ユーラシア　西へ１０３：　ルセ　蒼き流れ、「ドナウ」

2012/09/01 - 2012/09/01

できればルーマニアにも行きたかった。
でも、ﾜﾀｸｼたちに残された時間は約２ヶ月しか無い。
ルーマニアはいつか、ゆっくり時間のあるときにしましょう。

しかし、ドナウ川はひと目みておきたい！

思案の末、いい考えが思い付いたのでした。
ルセまで行けば、ドナウが見える＋ルーマニアが見える＝ルセに行こう！！

エリア ルセ(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホステル・モステルの朝食は７時半から。

今日も朝早くから起きだして、朝食の用意が出来るのを待っています。

まだ階段の灯りが付いている。

今日は青き流れ、ドナウを見に行きます。
同時にルーマニアも見てきます。
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/VTtoRusse.jpg

と言っても日帰りですから、どれだけゆっくりみて来れるか？
普通ならば１週間くらい滞在して、近くのイワノバの岩窟教会、スベシュタリのトラキア人の墓（両方とも世界遺産）も見てきたいのですが、、、
如何せん、日帰りではどこまで見て来れるか？不安です。

ﾜﾀｸｼたちにとって、今日は「弾丸ツアー」の気分です。

歩いて南バスステーション（ユーグ）に。
８時半に着いた。

一昨日調べた時は、ＶＩＶＡツアーのバスが９時半にルセに行くことになっていた。
しかしﾜﾀｸｼたちが早すぎたのか？
チケットブースに誰も居ません。
９時になってもブースはカラッポ。
ちょっとアセリ、隣のブースに聞いてみた。

なんのことはナイ。
となりのブースでもルセ行きバスのチケットは売っているのだった。

ソフィアから来た時のバスと同じＵＮＩＯＮバスだった。
１人１０レヴァ（約５００円）

バスはターミナルビルの裏側に来るだろうと、乗客みんなは裏側で待っていましたが、表側にやって来ました。
しかも３０分遅れでした。

バスは結局、１０時に出発。

＊このバスはソフィア発⇒ヴェリコ・タルノヴォ⇒ルセ⇒シリストラ終点のバスだった。

バスステーションの壁にはこんなオモシロイ絵が描かれていました。

バスは１時間半でルセに着きました。

ルセのバスターミナル（ユーグ）。

こんな感じ。

帰りにこのＢＴでヴェリコ・タルノヴォ行きのバスに乗らなければなりません。
バスターミナルをじっくり観察しておく必要があります。

ヴェリコ・タルノヴォ行きバスの最終便は夕方の５時です。
これを逃すと日帰りは出来ません。

ここはブカレスト（ルーマニア）行きタクシーのチケットブースです。

ブカレストまで１人９０レヴァ（約４５００円）と書いてあります。

バスはここからは出ていない様子。
今回は、ブカレストに行かないので、バス事情を詳しくはチェックせず。

昨日、ホステルのネットでチェックしたルセの地図をカメラで撮っておいた。
それをカメラでみながら、まずは自由広場（スヴォボダ）を目指します。

北に向かえば良かろう、と歩き始めたのは良かったが、どうも間違って東よりの道を行ってしまった。
バスストップでカメラを一生懸命に覗いていたら、親切なニイちゃんがヘルプしてくれた。

そのニイちゃんはアフガニスタンからの出稼ぎ労働者だったが、日本人のことを良く知っていた。
親切にも道を詳しく教えてくれた。
おそらくアフガンにはもう帰らないだろうに、、、
ありがとう！

それで、左寄りに修正してボリソバ通りから自由広場に出られた。

そこは大きな噴水があってかなり広い広場だ。
ドーンとソビエチックな建物が立っていた。

真ん中には自由の女神像が手を広げて立っていました。

ﾜﾀｸｼたちは青き流れのドナウを見に来たので、ここであまりゆっくりはしておられません。

グルっと女神像の周りを回って、ドナウ方面の道路を探します。

花壇もきれいに手入れされており、大きな噴水が涼しげに噴出している、美しい広場です。

女神像の下には昔の大砲が置かれていて、家族連れが遊んでいます。

女神像の後ろ側に回りました。

野外レストランが賑やかそうです。

自由広場からドナウの方に向かいます。

川から荷物輸出入する税関があるそうです。

税関の建物。

その向こうはドナウです。

ﾜﾀｸｼたちは、ついにドナウに出てきました。

約７年前にウィーンで見て以来のドナウです。
ブルガリアで見るドナウです。

向こうはルーマニア。

ドナウは、思ったほど青くはなかった。

でも、ﾜﾀｸｼたちはドナウを見た。

満足です。

ルーマニアも見た。
（まあ、見たといえるかどうか？？？）

少しづつ場所を変えて眺めています。

川の真ん中を航行しているアノ船はブルガリアの船？
それともルーマニアの船？

税関の事務所は閉まっていました。

今日は土曜日。
休みカナ？

大きなイカリが静かにドナウを見ています。

運輸省海運局？

休日でお休み。

今はもう使われてなさそうな鉄道線路があった。

イヤ、使われているのカナ？

線路伝いに北に移動。

ドナウ沿いに公園発見。

木陰が一杯あって、一休みするにはもってこいだ。

今は９月とは言え、まだまだ暑いです。

木陰のベンチでヴェリコ・タルノヴォから持ってきたサンドウィッチと近所で買った７アップでランチ。

青きドナウを眺めながらのランチは最高でした。

川岸にちょっとした浜辺があり、そこで魚つりをしている人、発見。

川辺近くまで行って水の透明度チェック。

透明度ＯＫ．

釣り人の成果。

もちろん川魚です。

ドナウも堪能しましたので、そろそろバスターミナルに向けて帰ります。
もう午後２時です。

帰り道、多くの木々に囲まれた遊歩道はウレシイ。

もう秋の風情です。

アチコチでわけの分からない銅像をよく見かけます。

あとでガイド本を読んで分かったのですが、ババ・トンカの像（女性が腕組をしている銅像）も見たのですが、意味が分からないので、ただ首をかしげるだけでした。

無知とはオソロシイ。

ﾊﾟｰﾄﾅｰがトイレ！

自由広場横のダニューブ・プラザ・ホテルに駆け込みました。
これはそのホテルの中庭。

どこに行ってもトイレ探しは大変です。

復路は簡単です。

ヴォリソバ通りをまっすぐ南に行けば、鉄道駅やバスターミナルに行き当たるのです。

それにしてもこのヴォリソバという名前は覚え易い。
「盛りそば」

「盛りそば」イヤ、「ヴォリソバ」の通り名。

プラタナスの葉っぱも色づき始めています。

ルセでのウオーキング・マップ。

拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/RusseMap.jpg

帰りのチケット。

なぜか往路より１レヴァ高い１１レヴァでした。

帰りは安心したのか？
ゆっくり車窓の風景を楽しむ。

おなじみのヴェリコ・タルノヴォの街並みに再会。