2013/02/20 - 2013/02/20
10位(同エリア19件中)
まりあさん
ベラクルスは、16年前の海外放浪一人旅の初体験時に、訪れました。
その時に泊まったホテルが、フロントにあるはずのセーフティボックスが、メンテナンス中ということで利用できず、私は、パスポートと全財産を持って、町歩きをしたのでした。
今はもう、メキシコの地方都市の治安に、そこそこの信頼を持てているので、恐くはないのですが、当時はまだ、一人旅初心者で、おっかなびっくり旅していたので、パスポートまで持ち歩く、というのが心穏やかではありませんでした。
そして、ベラクルスは、港町ゆえか、ちょっと品のない若い男性労働者がうろうろしていて、ひとけのない所で、そういうお兄さんに、眼をつけられたりしたら、びびりあがっておりました。
それゆえ、あまりいい印象がなかったのですが、今回、予習により、ベラクルスが、スペイン文化が流入する港として、古い歴史を持つ町であることや、コロニアル文化がディープな町であることを知り、昔よりずっと、楽しむことができました。
たしかに、今回もまた、若い労働者風の男性が多く、荒くれ男的なムードの人も多かったですが、今は経験値を踏んで、その人の目の光で、危ない人かどうかの直感も磨かれたので、恐くはなかったです。おそらく、港に船が入った時には仕事があり、その他の時は待機中、という類いの人が多いのかな、と想像しました。
今回のベース都市のカンクンにも、シーフードのレストランはたくさんありますが、あちらは、外国人観光客値段になりがちで、下手すると、日本的な料金になりそうですので、もっと田舎町で、外国人観光客よりメキシコ人観光客が多いだろうベラクルスで、安い目のシーフードを堪能することにしました。
表紙の写真は、海老のカクテルです。
メキシコのシーフード・カクテルは、こういうグラスに入っていて、トマトベースのソースの中に、アボカドや野菜とともに、ゴロゴロとシーフードが入っています。
カクテルの味は、時にはちょっと甘いと感じることもありますが、緑のレモンを絞ると、その酸味で味がキリリと締まります。
この店は、水族館の横のビーチ沿いにあるシーフードレストラン街のひとつで、店の前を通りかかると、オジサンがいろいろと声かけて呼び込みます。
いろいろと問いかけると、アレは無い、コレがお勧めだと、いろいろ説明してくれました。
海老のカクテルは、記憶では700円ぐらいだったと思いますが、私が、「大きい海老も入っている?」と尋ねると、「ああ、大きい海老をたくさん入れてあげる」と言ったので、入ることにしました。
約束通り、メチャクチャ大きい海老がゴロゴロと入っていて、小さい海老もあふれていて、もう海老はいらん、と思うぐらいに、食べさせてもらいました。
カクテル料理の時は、ソーダ・クラッカーがついてきますが、グラスの向こうに、ブルーの包み紙が見えてますが、クラッカーの量も太っ腹です。
「大きい海老」と条件をつけたので、ちょっと料金が心配でしたが、もう一品の海老料理と、飲み物(といっても水だけですが)で、2000円ほどでした。
青い海原を眺めながら、砂浜で食べたシーフード、堪能しました。
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ベラクルスのカテドラルです。
メキシコの治安を揺るがしている「麻薬戦争」がらみの事件が数年前にあったそうで、「ベラクルスもちょっと危ない」と在住の友人から聞いてましたので、念のため、もっともソカロに近いホテルをとりました。
それなら、夜も少しは町歩きを楽しめるかな、と想定しました。
英語のガイドブック、Lonely Planetのベラクルスの治安の所には、「今のところ、外国人の被害は出ておらず、メキシコ人被害者の数も少なく、あなたがもし、ジャーナリストとか、ヤクザ系の人間でないなら、とくに恐がる必要はない」などと説明されてました。
町の観光案内所で確認したところでは、数年前に事件があったが、その後ボリスの警戒を増やして、その後はずっと、何も起きていない、とのことでした。町を歩いた印象では、とくに何もないけど、ヤクザ同士の抗争なので、運悪く銃撃戦に出くわしたら、バイオレンス映画の主人公になったつもりで、道に伏せるようなリアクションが必要なのかしら。
銃での死者が、日本の交通事故死者なみにあるアメリカの映画をみると、銃撃が起きると、一般市民も、とにかく道に伏せる、という防衛反応を皆さん、もってますもんね。
今回、ほんの少しだけ、その「イメージ・トレーニング」をしていきました。 -
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このメタルチックな入れ物があるのは、アイスクリーム屋の一種なのですが、メキシコ独特の、ニエベという、シャーベット屋さんです。
イタリアのジェラートに少し似ているけど、もっとあっさりしていて、果汁を凍らせて作る、というイメージです。(作り方は知らないので、想像ですが)
とにかく美味しいです。
オアハカが、とりわけ有名ですが、トラコタルパンでココナッツのニエベが美味しくて、はまってしまいました。 -
ニエベのメニュー。
純粋にフルーツの名前そのものがメニューになります。
Guanabana ライチ
maracuya パッションフルーツ
fresa イチゴ
cacahuete ビーナッツ -
この建物の一階に広々としたカフェがあります。
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こらちは、ソカロ近くにある、有名なカフェで、どちらも歴史が長いそうです。
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カクテル・デ・アボカド。
本当なら、シーフードなのですが、これは、カクテル・ソースの中にアボカドが入ってました。わりとさっぱりして、食欲があまりない時としては、グッドでした。 -
メキシコは、スープの種類が多くて美味しいのですが、これ、トルティージャ・スープだったか、忘れましたが、この店の特別パターンで、具が別々に出てきました。
まるで、鍋料理のような具の量に圧倒されました。
チーズとトルティージャチップと、アボカドが -
もう、スープだけで、お腹いっぱいになる量でした。
でも、あのお皿一杯の具、半分以上は食べちゃいました。
ヨーロッパのスープって、塩気が強いことが多くて、関西人の私は、ヨーロッパを旅すると、塩気に苦しむのですが、メキシコは、塩気をあまり使いません。その代わりに、チレ・ソースやレモンを多用しますので、私には、味つけの性が合います。 -
これは、トルティージャにくるんだチキンの料理で、エンチラーダの場合は、緑か赤のスパイシーソースがかかってますが、これはフリホーレス(豆の煮込み料理)のソースです。
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メキシコのレストランは、食事を注文すると、何らかのチリ・ソースを持ってきてくれます。ここのは、ハラペーニョとつけた野菜と、赤いソースです。
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翌朝、港沿いの道、マレコンを歩くことにしました。
2キロほど歩いて、水族館を目指しました。 -
港に来る商人の銅像でしょうか。
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しばらく歩くと、漁師の船らしきものが見えました。
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そこでは、兄ちゃんが、魚を切ってます。
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魚は、黄色いスポットが鮮やかでした。
妙な切り方をするので、尋ねると、こんな風に派手に切ると、人の目をひくので、こうして切って、民家に売りに行くのだ、との説明でした。
この日は大漁だったようで、もうすでに、船にあげた魚を、数キロ離れたところにある卸市場で、さばいてきたそうです。残りの魚を、皆でたらふく食って、さらに余った魚を民家に売りにいくとか。
陽気な漁師の兄ちゃんたちと、しばし歓談しました。 -
ここの水族館は、ラテンアメリカ最大だそうです。
もっとも、日本やアメリカに比べると、そうたいしたことない、ともガイドブックに書かれてました。
入り口では、なぜかインコが出迎えてくれて、お客と記念撮影です。
あちこちで、記念撮影コーナーがあり、番号の紙切れを受け取り、出口のカウンターで見せると、それらの写真を画像で見せてくれて、買うと決めたらプリントしてくれる、というサービスでした。
私は、美人に写ってなかったので(当たり前か)、買うのはやめました(笑)。 -
水族館は、そう大きくもなかったですが、さすがメキシコというオシャレな照明やカラフルなアレンジで、写真撮影はけっこう楽しめました。
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スペインの水族館でも、似たようなことを感じましたが、やっぱり、ラテンの文化は独自性とか、創造性の面で、日本に勝つなぁ、と感じます。
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皆さん、スマホで撮影・・・
この風景は、全世界共通になりつつありますね。 -
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なんと、ジュゴンの親子です。
ただいま、餌付け中で、なかなかこっちに来てくれません -
おお、赤ちゃんジュゴンがこちらに来ました。
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可愛かったです
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こちらはイルカが泳いでいるのが見えます。
メキシコの水族館、見せるのがうまいなぁ、と思いました。
サービス精神たっぷりです。 -
水族館の横は浜辺です。
ここに、シーフードレストランが並んでました。 -
最初に出て来る、トルティージャ・チップス。
ここのは色が悪かったけど、揚げ方がじょうずなのか、けっこう美味しくって、ぽりぽり食べちゃいました。 -
海老のディアボリカ・ソース。悪魔風というのでしょうか。
スパイシーなソースです。
海老は殻つきでしたが、ぷりぷりっと、でっかい海老でした。
メキシコの付け合わせのライスはイマイチで、たいてい残しちゃいます。
それよりふかふかのトルティージャの方が美味しいです。
ほっかほかのトルティージャはお願いすると、無料で持ってきてくれます。 -
そして、海老のカクテル、Coctel de Camaronです。
2人で2つの料理ですが、海老をたらふく食べました。 -
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クラッカーを放り投げたら、ウミネコがたくさんやってきました。
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ガスパチョ・デ・フルーツ というメニューに興味津々で注文しましたが、これは、美味しくなかったです。
ガスパチョって、スペインの冷製トマトスープですが、ここのは、メキシコのデザートにもなる前菜のフルーツ・カクテルのような見た目で、甘い筈の赤いシロップが、塩辛い味で、フルーツとの相性も悪かったです。(こんなメニューは、この店だけと思います) -
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ファヒータという、肉の細切れと野菜との炒めた料理。
付け合わせは、アボカドで作った、グアカモレ。 -
ホテルの一階に、メキシコのちょっと高い目のファミレス的な店、サンボーンが入ってました。女性が入りやすい店で、昔から、よく利用してます。
ベラクルスのサンボーン、町の人の、お茶のスペースとして、いつも賑わってました。
ここは、日本式に、キャッシャーで支払う形式です。 -
ソカロの夜のイルミネーション
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カテドラルの夜景
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ソカロのまわりには、たくさんレストランがあります。
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カラオケのサイン
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ホテルのロビー
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ベラクルスの民族衣装。
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部屋から見下ろしたソカロの風景
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