2012/11/09 - 2012/11/10
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haichaoluさん
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知人のグループ旅行に入れてもらい、江蘇省高郵市(ガオヨウ)へバスで行きました。
高郵市は長江の北岸、揚州から更に北へ40km程行った場所にあり、西の大きな高郵湖の湖畔に位置し、そこを京杭大運河が通り古くから栄えた物流の拠点でした。
市内で新石器時代の遺跡が発掘され「7000年の歴史」と謳っていますが、高速道路の開通で経済開発区ができ、今後急発展が期待できそうな人口83万ほどの市です。
上海から高速バスで4時間ほどで行けますが、地理的にこの辺りは高い山はほとんど無い平地で、湿地帯も多いようです。
実は東隣の「興化市(シンホワ)」に湿原を干拓して造った「数百の輪島」があり、菜の花の季節は「水に浮かぶ黄金の千枚田」が見られるようなのでその情報収集も興味があったところです。
今回、生憎の天候でしたが市内北部にある「東湖湿地公園」と、京杭大運河の島にある「鎮国寺」の写真が撮影できたのでご紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
東湖湿地公園は旧市街地よりやや北の馬棚鎮にあり、経済開発区の中央に位置しています。
計画面積は520haとありますが、現在は80haの整備が終わっているようです。
沼地に人口の森林が造られ、野鳥観察や児童の夏の野外活動に利用されているようです。 -
湿地帯の中に木道が造られており、森林浴をしながら風景を楽しめます。
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水路がいくつも造られており、その間に植林された森林が整然と並んでいます。
最初、水路を造った意味が分らなかったのですが、土砂を浚渫し陸地を造ったのかもしれません。
水路は小船で苗木や資財・人員などを運ぶのにも利用でき、一石二鳥で古来からの知恵だったのかも知れませんね。 -
晩秋になっても緑が濃く広がっています。
政治スローガンにも「緑色発展」とありますが、新聞を読んでいたら山西省の国会説明に「緑地面積が50%以上になった」とか。
建国当時、山西省の緑地面積は僅か1%以下で、殆どが荒地と砂漠だった土地を気長に緑化したのでしょう。
1年や2年で首相が交代する国とは長期ビジョンが違いますね。 -
夏には蓮の花などが綺麗かも知れません。
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森林は倒木からも新たな息吹が芽生えています。
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木道や木製の橋以外の構造物は、出きるだけ造らないようにしているようです。
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今回宿泊した中国風ロッジ。
初体験の「農家楽」でしたが、エアコンや水洗トイレ・シャワーはありますが、電力が不足のようでした。
料理は昼夜は1テーブルに10品並びます。
広い中国、長江を越えると言葉も料理も上海とは違うそうですが、料理の香辛料に桂皮(シナモン)を使っていました。
上海からの送迎バスと現地の観光バス、2泊6食付で350元/1人ですが、天候が悪かったので、1泊でリタイヤしました。 -
2日目午前中は小雨模様でしたが、旧市街地近くの「鎮国寺」を観光しました。
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京杭大運河の中にある小島が寺の敷地になっています。
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西の堤防から島へ渡る屋根つきの「普渡橋」。
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本堂は新しく建てられているようです。
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寺から見た京杭大運河の北側、北京方面です。
今も艀が航行しています。 -
南側の杭州方面。
運河は紀元前5世紀頃から掘削が始まり、西暦1300年に完成したそうで、1800年間も続く大工事だったわけです。
長さは1794kmあり、その内、今も1442kmが航行できるそうです。
中国では「万里の長城」「トルファンの地下水路:坎儿井」と並ぶ3大工程と呼ばれています。
世界でも最も古く、もっとも長い運河ですが、中国の運河は唐隋時代にできた西安までの運河もあり、これを合計すると長さは2500kmに達するそうです。
北海道の札幌から九州の鹿児島までの移動距離が約2200kmですから、その長さを少し理解していただけると思います。
しかも、それを全て人力だけで完成させたわけですから、気の遠くなるような話ですね。 -
鎮国寺の創建は古く唐代の874−888年代。
2001年に修復工事が終わっています。 -
境内に残る創建当時の高さ32.8m7重の石塔。
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清代の乾隆43年に大火で保管してあった経典や仏像は、全て消滅したと説明にあります。
西安の大雁塔に対し「南方大雁塔」と呼ばれているとか。
今でも大運河航行の目印になっているのでしょう。
雨に煙る古寺と大運河は心に残る風景でした。 -
城壁が再現されているところから想像するに、寺は村を守る城砦の意味もあったのではないでしょうか。
有事には運河を封鎖したりとか、三国志の世界ですね。
蘇州や南京を観光し、揚州から北へ行く機会は無かったのですが、徐州も含め江蘇省北部もまだまだ見所がありそうです。
ついでに、ネットで京杭大運河の資料を検索していたら、2006年に杭州市北部に「京杭大運河博物館」が開館したようです。 -
帰りはグループを分れ、高郵市バスセンターから上海駅北口にある「長距離バスターミナル」まで高速バスで4時間で到着。
上海駅北側もすっかり整備され、広場ができ昔の雑踏の面影はありませんでした。
今回の江蘇省の小旅行でも感じましたが、高速道路やバスターミナルなどの整備が上海近郊だけでなく、全国的にかなり進んでいるようです。
インフラの整備がまた新たな新たな経済発展を引き起こす、「プラスのスパイラル」が発生しているようです。
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