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<br />2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.24)です。<br />ようやく、6カ国目ハンガリーに入りました。<br />無計画な旅行でいつもばたばたしており、失敗と後悔の多い旅ですが、何とか続けられています。<br /><br />8/11〜8/14にかけては、ブダペストを拠点として周辺のホッロークーとペーチを訪れました。<br />〈旅程〉<br />・8/11 ブダペスト市内観光<br />・8/12 ホッロークー観光★<br />・8/13 ペーチ観光<br />・8/14 ブダペスト市内観光、ウイーンへ移動<br /><br />Vol.24は、8/12に訪れたホッロークーの記録です。ブダペストはどうも馴染めない雰囲気がありましたが、バスで2時間も走った田舎の集落はとても穏やかで、あの独特の空気から解放された至福の時間でした。<br />※1Ft(フォリント)≒0.35円<br /><br />

行きあたりばったり、ヨーロッパ周遊一人旅2012 Vol.24 パローツ人の小さな集落・ホッロークー

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2012/08/12 - 2012/08/12

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ローズベリー

ローズベリーさん


2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.24)です。
ようやく、6カ国目ハンガリーに入りました。
無計画な旅行でいつもばたばたしており、失敗と後悔の多い旅ですが、何とか続けられています。

8/11〜8/14にかけては、ブダペストを拠点として周辺のホッロークーとペーチを訪れました。
〈旅程〉
・8/11 ブダペスト市内観光
・8/12 ホッロークー観光★
・8/13 ペーチ観光
・8/14 ブダペスト市内観光、ウイーンへ移動

Vol.24は、8/12に訪れたホッロークーの記録です。ブダペストはどうも馴染めない雰囲気がありましたが、バスで2時間も走った田舎の集落はとても穏やかで、あの独特の空気から解放された至福の時間でした。
※1Ft(フォリント)≒0.35円

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
  • <br />◆8月12日(日)第39日目<br /><br />今日はブダペストからホッロークーへ出かけます。<br />数年前の情報では、土日8:30出発のバスがあるようだったので、余裕をもって来たつもりでしたが、なんと地下鉄を乗り間違えてぎりぎりになってしまいました!<br />8:25すぎ、Stadionokの長距離バスターミナルに到着。<br /><br />あきらめずに窓口まで走りました。<br />念のため、前日にここへ来ていたので、窓口まではすんなりです。<br /><br />


    ◆8月12日(日)第39日目

    今日はブダペストからホッロークーへ出かけます。
    数年前の情報では、土日8:30出発のバスがあるようだったので、余裕をもって来たつもりでしたが、なんと地下鉄を乗り間違えてぎりぎりになってしまいました!
    8:25すぎ、Stadionokの長距離バスターミナルに到着。

    あきらめずに窓口まで走りました。
    念のため、前日にここへ来ていたので、窓口まではすんなりです。

  • <br />窓口の係員に尋ねると、8:30に3番乗り場からもう出るから急ぎなさいと言われ、乗り場までダッシュ!<br />片道チケット(2200Ft)は、バスの中で運転手から買うことができました。<br />危なかった・・・<br /><br />バスは8:35にターミナルを出発。<br /><br />


    窓口の係員に尋ねると、8:30に3番乗り場からもう出るから急ぎなさいと言われ、乗り場までダッシュ!
    片道チケット(2200Ft)は、バスの中で運転手から買うことができました。
    危なかった・・・

    バスは8:35にターミナルを出発。

  • <br />実は前日、時間を確認するためここへ来たのですが窓口が閉まっており、たまたま見つけた時刻表も意味がわからず、ほとんどぶっつけ本番でした。<br />バスに乗れてラッキーでした。


    実は前日、時間を確認するためここへ来たのですが窓口が閉まっており、たまたま見つけた時刻表も意味がわからず、ほとんどぶっつけ本番でした。
    バスに乗れてラッキーでした。

  • <br />とはいえ乗ったはいいものの、ちゃんと目的地に行けるのか・・・まったく自信がありませんでした。<br />祝日のバスなので観光客も多いだろうと思いきや、乗っているのはどうも地元の人ばかりみたいです。<br />英語もあまり通じないので、失敗したら帰ってこられないんじゃないかと不安でした。<br /><br />バスはひたすら走り続け、どんどん田舎へ入ってきました。<br /><br />


    とはいえ乗ったはいいものの、ちゃんと目的地に行けるのか・・・まったく自信がありませんでした。
    祝日のバスなので観光客も多いだろうと思いきや、乗っているのはどうも地元の人ばかりみたいです。
    英語もあまり通じないので、失敗したら帰ってこられないんじゃないかと不安でした。

    バスはひたすら走り続け、どんどん田舎へ入ってきました。

  • <br />バスは途中、Paszto(※記号が入力できないのでそのまま載せます)というところで止まりました。<br />ここでまた何人か乗車して、再び走り出します。<br /><br />事前に見た情報では、2時間で着くということだったので、それだけが頼りでした。<br />徐々に、地元の人がバスを降り始めます。<br />なんのアナウンスもなく、どこで降りたらわかりません。<br /><br />


    バスは途中、Paszto(※記号が入力できないのでそのまま載せます)というところで止まりました。
    ここでまた何人か乗車して、再び走り出します。

    事前に見た情報では、2時間で着くということだったので、それだけが頼りでした。
    徐々に、地元の人がバスを降り始めます。
    なんのアナウンスもなく、どこで降りたらわかりません。

  • <br />10:30ごろ、運転手にこのへん?と尋ねると、まだ先、みたいなニュアンスです(ハンガリー語で。)<br />そわそわしていると、乗客の中に1組だけ欧州系の旅行者がいて、“少し先だよ。”と親切に教えてくれました。こういうとき、ほかの旅行者って頼もしいものです。<br />10:35 彼らと一緒に、終点でバスを降りました。<br /><br />地図もなく、どこを見たらいいのかわかりません。<br />するとバス停の横に、地図がありました!<br />ざっくりはしていますが、観光用の地図でなんとなくわかりました。<br />地図をカメラに撮って、なんとなく歩いていきます。<br /><br />


    10:30ごろ、運転手にこのへん?と尋ねると、まだ先、みたいなニュアンスです(ハンガリー語で。)
    そわそわしていると、乗客の中に1組だけ欧州系の旅行者がいて、“少し先だよ。”と親切に教えてくれました。こういうとき、ほかの旅行者って頼もしいものです。
    10:35 彼らと一緒に、終点でバスを降りました。

    地図もなく、どこを見たらいいのかわかりません。
    するとバス停の横に、地図がありました!
    ざっくりはしていますが、観光用の地図でなんとなくわかりました。
    地図をカメラに撮って、なんとなく歩いていきます。

  • <br />Kossuth u.という通りをすすむと、さらに詳しい地図が出てきました。<br />今度は、建物が一つずつ紹介されています。<br />といっても、ハンガリー語。<br />・・・なので理解できたのは、博物館と郵便局くらい。


    Kossuth u.という通りをすすむと、さらに詳しい地図が出てきました。
    今度は、建物が一つずつ紹介されています。
    といっても、ハンガリー語。
    ・・・なので理解できたのは、博物館と郵便局くらい。

  • <br />小さな村なので、適当に歩いてみることにしました。<br /><br />独特の、白壁の家々が並んでいます。<br />これは、伝統的な木造建築法で“パローツ様式”とよばれ、土と藁を混ぜてつくった壁の上に石灰を塗っているのだそうです。<br /><br />


    小さな村なので、適当に歩いてみることにしました。

    独特の、白壁の家々が並んでいます。
    これは、伝統的な木造建築法で“パローツ様式”とよばれ、土と藁を混ぜてつくった壁の上に石灰を塗っているのだそうです。

  • <br />走りにくそうな石畳の道ですが、車も通ります。


    走りにくそうな石畳の道ですが、車も通ります。

  • <br />よく見ると、屋根の三角の部分(木の板が張ってあるところ)には、十字架や三日月、ハート、建築年などが模られた穴があいていて、その模様は家によってみなちがうようです。


    よく見ると、屋根の三角の部分(木の板が張ってあるところ)には、十字架や三日月、ハート、建築年などが模られた穴があいていて、その模様は家によってみなちがうようです。

  • <br />ツーリストインフォメーションがあります!<br />入ってみると、スタッフのお兄さんは快く対応してくれました。<br />


    ツーリストインフォメーションがあります!
    入ってみると、スタッフのお兄さんは快く対応してくれました。

  • <br />驚くことに、日本語の地図も用意してありました。<br />これは、かなり心強いです。


    驚くことに、日本語の地図も用意してありました。
    これは、かなり心強いです。

  • <br />通りの向こうに教会が見えてきました。


    通りの向こうに教会が見えてきました。

  • <br />白壁の小さな教会です。(1889年建築)<br />屋根には二重十字架が建っていますが、これはこの村がかつて権力をもっていたことを意味するそうです。<br /><br />ここで道が二手にわかれます。<br /><br />


    白壁の小さな教会です。(1889年建築)
    屋根には二重十字架が建っていますが、これはこの村がかつて権力をもっていたことを意味するそうです。

    ここで道が二手にわかれます。

  • <br />中はこじんまりとしていました。


    中はこじんまりとしていました。

  • <br />郵便局。


    郵便局。

  • <br />道端にはかわいらしいポスト。


    道端にはかわいらしいポスト。

  • <br />Paloc Babamuzeum(パローツ人形博物館)前の古い井戸。<br />ここで、わかれた道が再び合流します。<br /><br />家があるのは、このあたりまで。<br />1時間ほどで、あっという間に村を一周りしてしまいました。<br /><br />


    Paloc Babamuzeum(パローツ人形博物館)前の古い井戸。
    ここで、わかれた道が再び合流します。

    家があるのは、このあたりまで。
    1時間ほどで、あっという間に村を一周りしてしまいました。

  • <br />見るところがあまりないので、丘の上のホッロークー城へ上がってみます。<br />上り口の看板。


    見るところがあまりないので、丘の上のホッロークー城へ上がってみます。
    上り口の看板。

  • <br />山道をぐんぐん上っていきます。


    山道をぐんぐん上っていきます。

  • <br />あっという間に丘の上に着きました。<br />下から見ると、結構しんどそうでしたが上り口から5分くらいで上がってきてしまいました。<br />あたり一帯の景色は、山です。


    あっという間に丘の上に着きました。
    下から見ると、結構しんどそうでしたが上り口から5分くらいで上がってきてしまいました。
    あたり一帯の景色は、山です。

  • <br />廃墟の城と聞いていたので行くつもりはなかったのですが、時間がたっぷり余っていたので入ることにました。(700Ft)<br /><br />


    廃墟の城と聞いていたので行くつもりはなかったのですが、時間がたっぷり余っていたので入ることにました。(700Ft)

  • <br />さらに上に上がっていきます。


    さらに上に上がっていきます。

  • <br />城の上から見たホッロークーの村です。<br />本当に小さな集落です。


    城の上から見たホッロークーの村です。
    本当に小さな集落です。

  • <br />城の中には、城の歴史に関する資料などが展示されていました。


    城の中には、城の歴史に関する資料などが展示されていました。

  • <br />昔の兵士の衣装です。


    昔の兵士の衣装です。

  • <br />どこもこんな感じで、廃墟の城でした。<br />ゆっくり丘を下ります。


    どこもこんな感じで、廃墟の城でした。
    ゆっくり丘を下ります。

  • <br />田舎らしい穏やかな風景。


    田舎らしい穏やかな風景。

  • <br />世界遺産にも関わらず(日曜なのに)、訪れる人もまばらです。<br />ブダペストの雑踏を忘れ、気持ちがだんだんのんびりしてきます。


    世界遺産にも関わらず(日曜なのに)、訪れる人もまばらです。
    ブダペストの雑踏を忘れ、気持ちがだんだんのんびりしてきます。

  • <br />お昼をいただくことにしました。<br />村には2か所ほどレストランがあります。<br /><br />こちらは井戸のそばの“VAR ETTEREM”<br />


    お昼をいただくことにしました。
    村には2か所ほどレストランがあります。

    こちらは井戸のそばの“VAR ETTEREM”

  • <br />店の前に出ていた小さな人形たち。


    店の前に出ていた小さな人形たち。

  • <br />伝統料理が食べたいと伝えたところ、これがおすすめだというので頼んでみました。<br />“Hollokoi Borda Konyhafonok modra krokettel”<br />ローストポーク;キノコ、ガチョウのレバーとベーコン、グリンピース添え。<br />旅行中ということもあって、ひさしぶりにレバーを食べました。<br />スタミナが補給できた感じです。<br /><br />


    伝統料理が食べたいと伝えたところ、これがおすすめだというので頼んでみました。
    “Hollokoi Borda Konyhafonok modra krokettel”
    ローストポーク;キノコ、ガチョウのレバーとベーコン、グリンピース添え。
    旅行中ということもあって、ひさしぶりにレバーを食べました。
    スタミナが補給できた感じです。

  • <br />おなかもいっぱいになり、村をぶらぶら散歩します。<br />薪の転がる庭。


    おなかもいっぱいになり、村をぶらぶら散歩します。
    薪の転がる庭。

  • <br />小さな果物がいっぱい。<br /><br />家を見ながら村の中を歩いていると、村人たちがにっこりして気さくにハロー!と声をかけてくれました。<br />温かく迎えてくれる村の人たちには心が温まります。<br /><br />


    小さな果物がいっぱい。

    家を見ながら村の中を歩いていると、村人たちがにっこりして気さくにハロー!と声をかけてくれました。
    温かく迎えてくれる村の人たちには心が温まります。

  • <br />おみやげ屋をのぞきます。<br />


    おみやげ屋をのぞきます。

  • <br />村の伝統衣装。<br />この村に住む人はパローツ人とよばれるトルコ系クマン人の末裔で、独特の方言だけではなく、民族音楽や衣装、刺繍などの文化を継承しているのだそうです。<br /><br />


    村の伝統衣装。
    この村に住む人はパローツ人とよばれるトルコ系クマン人の末裔で、独特の方言だけではなく、民族音楽や衣装、刺繍などの文化を継承しているのだそうです。

  • <br />とうもろこしの皮で作った小さな人形。


    とうもろこしの皮で作った小さな人形。

  • <br />こちらはその花です。<br />ここには有料の体験コーナーもありました。


    こちらはその花です。
    ここには有料の体験コーナーもありました。

  • <br />コーンや豆を使った自然素材のアート。


    コーンや豆を使った自然素材のアート。

  • <br />このほか、博物館や小さな民芸品店などがいくつか並んでいますが、すぐ見終わってしまいました。<br /><br />さて、帰りのバスは16:00。<br />これしかないので、逃すわけにはいきません。<br />下車したあたりのバス停のベンチに30分以上前から座り込み、バスの到着を待ちました。<br />しばらくすると、朝出会った旅行者もちょうど戻ってきてほっと一息。<br />16:00ちょうどにバスが到着し、18:00ちょうどにブダペストのバスターミナルに着きました。<br />昨日のブダペストの嫌な体験をしばし忘れ、心温まる充実した1日でした。<br /><br />≪出費≫<br />・バス代 4400Ft;片道2200Ftずつ<br />・ホッロークー城入場料 700Ft<br />・昼食レストラン 2030Ft<br />・メトロ1日券 1550Ft<br />・その他食料 1595Ft<br />・宿代 17.19ユーロ<br /><br />


    このほか、博物館や小さな民芸品店などがいくつか並んでいますが、すぐ見終わってしまいました。

    さて、帰りのバスは16:00。
    これしかないので、逃すわけにはいきません。
    下車したあたりのバス停のベンチに30分以上前から座り込み、バスの到着を待ちました。
    しばらくすると、朝出会った旅行者もちょうど戻ってきてほっと一息。
    16:00ちょうどにバスが到着し、18:00ちょうどにブダペストのバスターミナルに着きました。
    昨日のブダペストの嫌な体験をしばし忘れ、心温まる充実した1日でした。

    ≪出費≫
    ・バス代 4400Ft;片道2200Ftずつ
    ・ホッロークー城入場料 700Ft
    ・昼食レストラン 2030Ft
    ・メトロ1日券 1550Ft
    ・その他食料 1595Ft
    ・宿代 17.19ユーロ

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