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 イギリスには、内陸運河があることは知っていましたが、現在、その運河をナローボートでクルーズできることが分かり、その機会を待っていました。この夏、機会が訪れたので2泊3日のクルーズを予約しました。日本からの往復と予約の日時に余裕を持たせるために、ロンドン市内の散策を計画して、イギリスの旅を愉しむことにした旅の報告です。

ロンドン市内散策とナローボート・クルーズ

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2013/09/19 - 2013/09/28

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白い雲

白い雲さん

 イギリスには、内陸運河があることは知っていましたが、現在、その運河をナローボートでクルーズできることが分かり、その機会を待っていました。この夏、機会が訪れたので2泊3日のクルーズを予約しました。日本からの往復と予約の日時に余裕を持たせるために、ロンドン市内の散策を計画して、イギリスの旅を愉しむことにした旅の報告です。

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  •  ヒースロー空港に到着して、最初にしたことは「オイスターカード」を購入することでした。購入窓口へ行って、デポジットの5ポンドと30ポンドをチャージしてあるカードを購入しました。オイスターカードは、ロンドン市内の地下鉄、バス、ドックランド・ライト・レイルウエイなどの交通機関を割引料金で乗れる便利なカードで、いちいちチケットを購入する手間も省けます。<br /> チャージしてある金額が不足すると改札を入れなくなるので、頃合いを見計らって、残金の確認と追加を、地下鉄駅のATMで行う必要はあります。<br /> 購入後、ロンドンの市街地にあるホテルへ地下鉄で行くのに早速使用しました。

     ヒースロー空港に到着して、最初にしたことは「オイスターカード」を購入することでした。購入窓口へ行って、デポジットの5ポンドと30ポンドをチャージしてあるカードを購入しました。オイスターカードは、ロンドン市内の地下鉄、バス、ドックランド・ライト・レイルウエイなどの交通機関を割引料金で乗れる便利なカードで、いちいちチケットを購入する手間も省けます。
     チャージしてある金額が不足すると改札を入れなくなるので、頃合いを見計らって、残金の確認と追加を、地下鉄駅のATMで行う必要はあります。
     購入後、ロンドンの市街地にあるホテルへ地下鉄で行くのに早速使用しました。

  •  イギリスに着いて4日間は、ロンドンの散策をすることにしました。<br /> 最初に、大英博物館へ行きました。なんといってもロゼッタ・ストーンは、見なければならないでしょう。といっても、入り口から中に入ったところにあるグレートコートの左手にある地上階には通路をふさぐようにして、展示されているので見落とすようなことはありません。<br /> 

     イギリスに着いて4日間は、ロンドンの散策をすることにしました。
     最初に、大英博物館へ行きました。なんといってもロゼッタ・ストーンは、見なければならないでしょう。といっても、入り口から中に入ったところにあるグレートコートの左手にある地上階には通路をふさぐようにして、展示されているので見落とすようなことはありません。
     

  •  大英博物館は、世界中の文化遺産を展示してありますが、おすすめは、アッシリアの展示物であると思います。現在は治安が不安定なイラク北方に栄えた古代国家の石像やレリーフが数多く展示されています。

     大英博物館は、世界中の文化遺産を展示してありますが、おすすめは、アッシリアの展示物であると思います。現在は治安が不安定なイラク北方に栄えた古代国家の石像やレリーフが数多く展示されています。

  •  バッキンガム宮殿は、8〜9月はエリザベス女王が不在となるため、宮殿の内部が公開されます。期間が限られているので、見物する観光客が殺到します。<br /> もっと多くの観光客が集まるのが衛兵の交替式です。ロンドン市内の観光客が全部集まっていると思うほどの人数になります。午前11時30分から交代式が始まるのですが、見物に良い場所を確保しようと思えば、2時間くらいは前に行くのが良いと、後で知りました。

     バッキンガム宮殿は、8〜9月はエリザベス女王が不在となるため、宮殿の内部が公開されます。期間が限られているので、見物する観光客が殺到します。
     もっと多くの観光客が集まるのが衛兵の交替式です。ロンドン市内の観光客が全部集まっていると思うほどの人数になります。午前11時30分から交代式が始まるのですが、見物に良い場所を確保しようと思えば、2時間くらいは前に行くのが良いと、後で知りました。

  •  ストーンヘンジは、ロンドンの西にバスで2時間半ほどのところの緩やかな草原の上に、巨石が立てられています。イギリスにアングロサクソンがやってくる前の遺跡だそうで、目的もよく分かっていないようです。

     ストーンヘンジは、ロンドンの西にバスで2時間半ほどのところの緩やかな草原の上に、巨石が立てられています。イギリスにアングロサクソンがやってくる前の遺跡だそうで、目的もよく分かっていないようです。

  •  ロンドン市内をほんの少し離れたテムズ川の下流にグリニッジがあります。言わずと知れた旧王立天文台があり、この天文台の窓の中央を通る子午線が、経度0°本初子午線とされ、地図や地球儀の縦の線の基準になっています。

     ロンドン市内をほんの少し離れたテムズ川の下流にグリニッジがあります。言わずと知れた旧王立天文台があり、この天文台の窓の中央を通る子午線が、経度0°本初子午線とされ、地図や地球儀の縦の線の基準になっています。

  •  グリニッジからウエストミンスター・ピアまでシティクルーズをしました。約1時間少々のクルーズで、テムズ川からロンドンの市街地や有名なタワーブリッジ、ロンドン塔、国会議事堂、ロンドン・アイなどが眺められます。

     グリニッジからウエストミンスター・ピアまでシティクルーズをしました。約1時間少々のクルーズで、テムズ川からロンドンの市街地や有名なタワーブリッジ、ロンドン塔、国会議事堂、ロンドン・アイなどが眺められます。

  •  ロンドンの観光の中心は、ウエストミンスター寺院や国会議事堂がある地区のように思います。

     ロンドンの観光の中心は、ウエストミンスター寺院や国会議事堂がある地区のように思います。

  •  ダウニング街10番地は、首相官邸で、かってはこの通りも一般人も通行できました。テロ行為などを恐れてイギリス政府は、鉄柵を設けて警官を配置し、過ちが起こらないように警備を強めています。

     ダウニング街10番地は、首相官邸で、かってはこの通りも一般人も通行できました。テロ行為などを恐れてイギリス政府は、鉄柵を設けて警官を配置し、過ちが起こらないように警備を強めています。

  •  ダウニング街10番地から西に少しゆくと、「ホース・ガーズ」があります。ここは、王室騎兵乗馬連隊と王立騎馬砲兵・国王中隊によって守られています。<br /> ここでも騎兵隊の交替式が行われ、観客も少なく近くで見物できます。

     ダウニング街10番地から西に少しゆくと、「ホース・ガーズ」があります。ここは、王室騎兵乗馬連隊と王立騎馬砲兵・国王中隊によって守られています。
     ここでも騎兵隊の交替式が行われ、観客も少なく近くで見物できます。

  •  チャーチル博物館・内閣戦時執務室は、大蔵省の地下にあります。第二次世界大戦中に戦火を逃れるために内閣をここに避難させた施設です。この狭い地下で、大戦中に100回以上の閣議が開催されたそうです。

     チャーチル博物館・内閣戦時執務室は、大蔵省の地下にあります。第二次世界大戦中に戦火を逃れるために内閣をここに避難させた施設です。この狭い地下で、大戦中に100回以上の閣議が開催されたそうです。

  •  ロンドン塔は、1066年にイングランドを征服したウイリアム1世が外敵からロンドンを守るために造ったという城塞でした。中世には、身分のある政治犯などを幽閉したり処刑したりした場所です。<br /> 現在は、クラウン・ジュエルが一番の見所とされています。王や女王が身につけたマントや戴冠式で使われた職杖の本物が展示されています。<br /> ここを守る名誉職にヨーマン・ウオ−ダーがいて、案内役も勤めてくれます。

     ロンドン塔は、1066年にイングランドを征服したウイリアム1世が外敵からロンドンを守るために造ったという城塞でした。中世には、身分のある政治犯などを幽閉したり処刑したりした場所です。
     現在は、クラウン・ジュエルが一番の見所とされています。王や女王が身につけたマントや戴冠式で使われた職杖の本物が展示されています。
     ここを守る名誉職にヨーマン・ウオ−ダーがいて、案内役も勤めてくれます。

  •  ケンジントン宮殿は、かってロンドン市内を逃れて郊外に作られたということですが、今は街に取り囲まれています。しかし広大な公園に囲まれ、街中とは思えないゆとりが感じられます。<br /> ダイアナ妃が結婚後住んだ場所でもあり、離婚後も住み続けたところでもあります。<br /> オランジェリーでは、アフタヌーン・ティができます。

     ケンジントン宮殿は、かってロンドン市内を逃れて郊外に作られたということですが、今は街に取り囲まれています。しかし広大な公園に囲まれ、街中とは思えないゆとりが感じられます。
     ダイアナ妃が結婚後住んだ場所でもあり、離婚後も住み続けたところでもあります。
     オランジェリーでは、アフタヌーン・ティができます。

  •  イギリスへの旅のクライマックスを味わうために、バーミンガムへ向かいます。<br /> イギリスの産業革命が始まった初期には石炭を工場に運ぶために運河が造られ,舟で輸送されました。鉄道が発達すると運河での石炭輸送は行われなくなってゆきました。やがて運河は放置され荒廃しました。戦後に観光用に使うようになり、今では数千キロに及ぶ運河が改修され、ナローボートが3万隻も有るそうです。<br /> ロンドン市内から約束のバーミンガムへは、ユーストン駅からバージン鉄道を利用します。初めてのところなので早めに駅に行くと普通列車が9時49分に出発するのが分かりました。予定の10時43分の急行列車とほぼ同じ時刻に着くのが分かり、普通列車に乗りました。早起きは三文の得といいますが、早くユーストン駅に来たので20ポンド程安くバーミンガムへ行けました。

     イギリスへの旅のクライマックスを味わうために、バーミンガムへ向かいます。
     イギリスの産業革命が始まった初期には石炭を工場に運ぶために運河が造られ,舟で輸送されました。鉄道が発達すると運河での石炭輸送は行われなくなってゆきました。やがて運河は放置され荒廃しました。戦後に観光用に使うようになり、今では数千キロに及ぶ運河が改修され、ナローボートが3万隻も有るそうです。
     ロンドン市内から約束のバーミンガムへは、ユーストン駅からバージン鉄道を利用します。初めてのところなので早めに駅に行くと普通列車が9時49分に出発するのが分かりました。予定の10時43分の急行列車とほぼ同じ時刻に着くのが分かり、普通列車に乗りました。早起きは三文の得といいますが、早くユーストン駅に来たので20ポンド程安くバーミンガムへ行けました。

  •  ナローボートは、ナショナル・シーライフ・センター近くに停泊しているので、バーミンガム・ニューストウリート駅からは、路がややこしいので、あの黒いタクシーを利用しました。<br /> センターには、船主夫妻が迎えにきてくれていました。<br />早速、ナローボートに乗り込みました。2泊3日間貸し切りです。船主の奥さんが、昼食まだでしょうと、ツナサンドとスコーンを用意して紅茶をいれてくれ、我々夫婦と船主夫妻の四人で、川風に吹かれながらの昼食となりました。スコーンは、あまり美味しいものではないという先入観がありましたが、スコーンを半分に割って、ヨーグルト状のものやジャムなどを挟むと、これまでの先入観を変えなければならない味でした。<br /> 写真に写っているファーマーズ・ブリッジが有るところが、運河の起点になっているということでした。

     ナローボートは、ナショナル・シーライフ・センター近くに停泊しているので、バーミンガム・ニューストウリート駅からは、路がややこしいので、あの黒いタクシーを利用しました。
     センターには、船主夫妻が迎えにきてくれていました。
    早速、ナローボートに乗り込みました。2泊3日間貸し切りです。船主の奥さんが、昼食まだでしょうと、ツナサンドとスコーンを用意して紅茶をいれてくれ、我々夫婦と船主夫妻の四人で、川風に吹かれながらの昼食となりました。スコーンは、あまり美味しいものではないという先入観がありましたが、スコーンを半分に割って、ヨーグルト状のものやジャムなどを挟むと、これまでの先入観を変えなければならない味でした。
     写真に写っているファーマーズ・ブリッジが有るところが、運河の起点になっているということでした。

  •  ファーマーズ・ブリッジで運河が交差しているところを東に向かうと、すぐGas St Basinと呼ばれるバーミンガムで最もナウイ地区が運河の岸辺に広がります。ここは、運河で運ばれた荷物を保管する倉庫街だったところで、長らく放置され治安が悪いところになってたのをリニューアルしたのだそうです。<br /> 運河の幅は、写真に写っているとおりです。ナローボートには、幅2.1mという制限があります。長さは制限なしですが、乗船したAT EASE号は19.8mでした。

     ファーマーズ・ブリッジで運河が交差しているところを東に向かうと、すぐGas St Basinと呼ばれるバーミンガムで最もナウイ地区が運河の岸辺に広がります。ここは、運河で運ばれた荷物を保管する倉庫街だったところで、長らく放置され治安が悪いところになってたのをリニューアルしたのだそうです。
     運河の幅は、写真に写っているとおりです。ナローボートには、幅2.1mという制限があります。長さは制限なしですが、乗船したAT EASE号は19.8mでした。

  •  運河の見所の一つAqueductと呼ばれる運河が道路をまたぐ施設です。この<br />Aqueductは2年ほど前に完成した新しいものですが、石を積み上げた造りのものや鉄製のものもあるそうです。

     運河の見所の一つAqueductと呼ばれる運河が道路をまたぐ施設です。この
    Aqueductは2年ほど前に完成した新しいものですが、石を積み上げた造りのものや鉄製のものもあるそうです。

  •  周囲を樹木が取り囲むような光景が最も多く見られるボートからの眺めです。したがって、鳥のさえずりが聞こえたり、リスが木から水に落ちるというハプニングも目にしました。<br /> 途中では、水面にリスやウサギの死骸が浮かんでいるのも見え、自然の中に加えてもらってのクルーズなのだと感じた次第です。

     周囲を樹木が取り囲むような光景が最も多く見られるボートからの眺めです。したがって、鳥のさえずりが聞こえたり、リスが木から水に落ちるというハプニングも目にしました。
     途中では、水面にリスやウサギの死骸が浮かんでいるのも見え、自然の中に加えてもらってのクルーズなのだと感じた次第です。

  •  Aqueductが運河が道路を跨ぐのであれば、トンネルは運河が丘を通り抜ける施設です。トンネルの幅は、ナローボートが対向できる幅で造られていました。といってもせいぜい5〜6mの幅だったのでしょう。

     Aqueductが運河が道路を跨ぐのであれば、トンネルは運河が丘を通り抜ける施設です。トンネルの幅は、ナローボートが対向できる幅で造られていました。といってもせいぜい5〜6mの幅だったのでしょう。

  •  運河の管理運営は、現在、ほぼ一つの経営体が行っているようですが、かってはいくつかの経営体があったようで、その名残のオフィスです。<br /> ボートの所有者は、年会費を支払うと言っていました。

     運河の管理運営は、現在、ほぼ一つの経営体が行っているようですが、かってはいくつかの経営体があったようで、その名残のオフィスです。
     ボートの所有者は、年会費を支払うと言っていました。

  •  第1日目の停泊地に着きました。ナローボートの運航は、日の出から日没までと決められています。そして速度も6km程度だそうです。それも停泊しているボートがあるとさらにスピードを落とすことが要求されています。<br /> 運河の脇の小径は、かってエンジンの付かない石炭船を馬が牽いた路です。

     第1日目の停泊地に着きました。ナローボートの運航は、日の出から日没までと決められています。そして速度も6km程度だそうです。それも停泊しているボートがあるとさらにスピードを落とすことが要求されています。
     運河の脇の小径は、かってエンジンの付かない石炭船を馬が牽いた路です。

  •  クルーズ中、二度夕食の機会がありました。いずれもPubに案内され、自前で好きな料理を注文、地ビールを注いでもらって船主夫妻と4人でテーブルを囲みました。<br /> 利用したPubは、日本のファミリー・レストランの造りですが、少し照明が暗くて、アルコールを愉しむ人たちが大勢いるということです。犬を連れ込んでいる人たちもいました。<br /> どちらのPubも、田舎の道ばたにあってこんなところで経営が成り立つのかと思える場所にありました。

     クルーズ中、二度夕食の機会がありました。いずれもPubに案内され、自前で好きな料理を注文、地ビールを注いでもらって船主夫妻と4人でテーブルを囲みました。
     利用したPubは、日本のファミリー・レストランの造りですが、少し照明が暗くて、アルコールを愉しむ人たちが大勢いるということです。犬を連れ込んでいる人たちもいました。
     どちらのPubも、田舎の道ばたにあってこんなところで経営が成り立つのかと思える場所にありました。

  •  イギリスは、付加価値税が20%と聞きました。したがって物価は高いの一言です。Pubの看板ですが、ハンバーガーが3.99ポンド(約690円)です。ボリュームは、どの料理も日本のものを遙かに上回ります。<br /> 夕食などでも注文は料理は一皿、飲み物2コップでした。”share&quot;というと、取り皿とナイフとホークを持ってきてくれました。私たち夫婦にはそれでちょうど良い量でした。

     イギリスは、付加価値税が20%と聞きました。したがって物価は高いの一言です。Pubの看板ですが、ハンバーガーが3.99ポンド(約690円)です。ボリュームは、どの料理も日本のものを遙かに上回ります。
     夕食などでも注文は料理は一皿、飲み物2コップでした。”share"というと、取り皿とナイフとホークを持ってきてくれました。私たち夫婦にはそれでちょうど良い量でした。

  •  二日目の朝は、朝食は8時ですと言われていたので、停泊地付近の散歩に出かけました。住宅団地を歩きましたが、駐められている車が様々でした。ドイツの高級車があり、フランスの車があり、日本車も見かけました。イギリスの車がと思っていたのですが、後から教えてももらったVauxhallという車がイギリス国内で生産され、イギリス国内だけで販売されているということでした。<br /> 船主の奥さんのが造ってくれた「リスの朝食」と呼んだものです。大麦のフレークにヨーグルト、ナッツ、焼きたてのクロワッサン、果物、そして紅茶でした。

     二日目の朝は、朝食は8時ですと言われていたので、停泊地付近の散歩に出かけました。住宅団地を歩きましたが、駐められている車が様々でした。ドイツの高級車があり、フランスの車があり、日本車も見かけました。イギリスの車がと思っていたのですが、後から教えてももらったVauxhallという車がイギリス国内で生産され、イギリス国内だけで販売されているということでした。
     船主の奥さんのが造ってくれた「リスの朝食」と呼んだものです。大麦のフレークにヨーグルト、ナッツ、焼きたてのクロワッサン、果物、そして紅茶でした。

  •  跳ね橋を上げて、ナローボートを通すのですが、この橋は電動で橋が上がりました。ハンドルを使って手動で橋を上げたのも一カ所有りました。道路側には、簡単な遮断機のような棒が降りて自動車を停車させます。

     跳ね橋を上げて、ナローボートを通すのですが、この橋は電動で橋が上がりました。ハンドルを使って手動で橋を上げたのも一カ所有りました。道路側には、簡単な遮断機のような棒が降りて自動車を停車させます。

  •  ボートの操縦は、最後尾に写真のような舵のハンドルがありこれで方向を変えます。運転手の右手近くにスロットル・レバーがあってスピードの調整をします。<br /> 船主が、少し運河の広いところで操縦を代わってくれましたが、思ったようにボートは進みません。ボートがジグザグに進むのが自分でも分かって緊張しました。三日目には、トンネルの中で2度も接触させてしまいました。<br /> でも、操縦に免許は不必要で、貸しボートもあるそうです。

     ボートの操縦は、最後尾に写真のような舵のハンドルがありこれで方向を変えます。運転手の右手近くにスロットル・レバーがあってスピードの調整をします。
     船主が、少し運河の広いところで操縦を代わってくれましたが、思ったようにボートは進みません。ボートがジグザグに進むのが自分でも分かって緊張しました。三日目には、トンネルの中で2度も接触させてしまいました。
     でも、操縦に免許は不必要で、貸しボートもあるそうです。

  •  地図の左手から右の方向に進み、運河が交差するところまでが、今回のハイライトでした。20もの閘門が続くのです。一つの閘門で約2mボートは下がりましたから、おおよそ40mほどの丘を下ったことになります。

     地図の左手から右の方向に進み、運河が交差するところまでが、今回のハイライトでした。20もの閘門が続くのです。一つの閘門で約2mボートは下がりましたから、おおよそ40mほどの丘を下ったことになります。

  •  閘門を通過するための閘門の扉と樋の開閉は全て人力です。<br />ロックに舟を入れると、船尾側の閘門の扉を閉めます。木製の大きな扉に付いている棒を尻に当て体重をかけて足の力で押します。<br />次に船首側の樋をハンドルで開けます。ボートが下がって下側の水面と同じ高さになると船首側の扉を開け、ボートをロックから出します。<br /> 通過したロックの扉と樋は締めて次へ進みます。

     閘門を通過するための閘門の扉と樋の開閉は全て人力です。
    ロックに舟を入れると、船尾側の閘門の扉を閉めます。木製の大きな扉に付いている棒を尻に当て体重をかけて足の力で押します。
    次に船首側の樋をハンドルで開けます。ボートが下がって下側の水面と同じ高さになると船首側の扉を開け、ボートをロックから出します。
     通過したロックの扉と樋は締めて次へ進みます。

  •  こうして閘門を次々と下っていく作業は、人数が多いほど短い時間で済ませることができるので、作業を手伝わせてもらいました。結構楽しくやれたので、これもナローボートの非日常体験かと自分で納得しました。

     こうして閘門を次々と下っていく作業は、人数が多いほど短い時間で済ませることができるので、作業を手伝わせてもらいました。結構楽しくやれたので、これもナローボートの非日常体験かと自分で納得しました。

  •  二日目の夕食を摂ったPubです。&quot;Tom o the Wood&quot;という店でした。この写真は翌朝の散歩時に撮ったものです。夕食に行ったときは、Pubだと気がつかない雰囲気でした。あたりには民家もまばらで車も人通りも無いといった方が良いくらいでした。それなのに店の中は席の半分くらいは埋まっていました。

     二日目の夕食を摂ったPubです。"Tom o the Wood"という店でした。この写真は翌朝の散歩時に撮ったものです。夕食に行ったときは、Pubだと気がつかない雰囲気でした。あたりには民家もまばらで車も人通りも無いといった方が良いくらいでした。それなのに店の中は席の半分くらいは埋まっていました。

  •  船首の奥さん手作りの三日目の朝食です。ジャガイモのワッフルです。<br /> 二日目の昼食を紹介しませんでした。というのは、あまりに美味しかったので撮影前に食べてしまったのです。キッシュでした。船主がシェフの経験を生かして生地を作り、奥さんが具を乗せて焼き上げてくれたもので、いい味でした。

     船首の奥さん手作りの三日目の朝食です。ジャガイモのワッフルです。
     二日目の昼食を紹介しませんでした。というのは、あまりに美味しかったので撮影前に食べてしまったのです。キッシュでした。船主がシェフの経験を生かして生地を作り、奥さんが具を乗せて焼き上げてくれたもので、いい味でした。

  •  ボートが停泊していると、水鳥が近くを泳ぎます。バン、鴨、白鳥などです。古くなったパンくずを投げると競争のように群がって食べます。バンは警戒心が強くて近寄ってきませんが、パンくずを投げると咥えて草むらに逃げ込みます。鴨と白鳥は手の届くところまできてパンくずをねだります。<br /> 写真の茶色い白鳥は、この春生まれて幼鳥です。

     ボートが停泊していると、水鳥が近くを泳ぎます。バン、鴨、白鳥などです。古くなったパンくずを投げると競争のように群がって食べます。バンは警戒心が強くて近寄ってきませんが、パンくずを投げると咥えて草むらに逃げ込みます。鴨と白鳥は手の届くところまできてパンくずをねだります。
     写真の茶色い白鳥は、この春生まれて幼鳥です。

  •  ナローボートの船内です。<br />幅が2.1mなので極めてコンパクトに造られています。内装は船主夫妻の手造りと聞いて一層驚きました。<br /> 客用の寝室で、ベッドが二つあります。昼間は右のベッドを折りたたんでおきスペースを造ります。

     ナローボートの船内です。
    幅が2.1mなので極めてコンパクトに造られています。内装は船主夫妻の手造りと聞いて一層驚きました。
     客用の寝室で、ベッドが二つあります。昼間は右のベッドを折りたたんでおきスペースを造ります。

  •  船内のキッチンです。レンジ、オーブン、冷蔵庫など何でもそろっているようでした。<br /> 客がここを利用することはありませんでした。

     船内のキッチンです。レンジ、オーブン、冷蔵庫など何でもそろっているようでした。
     客がここを利用することはありませんでした。

  •  船内は暖房設備が整っています。9月24日は昼間17℃、夜間13℃の気温でしたが、毛布一枚で寒さを感じることはありませんでした。<br /> ちなみに船主夫妻も夜はこのボートで休みます。客用の寝室の後方に船主夫妻の寝室とトイレがあって、客室用の寝室の扉を開けることは全くありません。キッチンへは舟の外に出て船首側から入っていました。<br /> 船首に一番近い部屋がリビングルームです。その次がキッチン、その次にシャワー、客用のトイレ・洗面台、さらに次が客用の寝室と配置されています。

     船内は暖房設備が整っています。9月24日は昼間17℃、夜間13℃の気温でしたが、毛布一枚で寒さを感じることはありませんでした。
     ちなみに船主夫妻も夜はこのボートで休みます。客用の寝室の後方に船主夫妻の寝室とトイレがあって、客室用の寝室の扉を開けることは全くありません。キッチンへは舟の外に出て船首側から入っていました。
     船首に一番近い部屋がリビングルームです。その次がキッチン、その次にシャワー、客用のトイレ・洗面台、さらに次が客用の寝室と配置されています。

  •  シャワールームです。お湯も出ますので機能的には全くホテルと同じなのですが、いかんせん狭い。<br /> 足下にお湯が溜まるので、適宜、ひもを引いて機械を作動させ、船底より高い水面に排水する必要がありました。

     シャワールームです。お湯も出ますので機能的には全くホテルと同じなのですが、いかんせん狭い。
     足下にお湯が溜まるので、適宜、ひもを引いて機械を作動させ、船底より高い水面に排水する必要がありました。

  •  トイレと洗面台です。<br />トイレは、汚物をタンクに吸引させるという方式なので、使用後はかなりの音がします。飛行機のトイレに近い雰囲気です。洗面台は全く普通に使えました。お湯も出ました。<br /><br /> こうしたナローボートは、運河沿いにある船具屋に立ち寄れば、船首にある水のタンクに給水もできるし、ガスの補充、汚物の処理もできる仕組みになっているようでした。

     トイレと洗面台です。
    トイレは、汚物をタンクに吸引させるという方式なので、使用後はかなりの音がします。飛行機のトイレに近い雰囲気です。洗面台は全く普通に使えました。お湯も出ました。

     こうしたナローボートは、運河沿いにある船具屋に立ち寄れば、船首にある水のタンクに給水もできるし、ガスの補充、汚物の処理もできる仕組みになっているようでした。

  •  2泊3日で、バーミンガムのファーマーズ・ブリッジからハットンまでのクルーズでした。何かまだやり残したような気分で、もう数日続けたいという気持ちでした。予定の列車まで時間があったので船主の奥さんがお茶にしてくれ、思い出話に花が咲きました。<br /><br /> CHILTERN RAILWAYのハットン駅を午前11時55分発の列車に乗り込み、ロンドンの戻りました。

     2泊3日で、バーミンガムのファーマーズ・ブリッジからハットンまでのクルーズでした。何かまだやり残したような気分で、もう数日続けたいという気持ちでした。予定の列車まで時間があったので船主の奥さんがお茶にしてくれ、思い出話に花が咲きました。

     CHILTERN RAILWAYのハットン駅を午前11時55分発の列車に乗り込み、ロンドンの戻りました。

  •  ハットン駅は無人です。<br />赤いポストのような自動販売機で、1ポンドの入場券を購入します。列車内で、車掌にその入場券を手渡すと、1ポンド戻してくれます。そして乗車区間の運賃を改めて請求されます。ここでもVISAカードが有効でした。イギリスは、カードの支払いが進んでいて、露天商でも使えたところがありました。<br /> 余談、1ポンドの入場券を記念にくれないかというと、1ポンド要求されました。

     ハットン駅は無人です。
    赤いポストのような自動販売機で、1ポンドの入場券を購入します。列車内で、車掌にその入場券を手渡すと、1ポンド戻してくれます。そして乗車区間の運賃を改めて請求されます。ここでもVISAカードが有効でした。イギリスは、カードの支払いが進んでいて、露天商でも使えたところがありました。
     余談、1ポンドの入場券を記念にくれないかというと、1ポンド要求されました。

  •  この列車内の写真は、ユーストン駅からバーミンガム・ニューストリート駅までのバージン・トレインズです。レールの継ぎ目の音がしなくてスムーズな走りでした。戻りのCHILTERN RAILWAYもほぼ同じでした。

     この列車内の写真は、ユーストン駅からバーミンガム・ニューストリート駅までのバージン・トレインズです。レールの継ぎ目の音がしなくてスムーズな走りでした。戻りのCHILTERN RAILWAYもほぼ同じでした。

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