2005/08/05 - 2005/08/06
86位(同エリア94件中)
gezellig kamerさん
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元々アイルランドの歴史やアイルランド音楽にすごく興味があり、イギリスに短期語学研修に行った際にweek end tripでアイルランドに行くことを計画。
本当はダブリンに行きたかったのですが、一緒に行く人たちがみな台湾人でアイルランドと国交がないという話になり、一応イギリス領であるベルファストに行先を変更。
シティーセンターやホステルの人に勧められたジャイアンツコーズウェイ&美しい海岸が見える吊り橋等も行きましたが、上記の写真のようなpolitical murals(政治的な壁画)等内戦の面影が残る場所も訪れました。
内戦があった場所ということで、単純に「楽しい」旅ではありませんでしたが、思い返すと、自分が行った旅行先の中でも一番思い出深い地はやはりここベルファストであった気がします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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滞在していたスコットランドのエディンバラからEasy Jetでベルファストの空港まで。格安航空の洗礼に遭う。人生で初めて、タラップから飛行機に乗る(笑)。バス+フェリー+バスという方法もあったが、やっぱり飛行機は楽だった(気づいたらアイルランド入り、という感じ。)。行った仲間の半分はバス+フェリー組で、途中バスに乗り遅れてエラいことになっていたりしたので、そういう意味でも飛行機で正解だったかも。
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自分たちで巡るのは大変そうだったので、ジャイアンツ・コーズウェイとその周辺の海&自然を巡るバスツアーに参加(泊まったホステルのオーナーに紹介してもらった気がする。)。海沿いの街なので、やっぱり漁村の雰囲気が漂う。
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これもバスツアーの途中の街の様子。中心街よりはやっぱり田舎な感じ。
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日本人はいないよなー、と思っていたが、自分たち以外にもアジア系らしき人を実は見かけました。なんとなく日本人だった気がします。
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これは、プロテスタントの教会だったかな。バスの運転手がガイドを兼ねていて、いろいろ説明をしてくれた。入口が鉄柵に囲まれているバー(後述)とかもあったりして、平和ボケしている自分を感じたのを今でも覚えています。そのドライバーのおじさん曰く、ここで殺人事件があったからこうなった、とのこと。未だに内戦の記憶を語る人がいるというのもやはり北アイルランドならではな気がしました。
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でも、郊外の風景はこんなに牧歌的。ひつじがいました。ひつじにも、目印としてプロテスタントのオレンジ、カトリックの緑のインクのようなものがつけられていたとかいう話を聞いたような。(超うろおぼえ。)
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吊り橋がある場所に行き、海を眺めたところ。本当にエメラルドグリーンの海で、水も透き通っていました。8年前のへぼいデジカメでもこれだけ青く映っているのだから、ちょっとすごい。
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自分の中ではベルファストというと、内戦のイメージがものすごく強かったので、こんな美しい自然があるのを知って、ちょっとびっくりした思い出があります。哀しい歴史が続いていても海は青く美しいまま。
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吊り橋。
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ジャイアンツ・コーズウェイ。玄武岩の柱にちょっと似ています。ここは、人がやはりたくさんいました。人抜きで写真が撮れないな…とちょっと不満に思ったのを覚えています。
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かなり広範囲にわたって、柱状の岩があります。
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意外とすぐ飽きます笑。
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ここから新たに発掘したベルファスト市内と思しき写真群。
アルスター旗がはためいています。アルスター旗はプロテスタントサイドである目印。こんな風に未だにあからさまに、ここはプロテスタント、カトリック、という区分けがあることにちょっとどきりとしました。 -
これは、何のお城なのかちょっと思い出せません。。。ベルファスト城だったかな。。。
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City Hall。結構きれいな建物です。
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泊まったホステルの近くの周辺の写真だったはず。私たちが泊まったホステルはかなり街のはじっこのほうだったので、中心部とは違いかなりさびれた感じの場所でした。朝〜昼はいいですが、夜にうろつくとあまりよいことが起こらなそうなエリアでした。今から考えるとよくこんなところに行ったものだと思います。。。怖いもの知らず。
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こういうグラフィティとかもいっぱいあった。
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あんまり定かではないのですが、この辺はカトリックサイドとプロテスタントサイドが対峙しているエリアの近くだったと思います。
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正直な感想を言うと、ザ・観光地なエジンバラから来ていたため、町全体が暗いというか重苦しかったです。わりと最近まで、憎しみ/暴力の応酬が繰り返されていた場所と言われるとちょっと納得だなという気がしました。。。
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これが、ベルファストで一番衝撃だったもの。鉄格子付きのパブ。確かこれは、バスツアーのガイドのおじさんが教えてくれた気がするのですが、このパブでは、実際にテロが起きたことがあり、それ以降このような檻が付けられたのだとか。ガイドのおじさんが未だに内戦の傷は癒えていないんだといったようなことを言ってた気がします。この檻、リアルに怖かったです。
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これはシティーセンター。センターは割と明るい感じです。
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この辺にはヒルトンとかあった記憶。ベルファストは造船で栄えた街なので、そういったオブジェもこの辺にあったような。。。
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全然、記憶にありませんが、オペラハウス、も見たようです。
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有名な古いバーの入口。後ほど中に入りました。
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またシティーセンター。
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ベルファストの観光名所というか、有名なものがこういった壁の絵(mural)。そしてこれらは、単なるグラフィティではなく、プロテスタントサイド(Loyalist/Unionist)とカトリックサイド(Republican/Nationalist)のプロパガンダ壁画です。
壁めぐりのマップも存在するみたいです。
http://www.belfast-murals.co.uk/index_precise.html
壁画は数としてはたくさんありますが、街の中心ではなく、郊外にあるので、実はこの辺りはほとんど人がおらず、昼間とはいえかなりひっそりとしていて、あまり治安のよい感じではありませんでした。。。=観光をする場所というより、完全に住居エリアです。
こういった道路で少年たちがサッカーをしていてそのボールの音が妙に通りいっぱいに響いていたのが記憶に残っています。 -
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これは、プロテスタント側の絵だとわかりやすい壁画。アルスター旗の手が描かれています。写真右に書いてあるUFFは、たぶんUlster Freedom Fightersの略で、プロテスタントサイドの準武装組織の名称だと思います。(カトリックサイドのIRAに相当するような組織。)
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こちらは、右側にSinn Feinと入っているので、カトリックサイドの壁画だと思われます。これ以外はたしかみんなプロテスタントサイドの壁画しか自分は見なかった気がします(意外とどこが、プロテスタントでカトリックか、よくわからなかった。)。
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これも、ユニオンジャックがやアルスター旗がついていたり、UDA(Ulster Defence Association)と書いてあるので、プロテスタントサイドの壁画です。
下の方にSIMPLY THE BESTと書いてあるのが、ちょっと怖い。
この壁画の絵の後ろに地元のお兄さんが映っているのですが、こちらの人たちは、何だか強面の人が多く、道とか聞ける感じではありませんでした。。。 -
こちらは、UYM(Ulster Young Militants)の壁画。
こちらもUlster will always remain British No surrender(アルスターは、常にイギリスであり、屈することはない。)と書いてあり、もろプロパガンダです。 -
これは、おそらくShankill Roadというプロテスタントエリアで撮った写真です。
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ユニオンジャックがはためく。これもアピールの一つ。
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家々にもユニオンジャック。これでもか、というほどのアピールです。
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でも、周りはこんな感じでのどかな田舎な風景だったりします。このコントラストがちょっと衝撃的でした。
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アルスター旗、ユニオンジャック、スコットランド旗。
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多分、公園。地元の人が憩っていました。こうやって見ると平和な感じですね。
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Ulster Hall。
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公演でケルトミュージックの演奏をしていました。アイルランドに来て初めてアイリッシュミュージックを聞いた瞬間。。。
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Queen's University。名前のとおり、Queen'sなので、イギリス=プロテスタント系の大学です(今はどうなのか知りませんが、確か、昔はプロテスタントの人のみしか入れなかった大学だったはずです。)。
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建物はすごくきれいでした。
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スコットランドでは基本的にごみの分別というものをしていなかったので、ちょっと気になって撮った写真だったはず。
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ベルファストで有名なThe Crown Liquor Saloonに入ってみました。確かに中は重厚感がある感じでした。
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時計台。
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