ネパール５２：　シンハ温泉にて　「サウジ談義」

2013/11/10 - 2013/11/10

ヒマラヤ山脈アンナプルナ山群のうちのダウラギリ山麓の秘境、ともいえる秘湯のあるシンハ・タトパニ（温泉）で、良い宿と食事どころを発見した。

特にヒマラヤン・ゲストハウスのクマールは英語が出来、アラビア語もしゃべる。
それに１４年間も在サウジアラビア・日産自動車販売会社に出稼ぎに行っていたので、日本人のことをよく知っていて、敬っている。
ﾜﾀｸｼにとって良い話し相手が出来ました。

ﾊﾟｰﾄﾅｰは温泉三昧が出来るし、言うことなし、です。

エリア その他の都市(ネパール)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ﾊﾟｰﾄﾅｰは朝７時から９時まで温泉。
ﾜﾀｸｼはパソコンでブログのもと作り。

１０時ころになるとネパール人たちのお昼ご飯の時間です。
大体１０時半ー１１時ころにランチが始まります（ネパールでは１日２食制）。
最近やっとネパールの２食制に慣れてきて、１０時半ころに早いランチをして後は夕食を食べるだけとなります。
朝食はホントに軽くします。

ランチタイムにはヒマラヤンＧＨで看板娘のサンガムﾁｬﾝの作る食事を食べることになっています。

今日も良いお天気で、日の当たる東側は暖かそうです。
まあ、寒けりゃ温泉に浸かれば良い。

のんびりしたタトパニ村のメインストリート。

ヒマラヤンＧＨの正面です。
コンビニ店舗もあります。
ＧＨとして使っている家屋のほかに左側に物置として使っているもう一つのブロックがあり、それもクマールの持ち物です。

さすが、サウジアラビア出稼ぎ１４年間、しっかり金を貯めていたのです。
将来はゲストハウスを拡張してもっと一杯客が入れるようにしたいとの夢を持っています。
今はまだ試験段階とのこと。

クマールとこの３人娘の末っ子カリーナﾁｬﾝ（３才）は学校が休みなんで毎日店先のカウンターに座ってテレビのカートゥーン・チャネル三昧です。

時にはカウンターに寝っころがって足を組んでみていたりしているかわいい盛りです。

＊ネパールでは保育園児や幼稚園児も学校にいっています。
小学校の幼稚部かなんかになっているのだと思います。

クマールと末っ子（カリーナﾁｬﾝ3才）、その後ろに次女（サリーナﾁｬﾝ9才）。

クマールの話では、明日からマオイスト左派主導のストライキが始まり、全てのバスがストップする、とのこと。
こんな山ん中でバスが動かないとまったくの陸の孤島となります。
総選挙のある２０日くらいまでやるらしい。
ﾜﾚﾜﾚはそれまでこの温泉郷から出られない、と言うことです。
仕方ありません。
じっくりここに腰を落ち着けましょう。

クマールとは時々アラビア語で会話をするので、奥さんが「アンタがたはムスリム（回教徒）か？」と２人に聞いてきます。
２人とも即「違う、チガウ！トンデモナイ！」と全面否定します。
異様な国、サウジアラビアで長年苦労した我々２人にしか分からない嫌悪感です。
尊大な態度のサウジアラビア人に対する嫌悪感です。
あのアブラの国、厳しいイスラム宗派の文化を外人にも押し付ける国で、そこに住む外人はエライ不便を強いられ、ストレスを感じるのです。
それは住んだことのある外人兼異教徒にしか分からない感情です。

ﾜﾀｸｼはアラビア世界から離れてもう１０年以上経っていますが、仕事でもう一度サウジアラビアに行きたいか？
と尋ねられれば、ノー！と即座に答えるでしょう。

観光になら、タダなら行ってやってもいいかも。
でも観光って言っても見るものは何にもありませんが、、、

お昼からまた温泉に浸かりました。

ﾜﾀｸｼは長湯はせずに浸かっては、雨合羽を羽織って体が冷めないようにして、また浸かる。
ﾊﾟｰﾄﾅｰは彼女のペースでゆっくり浸かる。

ﾜﾀｸｼは1時間くらいでもう帰ります。

浴槽の上は階段状の休憩所となっており、皆さんはだいたいそこで毛布にくるまってカラダが冷えないようしながら休憩しています。
そしてまた湯に入るのです。
源泉の湯を飲むのも良いらしく、皆さんガブガブ飲んでいます。

この写真は雨合羽を羽織っているときに隠し撮りした温泉風景です。
真ん中にわたされたロープを境に左側が男湯、右側が女湯となっています。
湧き出す湯量は豊富で、ドンドン流して捨てるので浴槽の湯はいつもきれいです。
それに係員が毎日きれいに掃除をしていますのでどこも清潔に保たれています。

屋内の脱衣場と浴槽があれば良いのですが、
贅沢はいえません。
ここはネパールヒマラヤ山脈ふもとの山中なのですから。

温泉がある、というだけでここでは贅沢なのですから。

この旅行記へのコメント （2）

• がまだす＠熊本さん 2014/02/20 18:28:06

  アリヤン　まいど♪

  秘境の山麓の温泉郷かあ〜・・・いいなあ！
  
  オイラもこの地へ行こうと考えていたのですが、ポカラで食中毒です。
  猛烈な下痢が襲いまして１週間近く寝込む羽目に。
  原因は屋台のチョンメに掛けたケチャップではなかろうかと思います。
  その後３カ月近く食欲減退が続きました。
  １０キロ近くダイエットです（笑）
  
  ポカラ滞在はは２週間でしたら、山中の学校を訪ねただけです。
  なので、いずれ再挑戦せねばと。
  
  ところで日本にはいつ帰国なさったんですか？
  で、お次の旅は？
  おいらは５月以降を考えていますがフィリピン、インドネシア、
  マレーシア方面を考えています。
  
  あくまでも検討中ですけど（爆）
  
  
  
  

  アリヤンさん からの返信 2014/02/23 18:13:09

  RE: アリヤン　まいど♪

  マイド！
  
  帰国は2013年12月末です。
  正月前のいそがしい時期に急遽帰国しました。
  ﾊﾟｰﾄﾅｰが足を痛めたこともありますが、身重のムスメがマゴをつれて帰省するのに親が居なくては困るので、足の痛みもあるし、帰ることにしたのでした。
  
  寒くて死にそうです！
  アレからバタバタしてて、最近やっと落ち着いたくらいです。
  
  今年はマゴ１号の放課後支援もあるしマゴ２号と４号とも遊ばにゃあナランので、どっこも行く予定はアリマセン。
  シバラクはマゴじいと竹取の翁と放課後支援員をやって暮らします。
  
  今、４トラのブログ作成に頑張ってます。
  
  ほなサイナラ。
  
  アリヤン