2013/12/16 - 2013/12/16
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traveldogさん
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マダガスカル
一人あたりのGNI(国民総所得)800ドル余りという、日本人の40分の一の所得で生きている国
平均寿命が66.9歳の国
10年の教育期間があるのに、子供たちは平均5年しか学校に行っていない国
これは国連の人間開発指標(HDI)のデータだ。マダガスカルのHDIは0.483ともっとも低いレベルに属している。
こんなマダガスカルの第二の都市トアマシナ(Toamasina)に行ってきた。
トアマシナの由来は、中央部からきた王様が海水をなめて、'Toa masina' (塩っぱい)と言ったからという。
まず、港からタクシーでイボロイナ動物園(IVOLOINA)に行った。タクシーは対向車や輪タクを避けるように飛ばしていく。道路は途中からガタガタ道に。車窓をみると女性たちが岩石を砕く作業をしている。小さな石に砕かれて横に積まれている。建築資材に使われるのだろう。数人の男性がリヤカーで重い荷物を運ぶ姿が目に入る。
木造の家屋が並び、熱帯の国ながら、昭和30年代までの日本の風景を連想させる。いつか来た道と、やがては豊かになるだろうマダガスカルを想い願う。
タクシー運転手に頼んで、バザーに寄ってもらった。食品や衣料品が売られ、にぎわっていた。
その後ツアーバスで、トアマシナの中心地の独立大通りに行った。客を見つけられない輪タクの運転者は、すぐに声をかけてくる。私は何度も「歩きますから」と断り続けた。
これといった見どころはなく通りをうろうろ彷徨った。
木陰では婦人たちが暑さを避けて木陰でまどろんでいた。私たちのバスがやってくると、バスにやってきて、土産物を売る人に交じって物乞いをしていた。その悲壮な顔が目に焼き付く。
ピザ料理店があったので、休憩かねて入ろうとしたが、入り口近くにいた物乞いらしき人の群れに怖気づき、入るのをやめた。そして、そそくさと迎えのバスに乗り、港へと帰った。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス タクシー
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クルーズ船がついたトアマシナの港からタクシーを拾い、動物園までの往復をお願いした。物乞いの少年が寄ってくる。
料金は事前に確認を!
この原則に従い、運転手に料金を聞くが、金額が聞き取れない。紙に書いてくれとメモ帳を渡す。
Λ20,000AR
と書いてくれる。2万アリアリか、約10ドルだ、まあまあか。アリアリはマダガスカルの通貨単位。
しかし、どうもΛが気になる。 -
タクシーは、対向車や自転車タクシー、荷車を避けて、走っていく。セブという背中にこぶがある牛が歩いている。
タクシーは左右にうまくハンドルを切っている。キツネザルのマスコットが揺れている。
日本車が多いな。トヨタの車が、TOYOTAと書いてある。これなら、車音痴の私にも日本車と分かる。 -
動物園への道を曲がると、舗装道路が一転してでこぼこ道に変身。
竹製品の店、頭に荷物を載せて歩く女性。周囲に見える草ぶきの木造家屋が何かなつかしさを感じさせる。江戸時代や明治の街道をみるようだ。 -
道はところどころぬかるんでいる。タクシーは水たまりを避けながら進む。
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道端に石が積まれている。婦人たちが自力で岩石を砕いて、小さな石にしている。子どももいる。建築資材につかうのだろう。
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イボロイナ(Ivoloina)動物園に着いた。
キツネザルの飼育がメインの動物園だ。
タクシー運転手さんには、ここで2時間待ってもらった。
マダガスカルは、かなり早い時期にゴンドワナ大陸から離れたので、独特な生物がいる。キツネザル(Lemur)もその一つ。レムリア大陸の語源になっている。 -
動物園のチケット売り場。20000アリアリ。10ドルだ。他の物と比べると高いな。
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動物園の入園チケット
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チケット売り場の裏手に大きな池があった。動物園にはチケット売り場から池に沿って左に行く。
朝一番に入ったせいか客は他にいない。動物園スタッフが来て案内してくれる。 -
いろいろな種類のキツネザルが飼育されている。
白い毛で飾られている方がオスとのこと。人間を除いて、動物は派手な方がオスであることが多い。
オスは鼻が白い、黄色い毛をしているなどと派手な格好をしている。 -
これがアイアイだが、昼間は睡眠中。
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アイアイの檻。
尻尾の長いお猿さんだよ♪ の童謡でおなじみのサルだ。
どこにもいない。夜行性のため、昼は自分の部屋でお休みしている。 -
派手なキツネザル オスらしい
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野生のキツネザルがやってきて、飼育員のそばに止まった。えさをもらいに来たようだ。バナナの皮を上げると喜んで食べている。
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餌付け成功。かなり人間に慣れている。
こういうことは、スタッフの指導の下で行なう必要がある。もちろん檻にいるサルには餌は上げてはいけない。 -
カメレオン発見。キツネザル以外の動物にも出会える。
80歳になる亀が飼育されている。 -
樹上には、白いエリマキを巻いたようなキツネザルがこちらを見ていた。
こんな野生のサルに会える。 -
チケット売り場の人に、Λ20,000ARを確認。やはり12万アリアリだった。ここで60ドルを出して12万アリアリに交換してもらう。
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1時間半ほど動物園入り口で待ってもらった運転手さんと再会。タクシー代の準備もできたことだし、タクシーの運転手さんをパチリ1枚。
運転する後姿から年配かと思っていたら、若者だった。けっこうナイスガイ。携帯電話を持って電話していたのが印象的。 -
動物園を後にして、バザーに行ってもらった。
今マダガスカルは大統領選の真っ最中である。家の塀には大統領候補のポスターが貼られている。ここにはロビンソン候補のポスターが貼ってあった。対抗者はヘリー候補だ。
ヘリー候補のポスターを見て、「ヘリー候補ですね」というと運転手さんは、うれしそうに笑っていた。このあたりはヘリーの地盤らしい。 -
道端に石が山のように積まれている。
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ビニール袋に入っているものは、ごみではない。よく見ると石のようだ。立派な資源として使われるのか。
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道端には石が積まれている。
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荷車を押す人。ビニール袋に入っているものは、石なのだろうか。大事に運んでいるところをみると立派な資源として使われるのか。
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下校中の学生たち。バオバブの木があるモロンダバでは学校に行かない子供たちにたくさんあったが、都会では学生服をきた子供たちが歩いていた。
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自転車タクシーが何台も走っていた。
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また石を運ぶ光景に出合う。
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バザー(バザリ・ベ Bazary Be)に到着。
隅にタクシーを止めて買い物。
運転手さんに市場の中を案内してもらった。ボディガードも兼ねて。
治安を維持するために軍隊の軍人が数人市場に立っていた。運転手さんがにこやかに話をしているので、あとで友達かと聞くと、とんでもないという反応だった。
軍人の写真撮影は遠慮。 -
市場の入り口
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魚屋がある。
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肉屋にソーセージが・・・
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衣料品が並ぶ路地に・・・
バオバブの絵が描いてあるTシャツを購入。 -
絵が売られていた。明日見に行く予定のバオバブの並木だ。
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サンダルの展示だが、指一本ずつ作られている。一瞬ギョッ。
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果物屋・・・
マンゴーとプラムを買うことにする。1キロ単位の表示だが、旅先で1キロは食べられない。500グラムくださいというと、ダメとのこと。
理由は簡単。分銅秤が使われていて、最低の重さが1KGだ。500グラムは計れない。 -
これが1KGの分銅が乗った秤だ。
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買い物を終えて、一度港に戻ることにした。
タクシーの運転手さんに代金12万アリアリを支払い、礼をいう。2千アリアリほどの追加料金が欲しそうだったが、断った。
しかしよく考えると予定外のバザーまで寄ってもらい、観光案内まで頼んでしまった。ありがとうございました。 -
送迎バスでトアマシナの中心部、独立大通りに行く。
ホテル・ド・ヴィルが見える。 -
大通りの真ん中にクリスマスツリーが飾ってあった。今は12月、南半球の真夏のクリスマスだ。
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行政機関の建物らしい。
通りには自転車タクシーがいつも走っている。 -
アフリカ銀行マダガスカルとある建物
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携帯電話の店がある。
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トアマシナ州政府の建物か。正面には、RIPOBLIKA MALAGASY 14 OCTOBRE 1958 と書かれている。
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大通りにある公立小学校だ。
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ヘリー大統領候補のポスターが貼られていた。
12月20日の選挙で大統領に当選した。今日は16日、大統領選挙の真っ最中だった。
民主的な大統領選挙として、世界中の注目のなか行われた。
ポスターを見ていると自転車タクシーが立ち止まり、乗らないかというので、大統領のヘリーだねというと、うれしそうに笑っていた。それで乗らずに分かれた。 -
ピザレストランに入ろうとしたが、入り口近くに物乞いがたむろしている。入る気がなくなった。
中心街といっても、近くにバザーがあるくらいで、特に観光の目玉はない。一回りしたので、帰ることにした。 -
大通りの並木の下では、暑さを避けて子連れの婦人たちが涼んでいる。
迎えのバスがくると近づいてきて、土産物売りの中に交じって物乞いをしていた。 -
ヴァリ(VALI)という民族楽器を売りに来た。鉄線の弦をつま弾くと涼しげな音がする。
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楽器や帆船を売りに来た。近くには子どもを抱いた女性の姿も・・・
トアマシナはマダガスカル第二の都市だ。しかし、とても小さな町だった。貧しいが素朴で何か懐かしさを感じるところだ。
明日は、バオバブの木を見に行く。さて、どんな光景とどんな人が待っているのだろう。
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