2014/05/02 - 2014/05/08
7位(同エリア83件中)
尖椒土豆絲さん
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1年ぶりの中国旅行の候補地を探しながら北京近郊のGooglemapを眺めていると・・・何やら湖や堀(護城河)に囲まれた古城らしき地形を発見。
聊城・広府鎮古城の存在を確認した時から中国モード全開です。
江北エリアにも護城河を伴った古城があったことを知り、早速情報収集。
この古城、城壁フェチの我家にとっては何だか面白そうな史跡です。
少々マイナーなのか、情報が乏しい中、今までに旅した人たちのブログを参考にして、古城巡りに突撃、何とか無事に旅行を終えて帰国しました。
魅力たっぷりの山東・河北省の様々な史跡群、私たちと一緒に旅をしましょう。
それでは、北馬南舟の歴史を鑑みながら、いざ出発!!
※ 刑台順徳府の刑 → (本当の漢字は刑の右旁がオオザトです)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今年は、労働節の北京大混雑を避ける為、天津へのフライトを選びました。
東京羽田空港から中部国際空港を経由して、天津濱海国際空港に向かって出発です。
写真は雪を頂いた中央アルプスです。
駒ヶ岳の千畳敷カールが見えてます(我家の行きたい上位観光地です)。
普段は新幹線しか利用しない東京-名古屋間ですが、今回とても新鮮な体験をさせてもらいました。 -
機内食には、やはり恒例のプレミアムモルツです。
そうだそうだ!一緒に白ワインも確保しなきゃ!!
この天津へのフライト、アテンダントさんの話では、5月2日のゴールデンウイーク中にも関わらず、搭乗率19%という低さ・・・実際、搭乗している人達は、みんなビジネスマンといった感じでした。
領土問題や環境汚染問題も絡み、日本人旅行客は殆どいないといった感じです。
北京より手前に位置する天津までは3時間弱のフライト。
早々と天津に到着、しかも入国審査の行列も皆無で快適です。 -
天津濱海空港は増築工事の真っ只中。
完成するとターミナルの規模は今の3倍になるようです。
地下鉄2号線の空港までの延伸工事が終了しておらず、空港からの移動手段はバスかタクシーになります。
しかし、地下鉄未開通区間の空港経済区站までは免費のシャトルバスが出ています。
私たちは13:15発のシャトルバスに乗りました。
但しバス乗り場は、空港ターミナル出口の3番ではなく隣の2番に変更されていました。 -
空港経済区站に到着です。
地下鉄とはいえ、地上に線路が敷設されていました。 -
免費バスの次は、始発の地下鉄2号線空港経済区站から天津站まで約20分で移動です(3元)。
自動券売機の操作方法が分かららず困っていると、楊州出身の学生さんが助けてくれました。
無事に地下鉄に乗車です。
そして今度は天津站で新幹線チケットを買う為、大混雑の集票処に並ぶこと約20分、筆談にて済南行のチケット2枚を確保です。
“高鉄 天津南到済南西 軟座二張”と紙に書いて渡しましたが、服務員が“▽●×◎◆◇”と叫びながら勧めてきたのは、私たちが購入しようとした天津南站発の列車では無く、天津站発の高速動車組でした。
天津站発の列車の方が楽で、且つ到着站が済南西站より便利な済南站ということもあり即購入です。 -
さあ、いまから高速鉄道の旅の始まりです。
途中、滄州西站・徳州東站・済南西站に停車、済南站までは約2時間強です。 -
天津站から済南站までの149.5元の切符です。
この青島行き動車組G1206号は、済南西站までは新しく完成した高鉄の新軌道を快走したのち在来線に入り、済南西站から済南站までは超スローなローカル列車に早変わりといった感じでしたね。 -
私たちが降り立った済南は山東省の省都です。
かなり賑やかな大型ターミナルで、人が多く活気が有ります。
站の東側の少々離れた場所から、K51路バス(2元)に乗車して済南站から(足偏に勺)突泉東門站に移動、さあ、済南観光開始です。 -
今年の中国旅行の最初の観光名所は、護城河の運河に囲まれた済南旧城内の中心に位置する山東省人大敷地内に湧き出す泉です。
-
日没前の珍珠泉と騰蛟池(共に免費)を観光、綺麗な水に感嘆です。
ふむふむ・・・済南市が別名泉城市と呼ばれる理由が分かりますね。 -
騰蛟池に佇む曲水亭です。
池に架かる五曲橋ですが、同じ山東省人大敷地内でも公的エリア内からでないと渡れません。
観光客は市の公的エリアには入れず残念です(>_<)。
観光後、旧城外泉城広場付近を南下、予めネット予約しておいた済南玉泉森信酒店(320元)に一路向かいます。
さあ、チェックイン後の夜の観光開始です。 -
旧城を取り囲む護城河は泉城の名の如く、あちらこちらで泉が湧き出し、綺麗な水質が保たれています。
夜はライトアップされ、歩道は明るく、沢山の地元民や観光客が散歩を楽しんでいます。
護城河沿いの城壁が撤去されてしまったのが、城壁フェチの我家としては非常に残念でなりません。
夕食は山東省人大横の西更道街の家常菜の店で、我家の大好物尖椒土豆絲を食しました。
この尖椒土豆絲を食べる為に中国旅行を選択しているといっても過言では有りません。
初日は時差の関係もあり、25時間をフルに使い切って終了です。 -
5月3日が始まりました(早上好)。
流石に四つ星ホテルだけあって朝食が立派過ぎ・・・。
食べ過ぎでお腹が重たいよ〜。
さてさて旅行2日目は旧城内の芙蓉街散策で観光開始です。
この芙蓉街は古い街並を意識した美観地区のような通りです。
お土産屋・洋服屋・雑貨屋・食事処など何でも揃っています。 -
芙蓉街は、いわゆる老街です。
交差する芙蓉巷も活気に溢れています。 -
芙蓉街東側の胡同内を散策すると・・・
-
王府池子が潜んでいます。
どうやらここは地元の人達の大切な水源のようです。
池の畔の遊泳禁止の看板は意味をなさず、沢山の人が泳ぎ遊び浸っていました。
それにしても綺麗な水です。 -
芙蓉街を北上すると、右手に関帝廟が有ります。
関羽健在です。
中国では商売の神様として大人気です。
ここの関帝廟は関羽像の両隣に関平と周倉の像が仁王立ち!!
去年も思ったのだけど、自宅の押し入れに眠っている北方謙三著の三国志をもう1回、読み直ししなきゃ!!
さあ祈ろう!一生懸命に仕事をするから、財布の中をお札で潤わせてね!! -
関羽に会った後、更に芙蓉街を北上すると済南府学文廟(10元)が鎮座しています。
-
南側の大成門を潜り、大成殿までを結ぶ直線ラインにある三孔橋を含む美しい建築群をゆったりと観光です。
さあ祈ろう!一生懸命に勉強するから、頭の中を知識で満たしてね!! -
次は旧城外の五龍潭公園観光です(5元)。
広い公園内は地元民の憩いの広場といった趣です。
公園の名前の通り、五本の龍が水を吐いて(五龍噴泉)、私たちを出迎えてくれます。 -
五龍潭という大きな池の畔には潭西閣が佇んでいます。
敷地内には天鏡泉・月冴泉・賢清泉など沢山の湧き水が有り、まさに泉城そのものです。 -
次は南隣の天下第一泉(足偏に勺)突泉公園観光です(40元)。
大量の水が吹き出し、水面が膨らみ持ち上がっている様には驚愕です。 -
ここ(足偏に勺)突泉公園ですが、様々な方のブログに載っていましたが、何とアザラシが放たれているそうです。
私たちは結局会えず残念・残念です。
諦めて、次の観光地に行こうっと!!! -
旧城南東角の解放閣へ移動する際に泉城公園へ寄ってみます。
泉の漢字を表すオブジェが聳え、ダンスや太極拳などを楽しむ沢山の地元民で賑わっています。
このオブジェ、確かに言われてみれば、“泉”に見えるかな? -
護城河沿いの遊歩道へ戻り、次は黒虎泉公園(免費)に寄道です。
大きなポリタンク持参の地元民で溢れていました。
余りの美しさに飛び込みたい衝動に駆られます。
この黒虎泉公園、少し甘くて本当に美味しい水です。 -
次に訪れた解放閣は工事中で休館中。
どうりで昨夜のライトアップが無かった訳だ・・・。
この解放閣のある旧城南東角は1948年9月24日の人民解放軍による済南攻撃時の突破口だったようです。
解放閣からの眺めを期待していただけに少々残念! -
次は2路バス(1元)にて和平路口站から千佛山站へ移動です。
バスを降りてから千佛山風景名勝区入口まで結構(かなり)歩きます。
千佛山站というバス停の名前は不適格???千佛山口站・千佛山登山口站にでも改名しなきゃあ〜。
朝食を食べ過ぎたこともあり、昼食抜きになりました。
さあ、千佛山入山料(30元)を支払って観光開始です。 -
千佛山というだけあって、至る所に石仏が鎮座しています。
それにしても、ユニークな顔だこと・・・
何だか知人の○○さんに似ているなぁ〜。 -
全ての石仏が座っている訳では有りません。
涅槃像と御対面〜。 -
鎌倉の大仏ならぬ千佛山の大仏が出現。
大仏下の萬佛洞(15元)の入口に座っています。 -
萬佛洞に入って驚きました!!
この洞窟、寒い!暗い!かなり長い!
洞窟の中では、かなりの数の仏像が微笑んでいます。 -
千佛山中腹に位置する興国禅寺へはリフトを使おうか?歩こうか?
悩んだ末、登山の始まり〜始まり〜。
西ルートを登った為、興国禅寺(5元)の裏門から入ります。 -
興国禅寺に入ってみると・・・
裏手には磨崖仏も有り、やはりここは千佛山なんだと感じさせられることに・・・ -
興国禅寺から観音寺を経て、金色の大仏を眺めて下山です。
この大仏も金・金・金・・・日本人には理解不能・・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・。
中創門から千佛山風景名勝区を出て、路線バスK68路(2元)で北園大街と済楽路の交差に有る済南長途汽車総站へ移動です。 -
済南市には複数の長途汽車站があるようです。
昨日到着した済南火車站前にも有りました。
今回私たちが利用したのは総站の方です。
集票処で聊城行きの長距離バスチケットを購入、43元と53元の何方のチケットにするのか?と聞かれ(紙に書かれ)、53元を選択。
この違いは何なのか?分からず仕舞いです。 -
聊城行きの長距離バスは途中市内の2箇所の長途汽車站で客を乗せ、満席状態で一路聊城に向かって出発進行〜。
-
この済南聊城路線はお菓子付きのようです( ^ω^)。
チケット代の差額は、まさかお菓子代だなんて・・・な訳ありませんよね。
バスは済南天橋インターで高速道路に入り・・・やがて黄河を渡ります。
市内の泉・護城河とは打って変わって濁った大量の水・水・水。
泉城の綺麗な水も、この真黄色の黄河に飲み込まれてしまうのですね。 -
長距離バスは黄河を渡った後も、全線済聊高速道路を走行、聊城東インターで降り、予定通り聊城長途汽車客運站に約2時間で到着です。
路線バス1路(1元)で新東方広場站に移動、今夜もネット予約済の聊城新開酒店(178元)にチェックインです。
部屋で小休止後、近くの家常菜レストランに入り、毎回の如く言葉が通じないことから筆談が始まりました。
食後、江沢民時代に反日歴史教育を受けたであろう30歳代位の店主が紙に“那里地方”と書いてきました(正確な漢字は口偏に那です)。
“我日本人”と書くと、まさか!!と言った感じで驚き、暫く沈黙した後、今度は“中国不好”と書いて返してきました。
“好”と応えると(書くと)店主は笑っていました。
最初から日本人と分かっていたら、この店主はどんな対応をしていたのでしょうか?
私たちは政治的判断は封印し、いつでも常に友好の草の根運動継続中です。 -
5月4日が始まりました。
今日は待ちに待った、Googlemapで見つけた東昌湖に浮かぶ聊城古城散策です。
ホテル前の莱茵河珈琲西餐庁站から路線バス1路(1元)で傅斯年記念館站に移動、小運河沿いを散策です。 -
大碼龍という運河沿いの荷卸場です。
近くには小碼龍も有ります。
共に水運の古都の歴史を育んできたのでしょうね!!
大きな石で精巧に組まれた大碼龍は“巨”の字を描くような形をしています。 -
大碼龍街を運河に沿って南へ歩いて行くと、山陝会館(30元)に到着です。
ちょうど山陝会館前の運河も荷卸場になっています。
今では観光遊覧船の発着場です(笑)。
ここは今風に例えれば清代の商工会議所といったところでしょうか。
残念ながら補修・修復中で関帝廟が幕に覆われてよく見えません。 -
大碼龍街を更に南へ歩いて行くと湿地島への入口が有ります。
古城外から城郭都市を眺めるべきだよね〜というわけで湿地島に立ち寄ってみます。
この湿地島には沢山の食事処が有ります。
東昌湖を隔てた聊城古城の南東角楼が間近に望めます。 -
南城門と南西角楼を遠望します。
まさしく浮城ですね!! -
湿地島から東昌湖南側の再開発エリアを歩き、南関村経由で城内に向かいます。
この聊城古城の南城門前に南関村という島が有り、大半の再開発が終了しているようです。
早速、橋を渡ってみましょう。 -
南関村の再建されたレトロな街並です。
-
何と南関村には教会が有ります。
Googlemapには載っていませんが、搜狗地図だと天主堂と記されています。 -
南関村を通り過ぎ、いよいよ南城門から聊城古城入城です。
この聊城は秦の時代には聊城県、明・清の時代には東昌府と呼ばれていた古い町で、民国になってから聊城の名が復活したようです。
そんな過去の流れも有り、東昌の名をつけた機関や施設も多いらしいのです。
以上、豆知識でした。 -
南城門の城壁に上がり、城門楼を西側から眺めます。
-
遠望で楼南大街の先に聊城古城のシンボル光岳楼が見えています。
-
聊城古城の楼南大街を北上です。
古城全域の再開発は、北・西・南の大門と北西・南西・南東の角楼、そして東西南北の大街が終了していました。
テーマパークと言ってしまえば、それまでですが???・・・???中心部の大通りには綺麗な古い街並が再現されています。 -
海源閣(免費)は昔の楊氏の図書館だった場所です。
-
それでは聊城古城中心に聳える光岳楼(30元)に上ってみましょう。
この光岳楼、チケットの裏側を見ると、始建千明光武7年(西暦1374年)とあります。
高さは33mで、国家級重要文化保護の対象だそうですよ。 -
木が精密に組まれています。
ん〜歴史を感じます。 -
今まで歩いて来た楼南大街と南城門。
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反対側に回って光岳楼から眺めた楼北大街と北城門です。
いい雰囲気です。
下楼後、今度は楼西大街を西城門に向かって歩いてみます。 -
そのまま西城門を潜り、城外に出てみます。
この西城門は瓮城構造を持った堅固な城門のようです。 -
西城門城壁上から北西角楼を眺めてみると、遊覧船乗場や場外の公園橋が見えています。
見た感じ、眼鏡橋みたい・・・
何て名前の橋なんだろう? -
再建物とはいえ、古城の雰囲気を醸し出すような憎い演出の城壁断面です。
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西城墻路を南下し南西角楼に登ってみると、古城内の再開発現場が見渡せます。
まるで空爆の跡地の様相です。
手前の公園は完成していましたが入場出来ませんでした。
全てが完成するには、まだまだ年月が必要なようです。
完成すれば宿泊施設を伴った魅力ある古城に生まれ変わるのでしょうね〜。 -
西城門から城外に伸びる二十一孔橋です。
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城内に戻り、オブジェを発見。
余りにも重そう・・・“お手伝いしましょうか?” -
足が疲れてきて・・・乗せてもらえないかな〜?
昨年行った天津古城にもオブジェ演出が有ったよなぁ〜。 -
お化粧直しの終了した部分と従来の建物が隣り合わせです。
何れ古い建物は全て壊され、作り直されるのでしょうね。 -
北城門を潜ります。
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何とも雄大です。
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石橋を渡り、護城河というか東昌湖越の北城門を俯瞰です。
全体が再開発の途中だけど、もう充分に観光可能な状況かな。
たった一つ残念なのは、この古城内にまだ外国人が宿泊できるホテルが無く、夜景を楽しめなかったこと!!
聊城・・・もっともっと魅力的な街になって下さいね。 -
北大門近くの市公務局站から路線バス3路(1元)にて聊城現代男科医院(汽車総站)まで乗車、今度は邯鄲行の長距離バスチケットの確保をしなきゃ!
-
“邯鄲長途汽車站二張”と紙に書いて渡すと、服務員は悩んだ末に45元のチケット2枚を売ってきました・・・何を悩んだのだろう???。
聊城→邯鄲の移動距離は済南→聊城と同じ位なのに、53元の昨日のチケットより8元も安い・・・何かイヤな予感が・・・。
チケットの発車時刻は流水となっていた為、とにかく並ぶことに。
ほぼ満席になり走り出した長距離バスは、2箇所の長途汽車站で乗客を拾い、一路聊城西インターから済聊高速に入り、ほっと一息!!
ところが・・・何と!何と!!何と!!!〜 -
邯鄲までの中間地点の館陶県で高速を降り、何と!何と!!何と!!!一般道を走り出すではあ〜りませんか(@_@)!!!
おまけに、乗客を降ろしたり乗せたり・・・(+_+)
そして、約3時間弱もかけて到着した場所は、邯鄲東長途汽車站???
ここは何処じゃ!!
私たちが到着すると信じていた邯鄲火車站近くの邯鄲長途汽車站とは全く違う場所で降ろされて・・・。
一緒に降車した乗客や東長途汽車站の服務員に今夜宿泊予定のホテルの住所を見せ、筆談にて情報収集。
服務員らしき女性が、紙に“64轉21路”と書いて、ターミナル内に停車中の64路バス(1元)に乗るよう勧められ・・・待つこと20分、言われるがままに64路バスに乗車して暫く走行すると運転手さんが“ここで降りろ(多分そう言っている。私たちは中国語理解不能)”と促されるままに降車。
ここは何処じゃ!! -
降ろされたバス停名は人民路東環路口站と判明。
待つこと10分、言われた(書かれた)通りの21路バス(1元)がやって来ました〜。
あ〜助かった〜。
運転手さんに宿泊先ホテルの住所を見せると、“▽●×◎◆◇”と言われ理解不能。
新世紀站で運転手さんに“◎▽●◇×◆”と促されて降車すると、目の前に予約済の邯鄲金世紀商務酒店(273元)が有るではあ〜りませんか!!!
親切に対応してくれた中国人民の皆様、服務員の皆様、ありがとう!!!!!謝謝!! -
5月5日が始まりました。
今日は邯鄲市内観光です。
まず徒歩で向かった先は叢台公園です。
武霊王が立ちはだかっています。 -
叢台公園入口で散策順を確認して・・・
-
武霊叢台と隣の七賢祠共通券(6元)を購入、凄く安いじゃな〜い!!
ここ武霊叢台は戦国七雄の一つ趙国の武霊王が軍事操練と歌舞の観閲のために建造したらしいです。
今では邯鄲市のランドマークとなっていますね。 -
叢台南側には“趙武霊王叢台遺跡”と刻まれた大きな石碑(贔屓)が有りました。
因みに趙国武霊王は、馬にまたがって矢を射やすい北方遊牧民族が着用する服を兵士達に着させるという政策を執ったことで有名なようですね。
しかし、この趙国を強国にまで導いた武霊王は、後年息子達の相続争いに巻き込まれ、家臣に城を包囲されて餓死するという悲惨な最期を遂げています。
なんてこったい!!
以上、豆知識でした。 -
趙の国を支えた七賢の人形が展示してある七賢祠に行ってみる・・・
歴史の勉強が足らず・・・この人たち誰だっけ・・・ -
叢台公園北出口から向かった先は学歩橋。
“邯鄲の歩み”という故事にまつわる歴史ある石橋らしい。
これも勉強不足・・・ -
次は邯鄲の夢で有名な黄梁夢呂仙祠に向かいます。
学歩橋近くの陵西大街叢台路口站から路線バス6路(2元)に乗り、邯鄲郊外の黄粱夢站で降車です。
露天市場が続く賑やかな黄粱夢鎮を東へ歩くこと約10分、目的の黄梁夢呂仙祠(30元)に到着です。 -
ここ黄粱夢で、今回の旅行中で唯一の日本人観光客に遭遇しました。
やはり邯鄲の夢は日本人には有名なのですね。 -
その邯鄲の夢とは・・・盧生が呂翁という道士に自分の不幸語ると、道士は夢が叶うという枕を授けた。
道士が作るお粥が出来上がらない内に一生の夢を見た盧生は、枕元の呂翁に“人生の栄枯盛衰全てを見ることで欲が払われた”とお礼を言い故郷へ帰って行ったそうだ。
一生の儚さを伝える故事ですね。 -
盧生の石彫の臥像があります。
気持ちよさそうに昼寝しているように見えます。
いいなぁ〜。
中国人観光客御一行様と偶然一緒になり、同行しているガイドが言うには、自分の治したい部位を触り、その手で自分の同じ部位を触れば病は治るらしい(多分・おそらく・きっと・・・そう言っている)。
僕が顔を撫でていたら、ガイド達に大受けしたようです。
まあ、これ以上、男前になっても仕方ないか・・・ -
同じ路線バス6路(2元)に乗り二紡机站で降車、次は趙苑公園散策です。
この趙苑公園、広いのなんのって!!
私たちは北口から入園し、南口から退場です。 -
趙苑公園の城壁&角楼です。
いったい何なのか分かりません?
門も閉じられたままでした。 -
ん〜花が咲き、春爛漫ですね〜!!
-
続いて趙苑公園南口に程近い大乗玉佛寺に向かいます。
-
偶然、お経の時と重なり、よくよく聞いていると・・・どうやら道教の寺院のようでした。
-
さて、この後は太極拳の故郷広府古城への移動です。
路線バス76路(1元)で大乗寺站から火車站まで移動です。 -
邯鄲火車站に到着です。
605路のバスを探さなきゃ!! -
邯鄲火車站前から広府城站までは路線バス邯鄲605路(10元)で約1時間の旅です。
始発だと座れますが、途中乗車だと、立つハメになりますよ〜。
このバス、叢台公園にも停車します。
高鉄邯鄲東站近くを走行、邯鄲インターチェンジを右手に見て、新しく完成した広府専線をひた走ります。 -
605路終点の広府城站は新しく整備された広府古城東城門(陽和門)外に停留所が置かれていました。
バスは古城内には入りません。
さあ、ここから今夜の宿泊予定先の永年広府賓館城内店を探しながらの街歩きです。
古城内に入り、人民の方々に聞いてやっとの思いで辿り着いた南街近くの永年広府賓館城内店、なんと外国人は宿泊不可とのこと・・・え〜そんなバカな〜頭の中は大パニック!!
日本で中国のネット旅行代理店に確認した時はOKだったのに・・・
困惑して混乱して騒いでいるうちに、経営者らしき主人に車で永年広府賓館城外店まで連れていかれました。
なんとなんと、そこは先程605路の路線バスを降りた陽和門前でした。
ウロウロ彷徨って、最初の場所に戻ってくるなんて・・・
ここなら外国人も宿泊可能とのこと・・・(多分・おそらく・きっと・・・そう言っている)。 -
予め日本でネット予約した城内店は85元、車で連れて来られた姉妹店で息子さんが経営している城外店は140元。
ここで家内の値引交渉の始まり始まり〜。
朝食無し素泊まり120元で交渉成立、無事にチェックインしました。
しかし、パスポートチェック無しで本当にいいのかなぁ〜?
宿帳を見る限り、沢山の西洋人が宿泊しているみたいだし・・・まぁいいかぁ〜!!!
何とか日没前の明るい内に、無事に宿を確保できました。
やれやれ!! -
城内で夕食をとった後、今度は夜景観賞です(晩上好)。
わざわざ広府古城に宿泊したのは、城壁や城門のライトアップが見たかったからです。
さあ、夜の観光のスタートです。
どうやらライトアップしている場所は、城門では北城門(貞元門)と南城門(陽明門)、角楼は北西・北東の2箇所のみのようです。
私たちは北城門から城壁に上がり、宿近くの東城門まで歩くことにしました。 -
写真は北城門と・・・
-
北東の角楼です。
いやはや、何て綺麗で幻想的な古城なのでしょう・・・思い切って来て良かった〜。
とにかく明日が楽しみです。
ホテルに戻って明日の散歩ルートを相談しながら白酒で乾杯です。
そうそう、このホテル、シャワーが途中で水になってしまいました・・・没有熱水!! -
5月6日が始まりました。
朝食は地元民に交じって、城内の屋台に行ってみると・・・
“ハンングル?リーベン?”との問い掛けが有りました。
へぇ〜質問を聞く限り、日本人観光客が来ているんだ〜! -
名産品の酥魚は遠慮し、驢馬肉拉麺(4元)にチャレンジです。
拉麺に煮卵を入れる仕草で“▽◎●×◆◇”と聞いてくる。
意味が分かり、頷く私たちに笑顔・笑顔。
とても美味しくて完食です。 -
城内には釣具屋さんの旗が目立っています。
護城河で釣られた魚は、城内で酥魚になるのですね。 -
東城門に繋がる橋からの眺めです。
御城河である盧城河の向こうに連なる城壁・・・感動です。
尚、ここは昨夜歩いた北東角楼から東城門に続く城壁です。 -
さあ、城壁一周の始まりです。
-
東城門は瓮城構造を持った堅固な城門のようです。
-
今のところ城壁には免費で上がれます。
整備途中の広府古城ですが、城壁上並びに古城内外の移動手段に免費の電気カートが走っています。
通票(後述)を買えば乗せてもらえます。
他にレンタサイクルという手段も有りますが、私たちは歩きます。 -
イチオシ
東城門の瓮城です。
この城に攻め込んだ敵の兵隊たちは、ここで殲滅されたのですね・・・
あ〜恐ろしいよ〜怖いよ〜。 -
南東楼閣に向かって歩いて行き、途中で振り返ってみれば・・・
いやいや広府古城が護城河に囲まれた堅固な浮城だということがよく分かりますね。 -
南東角楼の魁閣に近づいて来ました。
う〜ん・・・しびれます。 -
魁閣から眺めた城外一周道路です。
昨日の605路バスは、この石橋を渡って東城門外に向けて疾走しましたよ。
左手に見えているのは傅公紀念祠ですね。 -
魁閣で西に向きを変えて歩いていくと、やがて南城門が見えてきます。
-
南城門から眺めた城内の様子です。
現在、城内は大規模修繕中で、南街は車は全面通行止めになっています。
砂嵐と粉塵の中を歩く勇気が有る方は城内南街観光も可能です。
昨日、永年広府賓館城内店を探す際、この南街の工事には泣かされました。
まさに涙ポロポロものです。 -
城外から見た南城門です。
城門付近は城内同様に工事中でした。 -
次に南城門外で南潭橋を渡った処に揚露禅故居が有ります。
有料観光施設です。
集票処で単票を購入しようと思いましたが、単票は無く、現在は武禹襄故居と弘済橋を合わせた3箇所観光の通票(60元)のみになっていました。
仕方なく通票を購入して・・・・・ビックリ仰天です(◎_◎;)。
何と通票には98元と印刷されています。
古城の整備が進んだ暁には、大幅な値上がなされるようです。
まあ、電気カートも投入している訳だし、仕方ないか・・・ -
ここで豆知識。
楊露禅は陳家溝へ行って太極拳を学び、自ら“108式楊式太極拳”を創り出した。
この楊式太極拳は穏やかで柔らかく滑らかに円を描く動きが基本である。
年齢・性別・身分に関わりなく、どんな人でも練習することができる拳法であった為、北京で一世を風靡し広く伝わったらしい。
この陳家溝へ行く資金を出したのが後述する武禹襄である。
てな具合で・・・ -
98元の広府古城の通票です。
今後のトラベラーの為に書き込みます。
この通票で観光が出来るようになる見込みの場所として、古城墻・揚露禅故居・武禹襄故居・弘済橋・傅公紀念祠・趙武大極園が記載されています。
将来は鶏鳴駅や平揺の如く、城内に入るにも課金がなされるのかもしれませんね。 -
よくよく地図を見ると、知らない観光施設が載っています。
城内中心部には府衛という施設が有るようです・・・ん〜府衛って何だっけ?(正確な漢字は行の間に吾)
城内には武家大院・仝家大院・県衛・申氏祠堂・景愛堂・太和堂・天皇廟・城隍廟・府文廟・藏兵洞などなど、城外には広生寺・泰山行宮・太極碑苑・荷花園・清暉書院などなどが載っています。 -
こちらの地図の方が分かりやすいかな?
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さあ城壁歩き、先に進みましょう。
南城門から再び城壁に上がります。
やがて南西角楼が見えてきます。 -
城内に目をやると、修復されていない土壁のままの部分が有るのがわかります。
無理に石レンガで覆い固める必要は無く、有るがままの姿もいいものです。 -
やがて西城門(保和門)が見えてきます。
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見えますか? 保和門という3文字が。
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ここも大きな瓮城が備えられています。
ここでどれだけの敵が殲滅されたのかなぁ〜? -
城壁を降りて・・・城外に出てみましょう。
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西城門外の護城河に架かる橋からの眺めです。
遠くに北西角楼が望めます。
本当にしびれます。 -
城壁の上から見た北西角楼です。
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北城壁にだけ、北西角楼と北城門の間にもう一つ敵楼がありました。
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敵楼から城内を眺めてみると、中心部の永年二中を取り壊し、府衛(正確な漢字は行の間に吾)の復元工事が始まっていました。
府衛というのは、先程、地図でチェックした城内中心部の施設のことです。
ここ広府古城、数年後には綺麗に整備されたビッグ観光地になっていることでしょう。 -
同じ敵楼から眺めた北城門までの城壁です。
形は一定では有りません。
まさに万里の城壁ですね。 -
古城内西街には城隍廟が有ります。
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昼食で入った東街の李記農家菜館では、酥魚・驢馬肉は遠慮し、やはり定番の尖椒土豆絲と水餃とビールを頼みました。
またまた始まった筆談で出てきた質問“那里地方”と紙に書いてきました。
私たちが日本人だと分かると、紙幣を交換して欲しいと言う(書く)ではありませんか。
店の夫婦と一緒にいた娘さんに、1円・5円・10円・50円硬貨を渡すと大喜び!!
店主曰く、穴が開いた硬貨が珍しいようです(多分・おそらく・きっと・・・そう言っている)。
お勘定の時に10元値引してくれました。
やはり人との関わりは面白いですね。 -
さあ、次は武禹襄故居へ向かいます。
またまたここで豆知識。
武禹襄は温県趙堡鎮の陳清萍に師事し。やがて武式太極拳を確立した。
楊式太極拳とは逆に、武式太極拳は柔のなかに剛が含まれる動きを特徴とする。
広府鎮は楊式太極拳と武式太極拳の発祥地として有名となった。
現在は楊露禅と武禹襄の旧居が整備されて一般開放されており、太極拳の愛好者たちの憧れの地となっている。
てな具合で・・・ -
今度は豆知識ならぬ私見・・・
城壁は修繕が進んでいる部分、土が剥き出しになっている部分、コンクリートで固めてレンガ模様を施している部分と様々。
風化具合が歴史の重さを現世に伝えてくれています。
やっぱり城壁フェチには楽しい場所だな〜 -
城内から東城門を眺めます。
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いよいよ、後ろ髪を引かれながら城内から退場です。
次は東城門外に新しく整備中の街並散策です。
東美新村というそうです。
多くの食事処やお土産屋さんが入店していました。
私たちが宿泊した永年広府賓館城外店や電気カートの駐留場、路線バス605路の発着場などの全てが集まっていました。
そして近くには観光ポイントもありました〜それは・・・ -
(女偏に乃という漢字が2個連なる)廟と・・・
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甘露寺です。
両方とも免費です。
この甘露寺、壮大です。 -
甘露寺をゆっくりと散策です。
私たちは行かなかったのですが、城外の観光ポイントとして、釜陽河に架かる弘済橋はここから2?ほど東側です(正確な漢字はサンズイ偏に釜)。
行きたい人は電気カートを利用すれば簡単に行けますよ〜。 -
東美新村に設置されていた将来図。
まだまだ観光都市発展途中です。 -
さて広府古城から邯鄲の町に戻らなきゃ!!広府古城再見!!。
今日は順徳府刑台(本当の漢字は刑の旁がオオザト)まで行かなければなりません。
まだまだ道のりは遠いのです。 -
約1時間かけて邯鄲に戻ります。
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南隣の邯鄲西站バスターミナルから刑台までバス移動です。
集票処で“刑台二張”と紙に書いて渡すと、出発時間流水のチケット(20元)を渡されました。
邯鄲市内で客を拾っては進みます。
一昨日に行った黄梁夢でも客を乗せた後、ひたすら一般国道を走り続けます。
ん〜嫌な予感が・・・どうやら高速道路は使わないんだ・・・
永年県で約半分の乗客が入れ替わり、結局60?の距離を約2時間強かかって刑台長途汽車站に到着しました。
刑台長途汽車站からは夕方の旧城内を歩き、今夜も予めネット予約しておいた辰光商務酒店(220元)に無事チェックインです。 -
5月7日が始まります。
刑台は千年の歴史を持つ古い町で清の時代には順徳府が置かれたようです。
旧城の城壁の大半は撤去されてしまっていますが、ホテル前の南東角楼は健在です。
現在は歴史文化公園になっています。
城壁崩落の修繕工事は終わっていましたが、現在は城壁には登れず残念。
また、昨夜はこの南東角楼正面のホテルに宿泊し、窓からの景色を期待していたのですが・・・ライトアップは無し。
ん〜残念・残念! -
旧城南大門横の火神廟は旧城壁の角楼部分にあたるようです。
中興東大通から見上げると、角楼が際立って見えます。 -
では火神廟(2元)に入りましょう。
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修復はされているものの、旧城壁を感じとれる場所です。
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城壁に上がってみましょう!!
角楼の中には旧城全体の模型があり、城壁の形等が分かるようになっています。
但し、施錠されていて角楼内には入れず、窓ガラス越しに見ることになります。
まあ2元では文句は言えませんね!! -
刑台順徳府の旧城図です。
城壁や城門が残っていたらなぁ〜と残念がる私たちでした。
では気を取り直して南府前街を歩きましょう。 -
火神病から北に続く旧城内の南府前街は老街として綺麗に整備されています。
昨夜も来ましたが、残念ながらライトアップはされていませんでした。 -
なんかいい雰囲気が出ています。
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旧城内の中心部に鎮座する清風楼です。
何故か??毛沢東の肖像画が飾られていました。
この清風楼もライトアップ無しでした・・・残念。 -
では清風楼(1元)に登ってみましょう。
写真は清風楼から南側の府前南街を見おろしています。
正面の旧南大門が有ったであろう中興東大街のその場所には、三角屋根のビルが建っています。
1階部分は通り抜け可能で、そのまま北大街に抜けられます。
北大街は食事処が多く、それに続く南大街は装飾屋さんが多く軒を連ねています。
府前南街のように綺麗に整備されていない独特の老街の景色が広がっています。
楽しいなぁ〜地方都市のゆったり散歩!! -
清風楼から東門里街を東に歩き、交差する南長街を北上します。
この南長街には多数の屋台が出ており、正にお祭り状態です。
北京などの大都市ではめっきり少なくなった光景です。
やがて光明街を右折東進すると開元寺に到着です。
ん???よく見ると、開元寺が並んでいるぞ!!!
向かって右は大開元寺・・・ -
・・・向かって左側は開元古寺と判明。
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金代の鐘が残っていました。
ゆったりと広い敷地を持つ二つの開元寺を観光し、次は新幹線で北京に戻らなきゃ!!! -
開元寺前站から路線バス20路(1元)で高鉄刑台東站へ向かいます。
またまた集票処で筆談にてチケット購入に挑みます。
“北京西軟座二張”と書いた紙を服務員に渡すと、“▽●×◎◆◇”と理解不能言語で返答され、液晶パネル画面でG570の列車を提示してきました。
刑台東站発16:47で北京西着が18:38の高速動車組です(185.5元)。
フムフムと頷き、私たちは即買いです。 -
発車時間まで余裕があった為、遅めの昼食をとることにしましたが・・・
高鉄の新路線は何も無い郊外を直線的に敷かれている為なのか、新站は町の中心部からは結構離れているのです。
高鉄刑台東站前にはテント村のような屋台が有るのみで、站中同様に食事処は全くありません。
しかし商魂たくましい人達は、植え込みに小屋を建て、簡易調理場を確保して客をもてなします(恐れ入りました・・・)。
私たちも、ここで肉拉麺とビールを頼みました。 -
站前の風景。
空港のような近代的で大きなターミナル站と、アンマッチなテント村・・・これだから中国は面白い!!
簡易屋台には電気を引き込んでいて、ビールも冷えていましたよ〜(笑) -
発車15分前になると改札が始まります(正在検票)。
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行先 北京西を確認して・・・
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滑り込んできたG570高速動車組。
どう見ても、日本の新幹線にしか見えません。 -
河北の大平原を時速300?超えで突っ走ります。
最初に停車した站は、石家庄新站でした。
昔、正定県古城に行った時に石家庄站を利用しましたが、何か景色が違うような・・・どうやら高鉄開通に合わせて従来の石家庄站を廃止して、約2?南に新站を建設したらしいのです。
やることがデカいなぁ〜。
その後、定州東站に停車しただけで、あっという間に北京西站に到着です。
そういえば、トンネルが一つも無かったなぁ〜。 -
北京西站からは、北出口側の路線バス67路(1路)で前門西まで乗車です。
大柵欄や前門大街を通り抜け、今夜のネット予約の宿の北京貫通現代酒店(298元)に到着です。
さあ、一休憩したら・・・・・最後の夜景鑑賞に出発です。 -
前門大街の夜景にうっとり・・・
ゆったりと散策して街を散策してみると、旅行中に全く遭遇しなかった西洋人の姿が目につきます。
なるほど・・・北京は国際都市ですね。 -
煎楼や前門大街などの夜景を楽しんだ後は、毎年恒例の炙鶏(ローストチキン)を食べに行かなきゃ!!
今年も前門大街の西側に並行しているゴチャゴチャした粮食店街の中の恒例のお店に行きました〜。
これで1羽たったの25元、安いし美味いし最高です・幸せです。
しかしビール1本8元は高いなぁ〜(*_*)
昨日までのビールの値段が3〜4元だっただけに、やたらと高く感じてしまいました。
やはり北京は大都会ですね(晩安)。 -
5月8日、旅行最終日が始まります。
北京貫通現代酒店の朝食は別料金で、一人18元支払ってお腹を満たしました。
珍しく目の前で餃子を焼いてくれます。
さてチェックアウト後は、北京中心線を南下し永定門へ行ってみましょう。
かつての外城の玄関口の永定門は一度撤去されていましたが2004年に復元され、北京紫禁城の南の玄関口として、その威容を誇っています。
振り返れば前門が遠望できます。 -
今度は足元に目をやれば・・・北京中軸の文字が・・・。
確か2008年のオリンピック会場もこの中軸線上に建設されたのでしたよね。 -
永定門(20元)に登ってみましょう。
中は写真パネル展とお土産屋さんです。
ちょっと20元は高いんじゃない!! -
永定門城外から路線バス40路(1元)で広安門外を目指します。
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広安門外站にほど近い天寧寺(免費)が今回の旅行の最後の観光地です。
塔は遼代12世紀の建造らしく、十三層密檐式、高さ57.8m、北京市内に現存する古代建築の中で最古の建造物でもあるらしいのです。
周囲の壁面に彫られた彫刻は風化が激しいようですが、中には創建当時の豪壮さを留めている彫刻も残っているそうです。
豆知識、てな具合で・・・ -
いやいや遼代って大昔だよねぇ〜???
ん〜修繕してあげないと・・・ -
パゴダ(舎利塔)に別れを告げます。
これで今回の旅行の観光は終了です。 -
天寧寺からは北京西站までは徒歩で移動、エアポートリムジンバスで一路北京国際空港に向かいます。
このエアポートリムジンバスの北京机場7線(24元)は、三環を右回りに走り、京承高速を経由する新しいルートになっていました。
確か以前は机場バスは一律16元だったような・・・ -
という訳で旧城・水城・浮城・城壁巡りの旅・・・如何でしたか?
終わってしまえば、あっという間の7日間でした。
今年も晴れ男と晴れ女の本領発揮です。
さてさて、機内食も食べたし・・・ビールも白ワインも呑んだし・・・東京羽田空港まで眠りま〜す。
来年も中国に行けたらいいなぁ〜・・・
お・し・ま・い
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この旅行記へのコメント (1)
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- アルデバランさん 2014/07/07 20:23:00
- 恐れ入りました…
- 尖椒土豆絲さん お久しぶりです
最近、東南アジア方面ばかりで
久しぶりに中国の城壁都市巡りはどうかなと
まさか「広府」誰も行ってないよねと検索してみたら…
あら〜、恐れ入りました。
行かれたんですね。
城壁に上がるのにタダなのがいいと聞きましたが、
城内の整備やら、なにやら綺麗になって
ここも入場料を取るようになるんでしょうか。
早くいかなくっちゃ…
アルデバラン
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