2014/05/02 - 2014/05/04
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senqingさん
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中国広西チワン族自治区江州区にあるベトナム国境沿いの徳天瀑布・友誼関へ3泊3日で旅行した旅行記です。風光明媚なところで、近くにはいろいろ名所旧跡がありますが、有名なこの2か所を巡りました。カルスト地形の山・台地がどこまでも続き、日本では見られない風景ですので、感動すると思います。首府の南寧からバスを乗り継いでの行程で、言葉の不便さはありますが何とかなるもんです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 飛行機
- 航空会社
- 深セン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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連休は特に予定がないので、急遽広西チワン族自治区南寧市に3泊3日の予定で出かけました。
1日目(南寧空港から徳天瀑布へ)
深圳発ZH9594は定刻9時に南寧空港に到着です。 -
さっそく、ターミナルビルまでの送迎バスが横づけされます。
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最近はおおらかになりましたが、基本的に中国では飛行場や駅構内などは撮影禁止です。
スパイ容疑で逮捕されないよう気をつけましょう。 -
機内食です。バナナ、パン、その他。変なご飯物より、このような軽食のほうがありがたいです。
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ターミナルビルを出ると、目の前に1号線と2号線のバス乗り場があります。どちらも20元です。
1号線は南寧駅行きで2号線は金旺角ホテル行きです。
長距離バスターミナルの埌東バスターミナル(埌は土偏でなく王偏です)は金旺角ホテルの隣に位置しますので、郊外へ移動する方は2号線に乗った方が便利です。
ですが、私は南寧駅に用があるので1号線に乗ります。
写真を撮っていたら、バスは私を残して出発してしまいました。トホホホ・・・。
ところが、次のバスはすぐに来ました。1号線は30分に1本、2号線は1時間に1本出ていました。
写真は2号線バスです。 -
乗車券です。
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市内に入り、川を渡って右に曲がると南寧駅です。約30分の行程です。
バスが止まったところは維也納ホテルの目の前です。前もってネットで調べていた民航チケット売り場前とは異なっています。
現在、南寧駅は新幹線、地下鉄の工事中で、駅前の朝陽路は車が通れないようになっています。
前方に南寧駅が見えます。周りはホテルだらけです。 -
現在、南寧駅は新幹線、地下鉄の工事中で、駅前の朝陽路は車が通れないようになっています。
前方に南寧駅が見えます。周りはホテルだらけです。 -
南寧駅です。
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南寧駅から朝陽路方面です。周りはホテルだらけです。
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なぜ、南寧駅に行くのか。明後日の凭祥〜南寧の列車の乗車券を買うためです。
南寧駅の列車は各方面行き合計で1日38本です。その内、凭祥〜南寧線は3本しかありません。
各売り場は14〜5人ほどの列ができています。しばらく並んで観察していると、一人5~10分程度を要しています。自分の順番が来るのは100分ぐらいかかるでしょうか。これは、時間の無駄だと諦めて、埌東バスターミナルへ向かうことにします。 -
南寧駅時刻表
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ところが、朝陽路は工事中ですし、バス乗り場が分からない。
ちょうど路上で地図(一枚6元)を売っているオバサンがいたので、指さす方へ歩いて行くと(蘇州路)、南寧客運の会社すぐ前にバス停がありました(6号線市内バス) 。 -
6号線市内バス、ワンマンカーで乗車時に2元を払います。
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時間は11時になっています。このバス停前の餃子屋さんで昼食とします(白菜水餃子10個15元、青菜水餃子10個15元、ちょっと多すぎました。)
地図は持っていた方が、場所の方向が分かって便利だと思います。 -
バスは南寧ホテルの前を通って、民族大道を真っ直ぐに東方向に走ります。この、道も地下鉄工事中です。祭日のためか約1時間を要して、ようやく埌東バスターミナルに到着です。
南寧市は広西の首府だけあって、街が大きいです。
時間は12時過ぎです。急がなければ、今日の目的地、徳天瀑布に着くのが遅くなる。
直接、徳天瀑布に行きバスはないので、大新(74元)を目指します。その前に、もう1枚
5日の帰りの深圳行きの切符(250元)も買わなければなりません。
飛行機で帰れば簡単ですが、それでは経験にならないので、あえてバスにします。
写真は埌東バスターミナルです。 -
13時の大新行きが買えました。1時間に1本走っています。さあ、出発です。
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乗車券
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ターミナル出て、すぐに高速に乗り崇左を目指します。
30分も走るとカルスト地形独特の山が迫ってきます。 -
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途中1か所ドラブインでトイレ休憩です。
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崇左に到着(約1時間半)すると、高速を降り一般道を大新に向けて丘陵地帯を走ります。
そんなに広くない道を70キロ前後で走るので、乗用車も抜いていきます。そんなに急いで走ることもないと思うのですが。
路肩を良く見ると、大新までハイビスカスがポツンポツンと咲いています。今がハイビスカスの季節なのでしょう。明らかに人工的に植えているものと思われます。もう少し、間隔を詰めて植えていたら、ハイビスカス通りとして、売り出せるのにと勝手に考えるしだいです。
写真は貧弱ですが、見事に咲き誇っている木もあります。 -
南寧から約3時間で大新に到着です。
まあ、なんとさびれたターミナルなのでしょう(後で分かったことですが、今は使われてなく、バスの到着だけに使われていることです)。 -
何処からともなく三輪タクシーがやってきます。無視していると、客にあふれた三輪タクシーは消えていきます。
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ドアのないトイレです。まだまだ地方にはあるトイレです。
私はさすがにここではお尻はだせません。 -
ここから、さらにバスに乗って徳天瀑布(20元)を目指します。1時間に1本ある。
バスは何処かと、のこのこと通りに出ると、目の前にマイクロバスが止まっているではないですか。たまたま時間が一致したのでしょう。さっそく乗車です。席は一番後ろしか空いていないので、そこに座りました。が、あとで、えらい目に合いました。 -
ところで、この緑色の風呂イスは何に使うと思いますか。赤い色も席の下に隠れています。そうです、補助席です。満席になると、この風呂イスを使うのです。
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バスは今来た道を戻ります。どこまで戻るのかと気にしかけたころ、バスは大きく右に曲がりました。
ここから、徳天瀑布までは絶景が続きます。カルスト地形の山が目の前に迫ります。
那岒、巴蘭付近は片側が山で片側は崖で素晴らしい景色です。
途中で満員の客は1人また1人と下りて行き、碩龍(途中一か所だけある小さな町)まで来ると乗客は私一人になってしまいました。
車掌が前の席に来いと手招きしています。私はここで良いと移動しませんでした。
ところが、碩龍を過ぎると道が急にガタガタ道になります。しかし、スピードは緩めません。
あるところで、体が1m位浮き上がり(少しオーバーです)、尾底骨をイヤと言うほど打ち付けました。イテテテ・・・。あわてて前に移動です。
車掌は「だから言ったでしょ」と言わんばかりに笑っています。こちらは言葉が分からないのだから。トホホホ・・・。
途中、ガソリン給油休憩を含め、2時間近く要して徳天瀑布到着しました(普通は約1時間半です)。 -
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写真ではよくわからないが、深い谷です。
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目の前の大きな駐車場を見てびっくり、しかももう一か所奥にあります。18時半だと言うのに車がビッシリです。山奥と言え、観光地化されているのでね。
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土産物店を見るとベトナム特産品が主体です。でも、サンダルや帽子などが多いです。そんなもの日本の100円ショップでも買えるし、興味はないです。ちょっと言い過ぎかな。
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帽子のお土産屋さん
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さて、今日の宿はどうするか。
写真手前の賓館に入りました。壁には98元と書いてあります。ちょっと高いけど観光地だからしょうがないかと一人納得していました。
ところが、受付では250元と言います。「?」です。祭日だからと言っているようです。
ちょっと間が空いてそこをあとにし、写真の一番奥の賓館に入りました。
同じ250元です。ボッタくり協定ではないか。一つ手前の碩龍まで戻るか。
7時には日が暮れる。どうする。
小心者の私はここで泊ることにしました。トホホホ・・・・ -
今日の夕食、鴨肉粉15元
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ところで、この写真、写りが悪いですがなんだと思いますか。
畑ではありません。良く目を凝らしてみてください。
石を盛り上げて、棒切れに白い布を垂らしています。
大新から碩龍まではいたるところにありました。
そうです、それはお墓なのです。こちらでは土葬なのですね。しかも簡素なお墓です。
車掌に聞いたら、いいえ、手を合わせてゼスチャ―をしたら、頷いていたから間違いないでしょう。 -
2日目(徳天瀑布から凭祥へ)
朝7時、徳天瀑布へ入場です(80元)。入ってすぐのところで下に行くかそのまま上に行くかで道が分かれます。
案内板を見て、筏(正式名称は知らない)に乗りたいので下の道を行きます。すでにここから音を奏でた滝が見えます。
ちなみに上の道は853境界碑入口まで馬20元、バス10元です。
階段沿いに下り行くとトウモロコシ、辣椒などが植えられています。 -
トウモロコシ畑
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辣椒畑
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小さな机をだして商売しているオバサン達もいます。私はこのような場所でお土産を買うのが好きです。
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ベトナム円(10元)、木に鶏を彫ったストラップ(5元)・12支あるのだが自分の干支は可愛くなかったので、これにした(後で気づいたのですが、プラスチックでした・・・)。
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階段を降り切ると、すぐ筏乗り場である(30元)、他の中国人と相乗りであり。
岸をでると対岸ベトナム側からの2隻の筏が我々の筏に近づいてきた。
何だ、何だ、海賊船か。ぶつかるではないか。まさかそんなことはない。
土産物の売り子さんである。同乗の中国人は売り子さんを相手にしないので、2隻が両側を挟んでこれ買いな(木の箸など)、あれ買いなど(香水など)、私に色々進めてくる。
水上マーケットみたいで面白い。結局買ったのは、タバコ2箱(10元)とタイガーバーム(10元)です。
私はタバコを吸わないし、ひょっとしたら腐っているかもしれないが、買う楽しみを味わっている。 -
ベトナムタバコとベトナムタイガーバーム
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そうこうしているうちに滝が近づいてきました。筏は滝下直前まで行きます。
水面は流れを感じさず、池のようです。ゆっくり滝下に進み、しばらくしたら右旋回し、筏着き場に着きます。 -
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筏着き場
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ここから、坂を上って滝を上から見ます。そして、少し戻って上の道にでます。
上の道に上がると、835号境界碑まで沿道に露店がずらりと続きます。 -
木でできた数珠など
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典型的なベトナム人の顔したおばあさん
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835号境界碑まで沿道に露店が並ぶ
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いたるところに表示があります。
「超えてはいけません」と書いてあります。向こう側はベトナムです。風景に見とれていると見過ごしてしまいますが、いたるところに警察官ないし保安員みたいな人が監視しています。冗談で超えたらどうなるのでしょう。いやいや、それはありえません。 -
客待ちの馬
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移動バス
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沿道を進んで、露店の集まってある場所の奥に835号境界碑があります。
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このマンゴ(1個6元)打っているベトナム人のお兄さん、裏側でお菓子類も売っています。
ベトナムコーヒー1箱260g25元で買いました。ところが、違う店で同じものが10元です。
日本語で文句言ったら、「私の物は本物で、あちらの物は偽物だ」のようなことを言っています。
商品を見せて返すと言いましたが、払ってしまったものそれで終わりです。して、やられました。まあ、露店はこんなもんです。しかたない、露店では価格は人によって値段を付けてくるのは分かっています。マンゴを一つ手に取って退散しました。別にお兄さん何も言いませんでした。 -
向かって右が25円、左が10元、どこから見ても同じものです。
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このベトナムのお姉さん、手編みの手提げバックを売っています。
あれこれ品定めをして、電卓を叩きながら価格交渉です。先ほどの珈琲の件もありますし、私も慎重です。彼女が手に取っている手提げバックは180元です。最終的には120元になりました。得したのか損したのか分かりませんが、まあ納得価格です。 -
次に、象さんの木彫りです。小さいですがずっしり重いです。木彫りはベトナムの特産品です。
大きさが色々あります。すでに何軒か先の店では120元です。
価格を聞きと同じ価格です。それより一回り大きいのを指さし100元と交渉です。
そしたら、それは大きいから150元と言っています。やっぱりダメか。で、元の大きさにもどして、これあっちの店は80元で売っていると嘘言ったら、80元でOKです。うん、本当はいくら何でしょう。得した気分にもなったが、複雑な気分です。 -
さて、露店を通り越したところに835境界碑とご対面です。
ベトナム側から撮っていることになります。 -
さて、時計は10時近くを指しています。835境界碑より上流へも行きたいが(ベトナムの田園風景が続くと他の人のネットには書いてあった)、またの機会にします。
徳天瀑布から凭祥へ向かわねばなりません。
ホテルで荷物を受取り(賓館クラスは安全が今一信用できないので、貴重品は全て自分で持っています)、昨日通った大新に戻ります。
相変わらずバスは飛ばします。来た時と違ってワンボックスの車です。席は3-3-3で客は8人しか乗れません。
途中から乗る人はどうするのかと見ていると、手を挙げているのに止まりません。ようするに乗車拒否です。1時間に1本しか通らないのに、また、彼らは1時間待たなければなりません。周りに民家もないようなところで、待っている人は、ポツンと一人、またじっと待つのでしょう。可愛そうに。 -
このワンボックスの車は新しいバスターミナルに到着しました。周りは山で囲まれています。
直接凭祥行きは有りませんので、崇左行きにします。12時50分にまであと20分あります。ここで、ターミナル前の食堂で鮮肉粉を注文します(10元)。 -
鮮肉粉
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崇左行きマイクロバス
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昨日来た道を戻ります。崇左ターミナル到着14時30分です(21元)。
ここから、凭祥行きに乗り換えます。15時発です。バスの発着時間はまったく分からなかったのですが、今回の旅行は乗り継ぎが偶然にもスムーズに行き助かりました。
ちなみに、凭祥行きは11:00、15:00、19:10の3本しかありませんでした。 -
凭祥行きマイクロバス
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崇左〜凭祥の乗車券。座席指定になっていた。しらないで乗っていたら、あとから来た客にそこは私の席だというようなことを言われ席を立った。自分の席を探すと、すでに人が座っている。「あの〜」と尋ねたらその人は一番後ろを指座した。人には文句を言われ、自分は文句を言えず、従うのみである。トホホホ。
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崇左から凭祥へは高速道路をバスは走ります(31元)。
凭祥出口で検問があります。バスに警察官が乗り込んで、一人ひとり身分証をチェックします。
おばさんの一人が持っていません。明らかに地元の人と分かる顔をしています。若い警察官は、じっとおばさんを静視して通過です。私は一番後ろに座っていましたが、私以外、外人はいません。何か言われるかなと、少し緊張が走ります。しかし、すぐにパスポートは返してくれました。フッー。
街に到着です。バスターミナルには三輪タクシーが並んでいます。
目の前のホテル(賓館1泊40元)に入りましたが、何だかよく分からないが外人は止めることができませんと断られました。私の言い方がまずかったのかな。トホホホ・・・。
しかない、人のよさそうな顔をした三輪タクシーを掴まえて、近くのホテル(大酒店)まで連れて行ってもらったのが、写真のホテル(西貢大酒店)です。2Kmほど走って5元です。
1泊200元、まあローカルのホテルにすれば高いと思うが、まあまあでしょう。 -
西貢ホテル
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荷物を下ろすと、すぐに凭祥駅へ行きます。南寧で買うことをあきらめた明日の列車の乗車券を買いに行きます。
駅まで三輪タクシー(10元)で行きます。1日3往復の列車しか走らないのに、駅はビックリするほど大きいです。さすが国際列車が通る国境の駅である。
電光板を見ると、明日の乗車券は0である。困ったな。しかしダメ元で凭祥15:50発5518号→南寧と書いて、乗車券売り場に出してみる。駅員は黙って販売機に入力している。そして、身分証を要求している。ひょっとしたら思い、すぐにパスポートを出す。やった、何故買えたかわ分からないが(29.5元)、心はルンルン気分です。 -
南寧行き乗車券。一応、左下の自分の名前は隠させていただきました。
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西貢ホテルに戻るとホテルの前の道は夜店が出ていました。ぶらりと散歩です。ホテル側が食べ物屋さん、奥側がフルーツ屋さんです。
今日の夕食、水餃子10個6元、落花生500g3元(茹でたものです)、百香果ジュース5元にしたが、足りないのでモツ煮1皿20元、ビール1本10元をホテル斜め前の食堂で食べました。 -
ジュース屋さん
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水餃子屋さん
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落花生屋さん
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3日目(凭祥から友誼開へ)
凭祥から友誼開へは凭祥から直通バスが出ているようだが、良く分からない。
よって、浦寨行きの乗合タクシー(10元)を利用する。友誼開ふもとで下され、そこからバイクタクシー(5元)で友誼開入口まで行く。ふもとからは距離にして約3Kmです。 -
バイクタクシー
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入場料48元だが、パスポートを見せれば入場料はいらない。通関までは左の駐車場から黄色い電気バスが走っている。門の手前でベトナム円に両替する人がいた。また、入って緩やかな坂をあがった洋風館の前にもいました。
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電気バス
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友誼開は外観からも分かるように4層になっており。2・3階は展示室になっています。昔は今のような整備された広場は無く、狭い谷間だったことが計り知れます。
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展示室に会った写真、ベトナム民主共和国初代大統領ホーチミンさんです。凭祥駅での様子ですが、昔から、鉄道はつながっていたのですね。
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中国側から見て左側の左輔山は2階から上って行くことができます。
急な石段は苔むしており、あまり人が通らないことがうかがわれます。山頂には炮台跡があり、全周炮台が設置されています。草木が生い茂って下の方は良く見えませんが、絶壁になっていることが分かります。
下りは山道を使い、友誼開の脇に出ました。 -
炮台跡
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歴史を彷彿させる炮台下の通路、左のドアは木の根に完全に塞がれています。
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友誼開を通過すると右側に、中国側通関の建物があります。友誼開口岸と掲げてあります。ここを取ってベトナム側にでます。
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友誼開の左前方の山にあるのが中国側の監視所です。迷彩色の建物になっており、良く見ないと見過ごしてしまいます。私がこうして写真を撮っているのも監視されているのでしょう。
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右奥にべトナム側通関が見えます。
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時間が余ったので、浦寨までタクシー(25元)で行きました。
ここから先は進入限定地域で、入境許可証がいります。
写真は辺境検査口です。 -
その前には、この場所にはもったいないくらい大きなホテルがあります。周りはちょうど区画整理をしている最中に見受けられます。なんだか表だけ立派で、裏がなく映画のセットみたいです。何年かすると立派な観光地になるような感じがします。
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辺境検査口前の街並み
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辺境検査口前で果物を売るおばさんたちが4〜5人いました。
いろいろ売っていますが、龍眼を3斤買いました。勿論どれも試食OKです。 -
隣の道に100m以上あるでしょうか、ベトナムの特産を扱うお土産屋さんが並んでいます。
貴金属屋さんや珈琲屋さんを覗いて見ました。金は全てベトナム産だそうです。ベトナムでは金が取れるんですね。18金か24金かと聞いても意味が通じず、本物かどうか?が付きます。向こうも私は怪しい奴だと思っているのでしょう。 -
貴金属屋さん
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ベトナム珈琲(10元)は初めてです。珍しいので、蓋を開けて覗いていたら、「全部滴下するまで蓋は開けるな」と言っている感じの注意を受けました。
飲んでみると、塩っぱい、甘だらしい、そして苦いが全部一緒で、独特の味です。
好きにはなれないが、もったいないから全部飲みました。 -
見たことのない白皮果なるものがあったので買ってみました。
甘酸っぱい味で食べると言うよりは、身が噛み切れないので、ガムのように味がなくなったら吐き出す感じです。 -
露店では菠夢蜜(ドリアに外観は似ているがドリアではない)や椰子ほか、南国の果物がたくさんならんでいます。
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ここから路線バス(2元)に乗って、凭祥に戻ります。
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いつも簡素な食事をしているので、奮発して昼食はベトナム料理と看板のある店に入りました。
壁にベトナムの地図が貼ってあったので、写真を撮りました。なんで、こんな細長い国なんでしょ。 -
南瓜菜20元、清蒸排骨40元、ビール10元です。かぼちゃの葉って、食べれるんですね。
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清蒸排骨、醤油味がベースですが塩っぱいです。
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左が蛹、真中がが成虫、蜂蜜と一緒に食べるそうです。美味しいのかな。
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これから、ホテルに戻って荷物を受取り、また三輪タクシーに乗って凭祥駅へ向かいます。
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待合室で待つこと1時間、改札が始まりました。8両編成、横2列2列で向かい合わせの席で、間隔は意外に広いです。
南寧まで約4時間ですが、発車間際には立っている人もいます。無座乗車券で席がないことを条件に乗って来た人たちです。4時間も立ったままで、ご苦労様です。
ちなみに、南寧駅で確認しましたが、広州行きの列車は横が3列2列の席で狭いです。 -
始発駅から満員です。
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写真を撮ろうと一人ホームの前に進んでいたら、駅員に大声で言われた。たぶん「そこから前には行ってはいけない」のようなこと行っているのでしょう。ここでひるむわけにはいかず、カメラをかざしてパントマイムです。その結果で撮った機関車の写真です。フッー。
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定刻14時50分出発です。列車は山間をゆっくりと走ります。沿線はバナナの木が多いです。40分ほど走ると急に開けて、最初の停車駅寧明駅に着きます。ここで満員の車内にさらに乗客が乗ってきます。ざっと数えて、私の車両には20名ほど立っています。10分ほど停車してから15時38分出発です。そして、また列車は山に差し掛かり、トンネルを抜けると極端にスピードが落ちます。ここが、この線の一番難所だと思われます。真っ黒い煙を吐きながら機関車はさらに進んでいきます。
亭亮駅を通過するころになるとまた平地と言うか丘陵地帯と言うか、どこまでも広がっています。さすが中国は広いと感じます。
崇左駅を過ぎるとカルスト地形の山々の間を走ります。切り立った山の中腹にはポッカリ穴が開いていたりして、ひょっとしたらあの中は鍾乳洞があるのではないかと勝手に想像します。時間は17時を示しています。日本では見られない風景が続きますので、興味深々で4時間ずっと窓の外を見ていました。
車内販売はローカル列車にかかわらず、ひっきりなしに来ます。ビールやインスタントラーメンなどは分かりますが、果物、携帯充電器、ベルト、帽子、下着そして民芸品など様々で商売熱心です。
ポンとテーブルに歯ブラシが置かれました。歯ブラシ4本と歯磨き粉1本で10元です。別に腐るものじゃないし話の種に買いました。 -
民芸品の車内販売
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19時に南寧に到着です。駅は新幹線のためか工事中で、通路は人人です。
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付録 4日目(南寧から深圳へ)
埌東バスターミナルからバスに乗り岐路に着きます。
ここから直通のハノイ行きも出ています。 -
私の乗る寝台バス
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バスの前のおねいさん、何をしていると思いますか。バス乗務員ではありません。バスは土足禁止なので、靴を入れるビニール袋を配っているのです。
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車内、2段式ベットが進行方向に向かって3列に並んでいます。
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途中での高速道路のドライブイン、トイレに入るに入場料を取ります。一人0.5元、ティッシュ付きで1元です。無視して入ろうとしたら、大声で怒鳴られました。
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ちなみに、南寧駅前では何社かの旅行社がパンフレットを配っています。
これをみると、徳天瀑布1日180元・友誼関1日220元です。そんなに高くないし、面倒くさい人はこれを利用したほうが便利だと思います。
電話では言葉が通じないので、直接申し込みに行けば何とかなります。空港バス到着すぐそばの民航ホテルの1階には中国国旅(広州)国際旅行社があります。 -
中国国旅(広州)国際旅行社入り口
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この旅行記へのコメント (3)
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- tanupamさん 2014/05/09 23:17:31
- 徳天瀑布は見ごたえありそうですね!
- senqingさん
こんばんは
徳天瀑布の旅行記読ませていただきました。
なかなか詳細な情報が少ない中で、実際に行かれた方の旅行記は
参考になります。
私も昨年、南寧〜ハノイへ行きました。
そのとき、1日時間があったので、徳天へ行こうか迷ったものの
行き方もよくわからず、やめてしまいました。
ダイナミックな風景のようなので、今度はぜひ行ってみたいと
思っています。
今後もよろしくお願いします。
tanupam
- senqingさん からの返信 2014/05/10 00:32:00
- RE: 徳天瀑布は見ごたえありそうですね!
- Tanupamさん
旅行記読んでくれてありがとうございます。
その近くには黒水河風光や通○大峡谷(○の字が日本語にない)などもっと素朴なところがあるそうですが、そこまで行く時間がないし、確かな情報が乏しいので、今回は諦めました。
もし、行かれるならセットで楽しんではいかがでしょうか。
あなたはハノイに行かれたそうですが、私はベトナムへ行ったことがありません。今回よっぽど行こうかと思いましたが、勇気がありませんでした。陸路南寧からは行けそうですが、ハノイから南寧へ行く情報が欲しいです。バス、列車の乗車券売り場、買い方、場所など最低限わかれば行けると思います。
あなたの旅行記があれば、教えてください。
こちらこそ、宜しくお願いします。
- tanupamさん からの返信 2014/05/10 23:02:26
- RE: RE: 徳天瀑布は見ごたえありそうですね!
- senqingさん
こんばんは
> あなたはハノイに行かれたそうですが、私はベトナムへ行ったことがありません。今回よっぽど行こうかと思いましたが、勇気がありませんでした。陸路南寧からは行けそうですが、ハノイから南寧へ行く情報が欲しいです。バス、列車の乗車券売り場、買い方、場所など最低限わかれば行けると思います。
> あなたの旅行記があれば、教えてください。
私は、南寧→ハノイへ列車で行きました。
旅行記もアップしていますので、よろしければご覧ください。
ハンドルネームをクリックして、旅行記一覧へいけます。
逆コース(ハノイ→南寧)で旅行した方もいると思います。
検索すれば出てくるはずです。
tanupam
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