2013/09/16 - 2013/09/16
22位(同エリア68件中)
銀の匙さん
北回りの沿岸急行船の旅はヨーロッパ最北端のノールカップへと向かいます。最北端の町ハンメルフェストをそぞろ歩き、北極圏最大の街、トロムソでは真夜中のコンサートを鑑賞。そして船に戻ってみると…。
旅の全日程は以下の通りです。
旅程は
1日目 コペンハーゲン→オスロ(オスロ泊)
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10821372/
2日目 オスロ→キルケネス(キルケネス泊)北極圏です
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10821742/
3日目 キルケネス(北回りの沿岸急行船に乗船)→
ヴァルドーVardo(船中泊)
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10821769/
4日目(本日はココ)ホニングスヴォーグ→ノールカップ岬→ハンメルフェストHammerfest→
シェルヴォイSkjervoy→トロムソTromso(船中泊)
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10822075/
5日目 ハシュタHarstad→ソートランSortland→
ストークマルクネスStokmarknes→スヴォルヴァールSvolver→
スタムスンStamsund(船中泊)
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10822447
6日目 北極圏から離れる→サンネスショーエンsandnessjoen→ブロンオイスンBronnoysund→ロルヴィークRorvik(船中泊)
7日目 トロンハイムTrondheim→クリスチャンスンKristiansund
→モルデMolde(船中泊)
8日目 ベルゲンで下船(ベルゲン泊)
9日目 ベルゲン→コペンハーゲン(コペンハーゲン泊)
10日目 コペンハーゲン(コペンハーゲン泊)
11日目 ベルビュービーチへ。午後便で帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
本日は乗船して2日目です。
旅行初日の様子はこちら→http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10821372/
前日の様子はこちらでどうぞ→http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10821769/
さて、まだ時刻は早朝6時。ホニングスヴォーグ港へ到着です。
ここから、私たちエクスカーション参加組はバスに乗り、ノールカップを目指します。
下船すると、さっそくバスがお出迎えです。バスのガイドはナターシャさん。当然バスの中のアナウンスも、ノルウェー語、英語、ドイツ語の3か国語です。
必ずシートベルトをしてください!急停車しますからね、とガイドさんから注意を受けました。 -
朝もやの高原を進みます。青歯王が言っていた通り、他にはない独特の雰囲気があります。太古の昔から変わらない場所とでも言いますか…。
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おっと、先の方に何か見えてきました。シカでしょうか?
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いえ、トナカイです!いっぱい居る!
野生ではなく、夏の間放牧されているトナカイたちです。ガイドさんの話によると、9月も終わりになるころには、もっと暖かい地方へ移動させるとのことでした。
このあたりの島にもたくさん飼われていて、冬にはフェリーで本土へ渡すそうです。 -
浅い青が美しい海の中に岬がみえます。実はヨーロッパ最北端の岬はノールカップではなく、今見えている半島とのこと。
いま走っている道路が開通していなかったころは、ノールカップに来ること自体が冒険で、岬を回るフェリーに乗り、そこから小型のボートに乗り換え、断崖を歩いて来たのだとか。
19世紀、クラシックな衣装で大変だったでしょうに、女性も同じように苦労してノールカップを訪れたそうです。 -
遠くにモニュメントが見えてきました。バスから降りて、さっそく突撃。
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公園の遊具みたいなものなのですが、写真映えしますね。
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早朝なので誰もいません。大きさが分かりづらいですが、モニュメントの高さは4m以上はあるんじゃないでしょうか。
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下から見るとこんな感じ。
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つなぎ目の部分には、デザインした方の名前も記されていました。
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モニュメントの近くには、建物があります。
私たちが行った時間には食堂とスーベニアショップ以外は開いていませんでしたが、記録映画やちょっとした展示も見られるようです。
スーベニアショップは、ボールペンとかマグカップとかTシャツとか、いかにも観光地のお土産!っぽいものが売られていて、すごいグッドデザインのものが売られているのかと思っていた私たちは膝かっくん。
ま、お土産物屋さんの懐かしいダサさは万国共通なんでしょうかね。 -
今回早朝出発だったこともあって、バイキングの朝食が付いていました。食堂は大きな窓のパノラマになっていて、モニュメントと海を眺めながらの朝食です。
お皿には、モニュメントが描かれています。 -
バスはそのあと、サーメの人たちのキャンプ近くに寄ってくれました。この方はもう70歳過ぎだそうですが、毎年夏の時期にはこの場所でトナカイの放牧を行っているそうです。妹さんもいらっしゃって、先に越冬地に渡られたとのことでした。
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近くでトナカイを見るのは初めてですが、とてもおとなしく、可愛らしかったです。毛も触らせてもらいましたがスベスベで、手触り最高でした。
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集落の方がやっているお土産物やさん。トナカイが良くできています。
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サーメのお人形。
実はここに来るその瞬間まで、私はノルウェーにサーメという少数民族の人たちがいるとは全く知りませんでした。北極圏に元から住んでいる人たちはイヌイットで、アジア人っぽい顔立ちなんだと思っていたからです。
上の写真を見ていただいてもわかるとおり、サーメの人たちは白人です。鼻が細くて高く、ひょっとしたら、南から来た人が初めてサーメに会った人が驚いて、想像を膨らませて「トロル」を考え出したのかな…と思ってしまいました。 -
道路の脇でゆうゆうと歩くトナカイ。ときどき急に道路を横切ることもあるらしく、そうなると車は急ブレーキ。それでシートベルトは必須なんだそうです。
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美しい風景をバックに、ガイドさんがサーメの歌を車内に流してくれました。「ヨイキ」というそうですが、太鼓をバックに、女性が、歌うというよりは何かお祈りをしているような大変力強く、素晴らしい音楽です。
『ロード・オブ・ザ・リング』の第3作、「王の帰還」の長い方のバージョンを観た方は、お葬式のシーンでエオウィンが歌った歌を聴かれたかと思いますが、印象としてはああいう感じです(もっと激しいし、長いですけど)。
何とかもっといろいろ聴きたいと思い、ベルゲンで探しましたが、時間がなかったせいもあって見つかりませんでした。
最近はポップス調にアレンジした曲もあるみたいで、それも流してくれましたが、個人的には悪いけどイマイチでした。 -
この辺で見られる鳥を紹介する写真が回ってきました。
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しばらく進み、OLDERFJORD HOTELで休憩です。ここは長距離バスのバス停らしく、行き先別のプレートが出ていました。
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そそられる看板。
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こちら側から見ると何の変哲もないプレハブ小屋みたいに見えますが…
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なんと、キャンピングカーに建て増し(?)したものでした。
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キャンピングカーが家に化けようとして失敗し、シッポが見えてるみたいで笑っちゃいます。
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ホテルの入口。中にカフェがあります。夏は混みそうですね…。
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フィヨルド沿いの小さな漁村。漁師小屋もカラフルで綺麗です。
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タラ干場。干したタラはこの地方の重要な輸出品。
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4時間ほどでツアーは終わり、ハンメルフェストに到着です。船も先回りして港に着いていました。
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ここで約1時間半停泊するため、その辺を散歩。
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ハンメルフェストの紋章はシロクマ。
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道路にはこんなペイントが。
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港のすぐそばに、Isbjornklubbenという博物館があります。ここには、北極圏での生活の様子が展示されています。
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お土産にミントキャンディーを買ってみました。船に乗ってから初めてのお買いものです。
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ここは世界最北の町とのことでしたが、ショッピングセンターあり、公共施設ありと、なかなか住み心地は悪くない場所のようです。
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ビブリオテークというからには、何か本に関係あるのだろうと思って入ってみると…。
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どう見てもオシャレなカフェにしか見えませんでしたが、これが公共図書館です。ノルウェー滞在中、いくつか図書館に入ってみましたが、どこも建物、本のプレゼンテーションの仕方や、敷居の低さは感動ものでした。
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出航後は、もうどこを見ていいのかわからないほどの絶景、また絶景の連続です。途中から写真を撮るのも疲れました。お腹いっぱいです。
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夕食後、シェルヴォイに到着。45分停泊の予定でしたが、風が強くて船が遅れてしまい、結局10分ほどしか停泊しませんでした。残念。
山に残雪があるのが見えますでしょうか? -
夜12時近くに、船はトロムソに入港しました。さすが北極圏最大の街、この時間でも明かりが煌々と灯っています。
ここでは「ミッドナイトコンサート」というエクスカーションに参加しました。バスに乗って、北極教会に出かけます。 -
中は意外に広く、東京でいうとカテドラルよりは小さい感じ。演奏中は撮影禁止だったので、これは始まる前の様子です。
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またまたお名前ハーラルさんのバリトンと、苗字が同じなのでご兄弟?のフリューゲルホルン、それにピアノ/オルガン奏者のトリオによるコンサートです。
有名どころではグリーグ、またそれ以外もノルウェーの作曲家による小品が中心でしたが、なかでもヨイキをアレンジしたものがやはり面白く、曲を収録したCDを会場で売っていたので買って帰りました。 -
コンサートが終わり、港まで戻ってくると、夜中の1時を回っていました。月はほとんど満月で雲一つない晴天です。写真では暗いですが、なんだかずいぶん明るい夜だなあ、と思いました。
送迎のバスから降り、駐車場で何気なく振り返ると、 -
街の明かりや月明かりにも負けず、空には緑色のとろーんとした模様が広がっていました。カーテンを閉じるように、ずるずるずる…と空の片側に移動して消えるまで、ほんの5分ほど。
でもこれは間違いなくオーロラでした。
オーロラは暗い場所で、街の明かりなどがない郊外でしか見られないと思い込んでいた私は、心の準備が出来ていなくてかなりビックリ。
周りの人たちもたぶん同様で、こんな街中でオーロラが見られるなんて夢にも思っていなかったでしょう。気づいた人は、私たちを含め、そのときツアーで駐車場にいたうちのほんの数人でした。
翌日は夜また雲が出てしまい、その翌日は北極圏を出てしまったので、これが航海中では唯一のチャンスでした。
絶対撮れないと思いつつもiPhoneを向けてみたけど、やっぱりダメでした…期待してご覧下さった方、ごめんなさい…!
玄人好みの渋いオーロラ(?)でしたが、目的は果たせて私たちは大満足でした。
明日は北極圏とお別れです↓
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10822075/
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