2012/07/17 - 2012/07/17
8位(同エリア19件中)
アリヤンさん
キルギススタン滞在約1ヶ月。
ついに動くときがやって来ました。
ビシュケク発モスクワ行き寝台列車に乗り込みました。
カザフスタンのシムケントで途中下車して、そこからウズベキスタンのタシケントへさらに移動する予定です。
隣国カザフスタンのシムケントといえども、寝台列車で1泊2日の旅です。
同じカザフスタンのアルマティ(アルマトイ)からシムケントへの寝台列車に搭乗したケースは、ネット上で時々目にしたことがあります。
ビシケクからシムケントへの搭乗ケースは、今までどこでも目にしたことはありませんでした。
無事国境を越えて、シムケントまでたどり着くのか?
シムケントはどうなってるのか?
なにせ、知る限りでは誰も前例のない列車移動ですので、一寸先は正にヤミです。
ドキドキ、ワクワクです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日、明日の移動マップです。
(拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9907/LocoMap.jpg)
シムケント到着は朝の3時すぎだろうから、今日はタラズを過ぎたところまで行くだろう。
でも、どこで何があってもおかしくは無いので、、、、 -
イチオシ
朝は6時に起きて、ご飯を炊いて(キルギスの米)、大量のおにぎりを握りました。
車内販売や途中駅での買い物で、口に会うものが入手できないのは明白なので、極力自前で済ましたい。 -
果物も、ぶどうやバナナやみかんを用意してあります。
デーツもあります。
その他、お菓子類とチョコレートを用意。 -
親しくしてもらった人々とお別れ挨拶。
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伝説の女子サイクリスト、ハルちゃん。
彼女はまだ出発ではないですが、特別に自転車を持って、ポーズをしてもらいました。 -
タクシーをGHに呼んできて乗り込み、ビシュケク2駅にやって来ました。
この駅はすでに何度も訪問しているので、目をつぶっていても歩ける場所です。 -
ホームでモスクワ行き列車の来るのを待ちます。
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日陰を作っていた大きな木の上でリスが遊んでいました。
*リスが居る、ということは、自然がかなり豊かである、という証拠です。 -
これがワタクシたちが乗る+寝る列車です。
乗る人は非常に少なく、ゆっくりと乗ります。 -
イチオシ
中はこんな感じ。
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ベッドは今は座席になっています。
上段のベッドは上に上げられていて、全く邪魔にはなりません。 -
通路をはさんで窓際に、もう1つベッドがあります。
今は2人がけの座席になっていますが、テーブルがクルっと回って、座る人たちの足置き場のところにフィックスして1つのベッドとなる方式です。
慣れないと、どのようにしてベッドにするのか、戸惑ってしまいます。 -
各車両の車掌室の前に熱水供給機があります。
ロシアのシベリア鉄道にも同様のものがありました。 -
予定通り、ローカルタイム、11:55amに出発。
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ゆっくりとビシュケクを離れます。
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車内はこのようにガラガラです。
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すぐに郊外に出て、麦作地帯を走ります。
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ランチです。
自作のおにぎりとお茶でランチ。 -
宿の近くの中国人経営のコンビニで仕入れたザーサイはおにぎりに合います。
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列車は中央アジアのステップ草原を西に向けて、ひた走りに走ります。
この草原をジンギスカンも馬に乗って走ったのか? -
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イチオシ
車窓に現れた「羊の群れと手を振る親子」
*スケールアップ写真⇒http://www.geocities.jp/skfdc390/untitled3_001.html -
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ある駅で小休止。
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手帳に途中の停車駅名と時間を書いておいたので、現在ドコ?が結構分かります。
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キルギス側出国では、係官が乗り込んできてパスポートを集めます。
その係り官は、ある駅でみんなのパスポートを持って降りて、非常に長い時間をかけてチェックします。
なぜだか分かりませんが、ワタクシだけ呼ばれて、ホームのベンチに座らされました。
見ていると、キルギス人には厳重なチェックをしています。
ある母子には、パスポートを取り上げて、返さないので、母親が係官にしつこく返してくれと言ったところ、係官に怒鳴られてパスポート没収されていた。
母親は泣きながら「お願いですからパスポートを返してください」と哀願しています。連れていた子供(男の子)は怒鳴られたのがよっぽど怖かったのか?ワーワー泣きながらお母さんを引っ張って、「早く向こうに行こうヨ〜!」っと叫んで、逃げようとしていました。
どうも国境付近の小さな駅から乗ってきて、渡航許可がないままカザフスタンに行こうとしていたようです。
キルギスタンは石油やガスの豊富なカザフスタンほど裕福でないので、キルギス人のカザフへの出稼ぎは日常的なようです。
係官に金を渡せない貧乏な人々は、ときにこのようなヒドイ目に会うようです。
ワタクシたちのパスポートも長い間置かれていて、ワタクシも長い間ベンチに座らされたまま捨て置かれたようでした。
最後に係り官がパスポートを2冊持ってきて、いくつかの質問がなされた。(英語で)
渡航の目的、滞在の目的などです。
まあ、この列車に乗っている外人はワレワレだけのようでした。
また日ごろから、この列車に乗る外人もほとんど居ないようです。
それで、日本人でも長い間、放り置かれたのでしょう。
パートナーはその間、荷物チェックを厳重にされたらしい。 -
カザフ側に入ると、係官が車両内に入ってきて、同じくパスポートを集めて、今度は車内でスタンプを押してくれました。
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両国の入出国スタンプ。
もとソ連の一員だったせいか?ロシアのビザページの横にスタンプを押しています。 -
カザフに入って1時間ほどして、今度はポリスと称する人がやってきた。
ポリスの証明書を示したので本物の警官でしょう。
荷物検査をしたい、と言ってきました。
今度もまたパートナーの荷物を徹底的に調べます。
どうも他の乗客も女性が重点的に調べられていました。
ワレワレはキルギス側、カザフ側国境で荷物チェックがあったので、マタか、と思って慣れていました。
警官がパートナーの財布から金を出して中をチェックしています。
「アッ、これは危ないナア」と思い、ワタクシたち2人はじっとその手元を見張っていました。
その手がユーロを持った時、まるでマジッシャンのような手つきで出したり入れたりするので、危ないなあ、と思いながらも、金を取られまいとじっと見張っていました。
無事荷物検査は終わって、警官がワタクシに握手を求めてきたので、したくは無かったが握手して引き取ってもらった。
列車は動き出し、警官は降りていった。
もうだれもチェックに来ないだろうと安心して、パートナーは自分の財布を確かめた。
「アレッ!?50ユーロ札一枚が足りない!」
どうもあの手品師に抜かれたようです。
日本円がたくさんあったのに、日本円には全く興味を示さず、ユーロ札だけを調べた理由が今、分かりました。
ホント、陰険なやり方で旅行者にタカル、カザフスタンのポリスでした。
警官には気をつけろ、とどこかに書いてあったが、コレがそうだったのです。
腹立たしい出来事でした。
いっぺんにカザフスタンが嫌いになりました。 -
イチオシ
「でもまあ、オシュのバザールで1万円が3.3万円になったことがあるので、まだトータルでは損をしていない」と自分たちを慰めて、気分をなおしました。
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列車は間断なく中央アジアのステップをひた走ります。
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