うどんと先っぽ

2014/04/22 - 2014/04/24

以前、讃岐うどんブームの頃、何軒かうどん店を巡りました。
その際に行けなかったうどん店をブームも落ち着いた今、ざっくり巡ってみようと思います。
そのついでといってはなんですが、先っちょ大好きな私めですので、
四国の有名な先っちょにも行って見ることにいたしました。
なにせ突然の思いつきで、ほぼ無計画。どうなりますやら・・・。

とりあえず写真のみアップ

エリア 足摺岬周辺(高知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて。本日の仕事も終わり、会社からそのまま愛車を駆って高速道路をひた走ります。
まずは東名阪自動車道のエクスパーサ御在所にて遅めの昼食を兼ねた休憩でございます。

さあ、何を食べようかな。。。
ガッツリとトンテキ喰いたい気分だなぁ。

しかし、今回の旅のテーマは『うどん』。
此処、三重県のご当地うどんといえばもちろん「伊勢うどん」なのでございますが〜。
私め、伊勢うどんにはちょっと個人的に難がございまして・・・、やっぱりこっちで行きましょ！
山本屋の『味噌煮込みうどん』！
今回はちょっと贅沢に豚ロース入りにいたしました。

ん〜♪（⌒ー⌒）
やっぱうみゃーでいかんわー。
この、太めの麺を生麺から煮込んだ食感と八丁味噌の独特の旨みの効いた濃い味噌つゆがたまりません。
名古屋の味噌煮込みうどんと言えば、山本屋が代名詞みたいなもんなんですが、実は「山本屋」に“本店”と“総本家”があるのはご存知でしたか？
よくある暖簾争いなんでございますが、このエクスパーサ御在所にあるのは山本屋本店でございます。

あー、おいしかった〜（＾▽＾）
でも、まだちょっと食べたりない気分。
よし。それじゃアレもいただきましょ♪
と、私めが購入いたしましたのは「天むす」。

かわいい〜♪パクッ！

さあ、先を急ぎましょう。
亀山ジャンクションで東名阪から新名神高速道路へ

いや〜、走りやすいわー。きもちいい〜！

なーんて余裕ぶっかましてたのはここまで。
このあと京都〜大阪〜神戸と、あっちこっちで交通渋滞に巻き込まれ、車窓の景色にうつつを抜かしている場合ではありませんでした。

ひぃぃ〜・・・ようやくまともに走れますよぉ。。。
って、もう明石海峡大橋でね？

やっぱり景色が見えるのっていいね♪
高速走ってると大阪に入ったあたりからずーっと防音壁に囲まれちゃって、前の車のテールランプ睨んでるだけだもん。
楽しくないっ！

余裕が出来たところで、『あわじＳＡ』にてひと休み。

さてさて。ここでもうすでに夕暮れ時になってしまいました。
ついでに晩飯たべていきましょかね。

もちろんフードコートでうどんをチョイス。
うどんをででーんと覆い隠すブツはオアゲではありませんよ。
こちらは『淡路玉ねぎ平天うどん』でございます。
たまねぎが淡路島の名産だったんですね。
で、その平天のお味はと申しますと。。。薄く延ばしたさつまあげ・・・かな？
これといった玉ねぎ感はなかったなぁ。
でも、お出汁もまぁまぁだったし、うどんもそこそこコシがあったので私めはおいしくいただきました。

さあ！淡路島を縦断し、鳴門海峡を渡って四国入り！
ありゃー、もう真っ暗やん・・・。
今日のお宿なんて予約してないしなぁ。
まぁ、こういうときは24時間営業の“例の施設”が強い味方でございます。

おはようございます〜。
そう、私めが一日目の宿泊場所に選んだのは香川県高松市の『やしま第一健康ランド』。
でかい風呂に入れるし、必要ならば飯も食える。
なんてったってボンビーエキスパートにはありがたい安さ！
私めの無計画旅にはもってこいなのです。
ただ難を言えば、薄い仮眠用マットで寝なくてはいけない場合が多いってとこでしょうか？
あー・・・体の節々が痛い・・・。

さあ。私めの「うどん旅」も本番でございます。
早朝からうどんが食える店はすでにチェックしてございます。
愛車を駆って私めが向かったのはこちら『手打十段 うどんバカ一代』さん。
なんとこちら、朝の６時から営業しております。

早速店内へ入ってみましょう。
おおー。朝も早よからズルズルと小気味のいい音を響かせて、みなさまうどんをすすっておられるではないですか！
ちなみにこちらのお店は半セルフタイプ。
トレーを持ってレジで好みのうどんを注文。出来上がるまでに各種トッピングや水などを自分で揃え、レジで会計してうどんを待ちます。
まもなく出来上がったうどんをゲットしたら、空いている席に座ってうどんタイムスタート！という仕組みでございます。

各種のうどんメニューがございますが、レジの店員さんに「おすすめはなんですか？」と聞くと、「釜バターですね。」と即答されました。
「じゃ、それください。」と、会計して待つことしばし。
さあさあ、うどんさまがお出ましですよ〜！
（⌒▽⌒）
ふむふむ。なるほど、熱々の釜揚げうどんに刻みねぎとバターがひとかけ。
別になってる生卵とたれをぶっかけていただくわけですな。

ヨシッ！準備完了！いっただっきまーす！
生卵を崩してワシワシとかき混ぜて、私めも他のお客様同様、一気にすすります。
ズルズルズル〜〜〜！
?（◎〜◎）φウッメーーーーッ！
一気に完食いたしました！
こちらのうどん、今まで私めが食べた讃岐うどんの中では少し柔めの歯ごたえでしたが、コシも十分。
おいしゅうございましたー♪

大満足の朝ごはんでウキウキの私め。
せっかく高松に来たのに何にも観光しないのもなんだなぁ〜。と思い、高松城を見物することにいたしました。
ちょっと無料駐車場を探すのに手間取りましたが、なんとか到着。

さっそく出迎えてくれたのはお堀の角に建つ三層の櫓。

入場料を払って、“入城”〜！・・・。
こほん・・・（−ｍ−；
えー、こちらが先ほど表から見えた『艮櫓（うしとらやぐら）』でございます。
残念ながら内部は見られませんでした。

そして、ずずーいと中へ進むと・・・
ハイッ！こちらが天守閣でござい・・・あれっ！？

実は高松城は明治になって廃城となり、老朽化が進んだため1884年（明治17年）に天守閣が取り壊されてしまいました。
その後、永らく天守台には「玉藻廟」という廟が建立されていましたが、2006年に天守台石垣の積みなおし工事の際に解体したのだとか。
あらまぁ、寂しいこっちゃねぇ。
でも、将来、天守閣再建の話もあるとかで、それを期待しましょう。

さて、二の丸から本丸へ向かいます。
おや？屋根付の木橋がありますよ。

橋を渡って本丸へと入りました。
こちらの橋は『鞘橋』と言って、二の丸と本丸を繋ぐ唯一の橋でございます。
万が一、敵に攻め込まれた場合には、この橋を落としてしまえば本丸に立てこもることが出来るわけでございますな。
まぁ、すぐに救援が来てくれれば良いですが、そうでない場合は兵糧攻め状態に自ら陥るという諸刃の剣ですが。

天守台へやってきました。
ふむふむ。どうやら柱のあった場所に岩が置かれているようです。

高松城天守閣は地上三重四階地下一階建てだったそう。
解説パネルがありました。

天守台石垣の上の展望台からの眺め。
お堀の先に水門があり、その先は海へとつながっています。
いやぁ、吹き寄せる風がなかなか爽快でした。

さて。天守台より北の丸へ。
こちらにあるのが『月見櫓』と『水手御門』。
お気づきの通り、高松城は“海城”なので、海上より物資など搬入していたのですね。

石垣の岩ひとつひとつにはこのように岩を切り出した諸藩の御紋が刻まれています。

最後に藩主・松平家の別邸だった『披雲閣』へ。

庭園へ入るとさっそく岩から生えた「ど根性松」がありました。
岩の上にお賽銭もあり、大願成就のシンボルになってるんだって。

おー。なかなか立派な建物ですなぁ。
イベントとかに貸し出されているそうですよ。

ちょっと小さめですが、よく手入れされたお庭ですね。

さてと。じゃ、そろそろ今回の本題へと戻りますかね。

というわけで、早速高速道路を西へ。

ふいー。（−ε−；
ようやく目的地へ着きました。
いやー、どうやらナビに入力した電話番号データが間違っていたらしく、
全然違う場所に行かされてしまいました。

本日２軒目のうどん屋さんは、今回本命の『がもううどん』さん。
いやー、まだ10時前だというのに、結構な賑わいっぷりです。
讃岐うどんを調べるとほぼ確実に出てくる有名店ですもんねー。

というわけで、早速「うどん大」を。
そのままぶっかけでもいいんですが、ちょっと華を添えて、ちくわ天を一本。

ズルズルーーー・・・ウンッ！！！
！（◎ー◎）φ
やっぱりウマーーーーイッ！
うどん自体の喉ごしもコシも絶妙ですが、このお出汁とのマッチングもベスト！
（あくまで私めの個人的評価でございます。）

私め、一心不乱に食べきっちゃいました。
いやはや、さすがです。

朝っぱらから２杯もうどんをいただき、おなかいっぱい。
いやー、どちらのうどんも美味かったなー。
お店ごとに個性はありますが。
（⌒ー⌒）
さてさて。それでは次の目的地をめざして、今度は高速道路を南下。
初の高知入りでございます。

高知自動車道を南国ＩＣで降りて、『道の駅南国』で休憩。

なにやらご当地フレーバーのアイスがあったので、早速いただきます。
うんうん。おいち〜♪
（＃＾ー＾＃）
うーん。何のアイスだったかなー？忘れちゃったｗｗ

南へ下りきったら今度は東へ。

うーん。。。結構遠いなぁ。。。

やっと到着〜。
最初の「先っぽ」は『室戸岬』でございます〜。

室戸岬 自然・景勝地

さて。駐車場から室戸岬灯台へと向かう途中、四国八十八霊場の二十四番札所の『最御崎寺（ほつみさきじ）』がございました。
やっぱり、こういう“先っちょ”というか、“どんづまり”的な所には魂が集まるんですかねぇ？
私めにはよくわかりませんけど。

最御崎寺(東寺) 寺・神社・教会

いやぁ、立派な山門でございます。
お遍路のみなさまが大勢お参りしておられました。
ご苦労さまでございます。

寺を過ぎて少し進むと・・・ほらほら、見えてきましたー！

ジャジャーン！
はい、こちらが台風情報でおなじみの室戸岬のシンボル『室戸岬灯台』でございまーすっ！
（⌒○⌒）／
え？なんかイメージが違う？
いや、実は私めももっとスラッと背の高い大きな灯台かと思っていたんですよぉ。。ｗｗｗ

室戸岬灯台 名所・史跡

解説板でーす。
結構すごいんすよ、この灯台。
実効光度と光の到達距離では日本一なんだそうです。
岬の高台に設置されているのでもともと高くする必要がなかったんでしょうね。

灯台の先にはどこまでも広がる太平洋の水平線。
穏やかな風景ですねぇ。。。
しかし、ひと度台風がやってくれば様子は一変するんでしょう。
なんせ、「台風銀座」の異名を持つところですから。

さてさて、灯台のある高台を降りて岬の海岸線へ行ってみましょうか。
いやー、それにしても天気が良くてよかったー。

おおー。ゴツゴツした岩だらけ。
こんなところに嵐の荒波が打ち寄せたら・・・。
想像するだけで身震いしちゃいますね。

この岩の先に行く遊歩道もあるようですが、時間の都合もあるので私めはご遠慮いたします。ｗｗ

おや？海原を見渡すように建つ銅像が。
坂本竜馬かな？と思ったら、「中岡慎太郎像」だそうです。
幕末、坂本竜馬とともに近江屋事件で暗殺された志士ですねぇ。
私めはあまり詳しくないんですが、この近くに生誕地があるんだとか。

中岡慎太郎像 名所・史跡

というわけで、ひとつ目の“先っちょ”は訪問完了。
長ーい道のりをＵターンして高知市にたどり着く頃にはそろそろ夕方になってしまいました。
へぇー。高知市って路面電車が走ってるんですねー。
マニアな皆様にはなかなか楽しい街かも。
でも、ラッシュの時間帯を走るドライバーにとっては結構やっかいな代物でございますなぁ。

高知市街のラッシュを抜けて、本日のお宿へ向けてひた走ります。
しかし、便利になったものですなぁ。ケータイひとつでインターネットの情報サイトから当日宿泊できるお宿を探して予約できるんですものねぇ。

というわけで、ようやく到着した本日のお宿は『国民宿舎　土佐』さんでございます。

宇佐漁港を見下ろす高台にあり、なかなか風光明媚なお宿でございますね。

当日の、それもそろそろ夕方という時間に予約を入れたにもかかわらず夕食も用意してくださいました。
ありがたや〜。（＾人＾）
正直、ちょいと辺鄙な場所にお宿があるので簡単に外で食事をというわけにもいかず、助かりました。
私めのようなボンビーエキスパートにもったいないほど美味しゅうございました。

お部屋は和室でございます。
独り者の私めにはもったいないお部屋ですなぁ。

なんと、こちらには露天風呂もございます。
眼前に広がる大海原を見ながら・・・と、言いたいところではございますが、残念ながら私めがお湯をいただく頃にはすでに真っ暗。

遠くに浮かぶ土佐市の街灯りを眺めながらゆったりさせていただきました。

みなさまおはようございます。
最終日のスタートでございます。

お宿を出ると、そこはなかなか風光明媚なドライブウェイ。

ふんふん。『帷子崎（かたびらざき）』っていうんですかぁ。

運がいいと鯨さんもいたりするんですって。

ちょこちょこ気にしてたんですが、鯨さんはいなかった。。。残念。