2013/03/31 - 2013/04/01
442位(同エリア589件中)
歩さん
九州の中で「西九州」と言えば、佐賀と長崎が入ると思います。
春の訪れが早かった今年、桜は満開の時期を少しばかり過ぎようとしていましたが、隠れた、でも見所満載の西九州を駆け足で訪れてみようと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今年の西日本の桜はとても早かったので、この日は、散りかけていました。
おまけに風が強く、桜の終わりを早めていたようです。
桜の木の向こうに見えるのは、平戸大橋です。
「平戸」と聞くと、キリスト教や海外交易など、異文化の薫りが漂ってきますが、それ以外にも魅力はたくさん。
特に、自然豊かで、海の幸もおいしいとくれば、訪れないわけには行きません。 -
平戸大橋を渡ってしばらく行くと、平戸の街並みが広がってきます。
そして丘の上に小さなお城が見えてきます。
平戸城は平山城と言われるお城で、言い換えれば、平地の中に立っているお城です。
山の上ではないので、敵から攻められやすかったかもしれません。
高台にこじんまりとそびえて?いました。
写真は平戸城の北虎口門です。 -
北虎口門は、場内に現存する唯一の木造遺構だそうです。
要するに、昔の建築の残存物ということですので、1704年築城のときのまま今に残っているということでしょうか。
そう考えると、江戸時代の香りが…。 -
写真は「狸櫓(たぬきやぐら)」です。
ここに住み着いていた狸が、お城を守っているというような伝説があるようです。 -
中には当時の道具が所狭しと置いてありました。
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平戸城の間近まで迫ってみました。
小さいかわいいお城です。
あいにくの曇り空でしたが、平地の中でも、やや高台にあるので、眺めがいいです。 -
平戸城は別名「亀岡城」とも言われるそうです。
二の丸は、今では亀岡公園となり、桜の名所にもなっています。
ここには『二度咲き桜』という桜もありました。
一度咲いて、もう一度咲く桜ということ?と思っていたら、咲いた花の中にもう一つの蕾をつけると言うことらしいです。
???
例年になく早い開花で、しかも強風により花が散っていたので、その不思議な様を見ることができませんでした。 -
お花見のシーズンで、夜には灯りが灯るらしい提灯が並んでいました。
-
写真はザビエル記念教会です。
フランシスコ・ザビエルが布教を行ったのが、この平戸の地。
だから、ここ平戸にはキリスト教信者多いようです。
江戸時代の信教の自由がなかったときも、隠れキリシタンとして信仰していたということでした。 -
ザビエルの像がそばにありました。
-
「平戸」のよさは、キリスト教と仏教の共存だと思います。
この階段を下りていくと、それを目で見て感じることができます。
『教会と寺の見える風景』です。 -
夕方5時頃ですが、ほんのり灯りが灯っていました。
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光明寺というお寺です。
お寺にソテツというのが、南国のムードで、ちょっと変わった雰囲気を醸し出しています。 -
これぞ平戸の魅力です。
光明寺の奥に、ザビエル記念教会が見えます。
宗教の混在、言い換えれば、信教の自由を物語っている見事な光景です。
それが、平戸の寛容な人々の根っこになっているのかもしれません。 -
お寺の奥に教会の尖塔が見えます。
ちょっと違和感がありますが、慣れるとナイスマッチング!です。 -
早朝の平戸大橋です。
今日は晴れそうな予感。
昨日の強風はおさまり、海もいくらか凪いでいました。 -
雄香寺です。
参道が京都っぽいです。
隠れた名所かもしれません。
秋にはお茶会もあるそうです。 -
雄香寺の本堂です。
全体的には小さなお寺なのですが、庭園もきれいに手入れされていました。 -
県指定の『赤堂』(開山堂)があるそうです。
ここは高台なので、階段を結構のぼりましたが、車が通る道もあるようです。
途中から見る、平戸の海の風景はきれいでした。 -
朝の街中を散策してみました。
平戸は昔、松浦氏が治めていたところです。
松浦氏に関する資料は松浦資料博物館に収めてあります。 -
平戸温泉は開泉が最近の新しい温泉です。
松浦資料館に行く途中に『うで湯・あし湯』がありました。
足湯はよく耳にしますが、腕湯?
早速試してみます。 -
手を浸すだけでも、結構気持ちがよく、癒されるかもしれません。
うで湯、全国に先駆けて平戸で開泉です。
また一つ名所を発見! -
『六角井戸』です。
鎖国以前は、平戸に多くのオランダ商館など、国際交易が盛んに行われていました。
中国「明」と交流の歴史もあり、写真の六角井戸はその名残のようです。
なぜ六角形なのかは不明だということですが、当時の様子を現在にも伝えています。 -
写真は樹齢400年と言われる『大蘇鉄』です。
植物は、成長の過程で障害があっても、壁を突き破ったり、伸びる方向に成長を続けたり、ある意味で私たち人間よりも生命力が旺盛です。
この蘇鉄も途中、曲がったところもありましたが、それでも数百年の歴史を刻んできていました。 -
平戸港付近の浦の町、崎方町界隈には、多くの名所旧跡があります。
三浦按針(みうらあんじん)の墓もあるようなので行ってみることにしました。
昨日見た高台の平戸城は、風が穏やかな晴天の今日も、街全体を静かに見下ろしていました。 -
崎方公園の方に行くと、写真のような案内表示がありました。
按針の墓が近いようです。 -
崎方公園は少し高い場所にあります。
『寺と教会の見える風景』の遠景バージョンです。 -
三浦按針、本名ウィリアム・アダムスのお墓です。
イギリス人の航海士だったアダムスは、日本にリーフデ号でやってきました。
やってきたと言っても、実際は「なんとか辿り着いた」という極限の状態だったようです。
徳川家康に徴用され、当時の西洋の学問や多くの知識を家康に授けたと言われています。
結局、祖国に帰るという願いは叶わず、しかも、家康の死後、鎖国状態に突入する日本の実情の中、肩身の狭い思いをしながら、日本で生涯を終えました。
彼にとっては、日本に来たことは、必ずしもよいことではなかったかもしれませんが、当時の日本にとっては、彼がもたらした知識と経験は、とても意義深いものだったと思います。 -
三浦按針のお墓の前には、いろんな種類のバラが植えてありました。
まだ蕾すらつけていませんでしたが、オードリー・ヘプバーンとかなんとか、素晴らしい方々の名前がついたバラが植えてありました。
きっと素敵な花を咲かせるのでしょうね。 -
平戸港に立つ、『じゃがたら娘』の像です。
オランダ・イギリス系の日本人たちは、鎖国にともない、日本を追われる身となりました。
日本で生まれ、育ったのに、日本に住むことを許されず、終生日本の地を踏むことを許されなかった娘たちの嘆きが詠まれています。
あるときは、諸手をあげて外国の人々を歓迎し、異文化を受け入れていたかと思うと、政治が変わったり、自分たちに都合が悪くなると、方針を180度転換する。そんな歴史の影で、悲しい思いをしている人々の存在を忘れてはいけません。
そもそも権力があるものは、弱者に配慮する寛容さを持たねばなりません。
じゃがたら娘たちは、きっとそのように願っていると思います。 -
平戸大橋です。
青空に赤橋が映えています。 -
平戸を後にして、向かった先は、唐津。
唐津と言えば、私の頭の中には真っ先に、『虹ノ松原』が思い浮かびます。
呼子の朝市も有名です。
しかし今回、最初に唐津を味わったのは「唐津城」でした。 -
唐津城は別名を舞鶴城と言うそうです。
築城主は寺沢広高という人だそうですが、何という縁でしょうか。
この寺沢さんは、先述の三浦按針さんが日本に漂着した際、長崎奉行として、三浦さんの拘束に携わっていました。
それはさておき、桜の後ろにそびえる唐津城の見事なたたずまは、美しいです。 -
唐津城は修復中でした。
お城の近くには花見のお客さんがたくさんいましたが、残念なことに、大方の桜が散っていました。
桜の花はない中での花見は、ちょっとさみしそうでした。
でも、飲んで、食べて、騒げたら花見成立?! -
城の間近まで上ってみると、僅かに残った桜の間から島が見えました。
「高島」と言う島だそうです。
近くにいた人が教えてくれました。 -
方向を変えると、「虹の松原」も見えます。
-
旅に行く先々で、私はやたらと高いところに上ります。
町全体が見渡せ、自分の位置が分かります。
俯瞰は、いろんなものを客観的に見せてくれます。
知らなかったその土地のよさを見せてくれます。 -
唐津には「鏡山」という、見晴らしのいい山があります。
唐津城から見る鏡山です。
鏡山から見る唐津城もこの後、体験したいと思います。 -
唐津城は修復中でした。
このお城は、たいへん見栄えがいいと思います。
築城された当時のものではありませんが、お城好きの私から見ても、結構上位にランクインされるのではないかと思えるくらい、スラリとした格好いいお城です。 -
そして、「虹の松原」に向かいます。
日本三大松原と言えば、静岡県の「美保の松原」、福井県の「気比の松原」、そして佐賀県の唐津「虹の松原」です。
松林の中を疾走します。 -
虹の松原は、唐津湾に沿って続いています。
当初は防砂林という目的で植林されたそうです。 -
虹の松原が見渡せる展望所がある「鏡山」に登ってみました。
公園があったり、鏡山神社があったり、佐用姫(松浦佐用姫)の像があったり、ゆっくりくつろげる鏡山山頂。
わずかに残った桜の花吹雪もきれいでした。
佐用姫には恋人との別れを悲しんで7日もの間泣き過ごし、とうとう石になってしまったという伝説があるそうです。公園内には彼女にちなんだ池もありました。
そういえば、美保の松原にも、羽衣伝説がありました。
松原って、伝説の宝庫なのかもしれませんね。 -
では、鏡山展望所から、虹の松原を見てみることにしましょう。
-
展望所から虹の松原を見下ろすと、ちょっと感動ものでした。
写真に収まりきれない広大さでした。
その全景を紹介できないのが残念ですが、私はしっかり目に焼きつけました。 -
鏡山に上るとき、その上り口に写真のような大鳥居があります。
この下をくぐって、いざ展望所へ・・・ということになるわけですが、何だか鏡山に上るだけで御利益がありそうな気がします。 -
再び虹の松原の中へ・・・。
植林したあの寺沢広高(再び登場)は、この松の中にとても大切にしている松があると語っていたそうです。本当かどうかは分かりません。
当時は、松林の松を勝手に伐採したり、落ちている枝を燃料用に拾ったりすることすら禁止されていたそうですから、広高は、そんな禁止令に庶民がそむくことがないように、予防線をはっていたのかもしれません。
車で行ってもかなりの長さです。
ところどころにキャンプ場があるなど、松林の恩恵も多岐に渡っていました。 -
さて、最後は、お宝発掘です。
写真は、平戸の郷土菓子『牛蒡餅』です。
最初は、ごぼうが入っているなんてどんな味かなぁ…と引き気味に食べましたが、おいしかったです。普通の餅菓子で、実際はゴボウは入っていないとのこと。 -
長崎と言えば、カステラですが、写真は『カスドース』なる食べ物です。
卵黄が多く使われているということでした。
カステラをイメージして食べると、???という味かもしれません。
名前は無視して、食べると、卵たっぷりの砂糖菓子という感じです。 -
最後は、キーホルダー。
御当地キャラクターが重そうに6体もぶら下がっています。
平戸の御当地レンジャー『ヒラドシマン』です。
6体それぞれが平戸の名物をアピールしているということで、あまりの愛くるしさに購入してしまいました。
長崎の平戸、そして佐賀の唐津は、異なる県でありながら、歴史上もつながりがあり、魅力たっぷりの場所でした。
城をはじめとする文化遺産もありますが、平戸島や虹の松原など、独自の地形が、見事な自然遺産にもなっていました。
特に、春の桜の頃に訪れるとそのよさを感じることができるのではないかと、実際に訪れてみて思いました。
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