2012/04/24 - 2012/05/03
45位(同エリア96件中)
ちゃおさん
夜の賑やかな通りは、浅草の三の酉の賑わいを見ているようだ。通りの両側には食い物屋、駄菓子屋、土産物店、香具師の声。この街は毎日がこんな風に賑やかに、お祭り騒ぎのような夜を迎えているのか。タイの田舎町でも祭りの夜の街の賑わいとか、ナイトマーケット、ナイトバザールの賑わいを経験しているが、それはその祭りの日限りの事であり、この開封の夜の通りのような、毎日、毎晩繰り返されているような浮かれた日常はない。そう、ここでは日常がこのフェスタ、浮かれ騒ぎの毎日なのだ。
フードコーナーは又すごい賑わいで、テニスコート3−4面程の大きさの広場にぎっしり食い物屋が並び、その数50店以上はありそうだ。山海の珍味を並べ、その場で焼き物、料理をしてくれ、座っている場所まで運んでくれる。1000年前の汴亰の夜の賑わいはこんなものだったろうかと、遠い昔を想像する。こんな場所で一人で飲み食いしている場違いを感じるが、社会観察と思って、周りの賑わいに同化する。
飲んでいる近くで「ぺったん、ペッタン」音がする。一定のリズムを持った規則的な音だ。さっき歩いてきた通りで餅つきが始まっているようだ。近くに行って見てみると、日本にあるのと全く同じ形をした臼と杵で餅を撞いている。仕草も合いの手も全く同じだ。東南アジアの各地を旅行し、いろんな町へ行き、祭りも見たが、この「餅つき」を見たのは、ここ開封が初めてだ。不思議な光景だった。
しかし臼の中を見ると、そこにはもち米ではなく、何か、固めた恙、ピーナツ菓子のようなものを杵で撞いて固めて、更に固くしているようだった。臼と杵は日本のと全く変わらないが、使用方法が長い年月の間に変化していったのか・・。陸稲は元々中国のこの地方、河南、江南地方から日本に渡って来たと言われているが、それと同時に臼や杵も日本に移入されたのか・・。処が今の中国には既に「餅」もなく、従って、糯米(もち米)も栽培されなくなっているのだろう。それは兎も角、この珍しい習俗、「餅つき」をみて、動画に収めておくことにした。
- 旅行の満足度
- 5.0
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