2014/04/05 - 2014/04/18
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Shirokumaさん
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去年10月、東チベットから戻って間もなく、
カタール航空の期間限定セールスがあり
ドーハから近場に飛んでコミコミ6万円ちょっと。
思わずイスタンブール往復をポチりました。
イランへ行こう。。。暑いシーズンを外して。
去年行われた大統領選挙の結果、保守穏健派の
大統領が生まれ、なんとなく
変化がありそうなイラン国内。
限られたスケジュール、
訪れたい都市はたくさんありましたが
あえてタイトにしなかったことにより
時間に余裕が生まれ、ジモティと触れ合う機会にも
恵まれた気がします。
訪れた多くの人が絶賛しているよう、
イランは人々がなんとも魅力的で
これまたお気に入りの国がひとつ増えました。
① 4/5 【QR807 NRT/DOH】
② 4/6 【QR239 DOH/IST】 【PC138 IST/TZX】
③ 4/7 トラブゾン VISA申請・入手 ★夜行バス
④ 4/8 ドゥバヤジット→ギュルブラック~国境~→タブリーズ
⑤ 4/9 タブリーズ ★夜行バス
⑥ 4/10 エスファハン
⑦ 4/11 〃
⑧ 4/12 エスファハン→→→シーラーズ
⑨ 4/13 シーラーズ
⑩ 4/14 シーラーズ ★空港泊
⑪ 4/15 【TK885 SYZ/IST】 イスタンブール
⑫ 4/16 イスタンブール
⑬ 4/17 【QR238 IST/DOH】
⑭ 4/18 【QR806 DOH/NRT】
1TL=\50
¥1=285Rls
PR
-
ドーハからシーラーズは、もう目と鼻の先。
でも、予約時
半年先のアライバルVISAの状況が
今ひとつ読めなくて、トルコのトラブゾンで
即日VISAをゲットし、陸路でシラーズまで行くという
周り道くねくねコースを選んだ。
最悪、VISAが下りなかったら
グルジアあたりかトルコ国内ワン猫でも
観に行こうなと思っていた。 -
ドーハ→イスタンブール→トラブゾン
カタール航空はアタチュルク空港着
ペガサス航空はサビハギョクチェ空港発
イスタンブール内の移動、メトロ・トラム・フェリー・バス
乗り物オールスターズ。
ペガサス航空はLCCながらもWEBで何でも出来て
使い勝手がとてもよかった。
プライオリティパスで入れるラウンジも期待以上。
トラブゾンまで\4700 -
22:30
トラブゾンに到着。
ターミナルから少し離れて待機しているドルムシュ@1.75TLに
乗り込み、メイダン広場へ。
安宿に投宿し、明日の準備をしておやすみなさい。 -
イラン大使館、開館9:30
少し早めに着いてしまったら、
横にある詰め所のポリスか警備員か
ビミョーな感じのおじさんが、
チャイをふるまってくれた。
トルコ人のホスピタリティは健在。
筋肉隆々のブランコの後ろ
白い建物が大使館 -
一番乗りで入館。
まず聞かれること、それは国籍。
そして、パスポートを一枚一枚、入念にチェック。
すぐ後に来たフランス人は即効で申請用紙を
受け取っていたが、私のパスポートは別室送り。
数分後、無事、用紙を貰い記入し、
全部の指紋をみっちり取られる。
そして指定銀行に60ユーロ振り込んで
16:30 受領に来るように告げられた。
所要時間、40分ぐらい。
この日、イギリス国籍の若者が
目の前で、やんわりとVISA発給を断られていた。
どうも両国間の関係が今ひとつ……というのが理由らしい。
こうして30日間のVISA入手。 -
◇トラブゾン→ドゥバヤジット◇
所要時間 10時間
70TL(\3500)
振り込んだ後、オトガルへ。
今晩のドゥバヤジット行きの
チケットを買っておいた。
夜、いちだんと冷えてくる。。。
思わずヒートテックと手袋で防御。
23:30
思いのほか寒かったトラブゾンを後にし
バスは一路、トルコの東端へ。 -
乗り換えなしだよね?と確認したのに
案の定、どこか知らない道端で下ろされ
そのまま、めちゃ混みのドルムシュへ押し込まれる。
そして揺られること30分ちょっと。
目的地のドゥバヤジットへ、やっとこさ到着。 -
ここから
国境があるギュルブラックまでは乗り合いタクシー。
少し雲隠れしたアララト山を見ながら
車は国境を目指す。
この山が見たかったのも、陸路にした理由。
ゲートをこじ開けて
イミグレの建物に横付けで料金10TL -
トルコとイランのイミグレをつなぐ通路には椅子があり、
そこでゴアテックスのジャケットから
黒のトレンチコートに早着替え。
慣れない手つきでヒジャブも巻いた。
そして1時間半、時計の針を進める。
出入国はいたって簡素。
イランでは女性のオフィサーに別室に招かれ
父親の名前や職業など簡単な質問とともに
再び、がっつり指紋をとられた。
そして、為替レートを教えてもらい、晴れてイミグレの外へ。
へっ?
気づくと私一人だけ。
トルコ人とシェアして近くのマークーという町まで
タクシーで行く皮算用だったのに……。
一人だからか、タクシードライバーがえらくふっかけてくる。
はて、どうしたものかと思っていたら
これからタブリーズへ戻るという空バスがあった。
20万リアル(\700)で話がついた。
タクシーとバスを乗り継いでいったほうが
割安だけど、こっちのほうがラクそう。
セクハラするなよ!と自分の年齢を省みず
しっかり釘をさすおばちゃん。
日本語が話せたおっちゃんとその同僚
そして私の三人の珍道中が始まった。 -
ガソリンが安いから
こぼれてもへっちゃら?
湯水を扱うかのような給油。
しかもポリタンク。 -
途中、彼らの遅めのランチ休憩。
高めのバス料金を払ったからか、おっちゃんが奢ってくれた。
初イラン飯
おっちゃん、かつて10年以上、日本に滞在していたそう。
ここにきてイランもだいぶ、規制が緩くなったと言っていた。
日本にいたとき、友達と原宿で集ってたの?と聞くと
彼は首を横に振り、休みの日は魚釣り時々パチンコしてたと
真顔で答えた。
"国内で何か困ったことがあったら、電話してもいいぜ"と、
上から目線?で番号を教えてくれたけど
困ったことがなかったので、そのまま……。
バスは、予想していた以上に時間がかかり
20:00前、無事、タブリーズに到着。 -
長距離移動の疲れを中級ホテルで取る。。。
最近、出来たばかりでピカピカ。
街の中心エマーム・ホメイニー通りに位置し、
どこへ行くのも便利だった。
●HOTEL SAHAND
バスルーム・キッチン付き
75万リアル(\2600) 朝食・wifi無料
イランの宿泊料金
高騰気味のようだけれど、$25ぐらい出せば
だいたいバスルーム付きの部屋に泊まれる感じ。
部屋にあると、髪の毛を振り乱していてもいいので
別の意味で楽ちん。 -
翌日、早速、世界遺産に登録されているという
バザールへ足を踏み入れてみる。 -
バザール内
看板猫もいて -
美味しい砂糖もたんまり売っていて
-
モダンシックな銀行もあり
-
夢の顔合わせでほっこりし
-
脱力系マネキンに癒された。
-
夏服ショッピングを楽しむ奥様たちの姿あり。。。
-
チャドルの下は
ひょっとしてホルターネック? -
同じ頃、バザールの外では
男たちがゆで卵とじゃがいもサンドした
軽食に舌鼓を打っていた。 -
タブリーズの街は
バザール以外、見所は少ないけれど
アディダスちっくな
大気汚染表示塔があったり -
たまごを大事そうに運ぶおじさんたちと
すれ違ったり -
果実そのまま丸絞り
メロンジュースが絶品だった。 -
横道にそれてうろうろしていても
気づくとバザールの中にいつしか紛れ込んでいる。
タブリーズはラビリンス
そんなこの街を後にし
次、向かうのはエスファハーン。 -
パウダールームは秘密の花園
鏡の前ではイラン女性が、髪型でおしゃれが出来ない分、
アイメイクをガチで仕上げていた。
身支度を整える彼女たちのヒジャブの中は
こんな大きなヘアクリップで盛られ、
これをつけることにより
後頭部がこんもりし、ヒジャブがキマるらしい。
滞在中、おばちゃんも自然と
アイライナーの線が濃くなっていった。
私の中のイラン化現象。 -
断捨離せず、長いことそのままだった
黒のトレンチコート。
日本では重たかったこのコートが
この国ですっぽりはまった。
捨てないでいてよかった。 -
◇タブリーズ→エスファハーン◇
所要時間13時間
3列シートで乗り心地がGoodというV.I.Pに乗ってみた。
42万リアル(¥1500)
なるほど
荷物を足元に置けるほど十分な広さ。
背もたれもかなり倒れる。
18:00
バスターミナルを出発。 -
夕日とおいかけっこしながら
乾燥した大地をひた走った。 -
トラブゾンからのバスもそうだったけど
トイレ休憩が少ない気が……。
今回も深夜12時に夕食休憩を取った後
エスファハーン到着の7時半まで、一度もなかった。
お腹の調子が悪いときには、きっとあぶら汗。 -
エスファハーンに着いたのは木曜日。
オフィスは半日営業
シーラーズからイスタンブールのフライト
シートアサインをしてもらうため、まずはトルコ航空へ。
宿のオーナーが途中、近くまで用事があるというので
彼の友人と共に便乗させてもらう。
帰りは川べりを散歩しながら宿に戻った。 -
途中、『ケンタッキーハウス』で
マッシュルームバーガーを食べた。
出てきてびっくり。
バーガーキングのWHOPPERよりも
ボリュームありそう。。。
めちゃ腹ペコだったため、あっさり完食。
10万5000Rls -
街の中心、
スィー・オ・セ橋まで戻って来た。
川は干上がり、底をみんな自由に歩き回る。
こうなるともう、橋は単なる巨大なオブジェ。 -
タブリーズからエスファハーンに入り
女性たちのファッションが
一気にあか抜けた? -
ショーウィンドゥには
こんなカラフルなマントー(コート)も売られ
おしゃれなブティックも。 -
細身の女性ほど
スキニージーンズを履き、ウエストを絞り、
スタイルの良さを強調する傾向あり。
お尻はしっかり覆っているけど。 -
若い頃、モロッコやエジプトで経験した
ありがちなセクハラも
ここイランではまったくなし。
ストレスフリー。
VIVA 加齢!
何かと不評のヒジャブだけど、
おばちゃんになると、いい感じでパサつき気味の髪を
すっぽり隠してくれて、日本でもマジ巻きたいと思った。 -
●Amir Kabir Hotel
バジェットトラベラーのご用達
荷物も広げられない狭小のシングルルーム
30万Rls(朝食・wifi無料)
部屋から一歩出るときはヒジャブ -
ホテルでの朝食、だいたい一緒。
クリームチーズ・ジャム・バター・ゆで卵
それにチャイとナンのようなパン・サンギャック -
世界の半分
エマーム広場
地球の歩き方に乗っていた保険会社の
広告と同じアングルで撮ってみた。 -
いきなり、フレームインしてきた女子
-
イラン人≒ピクニック
シートを広げ
家族・親戚・友達などと
和気あいあい。 -
西洋人のグループツアーの姿もあっちこっち。
-
マスデェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー
入場料10万Rls -
バザールには
エキゾチックなお土産がいっぱい -
英国籍のショーンがこんなところに……。
-
美への追求は万国共通
街中で鼻に包帯をつけた人を時折みかけた。
調べてみると、鼻整形の術後だそう。
髪の露出はNGだけど、整形はOK?
世界はまだまだ広い。 -
夕方、再びスィー・オ・セ橋までやってきた。
川べりの椅子に腰を下ろし
日没を待った。
お目当てはこの橋のライトアップ。 -
涼しくなると、多くの人が出てくる。
-
メインストリートもご覧のとおり
-
夜のエマーム広場も
ピクニック会場化していた。
悲しいかな
人うじゃうじゃが苦手なので
そそくさと退散 -
金曜日
のんびりスタート。
シーラーズまでのバスチケットを購入し
同じ宿にいた日本人男子2人とランチ。
そしてそのまま共に
街へ繰り出すことに……。 -
縦と横、バスを乗り継ぎ
メナーレ・ジョンバーンへやって来た。
数年前は塔に登れたらしいけど
今は眺めるだけ……。
う〜ん、5万Rls
メンバーの一人は2年ぶりのイラン。
彼いわくこの数年で、入場料など
笑えるほど値上がったらしい。 -
再びバスに乗りアーテシュガーへ。
ここからエスファハーンの街が一望出来る。
ゾロアスター教の神殿だったとか。
10万Rls支払って、正規の入り口から入ったけど
違う場所から不正アクセスしているジモティもちらほら。 -
アーテシュガーの向かい側は公園になっていて
ところ狭しとピクニック!!
一歩、公園に入ると
あちこちから笑顔を投げかけられる。
陽気なイラン人たち。
ある家庭からお菓子など貰ったりして。。。
娯楽が少ないからと言ってしまえばそれまで
だけど、休みの日、太陽の下、一家団欒している
彼らがちょっと輝いてみえた。
個人の趣味が優先されがちな日本ではなかなか難しい。 -
街中までのバスを待っていたら逆ヒッチ。
大学生の2人組が乗せてくれた。
日本の音楽、何かない?と尋ねられたが
あいにく持ち合わせていなかった。
代わりに
日本人男子がiPhoneに入れていた英語教材を
車内に響かせ、エスファハーンの街をひた走る。 -
スィー・オ・セ橋のたもとで下ろしてもらい
そのままハージュ橋まで散歩。
川べりは公園になっていて
ここでも多くのイラン人が憩っていた。
平和そのもの。
このハイテンションな軍団にチャイをゴチになる。
アルコール抜きでこのはしゃっぎぷり。
天晴れ -
ハージュ橋で日本人三人、
思い思いにまったりしていると
一人の女性から
サクラについて尋ねられた。
実はこれで二度目。
サクラは意外にも人気? -
橋の中は、天然の音響スタジオ。
いい声したおやじさんが唄いだすと
すぐさま、たくさんのギャラリーが。
親しみがある歌のようで
みんなが合いの手を入れていた。
エスファハーン 緑が多かった分
ゆったり出来て楽しかった。 -
◇エスファハーン→シーラーズ◇
所要時間8時間 9:00→17:00
比較的短い移動なので
景色を見るため昼間の普通バス(4列)にしてみた。
14万Rls(\500)
途中から乗客が増える度
車掌さんが単身の男性客に席替えを命じていた。
こうすることにより
他人同士の男女は同席にならない。
私の横はずっと空いていたのだけど
最後は恰幅のいいチャドルを着た女性がついた。
歌舞伎役者なみの目張りに、おののいていたら
無言なままお菓子をすすめてくる。
別れ際、何を思ったか、
一人では食べきれぬほどのサンギャックを
お土産に持たせてくれた。
見た目以上にいい人。 -
到着後、
バザールをぷらぷらし
夕食をのんびり食べてこの日は終了。 -
●Sasan Hotel ツイン72万Rls
●Anvari Hotel ツイン50万Rls
どちらもバストイレ付き
Sasanは朝食付きだけどwifi有料
Anvariは朝食なしでwifi無料
イランはシングルが少ないっていうのが感想
ジモティご用達『110バーガー』は
お隣同士この二つの宿からすぐ近く。 -
翌朝、朝食も取らずに出かけたのが
マスジェテ・ナスィーロル・モルク
5万Rls
朝日が
ステンドグラス越しに鮮やかな色彩に染める。 -
光を浴びて
黒のコートもカラフルに……。
1時間半ぐらい、ただひたすら
ステンドグラスと朝日の競演に見入っていた。 -
午後3時から5時間
宿の斡旋でペルセポリスへ行った。
ペルセポリスと周辺2か所回って70万Rls
タクシーを一台チャーターするというもの。
遺跡に興味がなくペトラをパスした自分がなぜ???
答えは単純、安かったから……。
観光客の増加に伴い
イランが周りの国にならって、入園料をエゲつなく
吊り上げることのないよう、祈ります。 -
ナグジェ・ロスタム
偉い人のお墓
10万RLS -
ペルセポリス、歩き方を参考に
細かく見ていたのだけど、途中から案の定胸焼けが……。
結局、
丘の上に位置するアルタクセルクラス2世王墓に
非難し、音楽を聴きながら午後7時まで
頼りない夕日を見てまったりしていた。
15万Rls -
やっぱり遺跡巡りよりも街歩きのほうが楽しい。
ひよこの販売
購入したひよこはビニール袋に入れて
お持ち帰り。 -
チャドル軍団に見つめられ
-
人気のありそうなお店発見。
-
一つ食べてみる。
素朴な味の豆の煮込み
1万Rls(\35) -
バザールをうろうろしていたら
これまた、気になるものが……。
近くで食べていたおばちゃんに
それはどこで買えるの?とジェスチャーで
尋ねると、おばちゃん、立ち上がり
近くにあった店にペルシャ語で注文してくれた。
ココナッツ? 歯ざわりがいい。
たっぷりとかかったレモンシロップが
甘さのなかにも爽やかさを引き出し
絶妙なハーモーニー。
2万Rls(\70) -
イラン最終日
午前中
シャー・チェーラーグ廟を訪れた。
中庭に入るのはシーツのようなチャドルを
身に纏う。
建物の中、
一歩足を踏み入れると、そこはまばゆい万華鏡だった。
祈りを捧げる人、コーランを読む人
その世界観に圧倒されながら、壁際に座り眺める。
ヒジャブの上に慣れないチャドルを被っているため
気づくと髪の毛が出てしまっていた。
すると向こうから、近づいて来る係員。
てっきり注意されるのかと思ったら
彼女は笑顔でヒジャブを直してくれた。
ひと目で異教徒とわかる自分を訝しげに
見つめる人はいなかった。
それどころか、目が合えば軽く言葉を投げかけてくる。
一人のおばあちゃんが私の手を取った。
言葉はわからなかったけれど、何か
暖かい気持ちが伝わってきた。
エマーム広場ではなくペルセポリスでもない
世界遺産とは無関係なこの廟で
人々の日常のひとコマを垣間見れたこと。
すぐ横で、一心に祈る女性の声が
子どもを寝かしつける母親のような優しい音声で
あったこと。
イランで一番、心に残った。
このまばゆく心地いい空間に、2時間釘付け。。。 -
校外学習なのかな。
小学生っぽい女の子たちが先生引率のもと
廟に訪れていた。 -
午後から
もう一つ、アリー・エブネ・ハムゼ聖廟へ。
午前中に訪れた
シャー・チェラーグ廟と同じ万華鏡。
でも、こちらのほうが緩い雰囲気。
祈りを捧げている人も、もちろんいたが
ゴロンとしている人がいたり
井戸端会議に夢中な人がいたり……。
時々、爽やかな風が入り込む。
おばちゃんも、チャドルを纏いながら転寝。
目覚めると
英語が達者な利発そうな女子学生が話しかけてきた。
高校生だという彼女としばしおしゃべり。
彼女は持っていたみかんを半分に割って私にくれた。
ヒジャブ、大変じゃない?と投げかけると
彼女は笑って否定した。
髪の毛とか美しい姿は旦那さんだけに見せるべきと
高校生らしからぬ、しっかりした答えが返ってきた。
アメリカは性に奔放すぎて、父親がわからない
子供が生まれて可哀想……とポツリ。
イランでは既婚女性が家族を残し
一人で旅することなどありえないとのこと。
日本に生まれてよかった~~。
とある高校生の貞操観念を思いがけず聞けて
なかなか有意義だった。
もっと色々なことを聞いてみたかったが
一度、ホテルに戻らなくてはならず
彼女と握手して別れた。 -
余ったお金でイラン菓子
あれこれ迷っていると無言で
チョコパイを指差し
勧めてくれた小学生の女の子。 -
シーラーズ空港の国際線はぽつぽつ。
一つのフライトがはけると、がらがら。
女ひとり、長椅子にダラけていると
不審に思われたらしく、係員3人やって来て職務質問。
ただのツーリストだとわかるとすぐに開放された。
お墨付きをもらった?ので、毛布かぶって本寝入り。
もうダレも邪魔する人はいなかった。
3:45
トルコ航空はほぼオンタイムで
イランの大地を飛び立ち、トラブゾンからの
バス旅がこうして幕を閉じた。
ちなみに半分ぐらい残った1.5リットルの水のボトル
たまたまなのか、機内にそのまま持ち込めた。
最後まで!!!がノンストップ。 -
イラン
お尻は触られなかったけれど
心をさらわれました。
事実、
すれ違いざまにアジア人を小バカにするような
若者たちもいたにはいたのですが、
それ以上に多くのジモティは人懐っこく、好奇心旺盛で……。
ヒジャブが恋しくなったら、きっとまた。。。
次回はマシュハドから、メルシー。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ryuさん 2014/09/17 18:45:59
- こんばんは♪
- 楽しい旅行記、クラリスちっくなラストまで一気に読ませて頂きました♪
街並みも人柄も素敵な国のようですね!!
そしてShirokuma様は、旅慣れされてるようですね。
空きバスの交渉など、勉強になります。
深夜特急読んで以来、バスでの旅行はいつか行ってみたいと思っております。
そう言えば、ショーンさんはVISAおりたんですねww
ryu
- Shirokumaさん からの返信 2014/09/18 18:02:39
- RE: こんばんは♪♪
- ryuさん、お便りありがとうございます。
そうなんです。
私もショーンを見つけたときは
人はNGの場合はあるけど、羊はOKなのねと
ひとり、つっこみを入れてしまいました。(笑)
島国で生まれ育ったからか
国境に淡い憧れがあり、バスや列車といった
陸路の移動が好きです。
時間があまりないので、ひとっ飛びすれば
もうちょっと観光の時間が取れるのですが……。(汗)
これから行く旅行先も
陸路で走り抜ける予定です。
また、お時間があるときに遊びにきて頂けたら嬉しいです。
私も深夜特急、大好きです。
Shirokuma
-
- yuk-inaさん 2014/05/08 17:45:44
- はじめまして
- 軽妙な語り口に魅せられ、思わずコメントしたくなりました。
特に「お尻は触られなかったけど・・」うまい!
サクラは、木の桜ですか?
なんで気になるんでしょうね。
あのココナッツのような冷菓はファルデといい、デンプンから作られるようですよ。
私もいつかマシュハドに行きたいと思っています。
でもいつになるか分からないので、また旅行記楽しみにしています。
yuk-ina
- Shirokumaさん からの返信 2014/05/09 11:28:58
- RE: はじめまして
- yuk-inaさん
こんにちは〜。
この度はコメント、ありがとうございます。
イラン、本当に楽しかったです。
ここ数年でダントツ、No1.
シーラーズの空港へ向かうタクシーの中、
あ〜帰りたくないなぁと、しみじみしてしまいました。
yuk-inaさんのイラン女性の服装についての旅行記
とても面白かったです。
成田で髪の毛を出した添乗員さんが??というところ
思いあたる節もあり、笑っちゃいました。
イランのスカーフは七癖隠す?
あのお菓子、デンプンなんですね。
忘れられません。本当に美味しかった。
イランは絶対、再訪したいと思います。
お時間があれば、また旅行記に遊びに
いらしてくださいね。。。
Shirokuma
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