んでいきます。朝の森の空気は最高です。

木漏れ日が差し込む中、地面には苔の絨毯が広がります。低層には羊歯が広がりニュージーランドの森を歩いていることを感じさせてくれます。

こんな綺麗な川の上を吊り橋で渡っていきます。しかしニュージーランドは本当にキレイは水が豊富です。

吊り橋は一人分の幅。なんか探検気分を盛り上げてくれます。息子は背負子の中で熟睡中。この背負子、DeuterのKid Comfortですが背負いやすく、背負われる子供の快適性も高くお勧めです。

本当に綺麗な小川がありました。ここで足でも浸しながら一休みとも思いましたが先に進みます。

目的地のルートバーンフラットに到着。２時間ちょっと、ここまでであれば急登もなく子連れ素人の我々でも楽しく登れました。

ルートバーントラックは二泊三日で踏破するコースのようですが我々にはここまでの半日トレッキングで十分。綺麗な風景の中で買ってきたパンでのんびりランチです。ここで1時間半ほどのんびり風景を楽しんだ後下山開始。帰りも同じくらいの時間で駐車場まで戻ることが出来ました。

グレノーキーの近くでこれぞニュージーランドという風景があったので車を停めて撮影。このドライブ旅では羊を飽きるほど見ましたが、よく写真などで見かける道を横断する羊の群れには遭遇出来ませんでした、残念。

この日は最後のディナーということで、締めのラムを楽しむべくRoaring Megsへ。前菜のプラッター、ワインが進みます。

メインのラムラック。ラムの有名店だけあって旨いです。レストランで食べたラムはこことペガサスベイの一皿がこの旅の2TOPでした。

最終日の朝、ワカティプ湖畔を散策。本当に水も空気もキレイで散歩しているだけでリフレッシュできます。

ワンコも水に入ったりしながら自由に散歩しています。

限られた時間の中で息子を連れて行けるところということでアンダーウォーターワールドへ。水面下の様子が観察出来ます。トラウトや大うなぎが間近に見られます。写真のように水面からはスズガモが魚を狙ってダイブしてきたり結構飽きません。

息子も初めて見る水面下の魚たちに目を奪われていました(笑)。

最後のランチは湖畔に建つPier19で。景色のいいところで、と飛び込みで入りましたがここも本当に美味しかったです。写真嫁さん絶賛のムール貝。嫁さん評価ではラムを超えてこの旅のBest Dishに選ばれました。

流石にラムは避けてポークチョップを。これも十分美味しかったですが、確かにムール貝の方が旨かった。旅の最後を美味しいもので締められて最高でした。

帰りはクイーンズタウンから。機内からサザンアルプスを眺めながら、今回果たせなかったマウントクックでのトレッキングのリベンジをすべく、嫁さんと再訪を約束して帰国の途に就きました。

この旅行記へのコメント （3）

• andさん 2014/07/13 08:40:00

  はじめまして

  ニュージーランド旅行記拝見させていただきました。
  自然が素晴らしいですよね！
  私はミルフォードサウンドでアメニティやられマウントクックは快晴でしたが、なかなか全て天候に恵まれることは少ないですよね。
  ちなみにうちも子連れ旅行開始していますので、またこちらにも参考に寄らせていただきますね〜
  

  illyさん からの返信 2014/07/13 20:41:30

  RE: はじめまして

  > ニュージーランド旅行記拝見させていただきました。
  > 自然が素晴らしいですよね！
  > 私はミルフォードサウンドでアメニティやられマウントクックは快晴でしたが、なかなか全て天候に恵まれることは少ないですよね。
  > ちなみにうちも子連れ旅行開始していますので、またこちらにも参考に寄らせていただきますね〜
  >
  
  andさんコメントありがとうございます！もう2年前になりますが本当にＮＺでは自然を堪能することができました。
  他にも書いていない子連れ旅行があるので時間を見つけてＵｐしていきたいと思っています。
  andさんの旅行記も是非参考にさせて頂きますね。

  andさん からの返信 2014/07/19 08:28:30

  Re: はじめまして

  ありがとうございます！
  私が行ったのは地震前で他の方のクライストチャーチの旅行記を見るとｺｺﾛｶﾞ痛みます。
  
  私はまだ子連れした旅行記をUP出来てないです(´д｀|||)
  子連れ旅行記は参考になるのでありがたいです。