2013/07/20 - 2013/07/20
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godivaさん
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今、20年に一度の遷宮行事でお伊勢さんはえらい事になっております。
遷宮行事とは古いお宮から新しいお宮に引越しすることで、2014年の年始は二つのお宮があるのがレアだとかでわんさと人が集まったとか。
伊勢市民にとっては遷宮行事は最優先事項で仕事だろーが学校だろーが関係ありません。
なんせ神様のお引越しなのですから。
で、伊勢市民でないあたしは安気に構えておりましたが、「お白石持ち」行事に参加するハメに。こういうの、テレビで見るタイプで決して参加するタイプではないのですが、20年後は色々参加不可能と思われるので、良い記念になったかと。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
-
お白石持ち行事は、伊勢市民が町毎に参加する激しいバージョンが基本ですが、伊勢市民以外でも参加出来るマイルドバージョンがあります。
どう違うかというと、新しいお宮に敷く白石を運ぶという行為は同じですか、あたしが参加したのは全く観光客扱いで厳かに皆で石を積んだ車を曳き、最短ルートで運んで石を奉納して記念撮影して修了ですが、伊勢市民バージョンは町名入りのお揃いの法被で陸曳き(おかびき)あり川曳きありなんせ何回も何かやっとります。車もしずしずというよりは荒々しく練っていたような。 -
マイルドバージョンは旅行会社が斡旋していたらしく、「お白石持ちグッズ」を購入するところから始まります。
参加費含めて結構なお値段取られますが、ビックリなのはこのセットは次回のお白石にも使えるので、次回参加者は衣装代は不要で参加費のみで良い事。
「そんな20年後のことなんて」と思ってしまいますが、伊勢ではこうやって時代を紡いで今があるのです。
で、実際に知人で20年前に購入した衣装で参加した人がいました! -
難しいのは、衣装に厳しい制約があって厳守なこと。
それは「白一色で統一すること」。
これ、結構大変でした。
靴なんかもワンポイント・ラインもNG。
真っ白な靴って中々ないよ!小学生の室内履きとか。
行事が近づくにつれ、靴とズボンをどこで買ったかを老いも若きも仕事そっちのけで情報交換するように。
この法被はお決まりですが、モチロン中のTシャツも白オンリーです。
洗濯してしまいこんであったのを引っ張り出して撮影したのでクシャクシャですが、パリッとしてましたよ。 -
当然ですがネイルもNG。当日真っ白チェックが入るということでドキドキでしたが、微妙なのが「アイボリー」「ベージュ」でした。流石に真っ白ではないとズボンを脱がすわけにはいかなかったようですが。
かくいうあたしも靴が真っ白じゃないといわれ、炎天下で裸足の危機がありましたが、なんとかセーフ。
こんないかにもなハチマキも標準装備なのです。 -
当日は伊勢神宮の内宮近くの駐車場に早朝集合だったので、出発がまたまた早かったのですが、あたしがまさかの寝坊で他の3人を巻き込み遅刻=不参加の危機に。
結局道が混んでおらず余裕で間に合ったのですが、60代の同行者から「アンタはまだ次の参加の機会があるかも知れんけど、オレはもう次はないわ。最後のチャンスが!」と車の中でずっとおこられとりました。
ゴメンナサイ。 -
受付をすませると、こんな木のお札というかネックレスとちっちゃいポカリを渡されます。このお札は「伊」「勢」「神」「宮」の4種類あるようでついてる玉の数も違うようです。種類別に曳く車が分かれるので、友達と参加していても別の車になったりします。
-
裏はこんな感じ。あたしのは「神」。何となく当りの気分。コレ、終わった後どうすんだろうと思ったけど、キーケースとかに付けてる人がいた。家内安全的な意味があるのか?いつでも身近に神様なのか。ナルホド。
駐車場を出発して、「エンヤー!エンヤー!」の掛け声と共に石を積んだ車をつないだぶっとい綱を曳きます。
ボランティアの伊勢市民が水分補給のポカリを常に配ってくれます。飲んでも飲んでも全く尿意がなかったのと、終わってから皆で「みたすの湯」にひとっ風呂行った時に頭痛かったのは軽く熱中症だったのかも。 -
無事に内宮さんの前まで曳くと、車は綱を巻き巻きして修了。内宮さんへ入ります。
が、ここでも伊勢市民は大鳥居に向かってお辞儀をするんですね。そうですか。
手を洗って身を清めたら白い布に一つづつお白石を包んだものを受け取ります。配ってくれるのはやっぱりボランティアの伊勢市民です。
勝手に持って行こうとする人や「大きいのをくれ」とリクエストする人など。神様苦笑ですな。
お宮の中に入れるのはこの機会しかないとかで清々しい気持ちでお白石を奉納してきました。
伊勢神宮を出て集合写真をとって目出度く修了。 -
お土産として紙袋を貰いました。ものすごく重く感じたのはお酒が入ってたからか。
メインはコレ!ミニお白石車!!オルゴールもついてるんですわ。
正直あたしは「いらん」と思ったけど、母に見せたら大喜び。居間に飾っとりました。そして、親戚の家にコレの大きい版があることが後日判明。ということは20年前か40年前に誰かが参加したんだろうか。
さすが62回目。20年に一度なんてあっという間。63回目はテレビで見ると 思うけど、寝坊して怒られた事と共に石を運んだ厳かな気持ちを思い出すんだろうなぁ。
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