2012/11/11 - 2012/11/11
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軽里大塚古墳(かるさとおおつかこふん)は、大阪府羽曳野市軽里にある前方後円墳で宮内庁によって日本武尊(ヤマトタケル=景行天皇皇子)白鳥陵に治定されており羽曳野市の名前の由来ともなっている。ヤマトタケル(やまとたける、72年頃–113年頃)は、記紀に登場する皇子でヤマトタケルノミコト(やまとたけるのみこと)とも呼ばれ第12代景行天皇の皇子・第14代仲哀天皇の父とされる。
軽里大塚古墳・白鳥陵は古市古墳群の南部、白髪山古墳の北東にあり全長約190m、後円部径約106m、高さ約20m、前方部幅約165m、高さ約23mで古市古墳群で7番目の大きさ。墳丘は三段築成で前方部を西に向けくびれ部の両側には造り出しがあり周囲には幅約35mの周濠と上面幅21mの堤がめぐらされている。
主体部や副葬品については不明で1981年の発掘調査で後円部の円筒埴輪列が確認され朝顔形埴輪や家、蓋などの形象埴輪が出土し出土品や前方部幅が後円部径に比べて約1.5倍もあるという墳形上の特徴から、古市古墳群では市ノ山古墳とほぼ同時期、5世紀後半の築造と推定されている。
(写真は軽里大塚古墳・白鳥陵)
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