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知人のグループ旅行に入れてもらい、江蘇省高郵市(ガオヨウ)へバスで行きました。<br />高郵市は長江の北岸、揚州から更に北へ40km程行った場所にあり、西の大きな高郵湖の湖畔に位置し、そこを京杭大運河が通り古くから栄えた物流の拠点でした。<br />市内で新石器時代の遺跡が発掘され「7000年の歴史」と謳っていますが、高速道路の開通で経済開発区ができ、今後急発展が期待できそうな人口83万ほどの市です。<br />上海から高速バスで4時間ほどで行けますが、地理的にこの辺りは高い山はほとんど無い平地で、湿地帯も多いようです。<br /><br />実は東隣の「興化市(シンホワ)」に湿原を干拓して造った「数百の輪島」があり、菜の花の季節は「水に浮かぶ黄金の千枚田」が見られるようなのでその情報収集も興味があったところです。<br /><br />今回、生憎の天候でしたが市内北部にある「東湖湿地公園」と、京杭大運河の島にある「鎮国寺」の写真が撮影できたのでご紹介します。

高郵は京杭大運河と自然に育まれた古都だった。

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2012/11/09 - 2012/11/10

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haichaolu

haichaoluさん

知人のグループ旅行に入れてもらい、江蘇省高郵市(ガオヨウ)へバスで行きました。
高郵市は長江の北岸、揚州から更に北へ40km程行った場所にあり、西の大きな高郵湖の湖畔に位置し、そこを京杭大運河が通り古くから栄えた物流の拠点でした。
市内で新石器時代の遺跡が発掘され「7000年の歴史」と謳っていますが、高速道路の開通で経済開発区ができ、今後急発展が期待できそうな人口83万ほどの市です。
上海から高速バスで4時間ほどで行けますが、地理的にこの辺りは高い山はほとんど無い平地で、湿地帯も多いようです。

実は東隣の「興化市(シンホワ)」に湿原を干拓して造った「数百の輪島」があり、菜の花の季節は「水に浮かぶ黄金の千枚田」が見られるようなのでその情報収集も興味があったところです。

今回、生憎の天候でしたが市内北部にある「東湖湿地公園」と、京杭大運河の島にある「鎮国寺」の写真が撮影できたのでご紹介します。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.0
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配
  • 東湖湿地公園は旧市街地よりやや北の馬棚鎮にあり、経済開発区の中央に位置しています。<br />計画面積は520haとありますが、現在は80haの整備が終わっているようです。<br />沼地に人口の森林が造られ、野鳥観察や児童の夏の野外活動に利用されているようです。

    東湖湿地公園は旧市街地よりやや北の馬棚鎮にあり、経済開発区の中央に位置しています。
    計画面積は520haとありますが、現在は80haの整備が終わっているようです。
    沼地に人口の森林が造られ、野鳥観察や児童の夏の野外活動に利用されているようです。

  • 湿地帯の中に木道が造られており、森林浴をしながら風景を楽しめます。

    湿地帯の中に木道が造られており、森林浴をしながら風景を楽しめます。

  • 水路がいくつも造られており、その間に植林された森林が整然と並んでいます。<br />最初、水路を造った意味が分らなかったのですが、土砂を浚渫し陸地を造ったのかもしれません。<br />水路は小船で苗木や資財・人員などを運ぶのにも利用でき、一石二鳥で古来からの知恵だったのかも知れませんね。<br />

    水路がいくつも造られており、その間に植林された森林が整然と並んでいます。
    最初、水路を造った意味が分らなかったのですが、土砂を浚渫し陸地を造ったのかもしれません。
    水路は小船で苗木や資財・人員などを運ぶのにも利用でき、一石二鳥で古来からの知恵だったのかも知れませんね。

  • 晩秋になっても緑が濃く広がっています。<br /><br />政治スローガンにも「緑色発展」とありますが、新聞を読んでいたら山西省の国会説明に「緑地面積が50%以上になった」とか。<br />建国当時、山西省の緑地面積は僅か1%以下で、殆どが荒地と砂漠だった土地を気長に緑化したのでしょう。<br />1年や2年で首相が交代する国とは長期ビジョンが違いますね。

    晩秋になっても緑が濃く広がっています。

    政治スローガンにも「緑色発展」とありますが、新聞を読んでいたら山西省の国会説明に「緑地面積が50%以上になった」とか。
    建国当時、山西省の緑地面積は僅か1%以下で、殆どが荒地と砂漠だった土地を気長に緑化したのでしょう。
    1年や2年で首相が交代する国とは長期ビジョンが違いますね。

  • 夏には蓮の花などが綺麗かも知れません。

    夏には蓮の花などが綺麗かも知れません。

  • 森林は倒木からも新たな息吹が芽生えています。

    森林は倒木からも新たな息吹が芽生えています。

  • 木道や木製の橋以外の構造物は、出きるだけ造らないようにしているようです。<br />

    木道や木製の橋以外の構造物は、出きるだけ造らないようにしているようです。

  • 今回宿泊した中国風ロッジ。<br />初体験の「農家楽」でしたが、エアコンや水洗トイレ・シャワーはありますが、電力が不足のようでした。<br />料理は昼夜は1テーブルに10品並びます。<br />広い中国、長江を越えると言葉も料理も上海とは違うそうですが、料理の香辛料に桂皮(シナモン)を使っていました。<br /><br />上海からの送迎バスと現地の観光バス、2泊6食付で350元/1人ですが、天候が悪かったので、1泊でリタイヤしました。

    今回宿泊した中国風ロッジ。
    初体験の「農家楽」でしたが、エアコンや水洗トイレ・シャワーはありますが、電力が不足のようでした。
    料理は昼夜は1テーブルに10品並びます。
    広い中国、長江を越えると言葉も料理も上海とは違うそうですが、料理の香辛料に桂皮(シナモン)を使っていました。

    上海からの送迎バスと現地の観光バス、2泊6食付で350元/1人ですが、天候が悪かったので、1泊でリタイヤしました。

  • 2日目午前中は小雨模様でしたが、旧市街地近くの「鎮国寺」を観光しました。

    2日目午前中は小雨模様でしたが、旧市街地近くの「鎮国寺」を観光しました。

  • 京杭大運河の中にある小島が寺の敷地になっています。

    京杭大運河の中にある小島が寺の敷地になっています。

  • 西の堤防から島へ渡る屋根つきの「普渡橋」。

    西の堤防から島へ渡る屋根つきの「普渡橋」。

  • 本堂は新しく建てられているようです。

    本堂は新しく建てられているようです。

  • 寺から見た京杭大運河の北側、北京方面です。<br />今も艀が航行しています。

    寺から見た京杭大運河の北側、北京方面です。
    今も艀が航行しています。

  • 南側の杭州方面。<br />運河は紀元前5世紀頃から掘削が始まり、西暦1300年に完成したそうで、1800年間も続く大工事だったわけです。<br />長さは1794kmあり、その内、今も1442kmが航行できるそうです。<br />中国では「万里の長城」「トルファンの地下水路:坎儿井」と並ぶ3大工程と呼ばれています。<br />世界でも最も古く、もっとも長い運河ですが、中国の運河は唐隋時代にできた西安までの運河もあり、これを合計すると長さは2500kmに達するそうです。<br />北海道の札幌から九州の鹿児島までの移動距離が約2200kmですから、その長さを少し理解していただけると思います。<br />しかも、それを全て人力だけで完成させたわけですから、気の遠くなるような話ですね。

    南側の杭州方面。
    運河は紀元前5世紀頃から掘削が始まり、西暦1300年に完成したそうで、1800年間も続く大工事だったわけです。
    長さは1794kmあり、その内、今も1442kmが航行できるそうです。
    中国では「万里の長城」「トルファンの地下水路:坎儿井」と並ぶ3大工程と呼ばれています。
    世界でも最も古く、もっとも長い運河ですが、中国の運河は唐隋時代にできた西安までの運河もあり、これを合計すると長さは2500kmに達するそうです。
    北海道の札幌から九州の鹿児島までの移動距離が約2200kmですから、その長さを少し理解していただけると思います。
    しかも、それを全て人力だけで完成させたわけですから、気の遠くなるような話ですね。

  • 鎮国寺の創建は古く唐代の874−888年代。<br />2001年に修復工事が終わっています。

    鎮国寺の創建は古く唐代の874−888年代。
    2001年に修復工事が終わっています。

  • 境内に残る創建当時の高さ32.8m7重の石塔。

    境内に残る創建当時の高さ32.8m7重の石塔。

  • 清代の乾隆43年に大火で保管してあった経典や仏像は、全て消滅したと説明にあります。<br />西安の大雁塔に対し「南方大雁塔」と呼ばれているとか。<br />今でも大運河航行の目印になっているのでしょう。<br />雨に煙る古寺と大運河は心に残る風景でした。

    清代の乾隆43年に大火で保管してあった経典や仏像は、全て消滅したと説明にあります。
    西安の大雁塔に対し「南方大雁塔」と呼ばれているとか。
    今でも大運河航行の目印になっているのでしょう。
    雨に煙る古寺と大運河は心に残る風景でした。

  • 城壁が再現されているところから想像するに、寺は村を守る城砦の意味もあったのではないでしょうか。<br />有事には運河を封鎖したりとか、三国志の世界ですね。<br /><br />蘇州や南京を観光し、揚州から北へ行く機会は無かったのですが、徐州も含め江蘇省北部もまだまだ見所がありそうです。<br /><br />ついでに、ネットで京杭大運河の資料を検索していたら、2006年に杭州市北部に「京杭大運河博物館」が開館したようです。<br />

    城壁が再現されているところから想像するに、寺は村を守る城砦の意味もあったのではないでしょうか。
    有事には運河を封鎖したりとか、三国志の世界ですね。

    蘇州や南京を観光し、揚州から北へ行く機会は無かったのですが、徐州も含め江蘇省北部もまだまだ見所がありそうです。

    ついでに、ネットで京杭大運河の資料を検索していたら、2006年に杭州市北部に「京杭大運河博物館」が開館したようです。

  • 帰りはグループを分れ、高郵市バスセンターから上海駅北口にある「長距離バスターミナル」まで高速バスで4時間で到着。<br />上海駅北側もすっかり整備され、広場ができ昔の雑踏の面影はありませんでした。<br /><br />今回の江蘇省の小旅行でも感じましたが、高速道路やバスターミナルなどの整備が上海近郊だけでなく、全国的にかなり進んでいるようです。<br />インフラの整備がまた新たな新たな経済発展を引き起こす、「プラスのスパイラル」が発生しているようです。

    帰りはグループを分れ、高郵市バスセンターから上海駅北口にある「長距離バスターミナル」まで高速バスで4時間で到着。
    上海駅北側もすっかり整備され、広場ができ昔の雑踏の面影はありませんでした。

    今回の江蘇省の小旅行でも感じましたが、高速道路やバスターミナルなどの整備が上海近郊だけでなく、全国的にかなり進んでいるようです。
    インフラの整備がまた新たな新たな経済発展を引き起こす、「プラスのスパイラル」が発生しているようです。

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