混沌の初マニラ一人旅

2013/02/09 - 2013/02/11

近いのに、なぜか行ったことのないマニラに初めて行ってきました。

JALの割安のチケットを直接購入。
２月の３連休で、７万円くらいでした。

美しい世界遺産見た後は、太平洋戦争の悲惨さについて考えさせられる旅となりました。

エリア マニラ(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝９時頃の直行便で成田から出発。

ホテルには明るいうちに到着できます。
フィリピンは近いからいいですね。

荷物を置いて早速街歩き。

まずはリサール公園を散歩。
マニラは危険な都市のイメージがありますが、ここは家族連れ、若者が集う憩いの場所です。

ただ、小さめの庭園以外はそれほど見るべきものはないかと思います。

まずはイントラムロスに入り、サン・オーガスチン教会を見ます。
マニラで最も有名な教会でしょう。

こもの教会は４４０年前、ということは安土・桃山時代頃に建てられたということでしょうか。

それだけで文化的な価値がありますよね。

　

実際は史跡というよりは、現役の教会なので、勝手にウロウロ出入りはできません。

この日は、結婚式が行われていました。
人さまの慶事を見せていただくのもたまにはいいですね。

クーラーもなく、かなり暑い日でしたが、大勢の人たちが参列し、長い間、式は行われていました（終了まで2時間近くやっていた）。

上から見た方が教会の内部がよくわかります。

式に目を奪われていましたが、教会自体も大きくて美しく、立派なものでした。

参列者から、お金？を集めているように見えます。

しかし、網で集めるとは・・・。

それにしても世界遺産で結婚式ができるとは、贅沢ですよね・・。

次の式が始まりますが、なんと花嫁は一人で入場します。

日本の結婚式と違いますね。

どちらがオリジナルなのでしょうか？

オーガスチン教会を後にします。

イントラムロスをそぞろ歩き。

リサール公園へ戻り、一休み。

水は500ｃｃで30円くらいでした。さすがに安いです。

コンフォートルームとはトイレのことのようです。

本当に快適なんでしょうか。

今回の楽しみの一つはジョリビーに行くことでした。
ホテルの近くにあるので、迷わず夕食はここに。

写真はとりませんでしたが、チキンなどの味付けは日本人の口に合います。
ただ、米は日本と随分違い、ぱさぱさでした。

翌朝、ホテルの朝食。
お味はイマイチ。

天気はよいですが、朝から暑いです。

再びイントラムロスに入り、マニラ聖堂に行きますが、なんと工事中で、中に入れませんでした。

それでは、イントラムロスの奥にあるサンチャゴ要塞へ。

マニラ聖堂からは歩いて５分の距離です。

塀はそれほど高くないですが、要塞らしい雰囲気です。

まわりは堀になっていました。

要塞は、ホセ・リサール記念館と一体化しており、一周すると両方見れるようになっています。

ホセ・リサールは、フィリピン独立運動の英雄で、ここに拘留された後にスペイン軍に銃殺されてしまいます。

記念館は、その偉業を後世に伝えるために造られたもので、収監されていた独房や愛用の品などを見ることができます。

記念館を出て、要塞を見学します。

ここは牢屋です。太平洋戦争時にフィリピンの人たちが収監されていましたが、満潮時に水没し、尊い命が奪われたそうです。

リサールの偉業もさることながら、太平洋戦争末期にここで何があったのか、と考えてしまいました。

戦争末期にはマニラ戦（ここではマニラ大虐殺と呼ばれているようです）があり、何十万人ものフィリピンの方が亡くなったと後で知りました。

このサンチャゴ要塞で600人ものフィリピンの人たちが亡くなったそうです。ここには日本による被害と書かれてありますが、マニラ戦による大量のフィリピンの犠牲者は、アメリカによるものとの説もあります。

いずれにしても大戦で、多くの人の命が奪われたことに変わりはありません。

太平洋戦争っていったい・・・、と考えながら、サンチャゴ要塞を後にし、イントラムロスに戻ります（続く）。