チロルの涼風を求めて【031】サイトシアー・バスでアンブラス城を訪問

2013/08/23 - 2013/08/23

2013年8月22日（木）

私の泊まっているヒルトンホテルは14階建てだが、市内で一番背の高い建物である。

この街には、寺院の塔などを除き、近代的な高層建築が少ないので、私の７階の部屋からの展望は甚だ良い。


また東に面しているので、日の出や月の出の空が美しい。

とくに今朝の日の出は、真っ赤に染まった雲が見事で、その色合いの変化に、しばらく見とれていた。


今日のスケジュールには、午後「農家訪問」を申し込んでいる。

それまでの午前は、単独行動で「サイトシアー・バス」を利用して、バス沿線の街を眺めたいと考える。

途中下車しながら、アンブラス城も見物したい。


さて「サイトシアー・バス」は、地図で探したところ、ホテル近くの凱旋門付近にストップがある。

ところがその場所を探しても、なかなか見つからない。

近くの店に入って訊くのだが、私自身「道に迷うのは旅の楽しみ」と呑気に構えているせいもあろう。

二三軒訊ねても誰も親切だが正確に教えてくれないので、諦めて中央駅まで歩き、そこからバスに乗ることとする。


このバスは最近運行を始めたので、恐らく街の人にも馴染んでいないのだろう。

しかしバス停には決まった看板表示が出ているので、一度その看板を覚えれば見つけることはそれほど難しくはない。

「サイトシアー・バス」は、観光地を結び一定時間ごとにグルグル回遊するバスで、一日券を買えば何回でも乗車・降車でき、とても便利だ。


アンブラス城は、元チロル公の居城で、中世の面影が美しく残されている。

１０時前に到着したため観光客はまだ少なく、ひっそりしていた。

美しい建物や庭を、静かさを愛でながら、ゆっくり散策する。


（2014年2月7日　片瀬貴文記）

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

アンブラス城

中世の甲冑展示

中世の騎兵

アンブラス城内の広間

アンブラス城の壁模様

アンブラス城
広間の柱模様

アンブラス城に飾られた絵画

アンブラス城に咲く花

アンブラス城の中庭

アンブラス城に飾られた像

この旅行記へのコメント （1）

• あんちゃんさん 2014/02/09 10:53:17

  中世の風俗

  昨日、手元にあるDVDで「ジャンヌダルク」を退屈まぎれに、楽しんだところでした。当時の風俗現物が、ソフィさんのおかげで、確認できました。