秋吉台山焼き、そして「野火の祭典」に行ってきました。

2014/02/22 - 2014/02/22

「野火の祭典」

〜秋吉台（あきよしだい）〜

秋吉台は総面積54km?の山口県美祢市に広がる日本最大のカルスト台地で、
特別天然記念物、国定公園に指定されている。

秋吉台といえは有名なのは日本三大鍾乳洞、「秋芳洞」（あきよしどう）ですが、
それとともに無数の石灰岩柱を有しながら広大に緑広がる草原そのものも見どころです。

その野原ですが、毎年春に焼き払います。焼き払うというと言葉が悪いですが、
これは草原を守る為、また景観を守るために行われていることで、
野焼き、または山焼きといいます。
一般的に日本の気候では草原（農地）をそのままにしておくと
草原(農地）→灌木→高木という変遷を遂げます。（要は土地が荒れる）
それをストップさせるために野焼きを行うのです。

さて、前置きが長くなりましたが、秋吉台の山焼きは日本最大規模の野焼きといわれ、
春を呼ぶここの風物詩となっています。
周囲から放たれた火は火柱となり、そして火の帯となりこの広大な土地を
丘を登り、谷を渡り、野を駆けるがごと、く枯れ草色の野原を黒く塗り替えていきます。

そして、タイトルの「野火の祭典」ですが、この山焼きを午前中に行い、
その際に残した25haの部分を夜に改めて火入れを行うものです。
夜になって再び、立ち上る炎、帯となって野を駆ける炎、
闇の秋吉台に幻想的、且つ大迫力の光景が広がります。

ここ数年、野焼きと野火の祭典が同一日に行われることとなり、
効率よく秋吉台の春の風物詩を見学できるということなのですが、
午前中は用事があったので、午後の野火の祭典を見に行ってきました。

エリア 秋吉台(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

秋吉台山焼きで残した場所は、若竹山周辺、約２５ha。
その地に火をいれる「野火の祭典」。
夜に行う野焼き自体珍しいのですが、更にこの広さを夜に焼くというのは
全国的でも最大とのこと。

夜の山焼きは奈良の若草山が有名ですが、
面積はこちらの方が圧倒的に広大なんです。

さて、19:00丁度。火の女神の竹松明に火が灯り、
厳かに祭典が開始されました。

轟々と音を立てて火の帯が野山を駆けます。
大勢の人がその光景に固唾を飲みます。

初めて行ったのでどのあたりに文字が描かれるのか知りませんでした。。(T.T)
燃える勢い、方向はその日の天候、湿度、風向きによって変わります。
この日は風がさほど吹いていなかった為、ゆっくり燃えたようです。

それなりの数の観光客がいましたが、
本音で言えば、「あれ、こんなもの？」って感じでした。
参加なさった地元の方々も段々と見学の人が増えていると、
仰ってましたのでまだまだ認知されていないのかもしれません。
そんなにストレスになる混み具合でなかったので、
又、来年も行ってみようかと思います。
（・・・今度はちゃんと「火」の文字がきれないように。。。(笑)）

追記
見学に行かれる方に一言、アドバイス？を。
帰りにサービスエリアで食事しましたが、
注文を受けてくれた店員さんが私の顔を見て「ビクッ」ってしました。
「？？？」と思いましたが、その後、トイレに行って鏡を見て納得。
顔が真っ黒なんです。マスクが特に真っ黒。
要はススが顔についているのですが、マスクの汚れ具合を見ると、
付けていなかったらら大変な量を吸い込んだのだと思います。
もちろん風向きにもよるのでしょうが、見に行くならばマスクと
顔を拭いて帰るのをお忘れなく。

おわり

この旅行記へのコメント （2）

• ぶうちゃんさん 2014/03/23 08:47:36

  幻想的な世界

  こんにちは。お久しぶりです。流石に日本一ですね、迫力ある野焼きですね。写真の炎の模様が凄く幻想的な世界ですね。

  kuropisoさん からの返信 2014/03/25 17:03:47

  RE: 幻想的な世界

  ぶうちゃんさん、書き込み有難うございます。
  
  ご無沙汰しておりますがお変わりないですか？
  
  野焼きは初めて行ったのですが、
  子供の頃した火遊びを思い出しました。
  （大人の火遊びじゃありません(笑））
  
  今年は火に関連したお祭りとかを廻ってみようと思ってます。
  
  > こんにちは。お久しぶりです。流石に日本一ですね、迫力ある野焼きですね。写真の炎の模様が凄く幻想的な世界ですね。