2013/06/15 - 2013/06/19
46位(同エリア182件中)
旅わ〜るどさん
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- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 49,743アクセス
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一時、日本に旋風を巻き起こしたブータン。どこか懐かしさがあふれるこの国は、かなりの頻度でテレビに取り上げられ、急に注目を浴びることになってしまった国でもありますが、あらゆるメディアに紹介されても、まだまだ『謎』がうごめく国の一つではないでしょうか!そんな謎めきながらも、強烈に気になる国ブータン。実はブータンに降り立った直後は、”そんな好きな国じゃないかも。。”と大胆にもそんな思いが頭をよぎりました。けれど、この国をじっくりと巡るうちに、今までにはない説明のできないこの国の良さがじりじり身と心に伝わってきて、すっかりブータンの虜に。生きているうちに「是非」もう一度行きたい国のひとつとになってしまいました。戻ってきてからもブータンの美しい景色が鮮明に離れることはなく、“ブータン”と誰かが叫ぼうものなら、美しい川のせせらぎと、穏やかな山岳の風景達が常に頭の中を漂ってる状況です。ブータンにすっかり酔いしれているワタシ。そんなブータンの魅力と併せて、今回宿泊したブータンの中でも超高級ホテル・コモホテルの魅力もたっぷりお伝えします。
【今回の日程】
6月15日〜16日 パロ宿泊/ウマ・パロ
6月16日〜17日 プナカ宿泊/ウマ・プナカ
6月17日〜19日 パロ宿泊/ウマ・パロ
の主に東ブータンをまわる定番のコースです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 旅行の手配内容
- その他
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ブータンへの朝は早い!空港はいつもの活気の半分くらいですが、それでも各カウンターでチェックインをする人の影がちらほら。出発前の空港はいつ行ってもたまらない雰囲気。フライトは6時50分発。今回は小団体なので、4時30分に空港に集合。あっという間にチェックインの時間です。チェックインカウンターでは地元と思われるブータン人、そしてタイ人、日本人もちらほら見えます。座席はもちろん窓側。ブータンへ向かう際には“カンチェンジュンガ等のヒマラヤを望む事ができる左側がお勧め!”との現地スタッフの言葉通り、左側を確保。チェックインを待ちながら仲間と話をしていると、寝坊が怖いので、前日寝てない人が続出。ブータンへの旅は体力勝負です。
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な、なんと空港に向かう途中、長年使ってなかったシューズが崩壊。出国後、急いで空港内のスポーツ品店に行き新たにシューズを購入。空港内のショップは女性ものの取り扱いが少なく、選択枠も少なくでなんとか履けそうなものをセレクト。急いで出国ゲートへ向かいます。機内へはバスでの移動です。いよいよブータンへ向け出発です!
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バスに乗り走ること数分。ブータンの国営航空ドルック航空が見えてきました!今までいろんな飛行機に乗ったけれど、初ドルックは喜びもひと押し。後方の航空会社のマークがなんともまぁ神々しい!
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民族衣装を着たCAの方の出迎えで座席に到着。次々と乗ってくるお客さんの顔やCAの動きをきょろきょろとずっとみまわしていると、だいぶ座席に落ち着いてきて、CAの方がカウンターで人数確認。カチカチと人数をカウントしていく音が響きます。さすがドルック!カウンターで人数確認か〜。ブータンらしいといえるのでしょうか。。カウンターでの人数確認もあっていたようで、扉が閉まり飛行機はゆるゆると上空へ!そして落ち着いたところでブータンの入国カードが配られます。つるつるした素材の紙。このタイプはあまりみたことない。入国カードひとつにしても“やっぱりブータン”となぜか驚き。
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早々とCAさんによる機内サービスが始まります。民族衣装が何とも言えずいいよね〜。先ずはお飲物のサービスです。用意されている飲み物はオレンジジュース、リンゴジュース、マンゴージュースなどのソフトドリンクとビールなど一般的な飲み物です。
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メニューはオムレツ。ジャガイモのソテーが添えられていますが、ジャガイモはブータンではとにかくよく食べられています。今後よくジャガイモの料理が出没しますが、これが結構おいしいのです。
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経由地に到着です。ブータンへは直行便がなく、インドのグワハーティーかバグダグラもしくはバングラディッシュのダッカのいずれかを経由します。今回はバグドグラに一度降り立ちます。機内からは降りることなくそのまま待機。ここで降りる人や、新たな乗客の準備が整うと出発です。機内誌のルートを見るとブータンは地図上ではわずか10センチにも満たない距離。あともう一歩でブータンです!
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経由地を出発し簡単なスナックとジュースがサービスされます。
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雲が増えてきました!いよいよブータンが近づいてきた感じ!山の上にまるで雪が乗っかったかのような、雲・雲・雲です!
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お!民家が見えてきました。大きく蛇行する川が美しいです。初めての国に降り立つ時は、「いつでも」「だれでも」ワクワクなこと間違いありませんが、ブータンは格別!気持ちの高揚度は断トツ一位!
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無事ブータン到着。遠くに見える建物の様子が何か違う感じ。は、早く降りたい!!
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タラップを降りて行くと、向こうに空港が。あ、あれが空港??今まで散々、ブータンの空港は他とは違うと聞かされ続けてきた、その理由に納得。あまりにもちんまりとした空港は、どこかお金持ちの家の敷地に到着した感じ。これが、ブータンです。
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空港内へは徒歩にて。皆、写真撮りまくりです。それはそうでしょう。
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ブータン空港です。ブータンらしいデザイン。ここの空港は最も「ホッ」とできる空港にランクインするのではないでしょうか!
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空港内に入る前に、もう一度飛行機を振り返ります。
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入り口です。ここから入国審査に向かいます。温泉旅館の入り口のようですね。
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入国審査手前。カウンターは3箇所。見えずらいですが、カウンターは木目でてきており、ブータンらしいデザインが施されています。カウンター後方頭上には歴代の王様の写真が。日本でも一大旋風を巻き起こした、第五代国王の写真のみカラーで初々しいです。前に並んでいた日本からの観光客の方と少し話をしましたが、なんと!お祭りなどを見ながら9日間!ブータンをゆっくり見て回るそうです!
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空港の手荷物受け取り場。ブータン人が購入してきたのか、さっきからかなりの大きさの薄型テレビかベルトコンベアをくるくると回っています。荷物が出てくる口の頭上に、ここにも王様の写真が、…
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荷物もそろい空港から、のどかな田園風景の中を走りながら一路ホテルへ。のんびりとした風景、風景の中に点在する独特の家々い、ブータンなんだと思いつつも、心のどこかで“実は日本のどこかの田舎にいるんじゃないの?”といまいち実感が湧かず。ホテルは非常に空港に近いため、程なくホテルに到着。この写真は後から撮ったもので、本当はこのホテルのマネージャーとスタッフ、そしてホテルの看板犬クンが、大盛大にお出迎えしてくれてました。
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ホテルのロビー。全体的にこじんまとしていますが、それがかえって居心地のよさが感じられます。
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更にロビーの一部。冬は活躍するであろう暖炉のディスプレーの石がなんだか素敵です。いいホテルはこういった、ちょっとしたインテリアがとても参考になります。
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ロビーに併設されたバー。レトロっぽい感じが山のリゾートを演出しているような気がします。
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一旦、お部屋に入りましたが、少しの休憩でホテル内の見学へ。今回宿泊するお部屋はなんとビラ!ビラの詳細は後ほどゆっくり紹介するとして、まずは他のお部屋へ。ウマパロのお部屋は大きく分けて、ビルディングタイプとビラタイプの2種。こちらは、ビルディングにある一番下のタイプのデラックス。このお部屋もなかなかいいじゃありませんかぁ。
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窓に面してテーブルセット。ここから、絶景が…。
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こーんな感じで広がります。この景色だけでも、このデラックスに泊まる価値あり!
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バスエリア。こじんまりとしていますね。使い勝手がよさそうです。
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そして、お次はスィートです。スィートの基本としては、1リビング+1ベットルームが鉄則です。広々としています。
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バスタブは猫足タイプ。バスタブ愛好家(でもないが、、)としては、夢のバスタブです。山の緑を眺めながらのバスタイムはザ・バスロマン。
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ベットルームはこんな感じ。スィートは角部屋になるので、周囲の視界が扇状に広がり、日の光が差し込みます。
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ホテルの一部の屋根は昔ながらのスタイルとの事。まるで、日本昔話にでてきそうな伝統的なスタイル。実際にみるのは初めてかも。こうやって、ブータンのトリップは、幾度なく昔にタイムスリップすることがしばしば。
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スパ付近の待合エリア。
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スパレセプション。
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ちょっと暗いですが、スパのお部屋です。
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ヨガルームももちろん完備です。宿泊者は無料でレッスンが受けられますよ。
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室内温水プール。やはり、設備は一般的なホテルと比べて完璧です。
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何と言っても忘れてはならないのがブータンといえば、”名物石焼風呂”。もちろん、これも完備です。石焼風呂とは、熱く焼いた石をバスタブに投入し、お湯を温めるという、ブータンでは昔ながらの方法です。壁側の小さいあなから、石がゴロゴロとでてきます。外ではスタッフが石を焼きながら待機。お湯がぬるくなると合図を出せば、穴から焼きたての石が投入されます。
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セットアップ完了。伝統的なお風呂もラグジュアリーホテルの手にかかれば、なんとも素敵な雰囲気に。
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さて、ホテルをひととおり見学した後、待ってましたいよいよ昼食です!レストランの入り口です。
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どうですかこの感じ!四方から降り注ぐ日の光。山荘のくつろげるレストランという感じで、メインレストランに相応しい装い!
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ほぼ360度の円形レストラン。窓際に沿ってテーブルが配置されています。
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窓の向こう側にはブータンらしい景色が広がります。ほっとできる瞬間ですね。
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日の明るいうちは、森林浴をしながらの食事です。何てステキなんでしょう。
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いよいよお食事登場!コモホテルズは施設はもちろんの事、お食事のレベルが非常に高いとの評判。当初は「いいといっても、どうせ他のホテルと変わらないそこそこレベルなんんじゃないの??」と半分疑っていましたが、コモの食事のレベルは半端ない!まず最初に登場したのは蕎麦のパスタ風です。様々な種類の野菜、松の実なども入ってとってもヘルシー。女性には間違いなく喜ばれる「おススメの一品」です。もう一度、これを食べに帰りたいくらいに絶品!
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こちらは、見ての通りお寿司です。ゴマだれでいただきます。いやいや、お寿司には醤油でしょ!と突っ込みが入りそうですが、ゴマだれが変わっててこれまた美味なんです。
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こちらは、ビリヤニというインド料理です。インド風炊き込みご飯というところでしょうか。でてくるもの、全て間違いなく美味しいんです。
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こちらは、ヤクの肉でできたハンバーガー。ヤクって食べれるんですね…。臭みもなく予想外の美味しいさに大満足。
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今日はもうホテルでゆっくりでいいじゃん。と、思いながらも、まさかそういう訳にももちろんいかず、午後は観光に出発です!一番最初はパロゾンへ。ゾンとはブータン語で“お城”の意味だそうで。県庁とお寺が融合した施設との事。元々は要塞だったそうです。ゾンがだんだん近づいてきて、一瞬気が引き締まる思い。
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さて、中に入ると早速ガイドさんの説明が始まりました。“これは、ブータン国民がとても大事にしているものです…” 壁面は一番下は象、その上に猿、そして、兎、鳥の順にのかっている。英語で“Four Friends“ 直訳すると 4人の友達でしょうか。鳥が種を蒔き、兎が肥しをやり、猿が水を与え、象が木を守るという。要は皆で協力して物事にあたろうという教え。これは、家庭、会社、いわゆる世の中全てに共通することですね。とっても単純なことですが、ずっしりと心に来ます。早速、ブータンの根底を垣間見た様な気がしました。
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更に足を進めて、ゾンの中心部に来ました。人影はそれほどなく、静寂な空気が流れます。
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壁面に画かれた細密な宗教画、柱の奥に見える壁にはブータンらしいといえるのか、凝った装飾が垣間見えます。ブータンに来る前にこんな感じの写真を何度目にしたことか。それらを手に取れる近さで見られ、じんわりと感動が。
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これも写真でみた光景そのまま。小僧が談笑しています。写真だけの世界かと思ってましたが、いま本当にブータンにいます!
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ゾンからの景色。これから滞在中はこんな光景がずっと続きます。こんな当たり障りのない景色が、まるで目に見えない“ヒーリング”のように、知らぬ間に自分を癒してくれている事に後で気づきます。
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このパロゾンは、映画「リトルブッタ」にも使われましたと、ガイドさんの説明。手で差した先には橋が。恐らく、映画を見た人にすると「ああ〜」と共感できるのでしょうが、映画観てない。。戻ったら即効レンタルして絶対観ないと。
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さて、ホテルに戻り肝心のビラのお部屋の紹介です。ビラは名前のごとく一戸建ての独立した宿泊施設です。木々に囲まれたヴィラ。外観はこんな感じです。
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正面に入口です。完全に一戸建てのおうちですねこれ。シックで渋い色合いのブータンらしい外装です。中はどんな感じ??は、早く中へ!
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中はこ〜んな感じでした。正面玄関はいった直ぐは居間です。暖炉なども設置されており、冬などはこの暖炉を挟んで家族団欒のひと時が過ごせますね。わきあいあいと過ごせること間違いなし!長椅子には大人の人が一人寝れます。
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居間を抜けて、扉を開くと寝室です。落ち着いたホッとできる色調です。
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ベットの基本はやはり白でしょ。枕カバーの赤いチェック柄がアクセントになっているのがポイントです。
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壁の上部にはブータンらしいデザインが施されています。
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ベットと長椅子。自分の家がこんな感じだったらどんなにいいことか。。
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窓際の長いすは、間違いなくいつまでも寛げますね。
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バスルームです。猫足のバスタブ。バスタイムを楽しむには最高ですね。右手奥にはトイレとシャワールームが個々に設けられています。しかし、このバスルームのスペースだけでもまた人が一人寝れそうなほどの広さです。
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タオルウォーマー。ものが乾きにくい山のリゾートではこういうのがあると何かと便利です。ホテルの細かい気配りが伝わります。これは、トイレ付近にもひとつ設置されています。もちろん熱いので要注意!
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お部屋のメモ帳には何やら手書きのメモが。このお部屋担当のバトラーさんの名前と携帯番号が書かれていました。手書きがなんだかより一層親しみがわいてよろしいです。さぁ〜お部屋も文句つけようもなく素晴らしいし、あとはゆっくりして明日に備えるべし!
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朝です!何と言ってもツアーで宿泊するホテルの朝食はかなりの重要度を占めると個人的には認識しています。普段は朝食をとらない生活パターンですが、何故かホテルに泊まると朝食をしっかりとります。前日のランチがすこぶるよかったこのホテルの朝食も、否応なしに期待が高まります。なんたってあと3泊もコモホテルズ泊まるんですから。ビュッフェ会場をくまなくチェックします。まずは、手始めにパンのブースはこんな感じ。選べないくらいにあるのもウキウキしますが、結局全部は食べれないので、抑えるポイントは抑えて提供しますという、こんなスタイルもかなり好きです。コモホテルズの場合、パンも含めたビュッフェラインの種類はこれで十分ということが、実は後で分かります。
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これは、前菜ブースです。パンにせよ、前菜にせよ、メニューは定期的に少しずつ変わって行きます。
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ジュース類です。ジャムの瓶のような容器に入れらているのがなんとも斬新。これは、思いつかなかった。ディスプレイもとても素敵です。ビュッフェはこれくらいの品揃えですが。。コモホテルズはこれとは別にメインのメニューがあり、一般的な卵料理やパンケーキ類から、麺&お粥などのアジアン料理まで、とにかく品数豊富。1か月いても飽きないかも。メニュー全部食べてみたい程、そそられる品揃えでとにかくその種類は何十種類にも及びます。悩みに悩んでその中である一つをようやくセレクト。
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じゃ〜ん。メイン登場です。これはポーチドエッグパン乗せです。お勧めとの事で頼んでみました。もちろん!間違いなし!たまに、コモホテルズに宿泊されるお客さんは先ほど案内したビュッフェだけと勘違いし、料理が少ないとこぼす方もいらっしゃるようですが。。ここは大事!!メインを必ず頼んでくださ〜い!それよりも、やっぱりこのままホテルでゆっくりでもいいよね〜。
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ホテルでゆっくりしたい気持ちとは裏腹に“出発です。”ガイドさんが静かに呟きます…。確かにホテルでゆっくりともしたいところですが、いろんなとこを見て回らないと、なんの為にブータンに来たのか!今日はプナカからティンプーへ向かいます。まずは、朝イチで市場へ向かいます、途中の写真スポット。
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これは川と川が合流する地点。ブータンでは唯一電力が最大の産業です。ヒマラヤに位置するブータンは、雪どけ水が流れる川が多くあり、山がちな地形で勾配も急。この地の利を生かして、ブータンでは水力発電に力を入れています。いろいろな面でインドにお世話になっている状態のようですが、唯一この電力はインドに売電されています。
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市場へ到着です。恐らく他の国もある市場となんら変わりないと思うのですが、お坊さんと民族衣装を着た人が写真い入るだけで、一挙に「ブータン」という指定の国に早変わりです。
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広々としたスペースに野菜が所狭しとと並べられています。売られている物も月並みなのでしょうが、市場と聞くだけでテンションが上がるのは私だけでしょうか?
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出ました!山盛りの唐辛子。ブータン国民は年間かなりの量の唐辛子を消費することで有名です。そもそも唐辛子は香辛料ではなく“野菜”だそうです。。えっ?聞き間違えではありませんよ。この国ではれきっとした『野菜』にもれなく分類されます。手前のシシトウのようなものは、恐らくブータンの代表的な料理“エセ”と呼ばれるものに使われるものです。この後、ブータン料理には必ず登場します。
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この黄色い粒はトウモロコシをつぶしたもの。ブータンの食事では、おかずに白米&赤米、もしくは白米&トウモロコシをつぶしたものが必ずでます。
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2階から撮影してみました。一階は主にインドからの輸入品。2階はブータンの国産品が販売されています。
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朝からわさわさと皆で協力して準備をします。たわいもない話しをしているんだろうなぁ。これも朝の平和な光景なんでしょう。市場を後にし峠を目指します!
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標高3,150mのドチュラ峠に到着!かなりの曲がりくねった道を上がって行くとのことで、ホテル出発前に心配な人は酔い止めを飲んだ方がいいと、口が酸っぱくなるほど言われていたが、車の心地よい揺れで気付くと既に峠に到着していた…。峠は霧がかかってこんな感じ。晴れていると絶景が臨めるのでしょうが、まぁ、これも幻想的でかえっていいのかも。
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こんもりした丘には108の仏塔が。108とは、仏教では煩悩の数ですね。
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ホテル兼休憩所へ。ティンプーやプナカのホテルが取れない場合、ここのホテルになることがあるそう。
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ホテルのレセプションらしい。模様が精密できれいな反面、遊園地のような感じもしなんだかいいね。
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トイレ付近にあった売店では、こんなものが売られています。細かい刺繍が入っていて、思わず手に取って買いたくなってしまうような可愛らしさ。
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絶景が見えるテラス。トイレ休憩のあとには、ここでお茶タイム。
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本来はこのテラスの窓から絶景が見えるらしいのですが…。霧です。両手に茶飲みコップを抱え、しばらくじっとしてたら晴れるんじゃないかと思いましたが、晴れません。まったく。帰りも通過するので、帰りに期待します。しぶしぶ重い腰を持ち上げます。
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峠を越え昼食場所に到着。
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「お疲れモゥ〜」などと言ってそうな牛のお出迎えつき。なんとものどかな風景。ブータンは所々こういった風景がみられ、癒されます。
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昼食後は、あの小高い丘にある寺院チミラカンへいきます。
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昼食会場からの景色。こんな風景をみながらの食事は絶対美味しいハズ。
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昼食会場です。既に別の日本人のツアー客も到着しています。
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着いた座席の向こうには、なんともきれいな景色が。食事と景色の両方でお腹いっぱいになれそうです。
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食事はビュッフェです。品数は選びきれないほど!というわけではないですが、どれも美味しそう。
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おかず内容はこんな感じ。ご飯はやはり赤米が混ざったもの。イモ料理も頻繁にでます。このイモ料理が結構美味しい。殺生を嫌うブータン人の食事は肉類が少なく野菜が多いです。健康に気をつけなければならない、いい年の自分としては有難い限り。
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また出ました“エゼ”。ご飯のお供。日本人が味噌汁を欠かさず食べるように、ブータン人にとってはこのエゼを食さないと食事が終わらないようです。。
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これは山菜。チーズで和えてあるところがブータン風。日本人としては山菜といわれるとおひたしやら、煮付けを希望したいところですが、これはこれでおいしいんです。
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さて、ブータン料理でお腹いっぱいになった後は、運動もかねてチミラカンへ。田んぼの中のあぜ道を歩いていきます。こんなあぜ道を歩くのは小学校ぶりかも!懐かしさでなんだか気分はワクワク。田んぼの真ん中にマニ車が。先客のブータン人が熱心にマニ車の周りを周りお祈り中です。こんなちょっとしたところでも、信仰は根付いてるのですね。
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ブータンといえばマニ車。これは、水力でひたすら回り続けています。とても色鮮やか。ブータンではこのマニ車が本当に至る所に見られます。
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チミラカンに到着です。到着した先には、こんな素敵な風景が広がってました。中庭でゆったりと寛ぐお坊さん達。これを眺めているこちらまで、心から癒されている気がします。寺院内は撮影禁止ですが、ここの寺院は子宝の寺で有名なようで、若き現国王もこの寺に足げくかよっているようです。
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寺院内の小屋では小僧が休憩中。みんなで一心不乱にDVD鑑賞中です。ここはちょっと現代風。
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一通り見終わって、元来た道をまた戻ます。天気もいいし、下るだけだし。こんなところを歩くのは、何気にとっても贅沢な気がしてきます。さて、チミラカンを出発しプナカゾンへ!
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どれくらい走ったでしょうか。うとうとしながら車内に揺られていると、遥か彼方にプナカゾンが見えて来ました。
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近くに行くと全体像が見えないので、見晴らしポイント近で写真撮影。ブータンというと、この角度からの写真を幾度となく見た方も多いのではないでしょうか。当たり前だけど写真ではないよね。これ。川の合流地点に建つこの建物の美しいこと。何とも存在感のある建物です。周りでもシャッターを切る音だけが響きます。口には出ませんが、写真を撮りながらも、みんな心の中ではちょっと感動してると思います。
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写真スポット付近で寛いでいた少女。別に笑わせているわけでもないのに、何が楽しいのか始終笑顔でこちらも思わず顔がほころびます。こんな何気ない場面でも、ちょっとしたシアワセな気になれます。
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さて、いよいよこれからプナカゾンへ詣でます!プナカゾンの入り口へ。
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ゾンへは川にかけられた橋を渡ります。民族衣装を着た地元っ子達もちらほら見えます。こんな景色一つにしても、まるで物語の中にいるかのよう。
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こちらから中へ。ドーンと構えた正面。か、階段が高い!
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見下ろされている感で威圧感たっぷり。“いらっしゃい”なのか“おう、よく来たな”なのか、どちらかわかりませんが、口を開けたままただひたすらに見上げます。
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お堂の中に入ります。とにかく、ブータンの寺院や建物は地味な中に繊細な装飾が美しく際立ちます。
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お堂の中では、ちょうど3日後にあるグルリンポチェ生誕のためのお祝いの準備がすすめられていました。グルリンポチェは、チベット仏教の祖と呼ばれる人です。
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これは、砂糖に着色したものです。お供え物て一緒にお堂に飾られます。これが一斉に飾られるとまるで花畑のようで、お堂が一気に華やぎます。
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お寺の中をぐるっと見て回ります。“千と千尋の神隠し”がさっきから思い出されてならないのは自分だけでしょうか?
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中はぐるっと回廊のようになっています。こんな所で黄昏てみるのもいいかもしれません。
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さて、一通り見終わりもと来た道をもどります。
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橋を渡って…
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もう一度、振り返ってご挨拶。青い空に映えて美しいですね。この後は、プナカのホテルに向かいます。
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さて、ホテルに到着しました。このウマプナカは2012年9月にオープンしたばかり。まだ、一年も経ってないです。数少ないブータンの5つ星ホテルですが、この古都プナカに誕生したホテルはかなり貴重です。いつもホテルの看板名を撮りたいのですが、入口からホテルのフロントまでは結構入っていくので写真が撮れません。。入口には警備員もおり厳重な体制。絶対ホテルに宿泊以外は入れなさそう。。ちょっとVIPな気分です。
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さて、ホテルに入りまずは正面に回って、ホテルの全体像をつかみます。そこで一番目を引いたのがこの景色!谷間の渓谷の美しさといったら!
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ホテルを捉えるなら、この位置がベストとのホテルのオススメでぱちり。青々とした育ち盛りの稲に囲まれて浮かび上がるホテル。見た感じはホテルとは思えないですね。あのトップの部分にテラスがあり、先ほどの景色が広がるのです。
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この写真はプロの方からのお裾分け。本当にこんな感じの景色が広がっているのです。
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今回、このウマプナカは一泊だけなのですが、このとことん寛げそうなテラスは、やっぱり一泊じゃもったいないでしょう。
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ホテルに戻りテラスへ。遠くからみるとホテルとは分かりにくいですが、このテラスにいると、やはりただならぬ洗練された雰囲気が。
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ウマプナカのロビーです。大きな窓ガラス、木のぬくもりが伝わるギャラリーのようなロビーです。
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冬はこの暖炉が大活躍なんだろうなぁ。建築やデザインはそれほど詳しくはないですが「個人的には」これが自分の家だったらいいのに、と思える場合はいい建築&いいデザインです。
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スパルームです。山の緑と木目調の室内。意外にこういうスタイルのスパルーム少ない気がします。
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このスパルームからの景色といったら!スパを受けながら自然の治癒力もたっぷり受けられそうです!
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これもプロからのお裾分け写真。絵画のように広がる山並みの景色。海をみながらのスパ施設は見たことがありますが、山の景色も比べられないくらいいいですね。スパ料金にはこの絶景を楽しめる特典が無料でついていて、なんだかとってもお得感。
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お部屋です。ウマプナカはウマパロよりお部屋の数は少なくなんと11部屋。このデラックスが最も多いタイプ。ウマパロのビラタイプよりはもちろん部屋のサイズは小さいですが、とっても落ち着きます。
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お部屋の角に施されたブータンらしいデザインは同じですネ。もちろんシーツやアメニティーはウマパロと全く一緒です。
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コーヒー&紅茶セット完備。ホテルもまだ年数が経ってないので、お部屋のちょっとした設備もピカピカなのです。
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バスタブとシャワーは分けてあるタイプ。機能的で使いやすいです。ここには映ってないですが、タオルウォーマーももちろんあります。
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バスエリアです。ドライヤーはもちろん常備。
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ソファもちょっとした感じですが、かなり寛げます。
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外は暗いですが、明日の朝びっくりする事に…。さて、この後は夕食ターイム!
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毎度の期待大の食事の始まり始まり!先ずはちょっと軽く食べられるもの。
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これは、地ビール“レッド・パンダ”です。結構クセがある感じですが、ビール好きな人は、何気にはまってしまう味かもしれません。
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食事メニューが豊富なコモでは、食事にこまりません。夜はブータン料理又は西洋料理のいずれかがセレクト可。ちょっとブータン料理に飽きつつあったので、迷わず西洋料理をセレクト。西洋料理でもパスタや肉料理、魚料理など色々ある中から選べるので、“食べたいものがない!”という事がありません。
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こちらは、ブータン料理のコースの出だしです。ブータン料理にちょっぴり飽きてしまった自分と違って、せっかくブータンに来たのだからと、忠実にブータン料理を頼む者も。見るとブータン料理もよくなってきます。
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ブータン料理のセットのスープ。キャベツやじゃがいもなど野菜のみじん切りが沢山入っていてみるからに栄養たっぷり。味は自然の素材を活かす為かごくごく薄味。やっぱりスープは素材が生かされたものが一番おいしい。ホッと心まで温まる体にとても優しい一品。何気にトライして欲しいオススメです。
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パスタとラム肉です。
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これは魚ですね。どれもおいしいこと間違いないです。このホテルに泊まって食事が美味しくない!などという人がいたら耳を疑います。
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こちらは、ブータン料理セットメニューです。今まで食べてきたブータン料理と何ら変わりないと思われますが、5つ星ホテルのメニューというだけで、一変にセンス溢れる高級料理になってしまった気がします。
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そして、締めのデザートと。ブータン料理を選ばなかった事がちょっぴり裏切り行為のように思えてならないけど、久々の西洋料理は体も嬉しくなりました。美味しい食事でほくほくで、明日もがんばれそうです!
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心の中まで差し込みそうな清々しい光と、悪いところ全て治してくれそうな新鮮な空気!完璧な朝です!お部屋からの眺めはこんな感じ。この絶景!朝からとっても贅沢な気分。ここに泊まる意味は、この景色を眺めるため。それくらい価値ある景色とも言えます。
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さて、朝食をとりにレストランへ向かいます。ホテルには一般のホテルのようなレセプションはありませんが、ここがメインロビーのようなところです。朝の日差しが斜めにたっぷりと差し込んでいます。
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どうですか?この清々しさ。優しく降り注ぐ柔らかい光。どこからか天使が下りてきそうです。こんなのを見ると嫌な事いっぺんに忘れてしまいそう。
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レストランは一箇所。テーブルは屋内と屋外両方あります。ブータンの民族衣装を着たスタッフが出迎えてくれます。民族衣装をみると“そうか、ここブータンだった”と思い出します。
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今日はフレンチトーストにしました。やっぱりここでも美味しい…。コモホテルは見事に何処に行っても食事のブレがない。おなじ質が保たれています。
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メインのフレンチトーストがある癖にこんなに持ってきてしまった。でも美味しいから完食できる自身あり。
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屋外のテラスからはこんな景色を眺めながら食事ができます。一泊なのが残念。とても離れ難い景色です。名残惜しいですが、またもや出発です。
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プナカを後にパロに戻ります。ブータンは近道などはありません。来た道と全く同じ道をたどります。ブータンの掟。
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トイレ休憩。休憩所に掲げられた国王夫妻の写真。行くとき撮ってなかったので帰りにしっかりと撮ります。国王夫妻の写真は本当にいろいろな所に飾られてます。
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今日も峠は曇り空。この峠本当に晴れることがあるのでしょうか?
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大きな街に到着しました。ブータンでも一番の大都会と言われているティンプーです。お昼をこの街でとります。人も多く賑やかです。
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街中は民族衣装を着た人達があちらこちらから現れます。ブータンにしたら日常茶飯事のことなんでしょうが、日本に置きかえると、ほとんどの人が着物で歩いているということになります。ちょっとやっぱり信じられないです。
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建物の2階をあがるとレストランです。スッキリとした感じです。
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料理がくるまで、窓からパチリ。車も多いですね。
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バター茶です。よくテレビなどで見たことがありますが、実物は初めて見ました。味は…やっぱりバターの味がしますね。お茶というよりスープみたいです。
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料理が次々と来ました。
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おかずが増えました!ご飯は2種類。右側の手前が赤米。奥の黄色っぽいご飯は乾燥したトウモロコシがはいっています。
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昼食後、観光に向かいます。ティンプーの有名なお寺、メモリアルチョルテンです。シブい門構えです。
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表のシブい門構とは打って変わって、中には白亜の仏塔が建っていました。
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寺院を入った左手に大きなマニ車が何台もありました。熱心な信者が群がってます。お年寄りが多いです。日本てあればゲートボールをしたり、お茶を飲みながら談笑なのでしょうが、ブータンのご老人は恐らく生活の大半を祈りに捧げるのでしょう。。。そんな信者さん達に尊敬の念も込めて、深々と頭を下げたい思いを抱きながら、次の観光地へ出発です。
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お次はブータンの国獣ターキンをみに行きます。着いたところは凄い人だかり。人気アイドル並みです。
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広い敷地にいました!いました!牛?山羊?カテゴライズがいまいちわかりませんが、貴重な動物であることに違いありません。
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ち、近いよ。クンクン。身元確認完了後、エサをねだってきます。
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ターキン見物のあと街へ向かいます。途中、ポイントでタシチョ・ゾンの写真ストップです。タシチョ・ゾンは国の行政を司る官庁街のようなところでしょう。国王のオフィスもあります。
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行政の中心ですが、山に囲まれ田圃が広がるという光景。こんな環境の「国の中心」全世界みたってなかなか無いと思います。
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ブータンの街中に到着!やっぱり建物の飾りが独特ですね。
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途中、民芸館みたいなところによります。手織りの布がカラフル!
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その後、時間があるのでティンプーの街を散策します。
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犬ががっつり寝てます。ここら辺はタイと一緒です。
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雑貨屋さんに侵入。何が売られているかすっごく気になります。大概何処の海外を訪れても、スーパーマーケットや雑貨屋などは、入りたくてうずうずします。
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売られているものはほとんどが輸入品。タイとかぶっているのも
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歩き進めると結構な人が。ここは今風のカジュアルな服の人もいます。
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ブータンの最流行の店になるのでしょうか?
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ブータンの手信号。一度信号をつけたものの、不評だったか不要だったかでなくなったとは有名な話です。
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だいぶ歩き回ったので休憩することに。ごじゃれた店に入ります。ケーキがいくつかあります。
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味はどうなのよ。バタークリームでしたが結構美味しくいただけました。なんでもある時代。バタークリームはダメだとか贅沢ですね。何だかちょっと昔にタイムスリップできたような懐かしい味でした。街も見たし、休憩もしたし、初日に泊まったパロのホテルに戻ります!
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朝です。今朝も楽しい朝食です。メニューは本当に色々あって毎回悩みます。
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メインはフレンチトーストにしまた。このホテルのパンケーキ、フレンチトースト系は専門店より相当絶品、と思います。
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メニューの一部です。日本語も丁寧に添えられています。やっぱり日本人にとっては朝から英語ばかりのメニューは頭が痛いですけど、日本語があれば心おきなく選べますね。
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今日はブータン観光のメインとも言えます。タクツァン寺院へいきます。ブータンと言えばそう!あれあれ!写真で紹介されている断崖絶壁の寺院です。ガイドさんもスポーツシューズを履き準備万端です。なんか気合入ってる〜。まるで体育の先生のようです。。
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ホテルから30分もしないうちに登り口に到着しました。人でかなり賑わっています。沢山の杖が!最初はカッコ悪いから「絶対要らない!」と拒否してましたが、絶対あった方がいい!と地元の人のお勧めでしぶしぶ杖を手にする事に。ってこれから一体どんな道のりなのか!この時はそれほど重くはとらえていなかったのですが、この杖を手にしたことが後あと「吉」となります…。
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さて出発。出だしはこんな感じです。楽勝!楽勝!この時点では完全になめてました…。
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鳥のさえずりと、
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遠くに寺院が豆粒ほどに見えます。あ、あれ??寺院が豆粒って、な、なんかおかしくないか?
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もう一度目をこすって見たけれど、やはりかなり小さい。さっきからかなり歩いているきがするけど、歩けど歩けど寺院が近づかないのはなにゆえ??
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その後、あまりにもの壮絶な道のりは、記憶が吹っ飛び兎に角無我夢中。ようやく休憩ポイントに到着。さ、さっきよりはだいぶ近づいたけど、まだあんなに遠い…。もう、この辺で帰ってもよろしいでしょうか?そんな気にさせる程、道のりは過酷。高度もかなり高いので酸素も薄く過酷度は倍増。こんなの参拝ではない!ガチで本格的な登山です。
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遠くに寺院が…。ん?そ、其れより右端に写っているのはガイドさん?まるで水戸黄門のスケさん?はたまたカクさん?のよう。か、かわいい…。超絶疲れていて笑ってる余裕もない中、不覚にも「ツボ」にはいってしまうベストショットです。
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見晴らし台では、優雅に猫が寝ています。あたしもあんたとここで寝てたいよ…。思わずチビまる子風に一人つぶやくのでした…。
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気を取り直して、また記憶が吹っ飛びながらひたすら登りつづけます。兎に角上るには記憶を吹っ飛ばすしかありません。か、かなり近づいた。豆粒の寺院がリアルなものになってきた。
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と、ここで何やらわさわさとしています。ぜーはーしながら賑やかな方に引き寄せられます。
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寺院が近づいてきたので、民族衣装に着替えるようです。伝統は破れません。でも、さすがにココまではブータン人も軽装で一心不乱に登るんです。
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又とないチャンス!ちょっと失礼しマース。家族で来ていたお父さんらしき人に着方をみせてもらいました。えっと、ここは紐を通すんですか?
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前を合わせて。
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後ろに持って来て。
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整えて。基本は日本の着物と同じ感じですが、ここまでの一連の着方は恐るべく早く、目の前で見ていた癖に紐がどこにいってどういう順番だったか、もはやわからない状態に。
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お父さんの準備も完了です。子供達も待ってます。全部自分の子供かよその子も混じってるか、それもわかりません。
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こっちが本当の家族だ。バッチリ決まってますね。
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こちらは、ブータン若者イケメン軍団(イケメンかどうかの判断は各自にお任せします…。)皆さんもれなく民族衣装を着用しています。日本だと初詣に全ての男性が羽織り袴でいくようなもんだよなぁ。間違いなく伝統が生きているブータン。それってやっぱり凄い事ですね。
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あともう一息の距離。ここまで来ればもう着いたようなもの。そう思わせてくれるような距離感ですが、この後、下って上がるという、底意地の悪いかなり急な地獄の階段が。もう、ここらへんでいい加減にしてくれよ。。拷問まがいの最後の難関に、思わず寺院を相手に暴言。当然ながら寺院は悪くありません。。。
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寺院への道も混雑しています。今日はブータンに仏教を伝えたグル・リンポチェ生誕の日とあってお寺に参拝する人も多いようです。混雑とこの先の最後の過酷な道のりのため写真を撮る余裕がなく、また境内は写真も不可なので寺院の内部の写真はありませんが、信仰篤い多くのブータン人で溢れかえっていました。帰りの道のりはほぼ下りなので、駆け下りるように戻りました。神聖なタクツァン寺院はブータンの全てが詰め込まれたような寺院に見えました。ガイドさんは自分のガイドと言う職業はお金ではない、こういった寺院に行く機会が他の人より多いのが有難い。そう最後に呟いたのが印象的でした。
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午前の奮闘を終え、午後にキチュラカンへ。もうあんな過酷な観光地ではないわよね。階段が見当たらないので少しほっとした気持ち。このお寺はブータン最古と言われる寺院です。
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境内は規模が小さく、パロ・ゾンやプナカ・ゾンなどの観光名所に比べると地味な印象ですが、ブータンの人々にとってはかなり重要な寺院だそうです。その証拠に本尊のお堂に対面する場所には二つのくぼみが。。。長年参拝した人々が両足をついてお祈りする事でついた跡だそう。今まで数え切れない程の人々の祈りがあったのでしょう。本尊は写真撮影不可なので、そのくぼみを写真に収める事が出来ませんが、本当かどうはブータンに行って、その目で確かめてきてください。
しかし、午前の疲れのせいなのか、しゃ写真ぶれてます。。 -
寺院の入り口には物々しい警備が。さすが、ブータンでも重要なお寺はこんな厳重に警備がされてるのか、と思った所、王族関係が参拝中との事。一旦、外で待機です。暫くすると女性がヒョイと顔を出し中に入っていいよという感じで手招き。誰かと思いきや王族関係ご本人様との事。気取らない気さくなその態度は、国民が崇拝するのも納得。早速、参拝し例のくぼみも確認。お寺を後にしパロの街へ繰り出します。
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パロの街です。独特なデザインが施された建物が並びます。
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ここは雑貨屋さんですね。
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ここも雑貨屋さんぽいですね。何を買ってるんでしょうか。建物や色んな場面が情緒があります。日も暮れかけてきて、そろそろ夕飯の支度に入るんでしょうか。この夕飯前の微妙な時間帯たまらないですね。
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あら?
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入り口に女の子がちんまりと座っています。
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上から声がするので、見上げるとここにも子供が!顔が似ているので、きっと女の子のお兄さんでしょう。この国の子供は人懐っこくて素朴です。スマートフォンなど持たず、ゲームもやらず、昔ながらの遊びで毎日を過ごしてるんだろうなぁ。ちょっと、郷愁入ります。
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ちょっと欲しい物があり店へ。
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これこれ。よく観光途中で見かけたざるです。色んな模様がありとってもカラフル。現地では食べ物や色んな物を入れるようで、お弁当なんかもこれに入れるらしいです。ある所では、壁一面に様々なざるが飾られているのをみました。実用的だけでなく、インテリアとしても使える便利モンです!
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さて、買い物を済ませ街中のレストランへ!ブータンの名物ももを食べます!ローカルの店でローカルの名物を食べるのは、どこの国に行っても必ずやりたいことデス!
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ももの登場です。こちらは揚げもも。いままでのももはほとんどが皮がもっちりとした蒸しももですが、揚げとは新鮮です。揚げは揚げでいいですねぇ。
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蒸し、水ももと出揃いました。本当にももしか頼んでないんですがいいんでしょうか?周りの地元人を見るとやっぱりももしか頼んでない。地元ではカフェでお茶をする感覚っぽい。まぁ、あとは夕食前の小腹空きを埋めるためなんでしょうか。
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夕食です。最後の夜はこんな感じで素敵なテーブルセッティングが。本当は自分のカメラで撮ったのですが、まさあまりにも出来が悪いのでホテルの写真を拝借。ブータンの地で最後にこんな素敵な夕食がとれるとは…。コモホテルの成せる技です。
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食事がスタート。前菜のスープです。
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メイン達。このあとも色々でてくるのですが、やはりカメラの調子が悪く撮影断念。そして、薄着だったので結構寒く、食事が終わるとあとはほとんどテーブル近くにセットされた焚き木から一歩も離れず。6月だと言うのに、やはり山の気候は涼しいです。
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名前を一個一個書き留めたいのですが、それよりもゆったりと食事したい!のと、午前の疲れがどピークに。もはやこの料理がなんであったのか定かではありませんが。美味しさは記憶に残ったまま。
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食事が終わり、部屋に戻って今日の戦利品をチェック。乾燥マツタケ、ハチミツ、紅茶、石鹸、ザル、マニ車携帯版、鳴らすだけでスピリチュアルに浸れるシンキングボール!
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朝です。今日は最終日。フライトの時間が午前なので、空港に行くのみです。最後に今回お世話してくれたガイドさんと運転手さん。ガイドさんは本当に敬虔な仏教徒で仕事も真面目。優しいブータン人の代表格のような方でした。脇役の運転手さんですが、ちょっとひょうきんなキャラですが、彼も仕事ぶりは真面目。タクツァン寺院も一緒に登って、ヒョイヒョイと登る姿は、佐川急便のイメージキャラクターのよう。身振り手振りで、少しずつ話すようになって慣れてきたというのにお別れとは淋しいです。
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彼女はウマパロに在中する貴重な日本人。看板犬フレディと一緒です。最初、ホテルに到着した時は、彼女とフレディの出迎えでなんとホッとした事か。ホテル滞在中は彼女に相談すれば百人力!街中の餃子体験は彼女のおかげ。フレディも基本的には、ホテルのお気に入りのスペースで勤務しています。空いた時間はしょっ中このフレディの所に行って癒されてました。身体は大きいですが、凄い大人しい犬です。日本人スタッフはホテル付近の従業員施設におりますが、朝出勤の際、彼女の後をてくてくとついてくるフレディを見かけました。もー連れて帰りたい!しかし、桃源郷ブータンは心も癒される所ではありますが、実際生活となると色々苦労もあるに違いありません!異国の地で頑張る彼女にエールと感謝の気持ちを送りつつホテルを後にします。
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空港に着きました。ガイドさんは建物の中には入れないため、バスを降りた所でお別れです。荷物検査をして中へ。ここからは、もう引き返せません!
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出国待ち。えーん出国したくなーい。
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中の待合室。空港もそれほど大きくはなく、一回りで見渡せるほどです。搭乗ゲートのガラス窓にはなんやらシールが。よくよく見ると旅行会社のステッカーです。日本の旅行会社も貼ってあり、出発間際の名残惜しさを物語っているかのよう。
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そして、窓越しの奥には飛行機が見えます。
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ゲートがオープンしました。到着同様、出発も歩いて飛行機へ。
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今までにない驚きと発見、そして究極の癒しを与えてくれたブータン。また、もう一度来たいなぁ。いつかまたこの地を訪れる事が出来るように。そんな願いを込めてタラップをゆっくりとあがります。ブータンの旅も今回は終わり。気持ちだけはこの地に残し出発です。今回はこんな素敵なブータンを旅できたこと、そして初めて泊まったコモホテルですっかり「コモ・ファン」になってしまった何とも貴重な体験でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sweets-holicさん 2015/07/22 14:53:04
- はじめまして
- ブータン旅行記、読み応えがありと〜〜〜っても楽しく読ませて頂きました!
私も「いつか行ってみたい」と強く思っている憧れの国の1つです。
旅わーるどさんの旅行記を読んで、一層ブータンへ行ってみたくなりました。
ラオスもお好きなんですね。
私も好きで、去年はヴァンビエン・今年はルアンパバーンへ行ってきました。
ラオスにもまた行きたいとも思っています。
これを機に情報交換させて頂けたら幸いです。
- 旅わ〜るどさん からの返信 2015/07/22 23:27:13
- RE: はじめまして
- 書き込みありがとうございます。ちょびりちょびりと書き足して、すっかり2年も溜め込んでしまいました。。。さすがにこれは投稿しないと!と思い、急いで投稿してはみたものの、いま旅行記をチェックしてみると、変な個所が。。文も読み応えがあるのかどうか。。本当にお恥ずかしい限りです。。
そんなちぐはぐな旅行記ですが、少しでも気持ちをかきたてられた!ということであれば幸いです。ブータン本当にいいですよ〜。是非是非今後とも情報交換よろしくお願いいたします!
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