マカオ　ウェスティン　口コミ　評判　評価　旅行記　スターウッド プラチナ starwood macau westin　

2012/12/22 - 2012/12/24

2012年12月　マカオウェスティン、滞在記です。

エリア マカオ(マカオ)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

午後、2時半チェックイン。
スターウッド、例によって今年も宿泊数、年末調整の為の宿泊。
ただ、例年と違うのはプラチナ維持25回宿泊目の為ではなく、年間50泊目を達成するため。今、48泊、あと2泊で50泊。50泊になると翌年10泊の無料スィート券をもらえる。ホントにもう、スターウッドさんの手の平の上で毎年くるくる踊らされています。
香港からタイパ行きコタイジェットでマカオに向かいます。
混むので事前にネットでチケット購入、500円ぐらいの価格差なのでファーストクラスを購入。中国大陸からのワイルドな観光客で込み合う香港フェリーターミナル、昔と違ってそのまま港に行ってタイミングが悪いと、2時間後のフェリーしか買えません。昔は15分後のチケットが買えたのに。。。

ファーストクラス、優先的におろしてくれます。
優先的におろしてもらえれば、イミグレにも先に到着、タクシー乗り場にも先に到着、結果、軽く1時間ぐらいの並び時間節約になります。
2時半、ホテル到着、ここの受付はあまり良い印象はなかったが、今回は運がいい、笑顔あふれるお姉さん、説明も丁寧で、わかりやすい。
ラウンジがないので、プラチナメンバーには家族4人分の朝食が無料でつくそうだ。
スィートにアップグレード。これで一泊100ドル。朝食つかなかったら朝食だけで100ドル近い。毎年年末にプラチナ維持の為に用もないのに泊まり歩くのは、それだけの価値があるのである。
実はこのホテル、スターウッド・ランクが昔より一つ落ちている。4から3になった。

私の場合は上司もメンバーで出張で泊まることもあるので、スターウッドにしていますが、そうでなければプライオリティにしているかもしれません。スターウッドは各地を泊まり歩いても、もちろん素晴らしいですが、やはり白人セレブ我が物顔のホテルです。
どちらかといえばホリディインの方が安いし、客層若いし、親しみやすい。
まあ、一度、スターウッドを体験してしまうと他は難しい。今は円高でスターウッドでも円貨で換算すると安い。

このホテル、実は昔から香港マカオエリアの私のNo１である。
市内からは遠いですが、カジノがなく、静か。そして何といっても海と山に囲まれたバルコニー、デッキチェア、マイナスイオンと山の匂いに包まれて、ワインを飲みながら本を読む。
部屋も広くていいですが、なんといってもこのバルコニー。
このバルコニーのデッキチェアに寝そべる為に、15年前から年に1度は泊まっています。
夜はここでワインを飲み、朝はルームサービス朝食をここに運ぶ。
それこそSARSの時にも泊まりに来た。

フロント。

バルコニーから部屋を振り返って撮影。
確かに古くなった。
マカオらしいといえばマカオらしい汚れ方ではありますが。
まあ、ランクが落ちて安くなるのは素晴らしい。
ホテルのランクは落ちたが、今回の滞在を通してサービスが落ちていることは特に感じなかった。
ただ白人の客は極端に減ったと思う。昔は白人の隠れ家みたいだった。今は香港と大陸で9割。比較的ここには傍若無人な観光客は少ない。家族連れが多い。カジノがないからだろう。金持ちそうな香港人が多い。

35％？マカオの経済成長率です。30％を超える経済成長が10年近く続いています。35％？そうです。日本が1％未満で中国が８％がどうしたといっている、あの経済成長率です。ここ数年、マカオはアジア最大の経済成長を続けています。まあそのすべては大陸の富裕層がカジノで使う金によるものですが、昔と比べるとまさに音を立てるようにマカオの街は変貌を遂げました。
人口50万人、面積で渋谷と同じぐらいのこの国に、世界中の1流ホテルが立ち並び、規模ではラスベガスを既に追い抜いています。

さて、カジノ地域でのホテルの使い方。（マカオウェスティンにカジノはありません。マカオの他のカジノホテルの話です。）
実はラスベガスもそうですが、これらホテルは宿泊代で儲けようとは思っていません。チェックインした部屋で、冷蔵庫のコカコーラが400円もするからと、飲むのを躊躇している宿泊客も、いったんホテルのカジノに降りていけば、1万円を5分で使い切ってくれます。
ホテルのカジノに客を呼び込むためには、レストランのビュッフェも豪華、しかも価格は安く設定しています。
ただ、部屋の窓は空かない。（負けた客が飛び降りないように開かない設計になっているそうです）
マカオウェスティン、私は大好きですが、初めてマカオに来た人が観光メインで泊まるにはちょっと地理的に不便です。昔はタクシーも簡単につかまったので感じませんでしたが、今のマカオでタクシーつかまえるのは一苦労。
初めてのマカオ観光であれば、街中のカジノホテルに泊まり、そしてギャンブルをしなければいいのです。カジノホテルは、カジノで儲けることをメインで考えているので、ギャンブルをしなければ、十分に安く、有効です。
ただ、ギャンブルを我慢できなければ、一泊いくらになるのかわかりません。

マカオウェスティン、このホテルに泊まって何をするか。
まずホテルの前に広がる黒砂ビーチを延々と散歩して歩きます。黒砂ビーチ、世界的にも珍しいそうですが、なんだかんだ言っても砂は白い方がいい、黒い砂、珍しいですが、やはりそれほどに見た目麗しいわけではありません。
ビーチの掃除は行き届いているので清潔です。
ただ、天気が曇っていたりすると波も荒いのでＢＧＭはドボルザーク、景色はそれなりに重いです。
この一年間の出来事を思い出しながら、波の音を聞きながら、波打ち際を歩きます。要するに、初めて観光でマカオに来る人が泊まるホテルではありません。

ビーチの外れには松林が広がっています。

更にバス停。ここまでホテルから歩いて30分。
ビーチを歩くので遠いとは感じません。
ここにタクシー乗り場や売店があります。ここから飲み物を買って歩いてホテルに戻るのはちょっとしんどい。

黒沙ビーチ。
実は10年前の10月、人気のない暑い日にここで一人泳いで足がつり、溺れて死にかけたことがあります。
死に物狂いで体を動かし、岸に戻りついた時には力が抜けました。
夏は確か監視員もいて、更衣室、トイレなどはキチンとしています。
ただ、砂が黒いので綺麗ではありません。が、天気が良ければ大変気持ちのいいビーチです。

二日続けてどんより曇り。
最終日、やっと晴れました。
これまでのドボルザークから山下達郎に世界は変わります。

このホテル、天気が全てです。
部屋のバルコニーも晴れれば本当に気持ちいい。動きたくなくなります。
冬は晴れないと寒くていられない。
夏はプールがあるので、それだけでも楽しめます。
が、香港から家族４人で来るとフェリー往復１万５千円かかるので、それなりの出費です。

遠くに見えるのがウェスティンです。

１２月です。暑くてTシャツになりました。
昨日はダウンジャケットです。

学生時代、たまに人並みにパチンコにも通いました。のめり込むほど好きではありませんが、ギャンブルにアレルギーもありません。１０年程前、数回、マカオでギャンブルもしました。ホテルに荷物を置き、ギャンブル場に入りましたが、
結局、ベッドで寝ることはありませんでした。
その時以来、マカオでギャンブルはしていませんが、一晩で五万、十万、軽く負けます。パチンコで使うレベルのお金で遊ぶことはできません。マカオの賭博場は２４時間営業、窓もなく、サンドイッチも飲み物もタダ、時計を見れば３時、それが夜の３時だか昼だかわからない、そんな世界です。
１０年前の週末、二晩だけ思いっきりブラックジャックをやってやめました。というより、やはり勝てないことがわかりました。勝ってる時に勝負をやめることができれば勝てるのですが、それができないので、マカオの経済成長は続いているのです。
ちなみにマカオ在住の日本人が何気なく話していましたが、「マカオの人でもギャンブルをする人がいるんですよ。」
というのは、マカオの人はギャンブルが儲からないことがわかっているので、ほとんどの人はギャンブルをしない、それでもハマってしまう人がいる、そんな意味だそうです。

松林の中にバスケットコートにバーベキュー場。
マカオ、税金が余っており、去年はマカオ市民一人当たり約8万円還付したそうです。4人家族だったら32万円、高校までの学費、医療費も全て無料だそうで。。

プラチナメンバーは4時のチェックアウト。
ホテルに戻ってバルコニーでルームサービスのサンドイッチ昼食。

最終日だけでも晴れて良かった。

プラチナサービスの部屋置き無料ワイン。
全く期待していなかったが、たいへんおいしかった。
初日の夜、バルコニーでダウンジャケット着たままデッキチェアに寝そべって飲みきった。
きっと高いワインではないだろう。今度店で探してみようと思って写真撮りました。

さて、このホテルの周りには、これでもかというぐらい、ほとんど何もありません。売店は一軒もありません。
ただ、スターウッド系列ホテルは水でお金を取ることをやめたので、部屋にただの水は置いてあります。
長期滞在するならどこかで飲み物しいれて持ち込みが必要。または先ほどのビーチの先の売店から運ばなければなりません。
さて、お勧めレストラン、二つ。ホテルから歩いて5分、ビーチに面して「Miramer]というレストランがあります。ポルトガル料理の店で、味は中の上、価格は街中と比べると遥かに高いです。明らかにウェスティンの客目当てですが、何せまわりに何もないもので、大成功、ものすごく混んでいます。予約した方が無難です。

さて、このMiramerは数年前はなかったので新しい店ですが、ホントのお勧めはこの名刺の店。私が初めてここに行ったのは90年代です。

今でも店構えは変わっていません。
が、他は結構変わりました。
ウェスティンからビーチを歩いて30分、前述のバス停の向かいにあります。
何が変わったかといって、極めて混むようになりました。
おそらく中国の旅行ガイドブックに載ったのでしょう。
去年は午後2時に行って入れず、予約できず、今年はマカオ到着初日の3時に到着、30分待って入れました。写真は午後5時ごろ店を出る時の写真です。ようやく空いてきていました。

グリルチキンとパンが美味しい店です。
他にもいろいろ美味しいですが、なんといってもチキンです。
昔はノンビリと、こんなゲームをしてる人もいましたが、もうすっかり。。。
値段は高くなりましたが、味はそれほど変わっていません。

ただ、午後4時に行けば待たずに食べられる店というのはどうだか。。。
確かに美味しいですが、混みすぎ。
前述のＭｉｒａｍｅｒ、確かに高い、パンもおいしくない、ただ、グリルチキンはおいしい。これとＳｅａｆｏｏｄ　riceという名のいうリゾット。この二つで十分。ここは予約できるし、昼も夜も早めにいけば十分座れる。

昔通った有名ポルトガル料理店は街中にあるピノキオ。今でもあるのかな。
安くて色々おいしかった。ここでポルトガル料理を覚えた。

レストラン、待合の中庭。
まあ、多少待たされても気持ちよく待てる空間ではあります。。

この店はあまり知られたくなかった。
ここまで混んだらもう行かない。
我が青春の店。
ま、仕方ないか。

話は逸れましたが、マカオウェスティン、素晴らしいホテルです。

他、香港情報等、https://ohmyjulia.hatenablog.com　にあります。