2013/02/10 - 2013/02/10
195位(同エリア717件中)
コージ☆さん
ガンガラーの谷は,沖縄本島南部の南城市にあって,太古,鍾乳洞の天井が崩壊してできた谷間に樹木が生い茂って,大きな森となった空間です。
そういう空間に何か神秘を感じたので,訪れてみました。
専門ガイドによるツアー以外では立ち入ることができず,事前予約が必要です。ツアーは,1日4回の出発時間があって,所要1時間20分(ツアー料金は2,000円)です。
なお,この森では1万8千年前の人骨が発掘されていて,考古学的には「サキタリ洞遺跡」と言われています。
日本史の教科書に書かれていた「港川人」は,この森の近くで発見されました。
私は,午前中に『玉泉洞』と『おきなわワールド』を見学して,12時のツアーに参加しました。
[アクセス]
テーマパーク『おきなわワールド(文化王国玉泉洞)』と県道を挟んで向かい側にあります。
車では,那覇空港から30分(南風原南ICで下りて10分),那覇市内から40分弱で,県道17号線沿いの「おきなわワールド」を目指します。バスは那覇バスターミナルから83番・54番で40分ほど
[表紙の写真]大主ガジュマル
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入口は『おきなわワールド(文化王国玉泉洞)』の向かい
広い駐車場があります -
芝生の広場(駐車場)から下って行きます
ガンガラーの谷にはトイレがないので,芝生の広場で済ましておいた方がいいでしょう -
坂を下って行くと,見たことないような光景
洞穴の中にカフェが!
ここが,ツアーの集合場所「ケイブカフェ」 -
「ツアー開始の15分前にはカフェに来てください」と予約の際に言われたので,20分前には行ったのですが,特にすることもなく,洞穴の雰囲気を味わっていました
天井には鍾乳石がいっぱいで,不思議な空間
夏は涼しそう
カフェだけでも利用できるそうです -
12時に“点呼”があって,ツアーのスタート
参加メンバーを見たら,けっこう若い人が多かったです
ガイドは,イケメンのお兄さんでした(女性陣にオススメ!)
まず,この森のこと,散策ルートや遺跡についてレクチャーがあります
その後,お茶入りの水筒(肩から掛けられヒモ付き)をもらって,出発! -
カフェの奥に,発掘中の現場が…
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昨年,ここで,こんな大発見があったそうです
この新聞記事は,ガンガラーの谷の入口に貼ってあったもの -
ケイブカフェの奥の穴を抜けて振り返ったら,そこも発掘現場
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スタートして直ぐに森の中へ
この先に何があるのか,ちょっとワクワク -
この辺りは「大谷渡り」という場所
ガンガラーの谷の構造は,例えて言うと,フタがしてあるナベを鍾乳洞としたら,フタが鍋底に落ちて(鍾乳洞の天井が陥没して),ナベの底や内壁に樹木が茂って森になったようなものです -
写真の東屋は40年前から放置されていたため,屋根に植物が生い茂っているもの
この生命力を見ただけで,何かパワーをもらえたかも!?
実は,この谷は40年前に公園として整備されたけれど,公園内を流れる川に近所の農家の糞尿が流れ込んだため閉鎖されていたものを,2008年8月に再オープンしたそうです -
1?ほど亜熱帯の森を歩きますが,のんびりしたペースなので,老若男女だれでも参加できます
ところどころで立ち止まって,ガイドのお兄さんの説明があります -
ガジュマルの根っこは上から垂れてます
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谷を流れる川が,琉球石灰岩(要はサンゴの岩)を削り,その結果鍾乳洞が作られたのです
太古は海の底だったと言うから不思議
40年前に公園だった名残が川岸に -
「イナグ洞」
“イナグ”とは女性を意味しています -
この洞窟の奥に,女性の胸やお尻の形をした鍾乳石があることから付けられた名前だそうです
ガイドのお兄さんが,その写真を見せてくれたので納得です(ちょっとヤラセじゃないの?というくらいリアルでしたが…) -
“女性の洞窟”があるということは…
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“男性の洞窟”も
「イキガ洞」です
“イキガ”は男性の意味 -
「イキガ洞」の中は暗いので,ランタンを貸してくれます
水筒にランタンに…
ちょっとだけ冒険気分 -
振り返って入口を見たところ
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鍾乳石が垂れていて,いい雰囲気
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うわー!出たーっ!デカイ!
洞窟の奥に,チン(鎮)座ましましています
誰でもこれを見たら“男性の洞窟”と名付けるだろなぁ… -
ここは「種之子御嶽(サニヌシーウタキ)」と言って,数百年前から命の誕生を願う聖地だそうです
うら若き乙女たち?が楽しそうな顔して御神体を撫でているのが笑えた!
何か御利益あるかも?と,自分も撫でてみました -
岩のトンネル
写真の上半分を占める大きな岩が上から落ちてきて,手すりの脇にある小さな岩に“かろうじて”乗っています
ガイドのお兄さんが,ここがそんなに危うい場所だとおどかしても,皆さんそれほど表情を変えません…
せめて私だけでも恐怖におののく顔をしてあげればよかったと,反省… -
岩のトンネルを抜けると,いよいよ秘境!?に…
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そうでもなかった…
県道の下をくぐる人工的なトンネルに興ざめ… -
このトンネルの上あたりに穴があって,昔から地元の人が穴の中に石を投げ入れて遊んでいたそうで,石を投げ入れた時の音が「ガラガラー→ガンガラー」と聞こえたので,この谷が「ガンガラーの谷」と命名されたそうな…
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トンネルを抜けると,樹木のトンネルが
鍾乳石の岩壁と木々に覆われた屋根 -
異空間に来た感じ
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ガンガラーの谷の主役「大主(ウフシュ)ガジュマル」登場
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樹齢150年の迫力
ガジュマルには,杉や檜の大木とは異なった不思議な存在感が…
何なのだろう?この存在感は… -
ガジュマルの根っこは,上から垂れ下がってきて,地面に着くとそこから太くなって“新しいガジュマル”になり,元々あった“古いガジュマル”は養分を新しいガジュマルに与えて消えてしまうそうです
地元の人々は,こういう様子を“ガジュマルが歩く”と言うそうな!
要は,GPSの位置情報で,ガジュマルの幹の場所が長い年月をかけて移動するようです -
ガジュマルは長い年月をかけて“命のリレー”していて,その仕方が独特だから神秘的な感じがします
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大主ガジュマルを過ぎると,石積みが…
これは「上原家」のお墓で,300年も続いていて,今でも上原家の一族の方々がお墓参りに来るそう -
振り返って,大主ガジュマルと上原家のお墓の方を見た様子
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大主ガジュマルがある辺りは,こんな感じで県道の金網の間からも見えます
ツアー料金2,000円は高いからなぁ…という方は,タダでガンガラーの谷の雰囲気を味わえます(しかも合法的に)
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小道の両側の葉っぱは「食わずイモ」と言って食べられないそうです
でも,好奇心旺盛なスタッフが試食したところ,美味しくないどころか舌がしびれたそうです -
「ツリーテラス」へ登ります
その名のとおり,木の上にテラスを作ったもの -
ツリーテラスの上から海が見えました
ガンガラーの谷のスタッフは,ここから初日の出を拝んだそうで,うらやましい! -
ガイドのお兄さん,ここでも「このテラスはスタッフ手作りなので…」と,おどかしてくれますが,皆さん表情変わりません…
仕方ないから,私が「えーっ!大丈夫なのー?」と,ちょとだけ驚いてあげました
後でツアーのパンフレットをよく見てみると,「ツアー料金には,飲み物代と保険料が含まれている」そうで,あながち,お兄さんのおどかしも冗談だけではなさそう… -
テラスから見える海辺に,あの!?「港川人」ご一行様が住んでいらしゃったそうです
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ズーム
橋の右手の緑の森で,港川人の発掘が行われています -
遠くからツリーテラスを見た様子
木の上のテラスとかお家って誰もが憧れるでしょう -
またまた鍾乳洞へ
「武芸洞」という洞窟 -
ここで1万8千年前(旧石器時代)の人骨が発掘されました
男性が仰向けの状態で,ネックレスなどしていたそうです
「港川人」が居住していた可能性から,現在でも発掘が進行中 -
港川人の風貌予想図
「港川人」の再調査を進めている国立科学博物館が発表したもの
なんとなくアボリジニのような… -
武芸洞の状態は,4000年以上前と変わっていないと推定されています
「こういう場所で,私たちのご先祖様?が暮らしていたのかぁ」と思うと,なんとも不思議な感じ…
「はじめ人間ギャートルズ」を思い出しました -
イケメンお兄さん,最後のレクチャー
さすが専門ガイドだけあって,やさしい言葉で分かりやすく,自然や遺跡について説明してくれます -
青空教室ならぬ”洞窟教室”
皆さん,真剣に先生の説明を聞いていました
こういう授業なら,学校よりも面白いかも… -
これで,ツアー終了
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トンネルをくぐると,『おきなわワールド』のにぎやかな敷地に出ました
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この旅行記へのコメント (1)
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- スーポンドイツさん 2013/02/25 09:18:38
- ガンガラーの谷はすごい!
- コージさん、はじめまして
お隣旅行記から参りました。一日違いの探検だったようですが、どこかですれ違っていたかも・・。
ガジュマルの根の写し方がお見事!迫力ありますね♪この角度で狙えば良かったんだ〜(^_^;)
このツアー終了後、圧倒されて、ぼ〜っとしてしまい、次何処へ行くか?ナンテどうでもよくなりました。
コージさんの解説もわかりやすくて、金城町の石畳や美ら海水族館にも感動しました。
プロフィールにあるような「平凡な人」にはとても思えません!!
最近、佐喜眞美術館に関する記事を日経で読みました。
>今まで,沖縄の海に行っては「キレイだー楽園だー」などど満足して,海ばかりに心をうばわれて,訪れたビーチの近くに戦争遺産があるのに,見て見ぬふりをしてきました。
同じく気になりながら戦地跡を訪れなかった私たち、忘れてはならないことですね。
すーぽん
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