2013/05/20 - 2013/05/22
55位(同エリア101件中)
極楽人さん
「行こう!」と言っても、スロヴェニアからロヴィニへ行く方法はごく限られている。夏場(6〜9月)なら、ピランとロヴィニを結ぶフェリーも、リュブリャーナ⇔ロヴィニの長距離バス(毎日一往復)も運行されているが、5月末のこの時点ではまだない。列車でリエカまで行き、そこから路線バスに乗り継ぐのが唯一の方法らしい。いくつかの地元のバス会社や観光会社にメールで問い合わせた結論だ。現地に行けばなんとかなる、の思いもよぎったが、結果的にはなんともならなかった。
頼りの列車は朝と夕方の一本づつ。リュブリャーナ始発でポストイナを経由してリエカまで行く。路線バスへの乗り継ぎ時間がほんの数分しかないという絶妙なダイヤで、これにはシビレルしかない。
イストラ半島は不便なところである。しかしこの不便さが、昔のままの美しさや素朴な暮らしぶりを維持させているのかもしれない。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
16:30 ピラン出発のバスは、18:18 ポストイナに到着した。
美しい並木道や緑の草原を走り抜けて進んだが、
写真には上手く撮れなかった。
ポストイナのバスターミナルは丘の下。
すぐ上に町が広がる。 -
宿は、町外れの森の中にあるユースホステル。
シングル+朝食付きで19ユーロ。
朝食は7:00〜8:30の間のみという寄宿舎スタイルだ。
受付のお嬢さんがすこぶる可愛く、
翌朝カメラ持参で近づいたら、別のオバサンに代わっていた! -
翌日、この日は忙しい。
午前中にポストイナ鍾乳洞を見学。
午後3時までに洞窟城を見て、4時過ぎの列車でクロアチアに向かう。
鍾乳洞は町の広場からゆるい坂を下って徒歩10分程度。
写真の看板が随所にあるのですぐ分かる。 -
広い駐車場には観光バスがいっぱい。
土産屋が並ぶ通りを抜けると、ここが入口だ。
チケット売り場は土産屋の一角にある。
洞窟+洞窟城のセット券が27.9ユーロの強気な価格。
ま、話の種だ。 -
トロッコに乗って巨大な鍾乳洞を2kmほど進む。
頭がつかえそうな低いところで、乗客はキャーキャー騒ぐ。
客の大半は中国の団体。おじいさんとおばあさん。
聞いていたほどのスピードはなく、スリルは感じない。
自然そのものは驚異だが、管理された無害のアトラクションという感じだ。 -
トロッコを降りると、
英語、独語、伊語などのグループに分かれて長い鍾乳洞を数キロ歩く。
ガイドが「フラッシュ禁止」を念押しするも、あちこちでピカッ。
今の世の中、良い子が少ないようだ。
もっとも、注意する言葉が分からなくては・・・
最後のところで水槽に入ったピンク色の妙な生物を見て、
ワンクール1時間半の観光ツアーだった。 -
次は洞窟城へ。
町から9km離れた城までは、公共交通機関がない。
以前は無料バスが運行していたが、「誰も乗らないので廃止した」そうな。
大半を占める団体客は、専用バスでさっさと移動してしまうのだろう。
それで、広場のインフォに戻って相談する。 -
手持ちのガイドブックには「タクシー片道35ユーロ」と。
必死で歩くか、自転車を借りるか・・・
結局、タクシー。
往復30ユーロ、現場で1時間待機してもらうこと手を打った。
誰か一緒に行かないか、とインフォ前でシェアー相手を探すが、
結局見つからなかった。
ドライバーは、ひと目見ただけで"いい人"と分かるタイプのおじさん。世間話をしながら緑の草原を20分ほど疾走すると、こんな光景が眼に飛び込んできた。 -
面白いが、この角度しか写せないのが残念。
-
入口で切符を見せ、入城する。
武具や武器の展示室、洞窟を利用した広間など。
所要1時間。 -
午後3時過ぎ、ポストイナの鉄道駅に向かう。
駅は町の広場から徒歩15分ほどの坂の上にあり、
周囲には何もない。 -
16:11発のリエカ行きに乗る。二等運賃7.4ユーロ。
客は数人、列車はガラガラ。 -
クロアチアは今のところシェンゲン未加盟国なので、
途中で形ばかりのパスポートチェックがある。
こちらが、スロヴェニア側。 -
つづいて、クロアチア側。
その後はスムーズに走り続けたが・・・
とつぜん、列車に不具合が起こったようで、
リエカのひとつ前の駅「オパティアでバスに乗り換えて」と車掌さん。 -
そのバスがなかなか来ず、
ようやく乗り込んで走り出した頃には薄暗くなっていた。
ところで同じ列車に、ピランで出逢った日本のお嬢さんが乗っていた。プリトビッツェに行くそうで、リエカまで再び同行することになった。 -
19:20 リエカ到着。
予定では、17:55に着いて18:10発の路線バスに乗り継ぐ手筈だった。
鉄道駅とバス停は離れているので、もともと窮屈な計画ではあったが・・・
ここで彼女とお別れ。 ♪あなたは右に、私は左に〜
19:50分発の最終バスには、まだ少し時間がある。
チケットを買い(値段は忘れたが2ユーロ以下)、同じ窓口で手持ちの20ドル札をクーナに替えてもらって、水とウイスキー小瓶とサンドイッチを買う。 -
両替は率も悪く手数料も高い。普段はカードで現地通貨を引き出すのだが、ドルは長く死蔵していたものがようやく使える水準になったので持参した。シリア〜ヨルダンを旅した時の残りである。
夜10時過ぎに、ロヴィニ到着。
とりあえずバスターミナル近くの宿を確保し、夜景を見に走った。ライトアップは、いつか写真集で見たのとは違って地味な灯りだった。
因みに宿は民宿(Sobe)、31ユーロ。ベランダ喫煙OK。
ここに二泊する。 -
次の朝、
いつもどおり5時半に起床してゴソゴソやっていたら、
大家さんに「8時まで寝ろ」と叱られてしまった。
仕切りなおして午前9時、散策開始。
バルビ門をくぐると、小さな旧市街だ。 -
石畳の道は中世以来たくさんの人に踏まれて、つるつるに光っている。
滑りやすい。 -
町は中央が小高い丘になっていて、
どの道を辿っても頂上の教会に到達することになっている。
聖エウフェミヤ教会。60mの尖塔がロヴィーニの遠景を支えている。
高台からは海に浮かぶ小島がいくつか見えたが、
町を俯瞰することは出来なかった。 -
教会から下界へ。
10時をまわると、他の観光客も歩き始める。 -
それにしても、路地の美しさ・・・
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「・・・・・・」
-
「・・・・・・」
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海に面した路地には、
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素敵な仕掛けも用意されている。
-
どこにでもはびこる猫と比べると、
犬は少々肩身が狭そう。
遠慮がちな目付き。 -
昔は島だったという、
岬の全体が見晴らせる広場に下りてきた。 -
教会の尖塔がいい位置に建っていて、
景観に魅力的なバランスを与えている。 -
対岸ベネツィアの影響を強く受けていつつも、
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ゆっくり廃れてきた感じがいい。
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汚れ具合がたまらない。
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「・・・・・・」
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反対側の桟橋から。
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ジャパネット通販のカメラで、120度撮影。
なんだか分からない! -
今度は海から眺めてみようと、船着き場をブラブラ。
あちこちから声がかかって、この船に決めた。
14時出航の観光船。21ユーロ。 -
港を出ると、まず岬をひと周りしてくれる。
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海からしか見えないロヴィーニ。
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「・・・・・・」
-
船は5kmほど離れたリム・フィヨルドへ行くツアー。
4時間かけて、氷河が削ったV字の谷を巡る。
氷河は、それと言われないと分からない。
見ているだけでは、刺激の少ない川下りとしか・・・ -
それより、船長がくれた強い酒が気に入った。
たしか、GARAPPAとか。
酔い心地のまま、18時に帰港した。
少し雲が出てきたか。 -
港のレストランで早めの夕食。
お薦めの貝づくし(写真)とビール(0.5l)、自慢だというとグラスワイン。おいしいパンもいただいて、全部で12.8ユーロ。
いい気分で15ユーロ渡すと、
「こんなにいいんですか?」とウエイトレスさん。
ロヴィニを満喫、むしろ「これっぽっちですいません」という気分。 -
次の朝、ロヴィニのバスターミナル。
7時40分のバスで、トリエステに向かうことにした。
リュブリャーナへ戻るのだが、往路と同じコースではバスから列車への乗り継ぎが間に合いそうもない。乗り継ぎ時間が10分しかないからだ。
チケットは99kn。たかが13ユーロ程度だが「購入はknのキャッシュのみ」と言う。困った、持ち合わせがない。
停車していたタクシーに事情を話すと快く両替してくれて、助かった。
クーナ:ユーロは7:1で固定されているので、みな慣れているのだろう。 -
バスは、一路イタリアへ。
途中、丘の道からピランやコーベルの街が見えたが、
カメラに収めることは出来なかった。
きれいだった。 -
トリエステが近づいた。
久しぶりの大きな街だ。 -
10時過ぎ、鉄道中央駅に隣接するバスターミナルに到着した。
クーナの残り紙幣をユーロに両替し、
14:00発のリュブリャーナ行きバスを確保し、
鉄道駅に荷物を預けて、街歩き開始。
海岸沿いに10分ほど歩くと、華麗なウニタ・ディタリア広場に到達した。 -
広場裏の丘を登ると、サン・ジュスト聖堂。
写真は、もう一段高い博物館から撮っている。 -
強い陽射しに、アドリア海が真っ青に輝いている。
地理上の位置が戦略的に重要なことから、古代ロー帝国、中世ベネツィア、近世オーストリアなど強国から常に支配を受け、複雑な歴史を背負う街だ。映画『黄色いロールスロイス』でバーグマンが活躍したのもここだった。
交通の要衝である点は今も変わらず、各国・都市への列車やバスが絶えない。 -
街に下りて、運河沿いの公園。
レストランのテラス席で昼食をとる。 -
なんでもないトマトスパゲティが、なんとも美味い。
専業主夫としては、いったいどう作ったのかが気にかかる。
バスは定刻に発車して、16時20分リュブリャーナ駅前に到着した。
宿は、荷物を預けてあったVila Vesalova。
3日ぶりの帰還に、「おかえり!」の声がかかった。
おわり
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