2013/09/14 - 2013/09/14
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empenguinさん
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サンフランシスコに滞在中の1日,Napa Wine Tasting にグループで行きました.15年ほど前に1度行ったことがあるのでどうしようかと思ったが,ソムリエ手前の資格をもつSさんがアレンジとガイドをしてくれるので,出掛けました.素晴らしいアレンジで以下の4ワイナリーに行き堪能.教えられたことが大部分でにわか知識の蘊蓄ですが,1日を順に記します.
Chateau Montelena
{Lunch: Taylor's (Gott's) Roadside Burger}
Opus One
Robert Mondavi
Domaine Carneros
- 旅行の満足度
- 5.0
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このミニバスで.
Napa Valley には400近くのワイナリーがあるそうです. -
最初にNapa Valley北端カリストガ(Calistoga)にある Chateau Montelena へ.
1976年「パリの審判」をご存じでしょうか?
パリで行われた目隠しワイン評価で代表的フランス・ワインを押しのけてカリフォルニア・ワインが赤,白ともに1位になったのです.この白ワインがここのMontelena だったのです.
Web: http://www.montelena.com/ -
Chateau Montelena 醸造所.
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Crush(圧搾)を見学出来るとの表示.
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白ブドウ,今(9月)が収穫期のようです.
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引いて見るとこうなってますが,下でCrush(圧搾)かどうかはちょっと分かりません.
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発酵はこのステンレス樽で行われてます.その後の熟成は木(オークなど)樽で行われ,香りが生まれます.
ワイン製造法の研究は カルフォルニア大学Irvine校で行われており,Napa Wineに貢献しているとのこと. -
Tasting Houseは醸造所の上の丘の上にあり,これは入口.
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1976年「パリの審判 (Paris Tasting)」で1位になった白ワイン(シャルドネ)が誇らしく飾ってある.
シャルドネは果実味豊かでふくよか. -
このお兄さんがバーテンダのカウンタでTasting.
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白2種,赤2種の計4種のtastingで $20.
最初は軽いリースリング(白;ボトルだと$25).
2番目は果実味のシャルドネ(白:ボトルだと$50).
1976年「パリの審判」で1位になったものの末裔になる? -
赤の最初は赤ワインの王様カベルネ・ソーヴィニヨン(ボトルだと$50)で,しっかりした味.
ゆっくりと味わいたいのに,次の客のためか,バーテンダのお兄さん,ペースがやや速すぎ. -
〆はカベルネ・ソーヴィニヨンだが上級クラスになるエステート(ボトルだと$150)で,ボルドーのような重厚さ.(でも後に出る Opus One の方がより奥が深く重厚.)
カウンタの上にブドウ種別の栽培マップ.手前に醸造所,Tasting House. -
別のtastingカウンタ.
着席の部屋もあったが,我々がいたときは使用してなかった. -
Chateau Montelena 赤ワイン.
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大(6L)から小まで各種のボトルサイズあり.
レギュラは上から2番目の756ml. -
1972年からの現Chateau Montelenaオーナー.
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Chateau Montelenaにこの中国庭園があるが,これは2代目オーナーだった中国人が作った.
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Robert Parkerはアメリカで最も影響力のあるワイン評論家です.
<a>http://ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・パーカー</a>
この人の評価によりワイン価格が左右されると言われてます.
このParkerさんがNapaに来ると必ず立ち寄るのがセントヘレナ(St. Helena)市街のこのBurger Shop "Taylor's"です.こちらでランチでした.
Napa Valleyを縦断する 29号線(St. Helena Hwy)沿い.ゴッツ ロードサイド (セントヘレナ店) アメリカ料理
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人気店で行列でした.
ゴッツ ロードサイド (セントヘレナ店) アメリカ料理
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メニューですが,店名が"Taylor's" から "Gott's" に変わったようでした.
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注文のときに名前を言いますので,出来ると名前が呼ばれこの小学生くらいの女の子から受け取ります.
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私はレギュラーのバーガーです.Macよりもずっと美味しいです.
スプライトと合わせて$10.74 で,Macよりは高いです.
マスタード下さいと言ったら,こんなにくれました.
(前の人はワインを沢山飲むのに,ランチでビールですね.)
余談: アメリカ西海岸の In-N-Out のハンバーガーは美味しいのですが,日本にないと思っていたら,昨年3月に神宮前に1店舗開店していました.今度行ってみようと思ったら,3/28 1日だけの試験開店だったよう.
http://www.sleepyheadjaimie.com/blog/?p=5342
http://palstage.blog.ocn.ne.jp/palog/2012/04/innout_burger_i.html
http://ameblo.jp/zipzap/entry-11205121139.html -
実はここの名物は Ahi Burger で,寿司のように生マグロがワサビと一緒に挟まった Burger です.
同行者が食べているところを撮らせてもらいました. -
いよいよ1pmに予約してあったNapaで最高評価の
Opus One です(Opus One は芸術作品の最初を意味する).
Tastingの白亜の館は小高い丘の上.
醸造所は少し離れたところのよう. -
Tastingの館の入口.
Opus One はボルドー1級シャトー,ムートン・ロートシルト当主が, Napa繁栄の基礎を築いたRobert Mondavi と協力して作ったワイナリー. Napa1番の評価.
Web: http://en.opusonewinery.com/オーパスワン ワイナリー 体験・アクティビティ
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受付のお嬢さん.
完全予約制です.
(フリーでも受け入れ可能な余裕はありますが,高級ラウンジですので,混雑を避けるためフリーは認めないのでしょう.) -
この内側がTasting Barカウンタです.
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バーテンダーのお嬢さん(お姉さん).
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私の Opus One 赤ワイン. これで$40.
(ボトルで買うと$225)
芳醇な香りは最初のここが一番しました.次第に鼻が鈍くなるようです. -
説明書がガラスケースに入っていました.それほど分かる訳ではないのに見入っていたら,説明書をくれました.少し書いておくと...
Vintageは2009.
ブレンドは,カルベネ・ソーヴェニヨン 81%, カルベネ・フラン 9%,Petit Verdot 6%, メルロー 3%,Malbec 1% (このようにして多彩で奥深い味を出す).
メルローは単独では渋み控えめで柔らかでまろやか.
Petit Verdotはブレンドに用いられ単独でのワインはない.
収穫から皮付で20日.
新しいフランス・オーク樽で熟成17ヵ月. -
気持ちのいいこんな感じの2階テラスへ.
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こんな写真を撮りました.
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こちらの方が雰囲気よいです.
進入道の先に Napa Valley中心を縦断する 29号線(St. Helena Hwy)が直交して走っている. -
席についてワイン談義.
Sさんはソムリエ手前ですし,東欧の日本大使館勤務した人,(ワインではないが)ビール専門家がおり,レベル高いです.
Opus One の味はと言うと,奥深く重厚で複雑です.(Sさんによると「複雑な味」は褒めていることになるとのこと.)
ボルドー1級シャトー,ムートンの当主が創設したという生まれから,最高級ボルドー・ワインに近いと言えるようです.
この量ですが複雑で濃厚なので,かなり時間をかけて味わうことが出来ます. -
木漏れ日の中の別席のカップル.
分かりにくいですが私のグラスが左側に置いてあります. -
正面には仏米の協力で出来たワイナリーを示す両国旗.
まだ少しワインの残ったグラスを置いて写真. -
3番目はOpus Oneからすぐ近くの Robert Mondaviワイナリーへ.
Mondavi さんはNapa Wine発展の基礎を築き,先述のように Opus One の共同創業者でもあります.
Web: http://www.robertmondaviwinery.com/
日本語説明: http://blog.looktour.net/13/robert-mondavi -
入口前の聖フランチェスコ像.
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Robert Mondavi ワイナリー入口. この入口はワインラベルの絵になっています.
設立は1966年.
Napaの代表的ワイナリーで最もポピュラー.
予約なしでOKです. -
Tasting だけでなく Tour や部屋の貸し切りもある.
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中に入ると広い庭と奥にはブドウ畑.
右手奥に醸造所. -
こちら側には屋外テーブル席.
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Robert Mondavi ワイン.
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Tasting Barカウンタ. 選べるワイン4種で$20.
白はシャルドネ2種とフュメ・ブラン2種(これはRobert Mondaviが改良で作ったブドウ),
赤はピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨン2種あり.
ピノ・ノワールはやや甘さがあり繊細で長い余韻だが,栽培も醸造も難しいとのこと. -
一度に4グラス渡されるので,このように幾つも並べてtasting.
決して悪くはないですが,濃厚な深みのOpus One の後なので,軽めに感じます.
Opus Oneを後にすべきですが,可能な予約時間のためこの順序になりました.
Robert Mondaviで作られたフュメ・ブランはすっきり感の味. -
屋外にもワイン・バーカウンタあり.
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屋外の席にも座りワイン談義.
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中の庭から入口を見たところ.
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こちらは予約スペースのようでした.
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ブドウ種作付マップ.
Opus Oneと親類関係なので,Opus One用のブドウも作っていました(水色のところ).
カリフォルニア大Davis校の研究用ブドウ畑もありました(薄オレンジ色). -
Napa Wineの父と言われる Robert Mondavi さん.
1918−2008で5年前に亡くなられました. -
ブドウ畑にはよくこのようにバラが植えられていますが,理由を知ってますか?
バラに虫を引きつけるためとのことでした. -
4番目はNapa南端に位置する Domaine Carneros .
こちらはSparkling Wine(シャンパン)です.
Web: http://www.domainecarneros.com/
日本語写真記事: http://blogs.yahoo.co.jp/hiroem6/38707936.html
右の道路はSonoma方面に向かう 12号線(Carneros Hwy). -
Domaine Carneros は丘の上の城のようです.
シャンパーニュの名門ディタンジェ社が1987に設立したワイナリーとのことで,まだ新しいです. -
丘の途中からの良い景色.
Sparkling Wineのブドウは気温が低い土地で育ちますが,Napaは San Pablo湾から冷たい空気が流れてくるので,南ほど気温が低い. -
ワインカウンターですが,ここでいただくのではありません.
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このような席について,ウェイトレスさんが来ます.
時間で予約して行きました. -
メニューですが,3種のSparking Wineがセットで $20.
(Sparking WineがNGの方もいたので,赤ワインも含むセットも頼みました.) -
ウェイトレスさん.
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左から Brut Cuvee(やや辛口), Brut Rose(中間), Vermeil Demi-Sec(やや甘口).
Sparkling Wineの甘辛など良く分からなかったですが,飲み比べると分かります.いずれも美味. -
別角度.
Sparkling Wineは普通は最初にいただくものですが,予約時間の都合で最後になりました.
すっきり味で最後を〆るのも悪くなかったです. -
ナッツやチーズもいただきました.
これまでのワイナリーではなかったので(ワインを飲むだけ),美味しかったです. -
赤ワイン(ピノ・ノワール)もあります.
私はこれまで十分いただいたので,ここでの赤ワインはなしに. -
売り物のSparkling Wines.
ボトルの値段は先のメニューにありますが,$37-47といったところです. -
売り場.
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サンフランシスコへの帰り道は少し遠回りをしてGolden Gate Bridgeを通りました.
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宿泊のHilton Hotel のすぐ近くに Napa Wine Shop あり.
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ANA便の赤ワインはフランス産 Art'sカベルネ・ソーヴィニヨンでした.ANAの説明書によると「ほのかな酸味のボルドーのカジュアル系赤ワイン」とのこと.
Opus Oneのような奥深さはないですが,十分で,普段はこういったカジュアル系のが気楽です.Opus Oneなどは特別の時のものでしょう.
プラスチックでなくワイングラスにすると味がよくなるようですが,エコノミーでは難しいでしょう.
おしまいです.
教えてもらったり調べたりしたにわか知識の蘊蓄で失礼しました.
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