南紀～関西　1/7

2012/08/13 - 2012/08/13

夏休みに熊野古道を中心に、観光と歴史を求めて車中泊で周遊してみた。1/7

1.三重県：熊野市～新宮市～串本市

エリア 熊野(三重)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

2012/8/13、東名高速川崎ICから、4月に開通した新東名高速道路、伊勢自動車道、紀勢自動車道を通り、終点の紀勢大内山ICで降りる。

R260でようやく太平洋が見える所（大紀町）に出ると、神武台の標識があり、車をPに止めてちょっときつい10分登山。

神武天皇東征の上陸地（西暦239年）の石碑とあり、いわゆる日本神話の神武東征だ。

展望台から麓の錦湾がきれいに見えた。

どこか南国のリゾート地のようなきれいに整備された湾

錦向井ケ浜遊パークトロピカルガーデン という物産展だそうだ。

熊野灘の遠景も、小さな島々が重なり絶景である。

山側から海岸へ降りてきて海が見えるとホッとする。

以前伊勢の英虞湾で見た海の遠景にあこがれ、再び来ることが出来た。

吉野熊野国立公園に入った。

熊野市の鬼ケ城（天然記念物）

遊歩道を進む。

結構遠くまで歩いて行ける様であった。

波による侵食がすごい。

千畳敷と呼ばれる最も広いスペース。

写真奥には一段高くなった２階もある。

この岬をぐるっと廻れる遊歩道があるそうだが、ちょっと危険。

名前は獅子とあるが、その横顔はニワトリか。

遠めにはエヴァンゲリオン・・・。

今回、最も来たかったベスト３の１つ。花の窟（いわや）神社

イザナミノミコトが祀られた日本最古の神社。

「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。

４５ｍ高さの岩窟がご神体で、そこから大綱を境内のご神木に渡す例大祭が年２回行われる。

遠くからご神体を望む。

確か下からこの岩窟に昇り、綱を掛けて、目の前の浜で綱を引く御綱掛け神事をテレビで見たことがある。

浜は七里御浜という、日本一長い砂礫海岸である。

今ならYoutubeで神事の様子を見られる。

三重県から、和歌山県新宮市に入る。

境となる熊野川を渡る。

すばやく写真に収めたのは、紀勢本線の鉄橋の後ろに見えた新宮城跡である。

この辺りは台風銀座である。

別名を丹鶴城（たんかくじょう）と言い、関が原の合戦後築城され、明治の廃藩置県で廃城になるまで続く。

文豪、詩人の佐藤春夫の出身地で、中学時代まで過ごしたと書いてあった。

浮島の森と呼ばれる日本最大の浮島（面積約5000平方ｍ）だそうだ。

沼に浮かぶ島で130余種の植物が森を形成している。

国の天然記念物

残念ながら、16時を過ぎていて遊歩道（有料）コースに入れず。

熊野速玉（はやたま）神社の拝殿。ここも先の世界遺産の一群である。

新宮城跡から歩いていける。

ここは、明日訪問する熊野本宮大社と以前訪問した熊野那智大社と合わせて、熊野三山信仰となる。

徐福（じょふく）知ってますか?

秦の始皇帝に不老不死の霊薬探しを命ぜられ、この地に来たという伝説。

公園の中には、徐福の像と墓があった。

徐福一行は数千人で渡来したとされ、また1982年、中国で徐福村が発見され、徐福が実在の人物として学術研究会で発表されたという。

さらに南下、那智本宮、那智の滝は訪問済みなので通り過ぎ、串本市に入る。

もう暗くなって18:00橋杭岩に到着。

その先の道を山中に入り、古座一枚岩という、天然記念物の日本最大の岩石（高さ約150m・幅約800mの一枚岩）を見たかったが、周囲は霧が出て全く見え無かった。残念!

一旦戻り、本州最南端の潮岬行く。

この岬は一歩通行の道で一周できる。

南端の海を望む高台に灯台と無料駐車場があった。

海側の斜面は芝生が広がり、その斜面を駆け上がって海風が強く吹き荒れてくる。

これは!!

この強風があれば、窓を開けていても虫は車内に入ってこないと思い、暑さのため、窓全開で仮眠した。