2012/08/12 - 2012/08/12
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ローズベリーさん
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2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.24)です。
ようやく、6カ国目ハンガリーに入りました。
無計画な旅行でいつもばたばたしており、失敗と後悔の多い旅ですが、何とか続けられています。
8/11〜8/14にかけては、ブダペストを拠点として周辺のホッロークーとペーチを訪れました。
〈旅程〉
・8/11 ブダペスト市内観光
・8/12 ホッロークー観光★
・8/13 ペーチ観光
・8/14 ブダペスト市内観光、ウイーンへ移動
Vol.24は、8/12に訪れたホッロークーの記録です。ブダペストはどうも馴染めない雰囲気がありましたが、バスで2時間も走った田舎の集落はとても穏やかで、あの独特の空気から解放された至福の時間でした。
※1Ft(フォリント)≒0.35円
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
◆8月12日(日)第39日目
今日はブダペストからホッロークーへ出かけます。
数年前の情報では、土日8:30出発のバスがあるようだったので、余裕をもって来たつもりでしたが、なんと地下鉄を乗り間違えてぎりぎりになってしまいました!
8:25すぎ、Stadionokの長距離バスターミナルに到着。
あきらめずに窓口まで走りました。
念のため、前日にここへ来ていたので、窓口まではすんなりです。 -
窓口の係員に尋ねると、8:30に3番乗り場からもう出るから急ぎなさいと言われ、乗り場までダッシュ!
片道チケット(2200Ft)は、バスの中で運転手から買うことができました。
危なかった・・・
バスは8:35にターミナルを出発。 -
実は前日、時間を確認するためここへ来たのですが窓口が閉まっており、たまたま見つけた時刻表も意味がわからず、ほとんどぶっつけ本番でした。
バスに乗れてラッキーでした。 -
とはいえ乗ったはいいものの、ちゃんと目的地に行けるのか・・・まったく自信がありませんでした。
祝日のバスなので観光客も多いだろうと思いきや、乗っているのはどうも地元の人ばかりみたいです。
英語もあまり通じないので、失敗したら帰ってこられないんじゃないかと不安でした。
バスはひたすら走り続け、どんどん田舎へ入ってきました。 -
バスは途中、Paszto(※記号が入力できないのでそのまま載せます)というところで止まりました。
ここでまた何人か乗車して、再び走り出します。
事前に見た情報では、2時間で着くということだったので、それだけが頼りでした。
徐々に、地元の人がバスを降り始めます。
なんのアナウンスもなく、どこで降りたらわかりません。 -
10:30ごろ、運転手にこのへん?と尋ねると、まだ先、みたいなニュアンスです(ハンガリー語で。)
そわそわしていると、乗客の中に1組だけ欧州系の旅行者がいて、“少し先だよ。”と親切に教えてくれました。こういうとき、ほかの旅行者って頼もしいものです。
10:35 彼らと一緒に、終点でバスを降りました。
地図もなく、どこを見たらいいのかわかりません。
するとバス停の横に、地図がありました!
ざっくりはしていますが、観光用の地図でなんとなくわかりました。
地図をカメラに撮って、なんとなく歩いていきます。 -
Kossuth u.という通りをすすむと、さらに詳しい地図が出てきました。
今度は、建物が一つずつ紹介されています。
といっても、ハンガリー語。
・・・なので理解できたのは、博物館と郵便局くらい。 -
小さな村なので、適当に歩いてみることにしました。
独特の、白壁の家々が並んでいます。
これは、伝統的な木造建築法で“パローツ様式”とよばれ、土と藁を混ぜてつくった壁の上に石灰を塗っているのだそうです。 -
走りにくそうな石畳の道ですが、車も通ります。 -
よく見ると、屋根の三角の部分(木の板が張ってあるところ)には、十字架や三日月、ハート、建築年などが模られた穴があいていて、その模様は家によってみなちがうようです。 -
ツーリストインフォメーションがあります!
入ってみると、スタッフのお兄さんは快く対応してくれました。 -
驚くことに、日本語の地図も用意してありました。
これは、かなり心強いです。 -
通りの向こうに教会が見えてきました。 -
白壁の小さな教会です。(1889年建築)
屋根には二重十字架が建っていますが、これはこの村がかつて権力をもっていたことを意味するそうです。
ここで道が二手にわかれます。 -
中はこじんまりとしていました。 -
郵便局。 -
道端にはかわいらしいポスト。 -
Paloc Babamuzeum(パローツ人形博物館)前の古い井戸。
ここで、わかれた道が再び合流します。
家があるのは、このあたりまで。
1時間ほどで、あっという間に村を一周りしてしまいました。 -
見るところがあまりないので、丘の上のホッロークー城へ上がってみます。
上り口の看板。 -
山道をぐんぐん上っていきます。 -
あっという間に丘の上に着きました。
下から見ると、結構しんどそうでしたが上り口から5分くらいで上がってきてしまいました。
あたり一帯の景色は、山です。 -
廃墟の城と聞いていたので行くつもりはなかったのですが、時間がたっぷり余っていたので入ることにました。(700Ft) -
さらに上に上がっていきます。 -
城の上から見たホッロークーの村です。
本当に小さな集落です。 -
城の中には、城の歴史に関する資料などが展示されていました。 -
昔の兵士の衣装です。 -
どこもこんな感じで、廃墟の城でした。
ゆっくり丘を下ります。 -
田舎らしい穏やかな風景。 -
世界遺産にも関わらず(日曜なのに)、訪れる人もまばらです。
ブダペストの雑踏を忘れ、気持ちがだんだんのんびりしてきます。 -
お昼をいただくことにしました。
村には2か所ほどレストランがあります。
こちらは井戸のそばの“VAR ETTEREM” -
店の前に出ていた小さな人形たち。 -
伝統料理が食べたいと伝えたところ、これがおすすめだというので頼んでみました。
“Hollokoi Borda Konyhafonok modra krokettel”
ローストポーク;キノコ、ガチョウのレバーとベーコン、グリンピース添え。
旅行中ということもあって、ひさしぶりにレバーを食べました。
スタミナが補給できた感じです。 -
おなかもいっぱいになり、村をぶらぶら散歩します。
薪の転がる庭。 -
小さな果物がいっぱい。
家を見ながら村の中を歩いていると、村人たちがにっこりして気さくにハロー!と声をかけてくれました。
温かく迎えてくれる村の人たちには心が温まります。 -
おみやげ屋をのぞきます。 -
村の伝統衣装。
この村に住む人はパローツ人とよばれるトルコ系クマン人の末裔で、独特の方言だけではなく、民族音楽や衣装、刺繍などの文化を継承しているのだそうです。 -
とうもろこしの皮で作った小さな人形。 -
こちらはその花です。
ここには有料の体験コーナーもありました。 -
コーンや豆を使った自然素材のアート。 -
このほか、博物館や小さな民芸品店などがいくつか並んでいますが、すぐ見終わってしまいました。
さて、帰りのバスは16:00。
これしかないので、逃すわけにはいきません。
下車したあたりのバス停のベンチに30分以上前から座り込み、バスの到着を待ちました。
しばらくすると、朝出会った旅行者もちょうど戻ってきてほっと一息。
16:00ちょうどにバスが到着し、18:00ちょうどにブダペストのバスターミナルに着きました。
昨日のブダペストの嫌な体験をしばし忘れ、心温まる充実した1日でした。
≪出費≫
・バス代 4400Ft;片道2200Ftずつ
・ホッロークー城入場料 700Ft
・昼食レストラン 2030Ft
・メトロ1日券 1550Ft
・その他食料 1595Ft
・宿代 17.19ユーロ
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