2012/11/18 - 2012/11/19
455位(同エリア718件中)
みなみんさん
沖縄本島南部(主に南城市)に点在する琉球王国時代の聖地をめぐる巡礼の旅、東御廻り(あがりうまーい)をめぐってきました。合計14の聖地のうち、2つが世界遺産になっています。そのひとつ 斎場御嶽は沖縄随一のパワースポットとして有名ですが、ここ以外にも五感を刺激されるパワースポットもありますし、反対に拍子抜けするところもありました。地元の方がご祈祷をされているところに出くわすとか、余りにもプライベート感がありすぎて入れなかったところもあったりとかハプニングもありましたが何とか全てを目に焼き付けることができました。これで運気上昇間違いなし。聞得大君のご加護もありますように。
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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雨の中、中城城跡・勝連城跡を巡ったあと、東御廻りの第二番目の拝所である「御殿山(うどぅんやま)」に着きました。レンタカーは表の与那原町立図書館の駐車場に停めて図書館の建物をグルッと裏に回るとあります。
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昔は海沿いにあったようですが今では埋め立てられて川の岸にひっそりと佇む拝所があるだけ。東御廻りの案内板もあります。
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第三の拝所は御殿山から川を渡ったすぐのところにある「親川(うぇーがー)」です。与那原町立綱曳資料館という沖縄式綱引の資料館横の児童公園のような中に建物はあります。聞得大君の就任式(久高島参拝)の際に御水撫という儀式が行われた霊水の出る泉だったようです。今でも建物の下から水は湧いてきているようですがほとんど涸れてしまっているようです。
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第四の拝所は「場天御嶽(ばてんのうたき)」です。「場天のノロの勾玉」(小説テンペストで聞得大君が求めて止まない勾玉)の場天です。イビの森という小高い丘の上に御嶽が数箇所集まっています。イビの御嶽は地元の守り神のようで、地元の方がご祈祷されているところに遭遇しました。場天御嶽は丘の頂から少し下にあります。
この丘は丘の頂に大きい木があり南国特有の気根が垂れ下がっており幽玄な雰囲気とピリピリと五感が刺激されます。
ここは分かりにくい場所ですが案内板も出てました。駐車場はないです。前の道はあまり通行量もないので路駐で可かと。 -
第五は「佐敷上グスク」です。琉球を統一した第一尚氏の祖尚巴志の居城があった場所です。居城跡は「月代の宮」という立派な鳥居もある神社となっています。国道沿いの佐敷小学校脇に石の鳥居がありますのでそこを入ってグイグイ上に登ってゆくと神社に着きます。車は停め放題、大きい駐車スペースがあります。
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月代の宮の拝殿のさらに奥に小振の拝殿があります。
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拝所はさらにその奥、何でもないような場所に香炉があります。ここが上グスク御嶽です。割りと明るい雰囲気です。ここから久高島が見えたのでしょうか。
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第六は「テダ御川(でだ うっかー)」。知念半島の北東端に位置します。今は海岸沿いに立派な駐車場があり、護岸を歩いてゆくことができます。
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岬の先っぽに石碑があり、コンクリートで造られた枡がありますが今では水は枯れてしまっています。このすぐ上は知名崎の灯台がある高台であり、岩が崩落しています。確かにこんな海に近いところに湧き水がある(あった)というのは不思議であり拝所にもなる理由も分かります。テダは太陽ですので、太陽の尊い川というところでしょうか。
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周りは珊瑚礁の浅瀬が広がりとても開放的なところです。夏に来れば磯遊びができて楽しそうです。久高島もバッチリ見えます。
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第七がいよいよ琉球随一の聖地、現代では沖縄随一のパワースポットである「斎場御嶽(せーふぁうたき)」です。駐車場完備、拝観料200円です。国道からの導入路にはおしゃれなカフェが何軒もあります。さすが世界遺産効果。これまでは観光客とは全く会わなかったのがここは大人気です。
まずは石畳の道を登ってゆくと大庫裡(うふぐーい)に辿り着きます。聞得大君の霊威付けの儀式をした場所です。石の舞台状になってます。ここには一般は上がらないようにとの看板もあります。 -
イチオシ
寄満(ゆいんち)との分岐を右に取るとあの有名な三角岩です。大きい岩が寄り添っています。岩の間を入ると三庫理(さんぐーい)で京のはな(ちょうのはな)の拝所と久高島遥拝所があります。琉球最高の拝所です。
ここ三庫理は世界遺産斎場御嶽の核心、すごい人がいます。久高島遥拝所前で長い時間を過ごしたあと、三庫理入り口に戻るとなぜか一瞬人通りが途切れて誰もいない、人が写り込まない写真が撮れました。この周りは人だらけなんですが。不思議な一瞬でした。 -
木々の間から久高島が見えます。ちょっと前まではこの木々の隙間がハート型だったとか。まぁハート型でなくても神聖なものを感じます。でもさすがに琉球一の拝所なんですが、残念ながら人が多すぎ。ゾクゾクとするような感じはなかったです。場天御嶽ではゾクゾクとしましたが。
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ニライ・カナイ橋で台地の上に出たのち、カフェくるくまで奥さんとお子さんを降ろしてから急坂を下り次の拝所に向かいます。第八は「知念グスク」です。くるくまから車で数分、道沿いの駐車場に停めて、急坂を下ります。ノロ屋敷跡を過ぎるといきなり石垣が現れます。きれいなアーチ状の門は材木で補強されてます。
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グスクの端っこからは海がよく見えます。久高島も見えます。
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知念グスクの奥には古い石畳状の下り道がありずずいと進んでゆきます。
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下った先が第九の拝所「知念大川(ちねんうっかー)」です。カー(井泉)となっており、その下の湿地のようなところが琉球での初の稲作の地とされるところです。
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カーには覆いがされておりますが、今でも清水が出てきてます。覆いの上が拝所です。
ここから知念グスクに戻る石畳の急坂がきついです。昔はお城に水を担いでいたのでしょう。 -
次に海沿いの道に出て百名ビーチを目指します。
国道から百名ビーチの方に下りてくると分岐があって、右がビーチと受水走水、左が浜川御嶽です。とりあえず浜川御嶽の方に下りてゆきます。保養所のような建物の裏手が駐車場です。浜川御嶽はすぐでしたが、地元の方がご祈祷中でした。小川にそって海辺に出るとそこが「ヤハラヅカサ」でした。尖った岩というか石碑(ヤハラヅカサと彫られててましたので)が浜辺近くにあります。そのずっと奥には久高島です。 -
百名ビーチはきれいな珊瑚のカケラが散らばるビーチでした。夏場は人が多そうですが今の時期は犬のお散歩の人しかいませんでした。ビーチを受水走水の方に向かって歩いてゆきます。砂浜をかなり歩いたあと、丘側の木が途切れているところから陸に向かってゆきます。
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百名ビーチの駐車場を過ぎて道を渡ると周囲は畑になっています。その奥に「受水走水(うきんじゅ・はいんじゅ)」があります。走水は水の流れがかなり急です。
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受水からもかなりの量の水がながれています。下は田んぼになっています。今でも稲が植えられているようです。
受水走水といい、親川、テダ御川、知念大川といい、東御廻りは泉が拝所になっているところが多いです。昔は真水が出る泉は貴重なものだったんでしょう。後に訪れた垣花樋川でお話をしましたクレソン畑のおじいさんによると、日照り続きで周りの泉が涸れても垣花樋川からは水がこんこんと出てたと自慢されてましたので、昔は真水の重要性は高かったのでしょう。(今ではヤンバルから水道を引いてるとのことでした。) -
畑、サトウキビ畑の中の道を浜川御嶽の方に戻ります。舗装道路が途切れたところからすぐが「浜川御嶽(はまがーうたき)」です。先ほど来た時はご祈祷中だったのですが、きれいに掃除されてました。石垣の上に拝所があります。海岸のすぐそばなんですが鬱蒼とした木樹に囲まれてピリピリきます。
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コンクリートの祠の中には香炉がひとつ。きれいに掃き清められていました。この横から水が結構な勢いで流れていました。
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奥さんを迎えにカフェくるくまに向かいます。知念グスク近くの急坂を登るとカフェに着きます。絶景スポットのカウンターでお茶とスイーツしたらしいです。そのカウンター横から海方面を見ますが、やはり絶景です。
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次に向かうのは東御廻りとは異なる泉廻りです。まずは「仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)」です。仲村渠の村の中にあって結構な量の水が出ています。
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ここはまさにバリのティルタエンプルにそっくり。樋川から水が出てます。
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次に向かうのは「垣花樋川(かきのはなひーじゃー)」です。二方向から泉の水が流れてきているマイナスイオンに富んだところです。
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龍の口から大量の水が出てます。
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下の池に水は流れ込みます。海側に大きく開いており、絶景が見られます。
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池の下にはクレソンの棚田が並んでいます。
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仲村渠村に戻って「ミントングスク」を訪れようとしますが、ここは完全に個人のお宅(かなりの豪邸)の中にあります。駐車場は個人のお宅の庭先になるようです。余りにもプライベート感が強すぎるのと夕刻になっていましたので、遠目で拝んでおきました。こんもりとした木樹の中にグスクの石垣が見えています。ネットでの情報によると最近は開放されているようで料金箱も置かれているとのことですが。仲村渠樋川からもすぐのところです。
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イチオシ
ということでミントングスクは遠目で見送り、最後の「玉城グスク(たまぐすくぐすく)」にグスクロードを通って向かいます。青少年の家のすぐ横で大きい駐車場もあります。グスクの上へは木の階段も整備されておりすぐに頂上に着きます。頂上近くに石の門があります。
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自然石と石垣を組み合わせたような微妙なアーチ門で立派です。城郭内には拝所が何箇所かあります。もう日も暮れかけようとしています。
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翌日、首里城に向かいました。「園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)」は首里城への入り口にあります、世界遺産です。ほとんどのひとは素通りしてゆきますので、人通りの多いところですが心ゆくまで写真が撮れます。
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石造りの門が世界遺産なんですが、聖地はその裏手の森です。何の変哲もない森というか林です。裏側は小学校です。
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門の造りはさすがに立派、琉球国王、聞得大君は首里城から旅立つ際にはこの御嶽でお祈りをしてから出かけたとのことです。ここが本来なら第一の拝所ですが最後になってしまいました。
ミントングスクは不完全ながらもなんとか琉球巡礼の旅「東御廻り」完了です。
泉やグスクもあったり海辺も行ったりと変化に富んだ巡礼の旅です。特に水にまつわるところが多く、如何に昔の琉球では真水の確保が大変だったかが分かりました。
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