聖ヤコブが眠る街、サンティアゴ・デ・コンポステーラ

2013/10/23 - 2013/10/23

エルサレム、ローマと並ぶキリスト教の聖地である
サンティアーゴ・デ・コンポステーラは９世紀に聖ヤコブの墓が発見されて以来
巡礼地として多くの人が訪れています。
街はカテドラルを中心に中世の雰囲気がある歴史のある建物が多く街歩きが楽しめます。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

サンティアゴ・デ・コンポステーラの
旧市街の地図です。

旧市街は一辺５００ｍ四方の小さな場所です。
歩いても余裕ですが
街は曲がりくねっているので迷路的です。

旧市街に入って行きます。
聖フランシスコ教会です。
現在修復中でした。

聖フランシスコ像が教会の前にありました。
もちろん聖フランシスコはイタリアの
アッシジの聖人です。

街の中心のカテドラルです。
カテドラルの前の広場である西側にはラジョイ宮です。

ラジョイ宮は１７７７年に
フランスのカルロスラマウルによるものです。
ルネッサンス様式の均整のある建物です。

現在は市庁舎と使われています。

広場の北側には１６世紀に
カトリック両王によって建てられた
旧王立病院です。

現在は１９５４年からパラドールになっています。

カテドラルです。
９世紀初めに聖ヤコブの墓が発見された場所に
教会が建てられています。

現在の建物は１１−１３世紀に建てられた
ロマネスク様式の教会がベースで
その後１７−１８世紀の増改築で私たちが見ている姿です。
ファサードはバロック様式です。

尖塔の高さは９７ｍあります。

カテドラル前のオブロイド広場です。

小雨の降る天気で人が殆んどいません。
前日までの暖かな天候から今日は肌寒いです。

広場の南側のヘルミレス宮です。

中庭があります。
真ん中には噴水がありました。

カテドラルの横にはカテドラル博物館があります。

博物館の横から旧市街の街中の通りに入って行きます。

旧フォンセカ宮です。
１６世紀のトレド大司教のフォンセカ３世によるものです。

中庭の中央にはフォンセカの像があります。

現在はサンティアゴ大学図書館として使われています。

旧市街の通りですが、
細い道で先が見通せない道です。
迷路のようです。

ポルティコです。
雨の日にはありがたいです。

サンティアゴは海流などの影響で
雨などの天気の悪い日が多いようです。
この日は小雨でしたが、
天気予報を見ていると翌日は大雨でした。

クラシックなアール・ヌヴォーのカフェがあります。
バルでなくこのような落ち着いた店もいいです。

サンティアゴの老舗のチョコレート店です。
都会のエレガントなチョコレートではありませんが、
本格的なチョコレートです。

カテドラルから南に２００−３００ｍ歩くと
アラメダ公園です。

少し小高い丘でカテドラルへの眺めは良好です。
公園の入り口にはライオン像があります。

ライオン像は１８８５年の
フランシスコ・リナーレスの作です。

きれいに整備された公園です。

公園内にはスペインの作家
ラボンの像があります。

カテドラルの全景です。

カテドラルと公園のあいだが
少し低地になっているようで眺めがいいです。

旧市街に下りていきます。

サンティアゴ大学の歴史・地理学部です。
１８世紀の教室、
中央ホールのフレスコ画、
図書館などが見所です。

サンタ・マリア・サロメ教会です。

マリア・サロメは聖ヤコブの母で
彼女を祀った教会はスペインではここだけです。

アバストス市場です。
地元の人たちが利用する市場です。
あたらしい建物で屋内市場です。

肉屋があります。

雨の寒い日なので人出も少ないです。

青果物や雑貨も売られています。

通りには不思議なほど人が歩いていません。

porta de camino（巡礼の門）です。
現在は残念ながら城門は残っていません。

旧市街の東に城門があった場所です。
巡礼者がこの城門を通り
サンティアゴの街に入っていった道です。

巡礼者の人たちを見かけました。

足元の道には巡礼のシンボルである
帆立貝のマークがありました。

少し歩くとセルバンテス広場です。
中央部の塔の上にはセルバンテスの像があります。

セルバンテスはドンキホーテなどで有名な
スペインを代表する作家ですが、
サンティアゴとセルバンテスの関係はなさそうですが。

免罪の門です。
入り口の門の上には聖ヤコブの像と
横には２４人の聖人像があります。

免罪の門の前のキンターナ広場の反対側には
サンパイオ・デ・アンテアルターレス修道院です。

小さな窓は４８個あります。
鉄格子に囲まれています。

真ん中の白い十字架は半島戦争（ナポレオンとの戦い）の
戦死者を祀ったものです。

聖なる門は常に閉まっていますが、
７月２５日の聖ヤコブが生まれた日が
日曜日にあたる年に開閉されます。
次回は２０２１年です。

聖ヤコブの像です。

少しカテドラルのまわりを回り込むと
カテドラルの南側には銀細工
（プラテリアス）の広場です。

広場の噴水には星をかかげる女神の像があります。

カテドラルの南側の銀細工の門から入ります。
右側の続きの建物は時計塔です。

西側の正門は現在工事中です。

銀細工の門です。

細工装飾が見事です。

銀細工の門の横にある時計塔です。
高さ７２ｍの建物です。

１６８０年にスペインのアンドラーデによるものです。

カテドラルに入る前に
巡礼証明書の発行所です。デアンの家と呼ばれています。

証明書は徒歩だと１００ｋｍ、
自転車だと２００ｋｍの巡礼で
巡礼の証明書がもらえます。

中には巡礼証明書を貰いに来た
巡礼者の人たちがいました。

カテドラルに入ります。
正面祭壇です

祭壇の裏側に廻ると
聖ヤコブの像（裏側）があります。

信者の方が背中を触り祈りを捧げています。

地下礼拝堂へと降りていくと、
窓ガラスの向こうには聖ヤコブの遺骸が眠る
銀器があります。

ローマ教皇のパウロ２世の
来サンティアゴの記念プレートがあります。

側廊です。

身廊です。

聖歌隊のパイプオルガンです。
イベリア半島に特有な形です。

身廊の席に座りゆっくりと。
正面祭壇に向かって。

側廊部分には博物館もあります。

中央祭壇からはボタフメイロ（香炉）が
釣り下がっています。

高さ１．６ｍ、重さ８０ｋｇです。

ギフトショップです。

サンティアゴのシンボルでもある、
ホタテをモチーフにしたものがありました。

天気が悪かったですが、巡礼の街を堪能しました。