2014/05/28 - 2014/05/28
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Eiji Hyoudouさん
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私は、素潜り、シュノーケリングを趣味にして、日本国内を放浪します。
数年前から、福井県敦賀市の白木というひっそりとした村が気に入った。透明度が大変に高い。水温が太平洋側と比較したら、3〜5度は低い感じがします。しかし、初夏になると、いろんなお魚がやってきます。グレや真鯛やアジの大群などです。今回は、ずっと気になっていた、白木の漁港から、南西方向の断崖絶壁下の岩場で、発見した「奇蹟」です。
そこは、船か泳いで行くしか手段はありません。この日は、最高気温が30度になるとの気象予報が出たので、少々季節的には早いか?とも思ったが、「疼く気持ち」が抑えが利かなくなったので、海に入る決心をしました。
漁港の浜から、早速エントリー開始しました。「あったかいじゃないか?」「いいね」
で、沖に有るテトラにまずはシュノーケリング開始。テトラの上には、餌をじっと待つカモメさんたちが、背後に近づく私にまったく気づいていません・・・。しかし、一羽のかもめさんが、こちらを「チラっ」と見た瞬間、音無の構えの私に安心したのか?2〜3羽がゆっくりと、少々違うテトラに移動しただけでした。で、「行ってきます〜」と挨拶し、そのまま、漁船が来ないことを、「音で」確認し、まっしぐらに航路を横断した。冬の高波にも何とか耐えそうなくらいの高い防波堤の先端を、左に回って、ひたすらフインキックを続けた。
「つめた〜い」まるで、氷みたいな水の固まりが、周期的に私の体を襲った。この日も、私はウエットを用意はして来たが、やめた。無い方が、いい気持ちだから・・・。
なんか、おかしいな? 進んで行かない・・。しかも、珍しく海水がプランクトンだらけ・・。赤潮の残骸が表層に浮いているではないか?
潮がドンドンと押し返してくるし、ちっとも進まないし。よし、秘伝の奥の手で勝負だ!「カメ泳法」を開始。しかも、変形型。右手と左足、左手と右足を同時にかくのだ。今までこの秘伝の方法で、どんな急流にも耐えてきた。やっぱり、私の技術と体力は、大潮の上げ潮にも無事に乗り切った。
しかし、想定外の「クラゲ」の大群が来襲。ヤバい!
前を見ながら、クラゲをよけながらジグザグシュノーケリング開始。やっと、目的地に到着す。
今回の目的地に。切り立った崖を下から眺めた。
これをみて、私は感じた。「人工物だ!」
石を加工した「要塞」だ。巨大な大きさの、そびえ立った絶壁には、カヌーくらいの細い船が、出入り可能な航路さえ発見できました。
そして、早速航路の下を潜ってみた。何と、海底までが水平に切ってあった。「思った通りだ!」
名古屋城の本丸の石積みのような形で、海底から遥か山頂まで、海面に対して「垂直」に切り立った崖・・。
しかも、「ネズミ返し」のように深くカットもしてある所も発見した。
この崖は、白木村の人達には、「守り神」なのか?
漁船のロープが、神様を拝むように石の間にかかっていた!
この周辺には、1mくらいの大きな花崗岩がたくさん見られた。どれを見ても、人間の手で切ったとしか思えない、きれいな正方形をしていた。
この巨大な石の城跡は、誰が何の目的で造ったのか?
私は、非常に興味を持った。
そういえば、水晶浜近くの、寿司屋のオヤジ(といっても私より4歳若い)が、「白木」というが、白木のお宮さんは「白城神社」 白城と書いて「しらき」と読むんだと教えてくれたことが、頭に浮かんだ。
そして、無事に撮影成功、港に無事帰還したが、集落のおばあちゃんが、「この集落は、大昔。新羅から脱出し上陸した人達が造ったんだよ」と私にそっと、教えてくれました。
「なるほど」
やっとわかった。「新羅」→「白城」→「白木」
どれも、「しらき」と読むが、先祖の苦難の歴史と誇りを、永遠に伝えたいという気持ちで、いわば、「隠語」だったのではないか?
だとしたら、あの巨大な要塞こそ、「迫害」を受けて、朝鮮半島から、命からがら脱出した人達が、やっとの思いで造った「集落防衛」のため、「外敵」侵入を阻止する為の「要塞」の可能性が高い。
今後の、各方面の研究者による調査が待たれる。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
-
この切り抜いた岩穴は、小型のカヌーが行き来できる幅があった。
食料や水の運搬、兵士の出入りも可能だ。
この奥に船を隠したのか?
なを黄色いのは、私のシュノーケリング用のフインです。 -
こんなにも、まっすぐに、「自然界」の力だけで、形ができるか?
しかも、「ネズミ返し」みたいに出っ張った岩さえも、きれいにカットしているようだ。 -
これが、不思議な出っ張り。
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これが、もう一カ所の切れ目。
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まるで、現代の高層建築物そっくりに、海面に対して、垂直に切り立っています。
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少し離れた所から、眺めてみました。
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この一帯だけ、人為的に切り取ったような岩が多い。
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波と浸食で、多少は丸くなっているが、元々、真四角だったと思います。
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これが、小型の船や人間が出入りしたのではないか?
と思えるカットされた通路らしき所です。 -
通路らしき所に潜ってみました。何と、海底も岩が真っ平らに切ってあった。
この日は、ウネリがたまに来て、吸い込まれそうになりました。
かなりの水流です。ダムの放水路みたい。
フインのかかとで、思いっきり蹴っ飛ばして、脱出成功しました。 -
2カ所、水面ギリギリの高さで、人工的に加工したような形跡を発見しました。
満潮時はあと1mくらいは、潮が上がります。 -
この白木の漁師さんが張ったと思われる「神様」を祀る神聖な場所のようです。
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沖の岩も、人工的にカットしたみたいです。
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漁港方向から見た奇蹟です。
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前の写真の奇蹟の下が、こうなっていました。
海底深くドーンと落ち込んでいた。まるで、お城の基礎です。 -
遠くに、「もんじゅ」が見えました。
ここに来たのは、体を洗うためです。
山からの真水がこの場所に落ちていると、おばあちゃんが教えてくれました。放射能の心配は「ゼロ」でした。
今の所、体に変化無し。 -
白城神社です。歴史を感じました。
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同じく。
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同じく。
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同じく。
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