2012/11/29 - 2012/12/03
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デブと某医さん
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毎月一度、数日〜一週間、大阪から中国道、米子道を経て境港の両親の許へ帰省します。
父は91歳、総じて良い健康状態にありますが、8年前に初期の認知症と診断され、以後緩やかに症状が進んでいます。昨夏、空きを待っていた認知症を主な対象とするグループホームに漸く入ることができました。父には「幸せな居場所」となり、暫く見られなかった笑顔が戻ってまいりました。しかし独り暮らしとなった母(90歳)は淋しさが募り、私と姉が毎月各々一回づつ帰省しても、母の心は晴れそうにありません。
かつては帰省!と言えば数日前から心躍るものがありました。しかし今は重いこころを抱えての帰省となりました。そんな重く沈んだ気持ちを引きづって車を運転する道すがら、私のこころを励まし勇気づけてくれるのは、四季折々の大山の雄姿であり時に荒波逆まく群青の日本海です。
「旅行記」には程遠いものですが、こんなものもあるのか…と軽くお読み下されば幸いに存じます。
- 交通手段
- 自家用車
-
米子道では蒜山高原SAで休憩をとります。中国道でも加西SAで一度休憩しますが、「心の休息」となるのはやっぱり蒜山高原…。ここからの眺めは「裏大山」となりますが、躍る心であれ沈む心であれ「帰ってきたなぁ」との気持ちになります。ソフトクリームの美味しさもまた格別!です。
-
米子道を出て皆生(温泉)のあたりから境港まではず〜っと右手に日本海を眺めながら弓が浜(R431)を走ります。日本海からの防風林の真ん中を産業道路として敷設された国道ですから、私の頭の中(記憶)ではいつも生い茂る松林の中を走る…感覚です。
-
父のグループホームはこの港から徒歩数分、かつては「日の出館」という映画館があったその跡地にあります。舟木一夫主演の映画「高原のお嬢さん」、当時既にリバイバル上映であったG.クーパー、E.バーグマン主演「誰が為に鐘は鳴る」などを、高校時代にここの映画館で観ました。
父にそのことを言うと「さぁ、わからん」「おぼえていない」と言いながら、他の時にふと「ここで時代劇をみたことがある」と言います。そう言えば、中村錦之助、大川橋蔵などが主演した時代劇もかかっていました。ここが父の究極の余生の地になろうとは当時想像もできませんでしたが…。 -
帰省して実家で過ごす数日間は、今けっして楽しいひとときではありません。グループホームにいる父について、母は「あそこでは生きる屍だ」と嘆き、「連れ戻してくれ」「なぜ連れ戻さない」と私や姉に繰返し詰問、最後はいつも「もう頼まない」「もう帰らなくていい」に始まる諍いとなります。
そんな暗くて重い心のまま帰路につきます。帰りは往路と逆に左手に現れる荒波の日本海、大山の雄姿。いつも心の中で母校の校歌を歌いながら運転します…♪『朝日に映えて聳えたつ紫深き大山を日ごとに仰ぎ励みつつ…』。時に涙をぬぐいながらの運転になりますが、不思議に心が晴れてまいります。
冒頭に記しましたように、所謂「旅行記」ではありませんが、人生の旅の一部を記させていただきました。お読みくださりありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (10)
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- cacahさん 2013/10/21 21:00:42
- お久しぶりでした〜
- 某医さま
こんばんは〜
先日函館に墓参りに行ってきました〜一緒に暮らしていて、生前とても可愛がってもらった祖母が眠っていますので〜
ご両親がご高齢で幸せなと周りから思う・・・気持ちとご高齢になるといろいろあるものですよね。
某医さまのやさしい気持ちが伝わってきました。
- デブと某医さん からの返信 2013/10/21 22:32:43
- charminさんに
こんばんは!
> 先日函館に墓参りに行ってきました〜
> 一緒に暮らしていて、生前とても可愛がってもらった祖母が眠っていますので〜
函館の何処でしょうか…。
私の義父は14年前に虹をわたり函館の谷地頭に眠っています。
フランキー堺さんに似た愛嬌のある義父…実の父と変らないほど好きでした。
義母は、函館で一人暮らしをしています。
今年の夏に体調を少し崩し、一人暮らしが難しくなりつつあります。
札幌の妹と東京の弟のお嫁さんと妻と…各々日程を調整しながら帰省しています。
一昨日、妻は函館に飛び28日まで日吉町の実家で暮らします。
私の郷里の両親、妻の郷里の母、いずれも遠距離ですし…結構!大変ではあります。
> ご両親が…ご高齢になるといろいろあるものですよね。
> 某医さまのやさしい気持ちが伝わってきました。
もしかして私のブログを読んでいただいたのでしょうか…。
書きながらいつも迷い、
そして書ききれないことの多さにいつも逡巡しています。
お手すきのときでもお訪ねくだされば嬉しく思います。
charminさんのますますのご活躍をお祈りいたします。
デブと某医
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- 旅するうさぎさん 2013/03/02 20:37:01
- 帰省の旅行記を拝見して
- デブと某医さん
親の老いを目の当たりにするのは
辛いことですね。
時に涙をぬぐいながらの運転・・・
私にもよくわかります。
私もお風呂の中で一人になると泣くことがありました。
そんな中でも、日本海や大山の雄姿を見ると
心がなぐさめられるのですね。
これは親を持つ子供であれば
誰もが通る道なのですよね。
親孝行もできないうちに、親が死ぬ・・・
という方もいらっしゃると聞いています。
それに比べれば、親が死ぬまでに
親の世話が多少なりともできるのであれば、
それはそれで幸せなのかな・・・と
私は親を介護している時に思いました。
旅するうさぎ
- デブと某医さん からの返信 2013/03/03 01:49:58
- RE: 帰省の旅行記を…
- 旅するうさぎさん
丁寧なコメントを下さりありがとうございました。
Facebookで紹介された旅するうさぎさんの「チロル旅行記」、
改めて拝見(読)させていただきました。
> 親の老いを目の当たりにするのは辛いことですね。
かつて、やはり認知症となった祖母を介護する父を見ながら、
帰省するたびに父の無念と哀しみを感じていましたけど、
いざ、今、無念と哀しみ以上に、心は暗く重く痛く切なく虚しく…。
> 私もお風呂の中で一人になると泣くことがありました。
なんとも…。
きっとたくさん…ご苦労なさったのですね。
私はいつも妻と帰省し、母には妻が陰日向たなく寄り添ってくれますが、
単身の姉は「もう一人ではよう帰れない」と言い、此頃は一緒に帰ります。
> 親が死ぬまでに 親の世話が多少なりともできるのであれば、
> それはそれで幸せなのかな・・・と
> 私は親を介護している時に思いました。
なかなか較べ難いことではありますが、仰ること…よくわかります。
父は 認知症(アルツハイマー型)が日々進行しながらも 心穏やかな日々、
母は 毎日癇癪を起して周りを罵りつつ 身の周りは自ら行える日々、
ダイヤモンド婚を祝い ともに90歳を超えなお長生きの途上にあります。
それはそれで幸いなことと 感謝しています。
それなりに「介護」ができ いつか報われ救われることと思っています。
すべてを受け容れることの大切さと難しさを痛感しつつ…。
朝日新聞土曜版「be」トップページの連載「うたの旅人」、
昨日はベン・キング「Stand By Me」が取り上げられていました。
You tube.で懐かしく聴きながら
あらためて「Stand By Me」の言葉を…かみしめていました。
♪映画(1986)「スタンド・バイ・ミー」とベン・キングの歌(1961年盤)
http://www.youtube.com/watch?v=y3S47RqNIos
旅するうさぎさんの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
デブと某医 拝
-
- 讃岐おばさんさん 2013/02/28 00:28:21
- こんばんは〜
- 皆、遅かれ早かれ通る道ですよね。
人それぞれ、同じ道ではないけれど。
朝のこない夜はない、です。
希望を持ってできる事からコツコツと、です。
コーラスの先生は、「故郷」の3番は辛くて歌えないといつも言われます。
おやすみなさ〜い。
- デブと某医さん からの返信 2013/02/28 01:44:22
- RE: こんばんは〜
- 讃岐…さま
> 皆、遅かれ早かれ通る道ですよね。
励ましのお言葉、ありがとうございます。
先般、帰省した折り、姉と一緒に様々な施設を訪ね話を聞きました。
身近な問題になるまで如何に無関心、無知であったかを思い知りつつ…。
それも自身の将来の糧になることではありましょう。
> 人それぞれ、同じ道ではないけれど。
> 朝のこない夜はない、です。
眠れない母は朝が待ち遠しく夜明けとともに動きまわります。
それでも午前中は「昔日の母」が垣間見えます。
午後には疲れ果てうつらうつら…。
夕刻、不快そうにめざめ、感情が昂じると形相も変わります。
一方、施設(グループ・ホーム)の父は、いつも穏やかに微笑んでいます。
話したことは数分後には忘れてしまいますけど、
私も姉も妻も…まだしっかりわかっていてくれるのが嬉しくて…。
しかし施設の中を徘徊する夜は少しづつ増えています。
スタッフの皆さんの献身的な介護にいつも心から感謝しています。
> コーラスの先生は、「故郷」の3番は辛くて歌えないといつも言われます。
すももさんのお母さまがコーラスをやっておられます。
24日は彼女の合唱団の演奏会にまいりました。
テレマン室内オーケストラ(たぶん…フル編成)とプロのソリスト4人を招き
モーツァルト戴冠ミサ全6曲など、たいへん意欲的な演奏会でした。
会場はいっぱい!でも、かなりの出費であったことでしょう。
※すももさん母子とはトルコ旅行で知り合いました。
讃岐…さんもつぎつぎ意欲的に旅行へチャレンジ、
お疲れの出ないようボチボチとまいりましょう。
と言いつつ「エジプト紀行」の第三部以降を楽しみに待っていますが…。
ではでは…。
デブと某医 拝
-
- 白い華さん 2013/02/10 19:30:27
- 人生・・・も、どんどん、 変化!しますよね。
- 今晩は。
境港の 風景!が とても、綺麗〜・・・ですが、
その 町・・・に 住む!人々。 ひとりひとり・・・に それぞれの 人生が あり、時間・・・と ともに 変化!するんですよね。
若かった! 皆・・・が 元気だった頃。とは、また、年老いた!親の 状況が 心配が 増える。って 解ります。
某医さんも ご心配・・・を 胸に 郷土入り!するんでしょうが、お父様・・・が 帰りがけ! いろいろ・・・言っても、
やっぱり、「息子の 顔!が 見られる・・・って とても、嬉しいンだ」と おもうんですよね。
「落ち込む!気分・・・を 抱きつつ、 帰らなければならない」のも しょうがない!デスヨネ。
そんな時、 昔・・・と 変わらない! 大きな 大きな・・・「大山」が励ましてくれる。って いい〜!ですね。 (♪)
私も そう・・・ですが、
皆、 いい〜!コト。ばかり・・・なんて、なくて、 いろんな 悩み。や 苦しみ。を 受け止めて、生きているンですよね。
「コレ!が 定め・・・なんだ〜」って、 思うしかない!?
これからも、「ご両親様・・・を 時々、訪ねる 旅」を お続け下さいネ。
それでは また
- デブと某医さん からの返信 2013/02/11 00:27:27
- RE: 人生・・・棄てたものじゃないです!
- こちらにもわざわざお越し下さりありがとうございます。
> 境港の 風景!が とても、綺麗〜・・・ですが、
郷里は、風景としては「美しさ」にもう一つ何か加わります。
良いことばかりではありませんが…。
> その 町・・・に 住む!人々。 ひとりひとり…に
> それぞれの 人生が あり、時間…と ともに 変化!するんですよね。
> 若かった! 皆・・・が 元気だった頃。
父が入っているグループホームにかつてあった映画館「日の出館」は、
私の一年先輩の実家or親戚…でした(記憶が薄れてきました)。
ESSで英語劇を上演した時、私がハムレットで彼がホレーショ、
彼に映画をこっそりタダで見せて貰ったこともありました。
今、郷里の副市長をしている同級生はレアチーズ役、
彼との「決闘」のシーンではサーベルがどこかに飛んであわてました(笑)
記憶力が鈍ったのに、英語の台詞を今でも結構憶えているから不思議です。
ホレーショ役だった「日の出館」の先輩、いまどうされているのか…。
> 某医さんも ご心配・・・を 胸に 郷土入り!するんでしょうが…
心配…の域を通り越し 苦悶しています(泣)
それでも 父の顔を見 話をすれば こころが落ち着き救われます。
>「落ち込む!気分…を 抱きつつ、帰らなければならない」のも
> しょうがない!デスヨネ。
はい。しょうがない!と、自身にいつも言い聞かせています。
> 昔…と 変わらない! 大きな 大きな…「大山」が励ましてくれる。
> って いい〜!ですね(♪)
「ふるさと」を歌うと 誰しも知らず知らず涙がこぼれます。
私はとりわけ三番、
「こころざしを果たして/いつの日にか帰らむ
空はあおきふるさと/水はきよきふるさと」 のところにくると
もうだめ…ぼろぼろになります。
私に飾る錦などなく 「ボロは来てても心は錦」 のクチですが(笑)
そんな私でも ふるさとはいつも寛大に抱擁してくれます。
> 私も そう…ですが、皆、 いい〜!コト。ばかり…なんて、なくて、
> いろんな 悩み。や 苦しみ。を 受け止めて、生きているンですよね。
> 「コレ!が 定め・・・なんだ〜」って、 思うしかない!?
それも人生 これも人生 人生いろいろ…。
でもね いいこと やっぱり…いっぱいあります。
とりわけ此頃、 わが人生 棄てたもんじゃない! と思いますね。
白い華さんの人生の旅も
きっとステキなことがあふれていらっしゃるでしょう。
姉妹の旅はお仕舞いにして(笑) ご夫婦二人旅を大いにお愉しみください。
ご活躍とご健筆をお祈りいたします。
デブと某医 拝
-
- えあどまむさん 2013/01/30 23:07:44
- 峻峭
- デブと某医さん
多かれ少なかれ、誰もが避けては通れない道
なのかも知れませんが、切ないものですね。
大山の美しさが心にしみ入ります。
ご自身もご自愛下さい。
えあどまむ
- デブと某医さん からの返信 2013/01/31 10:49:27
- RE: 峻峭
- えあどまむさま
おはようございます はじめまして!
コメント&投票くださりありがとうございます。
> 多かれ少なかれ、誰もが避けては通れない道
> なのかも知れませんが、切ないものですね。
コメントのタイトルに「峻峭」と…。
まことにそう実感いたしております。
母も実は認知症の疑いがあります。
ただ「アルツハイマー型ではない」ため、外見には現れません。
母は、元気で行動的な分だけ周囲にも影響が及び、
帰省のたびにそのフォローにも追われています。
もともと温厚な父は、今ますますこどものように優しく柔和になり、
会うたびに心が癒されています。
母と父と それぞれにバランスをとってくれているようです(笑)
> 大山の美しさが心にしみ入ります。
> ご自身もご自愛下さい。
大山は、小中高の校歌すべてに歌われる郷里を象徴する山です。
四季折々の大山を眺めながら18までを過ごしました。
「ふるさと」の歌詞にありますように
『雨に風につけても思い出ずるふるさと』『山は青きふるさと水は清きふるさと』。
その雄姿をいつも心の励みにしています。
えあどまむさんは、札幌にお住まいでしょうか…。
私の義母は函館で一人暮らし、義妹一家は札幌にいます。
北海道の冬 暖冬とはいえさぞ厳しいことと存じます。
ご自愛され ますますご活躍されますようお祈り申し上げます。
デブと某医 拝
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