![毎年、仲間と一緒に工場見学に行きますが、今回は福生の「大多摩ハム」です。<br />この会社の工場見学は、とても人気があるため、予約を取るのが結構大変ですが、何とか取れたので仲間18名と電車で出かけました。<br />10時半から「シュトゥーベン・オータマ」の2階で説明を聞き、工場内の一部を見学した後、12時からレストランでランチ・・・その後、1階の直売店で買物をして終了というコースです。<br />折角、福生まで来たので、もう1カ所、拝島にある「石川酒造」の見学もしました。<br />昼食時にビールを飲み、午後は日本酒と、アルコールと共に過ごした秋の1日でした。<br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/86/66/650x_10866622.jpg?updated_at=1596451706)
2013/09/20 - 2013/09/20
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ペコちゃんさん
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毎年、仲間と一緒に工場見学に行きますが、今回は福生の「大多摩ハム」です。
この会社の工場見学は、とても人気があるため、予約を取るのが結構大変ですが、何とか取れたので仲間18名と電車で出かけました。
10時半から「シュトゥーベン・オータマ」の2階で説明を聞き、工場内の一部を見学した後、12時からレストランでランチ・・・その後、1階の直売店で買物をして終了というコースです。
折角、福生まで来たので、もう1カ所、拝島にある「石川酒造」の見学もしました。
昼食時にビールを飲み、午後は日本酒と、アルコールと共に過ごした秋の1日でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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大多摩ハムの直売所・レストラン「シュトゥーベン・オータマ」は、JR青梅線福生駅東口から徒歩3分。
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シュトゥーベン・オータマは、ドイツ南部・ローテンブルク地方の建築を模した、オレンジ色の壁と三角屋根が目印の建物で、1階が売店、2階がレストラン、隣接した奥の建物が工場になっています。
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シュトゥーベンとは、ドイツ語で「居心地のいい部屋」の意味です。
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工場の前に、創業者の小林榮次さんの像があります。
日本にドイツ式ハムを伝えたアウグスト・ローマイヤは、第一次世界大戦で捕虜となり日本に来ましたが、本国帰還許可が出てからも日本に残る決心をし、1921年に品川で本格的なハムやベーコンなどの製造を開始。
若くしてローマイヤ氏に認められた小林榮次さんは、1932年に独立して大多摩ハムの前身となる小林ハム商会を創業。
昭和21年に福生市へ移転し「大多摩ハム小林ハム商会」として株式会社を設立しました。
大多摩ハムでは、今でも80年前とほぼ変わらない伝統的なドイツ式製法を守り続けています。 -
2階のレストランで、会社や工場などの説明を受けた後は、ビデオを見ながら大多摩ハムの特徴を理解します。
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ドイツ式とは、ベーコンを例にとると、2昼夜をかけて燻製をした生ハムのようなものを指します。
大多摩ハムは非加熱食品ですが、スーパーなどに並んでいるベーコンの裏面には「加熱食肉製品」と表示されたものが殆どです。
ドイツでは、茹でる・蒸すなどの加熱をしたものはハムの一種とみなされ、ベーコンとは呼ばないそうです。
甘みのある香りの国産の山桜を使い、じっくり燻したベーコンは、香ばしさと旨味が豊か。 -
市販のハムやベーコンなどには、大豆・乳・卵などからとった蛋白を添加物と一緒に加えて、増量をしているものが多いようですが、大多摩ハムでは、肉以外の蛋白を加えていません。
従って、大多摩ハムの製品は、多少高いけど、美味しい! 安全・安心!
昭和24年にGHQ本部から、日本で初めての衛生基準適格認証を受けたので、当時のポスターの最上部には「GHQ認證」の文字があります。 -
工場に入る前に、白衣とキャップを身に着け・・・
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長靴を履いて、準備OK。
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見学者用通路から見学します。
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美味しそうなハムやベーコンが手際よく作られています。
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ソーセージは形が不揃いなため、学校の給食用には手作業でカットし、納めています。
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工場見学が終わり、2階のレストランで昼食。
ここの煉瓦と床板はベルギーから、また屋根瓦はフランスから取り寄せています。 -
メニューは「TOKYO-X PORK SPECIAL LUNCH(1470円)」。
TOKYO-Xは北京黒豚など3種の交配で生まれた最高品質のブタ・・・そのロースハムなど、自慢の自社生産がズラリ。 -
やっぱり、大多摩ハムは旨い!
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高い天井の空間に、机や椅子がゆったりと配置されたレストランで、美味しいランチとビールを頂き、皆さん、大満足!
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帰りがけに、1階の売店でお土産を買いました。
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福生駅から拝島駅に行き、次は「石川酒造」の見学です。
拝島駅南口から多摩川方面に向かって15分ほど歩くと、大きな土蔵が現れます。 -
福生市熊川にある石川酒造の敷地面積は4000坪で、白い大きな土蔵や瓦屋根の板塀に囲まれ、酒蔵の周辺を歩いているだけで、江戸時代にタイムスリップしたような気分になります。
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石川酒造は文久3年(1863)に酒造りを始めましたが、現在の「多満自慢」というブランドは昭和8年から使用しています。
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これは、近くにある「田村酒造(1822年創業)」を1年前に見学した時の写真です。
石川・田村両家は、昔は姻戚関係があり、熊川村と福生村の名主だった由緒ある家柄。 -
東京には12の酒造場がありますが、福生市のこの2社で5割を製造しているそうです。
田村酒造と合同で、8月に福生地酒祭り、11月には青梅の小澤酒造(澤乃井)・田村酒造(嘉泉)・石川酒造(多満自慢)の三蔵で、西多摩の地酒を盛り上げるイベントも開催しています。
酒樽の後ろにあるのは、樹齢400年を超える「夫婦欅」・・・根本にお祀りされているのは、お米の神様「大黒様」と、水の神様「弁天様」。 -
門を入って左側にある「雑蔵(ぞうぐら)」は明治31年建造の土蔵で、国登録有形文化財に認定されています。
右側は和食・そば処のレストラン、左側は史料館になっています。 -
工場見学までに時間があったので、雑蔵の二階にある「史料館」を覗いてみました。
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江戸・明治・昭和の酒造りやビール造りの歴史、石川酒造の歴史などの貴重な史料が展示されている史料館です。
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今日は、結構暑かったので、日陰で一休み。
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本蔵の前に集まって、工場見学のスタート。
左奥の建物は、売店・試飲会場の「酒世羅(さけせらー)」。 -
門を入った真正面にある本蔵で、お酒を醸造しています。
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蔵の中は、広~い。
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本蔵の前には、玉川上水から分水された熊川上水が流れています。
熊川分水は、明治19~23年にかけて、玉川上水から生活用水として引かれたものだそうです。 -
その熊川分水の隣には、井戸を約150mまで掘り下げた「仕込み水」があります。
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明治10年頃から、日本各地でビールが製造されるようになりました。
石川酒造は、明治21年からビールの釀造を始めましたが、まだ王冠の技術がなく、瓶が破裂し易いなどの理由で、明治23年に製造装置は売却されます。 -
111年振りに復活したビール造りは、『多摩の恵』というブランドで、現在10種類のビールを製造しています。
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小屋の上には、当初のブランド『日本麦酒』の文字とともに、当時の製造の様子が板に彫られています。
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ビール小屋の後ろにある、樹齢700年の御神木「石川家のケヤキ」・・・幹の周りは、何と4.48m!
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敷地内にある、当主・石川彌八郎さんの屋敷には、酒屋の目印である「杉玉(酒林)」を吊るしています。
新酒が出来たことを知らせる杉玉は、最初は蒼々としていますが、やがて枯れて茶色になります。 -
屋敷の中には、立派な庭園があります。
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試飲を楽しみ、お土産も買って電車で帰ります。
秋の楽しい1日でした。
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