2012/09/30 - 2012/09/30
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ローズベリーさん
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2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.67)です。
現在、13カ国目スペインに滞在しています。
9/27〜9/30はマドリッドを拠点とし、マドリッド市内、セゴビア、コルトバ、トレドを1日ずつ訪れました。
≪旅程≫
・9/27 マドリッド市内半日観光
・9/28 セゴビア観光
・9/29 コルトバ観光
・9/30 トレド観光→長距離バスでボルドーへ移動★
旅は残り4日です。スペイン最後の街に選んだのは、古都トレド。
旧市街にはまるで時が止まったかのような中世の面影が残り、外に目を向ければ荒野のような大地がどこまでも続いています。思わずうっとり・・・いつまでも見ていたい景色でした。
トレドのあとは、夜行バスでフランスのボルドーまで一気に北上します。
写真はトレドの旧市街です。
※1ユーロ=100〜104円
(スペイン語の綴り記号が文字化けするので、なしで表記します。)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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◆9月30日(日)第88日目
9:00すぎ、チェックアウトして外に出ると息が真っ白!
朝晩がだいぶ涼しくなってきました。
王宮の方からパレードのような音楽が聞こえ、つい気になって見に行くと、王宮の門の前に人だかりができています。
軍隊の何かの式がちょうど終わるところでした。 -
今日はバスを利用し、マドリッドからトレドまで日帰りで出かけます。
寄り道したので予定よりだいぶ時間が押しましたが、地下鉄でPlaza Eliptica(エリプティカ広場)へ。
駅直結の地下バスターミナルで、ALSA社のトレド行きチケットを購入しました。 -
バスに乗り込みます。
11:30マドリッド→12:15トレド -
終点トレドのバスターミナルです。
バスから見えた旧市街の方へ向かって歩いていきます。 -
ビサグラ新門に到着。
門の前のツーリストインフォメーションは、日曜で休みでした。
門をくぐって道なりにすすみます。 -
2つ目の門、太陽の門をくぐります。
トレドの旧市街は小高い丘の上にあります。
しばらく坂道を上がります。 -
城壁の外の街の景色です。 -
どこまでも広がる荒野。 -
川の向こうに見える古城は、“Castillo de San Servando”
サン・セルバンド城を改装した人気のユースだそうです。 -
まずはアルカサルを目指してやってきました。
ローマ時代の要塞跡に建てられたもので、現在は軍事博物館。
・・・と書かれていたので入れると信じてきたのですが、前には警備員が何人か立っており、入っていく人が誰もいません。
入れないようなので、カテドラルへ向かいます。 -
雰囲気ある旧市街。
通りの向こうにカテドラルの塔が見えてきました。 -
狭い通りを抜けると、カテドラル前の広場に出ました。
こちらは広場に建っている市庁舎です。
中のツーリストインフォメーションが開いていたので、地図と簡単な情報をもらいます。
カテドラルは日曜は14:00オープンだったので、先に街の中を散策します。 -
通りは狭く、込み入っています。
昔の面影を残す街。 -
“サント・トメ教会”
エル・グレコの傑作『オルガス伯爵の埋葬』を所蔵する教会です。 -
教会ですが、名作があるためか有料です。
こちらには入りませんでした。 -
“サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会”
トレドに残存する最古のユダヤ教会で13世紀に建てられました。 -
教会の入口の係員は、椅子に腰かけて静かに本を読んでいましたが、チケットを見せるとにこっとして通してくれました。
なんとものどかな教会です。 -
1405年にはキリスト教会になっていますが、イスラム風の装飾がところどころに見受けられます。 -
“Monasterio de San Juan de los Reyes(サン・フアン・デ・ロス・レイエス教会)”
イサベル女王とフェルナンド2世が、ポルトガルとの戦いの勝利を記念して15世紀に建立した教会です。
ゴシック様式、プラテレスコ様式、ムデハル様式とが融合した回廊が見どころだそうです。
こちらも有料だったので入らずです。 -
教会の先にかかるサン・マルティン橋を渡って対岸へ行ってみました。 -
迫力あるタホ川の流れ。
街をぐるりと囲むように流れています。 -
再びカテドラルに戻ってきました。
カテドラルは、フェルナンド3世により建設が始められ、200年以上を費やして1493年に完成しました。
チケットセンターへ行くと、入場料は8ユーロ!
なぜこれほどかかるのかは、中へ入って納得しました。 -
内陣に入ってまず目を惹いたのは、祭壇の衝立(ついたて)。
キリストの生涯20場面が表現された木彫りの衝立で、彩色して金箔が張られています。 -
衝立の上部。
上までかなりの高さがあります。 -
聖堂中央の聖歌隊席です。
上がルネッサンス様式、下がゴシック様式でつくられています。
その向こう側には、美しいバラ窓。 -
最大の見どころは、内陣の裏に位置する“トランスパレンテ”です。
天使や聖母像などの装飾が施されています。 -
狭い宝物室の中には、イサベル女王の王冠や、宝石で飾られた聖体顕示台などが展示されています。 -
高さ3m、重さが約200Kgというこの顕示台は、聖体祭のときに神輿のように担がれて、トレドの街を行進するそうです。 -
聖具室の中は美術館になっています。
壁一面に絵画が飾られていました。
エル・グレコの傑作『聖衣剥奪』をはじめとし、ゴヤ、ティツァーノ、ヴァン・ダイクの作品も展示されています。 -
回廊の壁にも、美しい絵が描かれています。 -
その先にも小さな礼拝堂がありました。
こちらも壁一面、宗教画で埋め尽くされています。
大聖堂とはいえ、中はまるで美術館のようでした。
美術館、宝物館、オーディオガイドまでついて納得です。 -
最後に、もう一つ行きたいところがありました。
エル・グレコが描いたトレドの街と同じ風景が見えるという“パラドール”。
インフォメーションではPl. de Zocodover(ソコドベール広場)のそばから71番のバスかタクシーでと言われましたが、広場から出ている2階建て観光バスやソコトレイン(5ユーロ/毎時2便で1周40分)という列車型ミニバスでも行かれるようです。
71番バス乗り場で時間を確認すると、ちょうど出発したばかり。
1時間1本ペースなので断念。
ならばソコトレインかと思いチケット売場へ行くと、こちらも大行列。
1時間待たないと乗れないと言われました。 -
実はあまり時間の余裕はありません。
夜には長距離バスでボルドーへ向かわなければならないので・・・
そこで意を決して、タクシーに乗りました。
“パラドールまでお願いします”
ドライバーに告げると、タクシーは街を抜け、そのまますいすい、すいすい・・・どこまでも丘を上っていきます!
実はパラドールを、近場の展望台か何かだと想像していた私は、ここで降ろされたときちんぷんかんぷんでした。 -
よくわからないまま、建物に入ってみるとそこはホテル(@_@;)
ホテルのロビーの先には、眺望のいいレストランがありました。
レストランではたくさんのお客さんが、景色を見ながらゆっくり食事を楽しんでいます。
その隅の展望デッキで、写真だけ撮らせてもらいます。 -
壮観な大パノラマ♪♪
ですが、街から離れる分ちょっと小さいように思います。
丘の途中の景色の方が迫力があったような。 -
少し納得いかなかったので、帰りは歩いて丘を下りてみました。
こちらの景色もまた格別です(^^♪ -
パラドールからアルカンタラ橋(写真の奥の橋)まで、下りで1時間ほどかかりました。
写真も撮りながらなのでペースはゆっくりだと思いますが、歩くと結構距離があります。
再びバスで、マドリッドへ戻ります。
17:30トレド→18:20マドリッド -
宿へ戻る前にまず南ターミナルへ寄り、ボルドー行きのバスチケットを買いにきました。
実は2日前にも訪れたのですが、乗りたい便が1日1便しかなく、その場ではすぐに決められなかったのです。
出発まで2時間を切っていましたが、チケットは無事に買うことができました(*^_^*)
これで一安心です・・・ -
20:30の出発ですが、乗車は20:00からスタートします。
宿へ戻って荷物をピックアップしていたら、時間がぎりぎりでした。
乗り場は、はるかかなたの一番奥。
バスまで走って行き、すぐ乗れるかと思いきや、買ったチケットをカウンターで乗車券と引き換えなければなりませんでした。
なかなかすすまない列に並びながら、心臓はバクバク。
バスが行っちゃうよ〜!
本当にぎりぎりでした。
ボルドー経由パリ行きのバスに乗ります。 -
バスはほぼ満員でした。
早朝のボルドー到着にそなえて仮眠を取ります。
慌ただしい1日でした。
数日前に始まった腹痛もなかなかおさまらず、今日もペースがかなり乱れましたがなんとか1日無事に終わりました。
20:30マドリッド→翌日5:15ボルドー
このバスですが、2時間半ごとに30分間の休憩が入るので熟睡できません(@_@)zzz
明日はふらふら気分でボルドーの街を歩きます。
≪出費≫
・地下鉄チケット 計4.9ユーロ
・バスチケット 9.12ユーロ;マドリッド⇔トレド往復
・長距離バスチケット 75ユーロ;マドリッド→ボルドー
・荷物預かり 3ユーロ
・カテドラル 8ユーロ
・サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会 2.5ユーロ
・タクシー代 8.9ユーロ;ソコドベール広場そば→パラドール
・水 1.4ユーロ
・夜食 2ユーロ;ドーナツ、コーヒー
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