イスラエル　2013

2013/07/09 - 2013/07/22

今年の夏はイスラエルへ。

ニューヨークも候補に上がっていたのだけど
夏のNYCは突然の雷雨があったりと天気が安定しないのと、
知り合いから、この時期のイスラエルは気候も良くて
過ごしやすいから是非行くべきだと背中を押され
イスラエルへ行くことに。

結果、行って本当に良かったです。
心配していた治安も悪くなく、人々も子連れには
親切で大好きな国になりました。

エリア イスラエル

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

日本からイスラエルまでの直行便がないため
成田から大韓航空を利用しインチョン経由で向かうことに。

平日朝の便だったからか、成田−インチョンはがらがら。

インチョンでの乗り継ぎ約5時間
空港内で食事・買い物をしたりプレイゾーンで遊んだりして
ようやく搭乗時刻に。
ところが使用する機材がまだ到着していないらしく、
遅延・遅延の連続。結局、遅れること2時間でようやく離陸。

機内も空いていて快適。
離陸前にCAさんが子供用におもちゃと、ティッシュ1箱、
ウェットティッシュが山ほど入ったショッピングバッグを
持ってきてくれる。

約9時間のフライト

子供が泣いたり騒いだりしないか心配でしたが
静かに遊んだり眠ったりとお利口で安心。

飛行機を降り税関に向かいます。
私服警察官が数名立って乗客をチェックしている。
男性だけだと職務質問されるようです。

入国審査
世界で一番厳しいという出入国審査へ。
必要な書類を準備し、どんな質問にも答えられるよう
構えていたら、にこやかな挨拶と入国目的などの
通り一遍の質問が2〜3こ。
約2週間の滞在だと話すと、「もっと長くいてもいいよ〜」だって。

翌日、入国スタンプを押してもらうのを忘れていたことを思い出す。
せっかくの記念だったのにガッカリ。

ベングリオン空港の到着ロビー
深夜もコーヒーショップはオープンしている

空港からテルアビブのホテルまではタクシーで20〜30分くらいかな?
深夜だから道路も空いている。

イスラエルはホテル代が高い。
後半はヒルトンを予約していたのだけど、
初日は深夜に着いたので、宿泊料を抑えるため
最初の2泊はシェラトン・テルアビブへ。

クラブフロアのキングベッドを予約したつもりが
ダブルベッド1台。部屋は狭くてバスルームも古い。
海側の部屋だったけど、一晩中、前の道路の工事が続き
うるさかった。

朝食ビュッフェは品揃えもよく素敵。

シェラトン・テルアビブ客室からの眺め

ビーチと真っ青な空にテンションが上がります。

朝食の後は着替えてホテルから道路を渡ったビーチへ

インターコンチネンタルホテルの前あたりは
ビーチパラソルもたくさんあって人が多いけど
シェラトン周辺はそれほど混んでいません。
地元の人が多かった。

海も遠浅で穏やか、場所により適度に波があり
波に乗って流されたりと満喫。

ヒルトンは高台にあるので、ビーチ沿いを歩き
途中から坂を上がってまた下る。
ホテル前の芝生には遊具が並び日除けテントも
ついている。

夕方はビーチ沿いを散歩し、翌日から泊るヒルトンを
眺めながら、また散歩。
遊歩道を歩いて港へ。
シーフードレストランやブティックが並んでいます。

3日目

朝食後ホテルのプールへ
昨日の好天がうって変わって
午前中は曇り。海も少し荒れていて肌寒く
泳いでいる人も少ない。

その後、ホテルをチェックアウトして周辺散策。

暑いのでホテルから数ブロック離れたジェラート屋さんで
ジェラートを食べ小休止。
その後はまた散歩しながらレストランを見つけ昼食。
シュニッツェル（メニューでは違う名前でした）が
美味しかった。

その後は日本買うより安いと聞いたsabon本店を目指し
シェンキンストリートへ。
テルアビブ美術館前の坂を上がり長い道のりを歩く・・

バウハウス様式の家が並び面白い

ここも芝生の上にしばしば遊具が登場します。

シェンキンストリートで買い物し
タクシーでシェラトンへ。
運転手さんに待ってもらって預けていたスーツケースを
ピックアップして次はヒルトンへ。

運転手さんから「ここはダメだったの?」と聞かれ
相方の答えは「ヒルトンがもっと良いから」。

ヒルトンの客室はリノベーションされており
モダンで快適。部屋も広く、シャワーブースと
バスタブも独立していて使いやすい。
部屋でウェルカムフルーツとワインをいただいた後
ホテル館内探検と周辺散策。

高台なので、客室からの眺めも素敵

テルアビブはエルサレムと比べて
湿度も少ないそうで、過ごしやすい。

ホテル前の公園で遊んだ後は坂を降り
遊歩道沿いに港まで。
午前中にコンシェルジュに予約してもらった
地元で評判のシーフードレストランで夕食。
お店は6時前だというのに大混雑していました。
魚と調理法を選び、イスラエルサラダとレモネードを堪能しながら
待つこと20分。
魚の丸焼き2種がやってきて、子供は大喜びで目玉で遊んでる・・

5日目はヤッフォへ

ヒルトンからタクシーで約10分。
部屋から見たときは、とても遠くに見えたので
4-50分かかるかと思っていたのに近くて驚き。

ここは観光スポットらしく、様々な国籍の人がいた。

タクシーの中で子供が寝てしまったのでカフェで休憩。
食事が運ばれた頃に起きてきたので良かった。

ヤッフォからテルアビブを眺める

海って青いんだな〜と感動。

石畳の道、それも坂道が多く
古い建物を利用したレストランやアクセサリーショップが
並んでいます。

時計塔

その後は港まで歩いてマーケットを見たり
おやつのピザを買って、タクシーでホテルへ。

子供はまだ小さいので観光よりプール・・

ヒルトンのプールは素晴らしく、海水を地下から汲み上げているのと
ビーチチェアも空いているのでお勧め。
子供用プールには全面に天蓋の日除けがついているので
安心して遊ばせることができました。

ヤッフォに行った以外は、滞在中の殆どの時間を
プールで過ごしたため、同様の家族連れと顔見知りになりました。
世界中に散らばったユダヤ人家族が、毎年ここに集まり
休暇を過ごすのだとか。
「ディアスポラ」を身近に感じることができました。

ヒルトンで3泊した後はタクシーでエルサレムへ移動。

前日ホテルからヤッフォまで乗ったタクシーだったそうで
びっくり。子連れなので運転手さんがよく覚えていて
教えてくれました。

エルサレムに向かう道中に武装警備されたウェストバンクや
ラマラを通り、イスラエルに来たんだなぁと実感。

テルアビブはホテル周辺のビーチとレストラン、
ヤッフォしか見ていないため比較しづらいですが
エルサレムは宗教色が強い雰囲気がありました。

着いた日は夕方、トラムに乗り市庁舎周辺を散策。
翌日はエルサレム旧市外へ。

聖墳墓教会

ミサが始まります

イエスの墓に入るため長蛇の列ができていました。
子供がぐずるのと、キリスト教徒ではないため
なんとなく申し訳なくて並ぶのは止めました。

訪問したのがユダヤ教の神殿崩壊日「ティシャ・ベアヴ」
の日であったため、嘆きの壁はユダヤ教徒で溢れ返っていました。

ユダヤ教徒にとっては2番目に重要な記念日で
日暮れまで断食しているそうです。
嘆きの壁の近くのアラブ系のお店で夕食を取っていると
敬虔なユダヤ教徒の子供達が10人くらい店の前に
座っていました。
お腹が空いているからかと思っていたら、
断食しなくてはいけない時間に商売していることに
怒って嫌がらせをしているそうです・・。
宗教は本当に奥深い。

入口で男女に分かれ、祈る場所も壁で男女に二分されています。

夜になり断食も終了し、飲食店もオープン。
お祈りに来ていた人達は食べ物やビスケットを
持参している人も多かったです。

テイクアウトのピザ屋では大量なピザが焼かれ
飛ぶように売れていました。

翌日はエルサレムのバスターミナルからエンボッケへ。
バックパッカーや若い人達が沢山乗ってきて
バスは満車で出発。
みんな死海へ行くのかと思っていたら
マサダで大半の人が降り、エンゲティのスパでまた多くの人が降り
エンボッケまで行った人は少なかったです。

間違えて滞在するホテルではないバス停でバスを降りてしまい、
40℃以上で暑いので目の前のショッピングセンターで休憩。

ショッピングモールのカフェで休憩し、
タクシーに乗ろうと思っても空車が走っていない・・
相方がホテルまで歩いていき先にチェックイン、
その後にタクシーに乗ってショッピングモールまで
迎えに来ることに。

今回泊ったHerods Dead Sea。
概観が普通だけど中はリノベーションされ
開放的なリゾート空間になっていました。

お部屋もブルーを基調にした作りで素敵。

さて、チェックインし水分補給をして
水着に着替えいざ死海へ。

それにしても暑い・・午後2時の気温は45℃。

とうとう来ました、死海です。
宿泊客用のエリアのため空いていて
ひさしの下でお年寄り達が浮いています。

乾いた塩でゴロゴロし裸足で歩くのが痛い場所も・・

刺激が強いので15分以上連続して入ってはいけないそうです。
子供には刺激が強いので、子供は中に入れず
ビーチパラソルの下で砂遊び。

死海で浮遊体験。
塩分濃度が高い、肌がぴりぴりして痛い・・
5分程度で終了。口元に付いた水を舐めると
舌が痛くなっちゃった。

部屋からの眺め。対岸はヨルダン

この後はホテルのレストランで夕食。
このホテルは朝夕食ビュッフェがついていて
食事もバラエティに富み、豪華。
コックさん達がローストビーフや中華を目の前で
作ってくれるので、何から食べれば良いのか迷いました。

子供もいつも以上に沢山食べ、デザートのアイスも
2往復。

プール

天蓋付きベッドも並び無料で使用できます。
夕方6時の気温は40℃・・湿度がないので
気持ち良い。

ホテル上をイスラエル空軍機が飛行していました。
ヨルダン国境のため1日数回飛行しているようです。

部屋からの眺め2

エンゲティ・スパでは海のそばを掘ると泥が出てきて
泥パックができると聞いていたので、死海に入る時に
泥を準備していかなかったら・・エンボッケにはなかった。
ガーン。
道理でショッピングモールやホテルの売店で
死海の泥パックが大量に売ってたはずだ・・
初日は泥パックを諦めプカプカ浮いて終わり。
プールに移動し子供と遊ぶ。

翌日は売店で買った泥をもって再び死海へ。
相方は子供と一緒にプールにいたので、背面は上手に
泥が塗れず・・無念。
先にいた人達のマネをして、泥が乾くまでうろうろ。
乾いたらそのまま海の中へ・・ぷか〜っ。

屋内プール

死海の水を汲み上げているので塩分濃度も高く
浮遊できます。

プール横にはデッキチェアが並び
ミネラルウォーターのボトルが置かれています。

他にジャクジー、シャワー、サウナ、スパがあり
マッサージなども受けられるようです。

死海リゾートを大満喫し、後ろ髪をひかれながら
エルサレムへ。
本当に去りがたい素敵なリゾートでした。
エンボッケ初なので最初は空いていたバスも
停留所に止まるたびに人が乗り込んできて満車に。

帰りも来た道と同様にマサダ、キブツのホテルを
通ってエルサレムのバスステーションへ。

途中で砂漠にラクダが見えました。

バスに乗るときは空港のセキュリティ同様の
荷物検査と身体検査を通ったけど、出るときはノーチェック。

バスターミナルの中のドラッグストアで
AHAVA製品を買ってトラムに乗りマハネ・イェフダマーケットへ。

夕方だったので市場入口近くのフィッシュ・アンド・チップスで
夕食を取り、市場散策。

翌日はイスラエル博物館へ。

ここもセキュリティチェックを通り中へ。
ショッピングモールなど一定の人数が出入りする
建物では、入口でのチェックが義務付けられているそうです。
テロの危険性が高いからこそ、治安維持の手段が
とられているのでしょうね。

死海文書を見に建物の中へ入ります。

建物内は暗くて涼しい

第二神殿の模型

ヘブライ語のLOVEかな?

いよいよ帰国の日。

エルサレムからタクシーでベングリオン空港へ。
前日に乗ったタクシーの運転手さんが親切で
空港まで350シュケルで行ってくれるというので
予約しておきました。

空港が近づくと機関銃を持った検問を通過し
出国ターミナルへ。
出国審査に時間がかかるというので4時間前に到着。
出国審査も厳しいと聞いていたので、殆どすべての荷物を
ジップロックでパッキングしスーツケースの中身が
よく見えるように準備しておきました。
が・・子連れだったからか、スーツケースは片面のみチェックで
終了。検査の女性兵士達に
「せっかく見えるようにパッキングしたから全部見て」と
お願いしましたが必要なし、とのことで大韓航空のカウンターへ。

その後のセキュリティチェックもなんなくクリアし拍子抜け。
最後の出国審査官のみ、子供の顔とパスポートの写真を
何度も見比べ・・赤ちゃんの時の写真なので当然今とは違います。

帰りもインチョン経由、今回は乗り継ぎ時間約2時間。
のはずが・・
テルアビブ発の飛行機の搭乗が予定より30分以上遅れ
ようやく搭乗。機材トラブルえ今度は機内で2時間・・
ようやく離陸したのは深夜1時をとうに回っていました。

結局到着が遅れインチョン到着後、
乗り継ぎゲートでダッシュすることに。あぁ、買い物が・・
インチョン〜成田便も1時間以上遅れ、ようやく帰国。

幼児連れだったので歴史・宗教的な意味のある場所は
それほど訪問できませんでしたが、家族旅行先としても
想像以上に楽しい場所で、ぜひ再訪したいと思います。