ブルガリアの首都=ソフィアと世界遺産のリラ僧院で約１０日間過ごした。<br /><br />「やっぱりヨーロッパはイイなあ！」<br />が実感です。<br /><br />中国のシルクロードから中央アジアのシルクロードへと抜けて、カスピ海を横断しコーカサスに出て、黒海をも抜けてヨーロッパまでやって来たのです。<br />まるでマルコポーロのシルクロード横断ルートのようです。<br /><br />ヨーロッパの東の端とはいえ、ブルガリアはヨーロッパです。<br />（ホテル代が若干高いケド）<br /><br />今日はブルガリア中央部のヴェリコ・タルノヴォという古都に行きます。<br /><br />ホステル・モステル(HM)がヴェリコにもあるので、ソフィアＨＭで予約してもらっています。<br />どんな町なのか？<br /><br />ワクワク・ドキドキです。

ユーラシア　西へ９７：　ソフィア⇒ヴェリコ・タルノヴォ　　「自然に溶け込んだ中世の街」

8いいね！

2012/08/26 - 2012/08/26

93位(同エリア165件中)

エリア

ベリコ・タルノボ(ブルガリア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.5

グルメ: 4.5

ショッピング: 5.0

交通: 5.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 高速・路線バス徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

日本を出てもう３ヶ月以上たちます。

本日向かうヴェリコ・タルノヴォまでの、ユーラシア大陸横断の行程を頭に描いています。

ユーラシア大陸横断は、約４５年前にヨーロッパから東へ横断して、今回は東から西への大陸横断です。
ユーラシア大陸横断は今回で２度目です。

長年の夢だったことをやって、感無量です。

まあ、今回はﾜﾀｸｼにとって新ルートを試してみた訳ですが、中央アジア横断に少々の無理があったように思えます。

今後は無理の無い、楽な方法なり行程なりを考え出さねばなりません。
そんな感傷にはふけっては居られません。

これはパソコン一式を入れたﾜﾀｸｼのバッグですが、パソコンをキルギスタンで壊してしまったのが、今回の横断を難しくした大きな一因でした。
生きたタビの情報がアップデートに入ってこないからです。
それにパソコンに入っている情報さえも入手できません。

壊れたパソコンは日本に帰れば修理できるので捨てるわけにもいかず、ずっと重いのを運んで大陸横断しました。
唯一頼りになっているのが２０年前くらいに買ったソニー・クリエ電子手帳でした。
小さな電子手帳に毎日の出来事や出納帳をしたためているのです。
居心地の良かったソフィアのホステル・モステルですが、お別れです。

このスタッフのお嬢さんが一番感じが良くて、親切でした。
彼女には「アウオード・オブ・スタッフ」賞をあげました。
（アナタがAward of the staff!　といいながら写真をパチリと撮っただけですが('-'*)ｴﾍ）

荷物を持って７番トラムで中央バスターミナルに向かいました。
ブルガリアではまだ喫煙者が多い。
こうしたパブリック・エリアでもタバコを吸うヒトの多いこと。
女性もたくさんスパスパです。

ﾜﾀｸｼはかつて仕事現役時代は吸っていましたが、退役以来吸っていません。
別に吸いたくなくなったのです。
お仕事を辞めた途端にストレスが飛んだようです。
禁煙歴はもう６年になります。
ソフィア・バスターミナル構内のバス会社のチケット・ブース。
たくさんあり過ぎて、選ぶのに苦労するくらいです。
このバスがﾜﾚﾜﾚの乗る１０：３０のバスです。

まあ、地図の距離からすると３時間以上はかかりそうです。
バスは時刻どおりに出発。
３時間半たって、どこかのターミナルに着きました。
それまでトイレ休憩ゼロでした。

ﾊﾟｰﾄﾅｰもﾜﾀｸｼも、我慢できずに運転手に「トイレ！トイレ！」と叫んできました。
トイレから帰って来て運転手に「ココハ、ドコ？」と聞くと、ここがヴェリコ・タルノヴォだというではアリマセンカ！！
「トマルトキハ、ココハドコ、とチャント、セツメイシナサイ！」と運転手にアドバイス。
運転手はソーリーと謝ってくれた。

（これがウズベキスタンやカザフスタンだったら逆ギレされたところだが）
ソフィアのホステル・モステル（ＨＭ）でヴェリコのＨＭのパンフレットをもらっていました。
そこに「ＨＭへの行き方」が書いてあったので、その通りに進んでいって、バスストップで１１０番バスに乗った。

拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/HowToHM.jpg
これはバスストップがあったところの公園です。

なんか勝利の女神的な像が立っています。
＊「ブルガリアの母」の像でした。
バスはワンライド０．７レヴァ（約３５円）でソフィアの１レヴァ（５０円）より安い。
しかもここは車掌が乗っており、車掌からチケットを買う。
遠くの丘の上に教会がそびえている風景のところでバスを降りた。

近くに居たおばさんにホステル・モステルはドコ？っと聞くと、さっぱり分からないと言う。
ＨＭパンフに、学校近くと書いてあったので、学校は？と聞くと、さすが分かったのか、アッチと指差した。
学校を目指して行くも、その近辺にはホステルが見当たらない。

ここも通るヒト影が全く無いトコロです。
得意の「ﾊﾟｰﾄﾅｰと荷物を置いて一人で探す」方法をとって、ついに分かりました。

最初のおばさんに聞いた場所から真っ直ぐ下に下りればＨＭはスグだった。
ﾜﾚﾜﾚはグルッと遠回りをしていたのだ。
とかく初めてのトコロはこうしたものです。
無事ヴェリコのＨＭに到着。
中庭にリンゴの木。

ここのホステルは最近オープンしたようです。
古い古民家を改装してホステルにしています。
ホステルの裏庭です。
くつろぎの場となってるようです。
古い古民家ですから、水場も古いアンティークです。
木造部分が多くて、暖かい雰囲気です。
カリンの木もありました。
イチオシ

外に出ると、丘の上の教会が良く見えます。

すごく近い。

＊この丘はツアレヴェッツの丘と呼ばれ、丘にそびえる教会はツアレヴェッツの砦の中にある教会。
少し近辺を散歩。

砦に通ずる橋を支えている大きな岩の塊。
ﾜﾀｸｼたちは、その下に出てきました。
真下から橋を見上げる。
イチオシ

砦の入り口が下から見えます。
砦を支える壁はまるで「万里の長城」のようです。
ﾜﾀｸｼたちは、砦のすぐ横側に来ているようです。

もう遅いので（夕方６時半ころ）今日は砦には入りません。
この町は起伏が大きく、丘と谷が交差し合っています。

よって高台ならば見晴らしがすこぶる良い。
それに自然が多く残っている。
それに建っている建物すべてがアンティーク調です。

「自然に溶け込んだ中世の町」と表現できる素晴らしい雰囲気の古都です。
これからが楽しみです。
ヴェリコ・タルノヴォの町の地図と今日の行程。
（ＨＭのパンフより）

拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/VTfirstMap.jpg
ヴェリコ・タルノヴォのホステル・モステルのパンフレット。

拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/HMPanph1.jpg
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/HMPanph2.jpg