2013/01/18 - 2013/01/28
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空飛ぶドクターさん
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【初めてのニュージーランドで温泉探索】
毎年1月中旬は休みがとりやすく、しかも寒くない(夏と冬が逆なので)という理由で、南半球などに行くのが恒例になりました。一昨年は、北アフリカ・モロッコ、昨年は南米・ボリビアに行きました。今年は1月18日から28日までの9泊11日でニュージーランドへ行って来ました。
あまり深い考えもなく、行ったことがないのと、上記の理由で選んだのですが、事前に少し調べると、地震国だけあって温泉も結構あるようです。私の旅行記に何度も書いているように、私は医者として「健康増進ツアー」を企画しているので、積極的に世界の温泉を調べています。幸いなことに、何気なく選んだ今回の訪問地・ニュージーランドにも多くの温泉がありそうです。
飛行機は当然の如くニュージーランド航空で、もちろん初めて乗りました。でも、マイレージはスターアライアンスで全日空グループです。福岡〜成田〜北島・オークランドへ行き、日程の真ん中あたりで南島・クライストチャーチへ移動し、帰りはクライストチャーチからオークランドへ戻り、1泊してからの帰国です。時差も微妙で4時間(夏時間のため)で日本より先です。
北島は原住民・マオリ族で有名なロトルアからタウポ湖にかけて沢山温泉がありそうです。南島はクライストチャーチの北にあるハンマー・スプリングスとマルイア・スプリングスに温泉がありそうです。
【ニュージーランドの温泉】
夜行便なので、19日朝オークランドへ着くと、すぐにレンタカーを借り(レンタカーはいつもバジェットで予約)、カーナビを頼りにロトルア湖南に面したロトルアの中心地へ3時間ほどで到着します。車種はオーストラリアのホールデンであまり好きではありません。シドニーのレンタカーもこの車でした。空港でいつものようにクレジットカードでのキャッシング、300NZドル(1NZドル=約77円)を準備しています。この方法が一番便利で、手数料も安いと信じています。適当にSudima Hotel Lake Rotorua へチェックインします。今回は車での移動だし、大まかなスケジュールしか決めていないのでホテルも全く予約していません。調べていた Polynesian Spa へ早速行きます。ホテルの目の前で歩いて行けます。入り口には、”World Top 10 Spa” と書いています。外から見ても、ロトルア湖に面した景色を楽しめそうな温泉です。
結論から言うと、値段の割にはそこそこでした。まず料金が結構高い。Adult Pool が 25 ドル、Lake spa が 43 ドルで合計 68 ドルもします。約5千円です。しかも、さすがにパスしましたが、子供用のすべり台のあるプールの温泉(Family spa)は別にまた 20 ドル近く必要です。
合計料金68 ドルを先に払い、まず値段が高い方のLake spaに入ります。印象としては、日本の岩風呂に近い温泉が4つあります。もちろん、全てロトルア湖に面して眺めが良くなっています。日本の露天風呂にもありそうなタイプです。しかも、目の前の湖の一部は成分の関係だと思いますが、白っぽい色をしていて眺めはきれいです。真ん中の岩風呂には、日差しを避けるべく屋根があります。ただ気になったのは外国の温泉にしては、温度がやや高いのがあります。38度以下のもありますが、42度の少し熱めのもあります。私の印象としては、岩風呂(rock-pools)といい、温度といい、かなり日本の温泉の影響を受けているようです。イタリアなどの温泉に慣れた私には中途半端な外国の温泉というイメージです。
そうは言っても、ぬるめの温泉を選びゆっくり浸かってみました。多くの日本人は慣れで42度くらいないと「ぬるい!」と言いますが、42度もあると10分以上は我慢しないと入れません。特に、夏のニュージーランドで外気の温度が25℃くらいで日差しが強いのでなおさらです。本当に長時間のんびりと入るのなら、40度くらいが限界です。中年女性二人組に声をかけるとブラジルからニュージーランドへ3ヶ月間の語学留学に来ているということです。私もそのうち3ヶ月くらいのイタリア語学留学を考えているので、納得です。途中で一人がマッサージの時間だと出て行きました。もちろん、マッサージもあるのです。全体的には韓国人が多いのが印象的でした。珍しく、一組だけ日本人の団体がいました。60代の男性に声をかけて話をすると、このグループにいる人はみんなすでに世界中を旅した人が多いようです。だから、日本のツアーとしては珍しいこの温泉が組み込まれたツアーに参加したようです。このような外国の温泉に医者付きのツアーを作りたいという私のアイデアには賛同してくれました。
「ぬるま湯に浸かる」という表現は、のんびりし過ぎて、怠慢になるというような意味で、日常的にはあまりいい意味では使われません。しかし、医学的には「ぬるま湯に浸かった」ほうが、全身の血行がよくなり、「芯から温まる」ので、健康にいいのです。これは、医学的に証明されていて、成分が云々よりもリラックス効果も絶大です。
次に、隣のAdult Poolに入ります。こちらの方が値段は約半分なのに、7つもの温泉水プールがあります。こちらの方が私の見慣れた外国の温泉に近い感じです。こちらもロトルア湖に面して眺めはいいし、広々としています。値段も安いし、広いせいかこちらの方が多くの客がいました。温度も全て38度程度に抑えています。今回は視察を兼ねていますから両方試しましたが、もしもう一度来るなら、この安いAdult Poolだけで十分です。
比べるために、もう一度Lake spaに戻りました。プロのモデルかもと思われるきれいな女性の写真を男性がたくさん撮っていました。いつものように、横から勝手にその女性の写真を撮りました。改めて、このLake spaも悪くないけど、わざわざ外国に来て、日本式の温泉に入ってもと個人的には思いました。まして、値段が少し過ぎます。
結論を言うと、この温泉はとても”World Top 10 Spa”に値するとは思いません。値段も高過ぎます。何を根拠に、どんな基準で世界トップ10なのか知りたいくらいです。
夜は自分のホテルで Maori Concert、つまり原住民マオリ族の伝統的踊りを音楽と共に楽しみました。ビュッフェ付きで62ドルでした。でも、覚悟はしていたものの、最高にまずい食事でした。一緒になった日本人団体客もあまりのまずさに呆れていました。自分は温泉目当てでこのホテルに来ているのですが、温泉では見かけなかったので添乗員らしき人に聞いてみたら温泉には行かないそうです。温泉に関係なく、マオリ族の文化で有名な観光地のようです。そして、デザートだけはと思ったら、デザートもまずいのでした。ニュージーランド航空の機内食といい、ドライブの途中でのサンドイッチといい、マオリの料理といい、いきなりのパンチです。どうせ、アングロサクソンの子孫の国だからと期待はしていませんでしたが、いきなりこれほどまずいとは! 笑ったのは、同じテーブルになったイギリス人の女性でさえ、デザートが学校の給食のようでひどいと言っていました。もう救いようがないです。
ただ、マオリ族のダンスや歌は中々興味深いものでした。男性が目玉を大きくむき出しにするのは、相手を威嚇するためのようです。ちょうど日本の歌舞伎役者が「見得を切る」時のような動作で、回りの注意を引くのと同じです。舌を下に出し、大きく動かすのです。言葉もマオリ語があるようで、他の多くの原住民の言語と同様で、日本語やスペイン語のように母音を伴う発音がほとんどです。
ニュージーランド航空の制服や機体のデザインはあまり魅力的ではありませんでしたが、マオリ族のシンボルから取っていることがわかりました。白黒で地味なcedar(シーダー、ヒマラヤスギ)の模様です。
翌日は、ロトルア湖の南端のホテルから湖の北東にあるHells Gate(地獄の門) にあるWaiora Spa(ワイオラ温泉)へ行きます。名前通り日本の地獄めぐりのようなもの(入場料)とマッド・スパ(泥浴)と普通の温泉浴とがセットで90 ドルです。これも少し高いです。どうもニュージーランドの温泉は少し値段が高過ぎます。Hell’s Gate 観光はちょうど長崎県・雲仙の硫黄泉巡りを思い出しました。日本人には慣れた湯煙の上がる光景です。別府に住んだことのある私にはなおさらです。もちろんクレーターのような大きな穴やグツグツと沸騰した泥沼もあります。硫黄泉ですから臭いも強烈です。
それから、マッド・スパに入ります。これは、20分間と何故か時間制限があり、その間、自分で底にある泥を顔や体に塗りたくってパックのようにします。私もやってみました。その後は、自由に普通の温泉水プールでゆっくりできます。料金表を見ると、結構高いですが、色々なマッサージがあります。伝統的ミリミリマッサージ(?)は30分、85ドル、1時間135ドルもします。泥パック顔マッサージは45分、100ドルです。マッド・スパの後は硫黄泉の普通の温泉に時間的にも自由に入れます。これは広く、一部はかなり深いです。背の低い日本人は溺れそうです。この施設には食堂がありません。かろうじて、マッフィンとコーヒーを7ドルで買いました。やはり、イギリス人が多く泥パックをしている家族連れに声をかけました。
昼はSkyline のゴンドラで眺めのよさそうな小高い丘へ登ります。往復25ドルです。眺めのいい食堂を見回すと、ミートパイ、フライドポテト(サワークリーム付き)、フィッシュ&チップス(白身の魚のフライとフライドポテト)などのイギリス料理のみで、食欲をなくし、せっかくなのにすぐ下山し、ロトルア中心街に戻り、スパゲッティ・ナポリタンを食べました。無難な味でした。間違いなく、フィッシュ&チップスよりはおいしいはずです。
途中でガソリンを40L入れました。計算すると1L当たり2.1ドル(約160円)と日本よりやや少し高い感じです。やはり、アメリカのような訳にはいきません。レンタカーの料金もアメリカほどは安くありません。
それから南にあるもっと大きな湖タウポ湖へ向かいます。途中にWaikite Valley Thermal Poolsへ寄ります。大きめの子供用温泉プールと大人用のプールがあり、ここでも日本式に近い岩風呂風が3つほどあります。近くにある源泉(98℃)が見学できるようになっています。規模的には中途半端な気もしますが、値段は今までの二つに比べればたったの14ドルですからお得感はあります。ここも日本の影響を強く感じます。
夕方までには、タウポ湖の見えるLake Taupo Motor Innへチェックインしました。ここも125ドルで、私の感覚ではアメリカやイタリアのモーテルと比べるとやや割高な印象です。しかも、Wi-Fiが有料です。ただ、このホテルが素晴らしいのはジャクジーが部屋の中にあり、仕切りがないのでゆっくりぬるま湯にして、テレビを見ながら過ごせます。日本で言えばラブホテルのような趣です。しかもジェットも出ます。但し、ジェットをオンにするとうるさくてテレビの音は聞こえませんが・・・
ニュージーランド料理のレベルはもうわかったので(予想通り、おいしくないのを確認したので)、迷わず各国料理を食べます。この夜はタイ料理です。定番のスープ、トムヤムクン(えび)とタイ式ステーキ、それにジンジャービール(下戸の私はもちろんノンアルコールビール)で38ドルです。無難においしいタイ料理です。
翌21日、タウポ郊外のヒルトンホテルに隣接した Taupo Hot Springs Spa へ行きました。モーテルからすぐ近くでした。ヒルトンホテルに付随している割には安く20ドルでした。しかも、昨日のワイキテ温泉と違い、規模もかなりです。家族向けで、水中すべり台もあり、大きなプール型の温泉があり、ニュージーランドに来て初めて、打たせ湯、ジェット浴、ジャクジー、泡風呂などが揃っています。但し、メインのプールが少し40度と熱過ぎ、長く浸かっていれません。ただ、木々に囲まれた環境も抜群です。合格点でしょう。
近くのフカ・フォールへ立ち寄りました。ナイアガラの滝を見飽きている私としては、滝としては大したことありませんが、川のような流れの早さとミントブルー色の白い泡のきれいさには圧倒されました。
午後は、朝、モーテルの部屋から雪山が見えたトンガリロ国立公園(世界遺産)へドライブしました。タウポ湖のやや南です。一番高い雪山はルアペフ山で2797Mあり、面白い名前のトンガリロ山は3つ目に高く1967Mだそうです。夜は少しモーテルを探して回りましたが、結局は昨日のホテルに戻りました。
22日は温泉には入らずに、少し観光をして夜までに翌朝の飛行機に備えて、オークランドまで約3時間のドライブです。まずタウポ湖近くのクレーター・オブ・ザ・ムーン(月のクレーター)に立ち寄ります。次に、ロトルアへ戻ります。少し迷いましたが、気になっていたアグロドームへ行きました。ニュージーランドやオーストラリアが発祥らしいバンジージャンプはさすがに怖いのでパスしました。代わりに、Freefall extreme と言うスカイダイビングの練習用にトライしました。下から上へすごい勢いの風が吹く仕組みです。思ったよりうまく空中に浮かぶことはできましたが、ものすごく息苦しくなりました。その自分の浮かんでいる模様を撮ったCDを25ドルで買う時に見ると、バカみたいに口を開けていました。道理で息苦しかったはずです。
途中、タウポ湖の北に位置する Wairakei Terraces に Thermal Health Spa があります。一昨日立ち寄った温泉がワイキテで、ここはワイラケイです。マオリ語で似たような名前が多いので混乱します。時間がないので、ここでは入浴せず、情報だけ確認しました。パンフレットには写真もあり、ここもやや日本の影響を受けた岩風呂とプールの中間タイプの温泉が3つくらいあるようです。木々に囲まれた露天風呂のようです。入浴料は25ドルです。マッサージは30分、85ドル、60分、115ドルと高めです。優しく撫でるオイルマッサージ系のようです。熱い石を背中に乗せる hot stone massage は30分、90ドル、60分、125ドルです。
オークランドは都会なので、中心街に行くとスカイタワーがあります。眺めがいいので、なるべく高い所には登ります。28ドルで最上階へ上がれます。勇気があれば、安全ロープを体に巻いてビルの周囲を歩けるようです。もちろん期待通りの眺望です。複雑な入り江とヨットハーバー、ビル群が眼下に一望できます。このタワーのビル内にカジノがありました。今日はいつものブラックジャックであっさり100ドル負けたところで止めました。
向かい側に良さそうなメキシコ料理店を見つけ、久しぶりのメキシコ料理・ケサディージャスを食べました。いつもの味です。たまには悪くありません。アメリカでニューメキシコ州に住んでいたこともあるし、アメリカ経由でメキシコ各地へ行ったことがあり、メキシコ料理も詳しいのです。腹ごなしにビルの谷間を歩くと、こんな所にもバンジージャンプがあります。初日のマオリ族のショーで同じテーブルだったオーストラリア人の若いカップルにばったり会い、ビックリしました。私は世界中でこういう偶然バッタリ会った経験が何度かあります。世界は文字通り狭いのです。翌朝に備えて、空港にあるレンタカー会社へ車を返し、予約してある近くのホテルまで歩きます。北島だけでちょうど1000Kmほどドライブしていました。
23日が北島から南島への移動日です。時間を有効に使えるように朝早い便なので、9時過ぎにはオークランドからクライストチャーチへ着きます。すぐに新たなレンタカーで1時間半ほどのハンマー・スプリングスの町へ着きます。今度のレンタカーはトヨタのアウリオン(カムリ)ではるかに乗り心地がいいです。綴りは、Hanmer Springs で Hammer Springs ではありません。回りがアメリカ、コロラド州アスペンのような高原というか、山というか素晴らしい場所です。まだ昼前なので、Thermal Pools & Spa の入り口を確認して近くのレストランで腹ごしらえです。オープンステーキでまぁまぁでした。トマトジュースとで33ドル。ニュージーランドの物価は安くはありません。
いよいよ中の温泉へ入ります。結論から言うと、今回の視察で間違いなくここがナンバーワン! です。料金もたったの18ドル! 今考えると、北島のポリネシアン・スパはボッタくりです。何が、世界トップ10だ! まず、露天風呂で自然に囲まれた環境が最高です。木々に囲まれた広大な敷地に大小、多彩な温泉があります。まず、奥の方に子供向けの水中プールや流れるプールがあります。あまりに広くて、何十枚もの写真でしか表現できませんが、欧米式のプールタイプの温泉もいくつもあり、打たせ湯やジェット浴なども充実しています。打たせ湯も湯の流れ方がシャワー状、塊状、滝のようなものと多彩です。ジェット風呂も寝転んだりして、体の色々な部分を刺激できます。ジャクジーもいくつもあります。一方、上手に日本の岩風呂を取り入れ、浅い岩場で各自足を延ばしくつろいでいます。本を読んでいる人もいます。私も週刊誌を読んだりしました。若いカップルがいちゃつくのにも最適です! とにかく、各自が思い思いに過ごせます。あまりに居心地がいいので、私も2時間おき2ドルのロッカーを何回も延長し、午後1時から7時までいました。
途中、2時から1時間、Full Body Massage というオイルマッサージをイギリス人女性から受けました。彼女はdiploma(何らかの免許)を持っているだけあり、上手でした。満足、満足! 60分、115ドルとワイラケイと同じ値段でした。Hot stone therapy は60分、140ドルとやや高めの値段のようです。ちなみに、ここは全部で20くらいのプールなどのある温浴施設です。日本式の丸風呂の岩風呂もあり、硫黄泉と書いていましたが、ここは日本式だけあって40〜42度あり、長くは入れません。特に、この日は天気が良く、日光浴になるくらい外は熱いので、ぬるいのに慣れた私には熱過ぎて長くは入れません。
一人の私ですが、もちろん色々な人に話しかけます。地元の中年女性とも話しましたが、覚悟はしていたものの少しニュージーランド訛りがあり、アメリカ英語専門の私には少しわかり難かったです。次に、スペイン語が聞こえてくるので一人の女性に片言のスペイン語で、”Habla espanol. De donde esta Usted?”(スペイン語を話していますね。どこから来ましたか?)と尋ねると、”Argentina”(アルヘンティーナ)と答えます。私の好きなアルゼンチンです。いつものように、後はさりげなく英語に切り替えて色々喋ります。結局、世界中どこでも多くの人は片言でも英語は喋れるので便利です。途中で試しに、イタリア語で”Mi piace benissimo la cucina italiana!”(私はイタリア料理が大好きです)と言ったら、やはり通じました。そう、イタリア語とスペイン語はかなり似ているのです。
少し遅くなりましたが、午後7時半にハンマー・スプリングスを出発して Maruia Springs へ向かいました。頼りはカーナビと本の地図だけです。45分以上何もない不気味な田舎道をドライブしますが、何も現れません。カーナビに入力したマルイア・スプリングスに着きましたが、何もありません。そのうち薄暗くなり始めます。下手したら、泊まる所もない。念のために、カーナビ機能で近くにある施設やホテルやレストランを検索します。何も出てきません。雨まで降り出します。少し迷いましたが、モーテルのたくさんある先ほどまでいたハンマー・スプリングスに戻ることにしました。
不気味な暗い田舎道を不安な気持ちでドライブし、午後9時過ぎにようやく戻って来ました。先に腹ごしらえで、アジア料理店を見つけ、カレー味のリブ入り料理やジャスミンライス(ほとんどただの白ごはん)を食べました。それなりにおいしかったです。さぁ、モーテルを決めようと思って焦りました。1軒、2軒、全部サインは Vacancy(つまり、空室あり)なのに、全部受付が閉まっています(ちなみに、満室は前に No が付くだけです)。嫌な予感がしてきました。どうも、アメリカなどと違い、こんな田舎では夜遅くチェックインする人は少ないので、早々と夜9時くらいで受付の事務所を閉めるようです。「やばい」と思いましたが、3軒目で暗い事務所に近づいてよく読むと、連絡先が書いてあります。やった! 何とかなるかもしれないと携帯電話を取り出そうとすると、事務所の電気がパッとつきました。たまたま経営者の女性がいて、車のライトに気が付いたようでした。Tussock Peak Lodge、130ドルです。何とか、野宿せずにすみました。
まだ後半の旅行が始まったばかりですが、温泉巡りはこれで終わりです。南島では、後は観光に徹しました。
【クイーンズタウン観光】
翌日24日。昨日行きそびれたマルイア・スプリングス・サーマル・リゾートについてインターネットで再度詳しく調べました。本当に回りに何もない所に日本式の風呂をつくり、露天風呂だけが外国式の水着で混浴のようでした。どう考えても、ここハンマー・スプリングスのようなものではなさそうです。少なくとも、私の目的から言えば、わざわざ見に行く価値はないと判断し、7時間くらいかかりそうなクイーンズタウンへのドライブを優先することに迷わず決めました。
朝9時半には出発しました。カーナビの計算ではやはり7時間かかりそうです。約1時間半で昨日来た道路を戻りクライストチャーチを通過します。それから5時間半延々とニュージーランドの道路をドライブです。思ったほど羊の姿はありません。以前ニュージーランド人に聞いたように、むしろ牛のほうが多い印象があります。途中でガソリン45L補給し、95ドルです。やはり計算するとリットル当たり160円程度です。
途中、レイク・テカポのターコイスブルー色の湖に面して「善き羊飼いの教会」に立ち寄り写真を撮ります。この近くにアルパイン・スプリングスという温泉施設がありそうですが、時間がないのでパスします。国道1号線、7号線、8号線と先へ急ぎます。夕方までにはワカティプ湖に面した保養地らしい絶景のクイーンズタウンへ到着します。Blue Peaks Motel へチェックインし、数あるレストランからいつもの勘で Fishbone Bar & Grill を選び、贅沢な Beef & Reef Deluxe を55ドルで注文しました。アメリカでは Surf & Turf と呼ぶ牛ステーキとロブスターステーキの豪華版です。さすがに観光地でここにもカジノが2ヵ所あり、まず100ドル勝ち、もう一か所で95ドル負け、ほとんどイーブンです。歩いて行ける範囲に全てある観光地で便利です。夏時間なので、夜9時過ぎまではかなり明るいです。
翌朝、チェックアウトします。ここでもう一泊あるのですが、テレビも映りが悪いし、Wi-Fi のインターネットも3時間で20ドルも取られたので、迷わずモーテルを変えることにしました。しばらくきれいな湖沿いにドライブします。それから、クイーンズタウン・ガーデンというイギリス式庭園を散策します。湖に面した素晴らしい庭園です。
スカイライン・ゴンドラに乗り小高い山に登り、眼下の湖を楽しみます。食事はあまり期待しませんでしたが、時間的に26ドルのビュッフェ付きゴンドラで上がりました。眺めは期待通りで、近くからパラグライダーが飛んでいます。嬉しい誤算は、このビュッフェが意外や意外、おいしいのです。新鮮な生野菜サラダ、オリーブの実、赤ビートまであります。トマトスープも酸味が利いておいしく、Green mussels(ムール貝)まであります。このビュッフェでは日本人も数人働いているようです。下りのゴンドラはラッキーで、白人美女と一緒でした。イギリスのロンドン郊外に住んでいるらしく、話がはずみ、地下鉄が高いと数か月前に乗り継ぎで立ち寄ったばかりなので話をすると、彼女も地下鉄は毎年値上げをするのにサービスはちっともよくならないと嘆いていました。
この日は Four seasons Motel という昨日と隣にあるモーテルにしました。ここでも、ニュージーランドのモーテルらしく牛乳が1本サービスで付きます。レギュラーかノンファット(低脂肪乳)が選べます。まだ陽は高く、公園で昼寝したりカジノで負けたりのんびり過ごします。夕食は珍しくフランス料理にしました。Les Alpes という名前(アルプス山脈)で、たった46ドルでおいしいフランス料理を食べれました。途中で女性経営者があいさつに来ましたが、やはりアルプス地方出身のフランス人でした。こういう観光地のいいところはレベルの低いニュージーランドでも、各国のまぁまぁの料理が食べれることです。寝る前にもう一つのカジノへ行き、昼間の損を取り戻しました。
事前に調べると、この辺りで魅力的な観光地はミルフォード・サウンドだけです。でも、翌日の夜には車でクライストチャーチまで戻らなければなりません。しかも、フィヨルドなので道路事情が良くないのです。ところが、パンフレットを見て小型飛行機によるフライトなら半日で行けることが判明しました。このサウンドは「音」ではなく、「入り江」の意味だそうです。さすがに440ドルと少し高いですが、おかげで諦めかけていたフィヨルドへ行けます。
【ミルフォード・サウンド観光】
翌朝、モーテルのチェックアウトを済ませますが、レンタカーは置いたままでフライト・クルーズの会社の迎えを待ちます。30分ほどで、クイーンズタウンのフランクトン空港へ到着し、支払い等を終え、8人乗りの小型セスナ機で一路ミルフォード・サウンドへ向かいます。1時間足らずです。日系カナダ人夫婦が一緒でした。不思議な感覚です。どう見ても日本人の熟年カップルなのに、日本語は全くわからないようでした。
谷間の小さな空港へ着陸後、迎えの車でクルーズの船乗り場へ移動します。他の色々な団体客と一緒なので、結構大きな船でした。1時間ほどで往復しますが、両側に切り立った山々があり、155mほどの滝があったり、のんびりとしたアザラシの群れが岩場で戯れているのが見れたり、絶景を楽しめました。帰りのフライトは意識的に遊覧飛行で、今度は空からフィヨルドランドを楽しませてくれます。440ドルの価値は十分あります。
2時過ぎにはモーテルへ戻って来ました。近くの中華料理店でザーサイラーメンを食べ、午後3時にはクイーンズタウンを出発し、ひたすら運転し、5時間半ほどで薄暗いクライストチャーチへ着きました。急いでいたので、結局レイク・テカポにあるアルパイン・スプリングスがどんな温泉施設か立ち寄る時間がありませんでした。だいぶクライストチャーチに近づくと、道路上に見えるモーテルの表示が No Vacancy が多く若干不安になりますが、地球の歩き方に24時間事務所オープンのモーテルが記載してあったので、それを保険に中心街まで進みます。ちょっと立派過ぎるモーテルですが空室ありのを見つけました。Wi-Fi 込みとはいえ、やはり160ドルします。中も立派過ぎて、不必要なオーブン、IHヒーターもともかく、洗濯機まであります。でも、バスタブはなくシャワーのみです。このへんが日本とは感覚が違います。夕食は Tutto Bene というイタリア料理店で、イタリア人もいましたが、味は微妙でした。トマト味の魚介スープとペンネでしたが、それなりにはおいしいのですが、少し味がずれている気がしました。
クライストチャーチは都会らしく、クイーンズランドとは違い豪華なカジノがありました。いつものように、予算を100ドルに決め遊びます。あやうく、あっという間に負けて最後の10ドルになりましたが、そこから盛り返し、何とか110ドルまでに戻して退散しました。
【クライストチャーチ観光】
今日は夜の便で帰国へ向けてオークランドへ移動ですから、日中はたっぷりクライストチャーチで観光できます。詳しく調べずに、どこでも中心の大聖堂のある地域へ行こうとカーナビをセットします。ところが、中心地に近づくと全て工事中で Red zone と書いてあり、目的地の大聖堂へはなかなかたどり着きません。何とうっとうしい街だとイライラしてきました。
しかし、しばらくして自分の無知を恥ずかしく思いました。やっと、近くに駐車場を探し、歩いて大聖堂の見えるところまでやって来ると、何と大聖堂自体が工事中で、崩壊しています。やっと思い出しました。2011年2月(日本の東日本大震災の1ヶ月前)に日本人留学生がたくさん犠牲になったニュージーランド地震はここクライストチャーチだったのです。確か、多くのナースが留学中で犠牲になりました。道理で本来観光の中心である一帯が工事中なのです。そんなことも調べずに、地球の歩き方の地図だけを見ていた自分が恥ずかしいです。従って、地図に書いてある Red zone の意味もわかっていませんでした。
そこで予定を変更して、ショッピングモールを探し、その中にあるレストランでまず昼食を取ることにしました。こういう時、カーナビは便利です。ステーキが食べたくなり、聞いてJDVレストランとやらに入りました。大正解でした。ステーキを焼くのに30分以上たっぷり待たされましたが、出てきたリブアイ・ステーキは最高においしかったのです。37ドルですから、3千円程度です。付け合せの野菜サラダとポテトもかなりのものでした。ただ、炭酸入りのミネラルウォーターは10ドルもしました。
食事のレベルの低いこのニュージーランドで予想外(期待以上)においしいものを食べ大満足したところで、地震でやられていない観光地へ戻りました。Red zone の西側にあるハグレ―公園やクライストチャーチ植物園です。「ガーデンシティ」とも呼ばれるクライストチャーチだけあって、本来はこのような美しい街のようです。迷わず、パンティング・オン・ザ・エイボン (Punting on the Avon) の小舟に乗りました。30分程度で25ドルです。いかにもイギリスの影響を感じます。棒を櫓にして漕いでくれるのです。いかにものんびりエイボン川沿いに、ハグレ―公園の景色を楽しめます。それから、植物園をのんびり歩きます。たまたまコンサートをやっていました。いかにも市民の憩いの場のようです。
オークランドへの飛行機は20時20分発で遅いので、時間的には余裕があります。誘惑に負けて昨夜も行ったカジノへ戻ります。あっさり110ドル負けて、空港へ行き、レンタカーを返します。さすがに南島ではクイーンズタウンまで行ったので、1425Km運転していました。昼食が豪華でボリュームもあったので、空港で野菜サラダだけ食べました。オークランドでは、5日前と同じ空港近くのホテル、IBIS Budget Auckland Airport Hotel でたった89ドルです。安いけど、ここも2時間で10ドルのインターネット接続料を取られます。近いと言っても、歩くと結構あります。途中で前にも立ち寄ったコンビニでコーヒー等を買います。
翌朝9時50分発のニュージーランド航空機で17時(時差4時間)に成田空港へ着き、スムーズに全日空機で福岡へ帰り今回の旅行も無事終了です。
空飛ぶドクター(登録商標)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ニュージーランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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オークランド空港 看板
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ロトルア湖
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ポリネシアン・スパ(外観)
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ポリネシアン・スパ(ポスター)
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Lake Spa
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Lake Spa
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Adult Pool
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Adult Pool
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Adult Pool
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覗いただけの Family Spa
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再び、Lake Spa へ
モデルのような女性 -
Lake Spa
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マオリ族のダンスなどのショー
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目をむき出して、舌を出して!
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Hell's Gate 入り口
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温泉の地獄(硫黄泉)
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泥パックを楽しむ観光客
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ポスター
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深い湯舟
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ロトルアの街並み
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スカイライン(ゴンドラ)
-
Waikite Valley Thermal Pools
-
Waikite Valley Thermal Pools
-
ジャクジー付きのモーテル
-
タイ料理(ステーキ)
-
Taupo Hot Springs Spa
-
Taupo Hot Springs Spa
-
フカ・フォールズ
-
Wabi Sabi
Sushi???
Bento (弁当は今では世界の共通語) -
トンガリロ国立公園
雪山 -
トンガリロ公園のホテル
-
Craters of the moon near Taupo
-
Wairakei 温泉
-
Wairakei 温泉ポスター
-
レンタカー(豪ホールデン社)
-
アグロドーム
色々なスリリングな遊び -
アグロドーム
-
オークランド
スカイタワー -
スカイタワーからの眺め
オークランド -
メキシコ料理店
オークランド -
ビーフ・ケサディージャス
-
オークランドの街中にも
バンジー・ジャンプが! -
ニュージーランド航空機
-
南島
ハンマー・スプリングス -
ハンマー・スプリングスの街並み
-
ハンマー・スプリングス温泉の地図
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巨大なハンマー・スプリングス温泉
-
温泉
-
温泉
-
温泉
-
-
羊の群れ
ニュージーランドの典型的な風景 -
「善き羊飼いの教会」
レイク・テカポ -
レイク・テカポとクイーンズタウンの間の
きれいな湖 -
Beef & Reef
ステーキとロブスター -
クイーンズタウン
-
ワカティプ湖
クイーンズタウン -
クイーンズタウン・ガーデン
(イギリス式庭園) -
クイーンズタウン・ガーデン
-
スカイライン・ゴンドラからの
ワカティプ湖 -
赤ビート、オリーブの実
-
green mussels
ムール貝 -
眺めのいいレストラン
-
頂上からのクイーンズタウン・ガーデンと
ワカティプ湖 -
公園でくつろぐ人々
-
夕方のクイーンズタウン
-
小型セスナ機で
-
ミルフォード・サウンド
クルーズ -
近くの小さな飛行場
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アザラシ
-
空からのフィヨルド
-
クライストチャーチ
不必要に広い部屋
洗濯機まである -
クライストチャーチ
崩壊した大聖堂 -
クライストチャーチ
最高のリブアイ・ステーキ -
クライストチャーチ
Punting on the Avon -
クライストチャーチ
エイボン川 -
ハグレー公園
-
クライストチャーチ植物園
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この旅行記へのコメント (2)
-
- terry513さん 2013/07/08 00:47:24
- はじめまして!
- 空飛ぶドクターさん、こんばんは
ニュージランドの旅行記拝見させていただきました。
同じような時期(本年2月期)に同じような場所をご旅行されていた
ご様子。私はハンマー・スプリングスの温泉で無くさらに7号線を
奥に行った所にあるマルイア・スプリングスで日本式温泉に行き
ました。日本人の女将もいて良いお湯でした。
米国高校同窓会(卒後40年)記も拝見させていただきました。
各、ご留学時代のご様子も懐かしく拝見させていただきました。
私も、40数年前、同じような体験とデイトン&シンシナティ
エリアに数年間滞在しておりました。デイトン大学でMS取得後、
現地にて米企業で就職しておりました。私の日本での大学時代の
親友もシンシナティ大学にてMBAを取得しており、毎週のように行き来
してました。現在は数年前から再度、縁あってシンシナティ郊外(北)
のフェアフィールドへは何度か行ったり来たりです。
私もレッズとベンガルズのファンです。初めてボール・パークへ
訪れたのは今のオハイオ川沿いのボール・パークで無くさらにさらに
前の時代で、I-75号線沿いに本拠地クロスリー・フィールドが
あった頃で、ジョニー・ベンチ、ジョー・モーガン、ピート・
ローズらが活躍し優勝した頃です。今年は久しぶりに強いですね、
ブット選手なんか良いですネ!
出来たらなにか口実を作って応援に行きたいと思ってますが・・・・
息子が一昨年ピッツバーグの大学を卒業した関係でパイレーツと
スティーラーズのファン。そちらは現在地区首位のようで毎日が
バトルです・・・(笑)
今後ともよろしく
by Terry513
- 空飛ぶドクターさん からの返信 2013/08/02 12:21:24
- RE: はじめまして!
- お返事が遅くなりすみません。
掲示板は気が付かないことが多いです。
今日偶然見ました。
こちらこそ宜しくお願いします。
もうすぐ旅行記掲載しますが、今年6月に
個人的にツアーを作りナポリとイスキア島
の温泉に行きました。高齢者や有病者のツ
アーを作るのが夢です。今回は84歳の女
性も含まれています。
同じような感じで、9月にNY留学先や近
くのナイアガラの滝へ案内するツアーを計
画しています。84歳の女性はリピーター
です。
空飛ぶドクター(登録商標)
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