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揚輝荘は、大正から昭和初期にかけて松坂屋の初代社長伊藤次郎左衛門祐民により構築された別荘。<br /><br />完成当時(昭和14年頃)には、約一万坪の敷地に30数棟の建物があリ名古屋の迎賓館・社交場としても使われたようです。<br /><br />時代が流れ、敷地の真ん中にマンションが建ち北園と南園として残された敷地・建物が平成19年に名古屋市に寄腑されました。<br /><br />平成20年に5棟の建造物(聴松閣、揚輝荘座敷、伴華楼、三賞亭、白雲橋)が市指定有形文化財に指定されました。<br /><br />今年、南園の聴松閣(写真の建物)の修復工事が完了し、開館されたので見学に行ってきました。<br /><br />北園の修復工事はまだですが、見学は無料です。毎週水・土曜(要予約)は無料でガイドしていただけ見学が楽しめます。

揚輝荘北園・南園を見学

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2013/09/18 - 2013/09/18

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名古屋やん

名古屋やんさん

揚輝荘は、大正から昭和初期にかけて松坂屋の初代社長伊藤次郎左衛門祐民により構築された別荘。

完成当時(昭和14年頃)には、約一万坪の敷地に30数棟の建物があリ名古屋の迎賓館・社交場としても使われたようです。

時代が流れ、敷地の真ん中にマンションが建ち北園と南園として残された敷地・建物が平成19年に名古屋市に寄腑されました。

平成20年に5棟の建造物(聴松閣、揚輝荘座敷、伴華楼、三賞亭、白雲橋)が市指定有形文化財に指定されました。

今年、南園の聴松閣(写真の建物)の修復工事が完了し、開館されたので見学に行ってきました。

北園の修復工事はまだですが、見学は無料です。毎週水・土曜(要予約)は無料でガイドしていただけ見学が楽しめます。

  • 地下鉄「覚王山」駅①番出口から日泰寺の参道を北へ徒歩約8分。<br /><br />日泰寺の山門。

    地下鉄「覚王山」駅①番出口から日泰寺の参道を北へ徒歩約8分。

    日泰寺の山門。

  • 「タイ(シャム国)国王から寄贈された釈迦の舎利(遺骨)をまつるため明治37年(1904年)建立されたわが国唯一の超宗派の国際的寺院である。<br /><br /><br />山号は釈迦を表わす‘覚王’寺号は日タイの友好を願い‘日泰寺’と名付けられた。」

    「タイ(シャム国)国王から寄贈された釈迦の舎利(遺骨)をまつるため明治37年(1904年)建立されたわが国唯一の超宗派の国際的寺院である。


    山号は釈迦を表わす‘覚王’寺号は日タイの友好を願い‘日泰寺’と名付けられた。」

  • 山門内右手の仏像

    山門内右手の仏像

  • 左手の仏像

    左手の仏像

  • 両仏像の説明書き

    両仏像の説明書き

  • 山門を横から。

    山門を横から。

  • 五重の塔。<br /><br /><br />日泰寺前の道を右に「揚輝荘北園」へすぐでした。

    五重の塔。


    日泰寺前の道を右に「揚輝荘北園」へすぐでした。

  • 入口に掲示されていた揚輝荘の案内

    入口に掲示されていた揚輝荘の案内

  • 北・南園の総合案内

    北・南園の総合案内

  • 北園の門につながる道。左手に門があります。

    北園の門につながる道。左手に門があります。

  • 門から中庭へ。

    門から中庭へ。

  • お庭の風景。

    お庭の風景。

  • 白雲橋<br /><br /><br />

    白雲橋


  • 修学院離宮の千歳橋を模したといわれる廊橋との説明

    修学院離宮の千歳橋を模したといわれる廊橋との説明

  • 廊橋は通行禁止でしたがこんな感じの内装です。

    廊橋は通行禁止でしたがこんな感じの内装です。

  • 白雲橋から煎茶の茶室「三賞亭」をみる。

    白雲橋から煎茶の茶室「三賞亭」をみる。

  • 白雲橋

    白雲橋

  • 正面の建物は煎茶の茶室「三賞亭」

    正面の建物は煎茶の茶室「三賞亭」

  • 信長塀<br />

    信長塀

  • 大木の説明がありましたが、説明に気を取られてシャッターチャンスを逃しました。

    大木の説明がありましたが、説明に気を取られてシャッターチャンスを逃しました。

  • 庭園内の起伏が、趣きをだしています。

    庭園内の起伏が、趣きをだしています。

  • 三賞亭の説明<br /><br />大正7年、茶屋町(現中区丸の内2丁目)の伊藤家本宅から移築した揚輝荘最初の建物。

    三賞亭の説明

    大正7年、茶屋町(現中区丸の内2丁目)の伊藤家本宅から移築した揚輝荘最初の建物。

  • ベンガラ色(赤)の土壁の「三賞亭」

    ベンガラ色(赤)の土壁の「三賞亭」

  • 三賞亭内の茶室

    三賞亭内の茶室

  • お庭の様子

    お庭の様子

  • 趣のある小さな橋<br /><br />この水面に日泰寺の五重の塔が逆さに映るそうですが、撮らえられません。

    趣のある小さな橋

    この水面に日泰寺の五重の塔が逆さに映るそうですが、撮らえられません。

  • 伴華楼(ばんがろう)<br /><br />昭和4年、鈴木禎次の設計により尾張徳川家ゆかりの座敷に洋室等を加えて建築されました。

    伴華楼(ばんがろう)

    昭和4年、鈴木禎次の設計により尾張徳川家ゆかりの座敷に洋室等を加えて建築されました。

  • 長い軒下。

    長い軒下。

  • 柱の上部の細工が凝っているとの説明。<br /><br />鹿の方が目立っちゃいました。

    柱の上部の細工が凝っているとの説明。

    鹿の方が目立っちゃいました。

  • 玄関内。

    玄関内。

  • この地がお月見の名所であったことから「餅つきのウサギ」を壁に入れたとのこと。

    この地がお月見の名所であったことから「餅つきのウサギ」を壁に入れたとのこと。

  • 凝った棚のある客間。

    凝った棚のある客間。

  • 2階の洋間にある暖炉。暖炉の周りにいろいろな瓦が埋め込まれています。

    2階の洋間にある暖炉。暖炉の周りにいろいろな瓦が埋め込まれています。

  • ガイドさんが絨毯をめくって床もこんなに凝っているんですよと案内。

    ガイドさんが絨毯をめくって床もこんなに凝っているんですよと案内。

  • 同じく天井も。

    同じく天井も。

  • 2階の茶室。

    2階の茶室。

  • にじり口と天井。

    にじり口と天井。

  • 欄間。<br /><br />

    欄間。

  • 2階廊下の境戸も引いたらこのように風情ある風通しの窓になります。

    2階廊下の境戸も引いたらこのように風情ある風通しの窓になります。

  • 洋室のステンドグラス。

    洋室のステンドグラス。

  • 洋室の床。

    洋室の床。

  • 北園からマンション脇の細い道を通って南園の入口にこの伊藤家の石の家紋が置かれていました。<br /><br />伊藤家は銀行も経営していたようでその時この石の家紋を掲げていたとのこと。

    北園からマンション脇の細い道を通って南園の入口にこの伊藤家の石の家紋が置かれていました。

    伊藤家は銀行も経営していたようでその時この石の家紋を掲げていたとのこと。

  • 南園の「聴松閣」です。(入場料一般300円,一日乗車券提示すると240円)<br /><br />山荘風の外観をした迎賓館で、昭和12年に建てられました。

    南園の「聴松閣」です。(入場料一般300円,一日乗車券提示すると240円)

    山荘風の外観をした迎賓館で、昭和12年に建てられました。

  • 1階に食堂にある暖炉。やはり瓦が埋め込まれています。

    1階に食堂にある暖炉。やはり瓦が埋め込まれています。

  • 食堂の棚の上に「いとう」の灯り。

    食堂の棚の上に「いとう」の灯り。

  • 2階の書斎。<br /><br />小高い土地の上に建っており窓からの風景を家主の伊藤祐民が楽しんだとのこと。

    2階の書斎。

    小高い土地の上に建っており窓からの風景を家主の伊藤祐民が楽しんだとのこと。

  • 2階の応接室。

    2階の応接室。

  • 2階の和室。

    2階の和室。

  • 地下はインド様式のホールとなっています。地下の暖炉。<br /><br />昭和9年に4か月のインド等へ仏跡巡拝旅行をして、その時に受けた感銘を再現したとのこと。

    地下はインド様式のホールとなっています。地下の暖炉。

    昭和9年に4か月のインド等へ仏跡巡拝旅行をして、その時に受けた感銘を再現したとのこと。

  • 地下でも自然の光が入るよう造られ、窓ガラスはエベレストの山々の意匠となっていました。

    地下でも自然の光が入るよう造られ、窓ガラスはエベレストの山々の意匠となっていました。

  • そして小さな舞台もありました。

    そして小さな舞台もありました。

  • 昭和14年ころの揚輝荘。<br /><br />北と南をつながるトンネルも作られて、戦時中は防空壕として使用されたとのこと。<br /><br />今はマンションができたためコンクリートでふさがれて通り抜けできない。

    昭和14年ころの揚輝荘。

    北と南をつながるトンネルも作られて、戦時中は防空壕として使用されたとのこと。

    今はマンションができたためコンクリートでふさがれて通り抜けできない。

  • 聴松閣の立派な玄関。

    聴松閣の立派な玄関。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 唐辛子婆さん 2013/10/15 22:23:37
    日泰寺!
    名古屋やんさん

    日泰寺ってちっちゃい時毎月祖母に連れられてお参りしたお寺でした!
    タイからお釈迦さまのお骨が運ばれてきただなんてまったく知らなかった
    ってか
    タイがなにかも知らなかった遠い遠い半世紀以上も前の話・・・。
    なんだかとってもご縁を感じてしまいます。

    その近くにこんな趣のある揚輝荘があったんですね。
    ナンジャモンジャの木、大好きな木のひとつです。
    また、名古屋にいったら訪れてみたいところが増えました。

    そうそう、徳川博物館で源氏物語絵巻展やるんですってね。

    唐辛子婆

    名古屋やん

    名古屋やんさん からの返信 2013/10/16 21:36:01
    RE: 日泰寺!
    こんばんは。
    >
    > 日泰寺ってちっちゃい時毎月祖母に連れられてお参りしたお寺でした!
    > タイからお釈迦さまのお骨が運ばれてきただなんてまったく知らなかった
    > ってか
    > タイがなにかも知らなかった遠い遠い半世紀以上も前の話・・・。
    > なんだかとってもご縁を感じてしまいます。

    え!唐辛子さんがお参りされてたんだ。日泰寺はお釈迦様のお骨が祀られてることで有名なお寺ですが、実は今回初めて敷地内に入ったんです。でも、山門までしか入れなかったの。何故かって、誰かわからないけど盛大なお葬式の準備中だったんです。

    > その近くにこんな趣のある揚輝荘があったんですね。
    > ナンジャモンジャの木、大好きな木のひとつです。
    > また、名古屋にいったら訪れてみたいところが増えました。

    通り一遍に見るだけでなく案内もあり、関心をもって見学できよかったですう。東京の庭園の規模と比べ小さな園ですが、是非、行きましょう。

    > そうそう、徳川博物館で源氏物語絵巻展やるんですってね。

    そうらしいです。ずーと行ってないのでそのうち行きたいと思っています。
    待っててね。
                  名古屋やん

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