2012/07/04 - 2012/07/05
92位(同エリア206件中)
アリヤンさん
昨日、ウズベキスタン大使館に電話をしてもらったら、6日(金曜日)にビザを取りに来い、との仰せ。
これでウズベキスタン入国の目処は付いた。
今度はカザフスタンのビザ取りに掛からねばならない。
ウズベキスタン・ビザを申請したら、取得確定日を確かめる電話連絡が1週間くらい後になる。
その間、パスポートは手元にあるので、普通はすぐにカザフ・ビザを取りにかかるのです。
若い人たちは皆そうしていた。
それにカザフ・ビザは申請して「パスポート返して」って頼めば、預けなくても良いのです。
それで、若者たちはみなウズベキスタン・ビザの電話連絡の日が来るまでの間に、イシククル湖の観光に行ってしまいます。
ワタクシたちシニアはそんなにパパッと動けないのです。
それにウズベキスタン・ビザではエライ苦労したので、疲れちゃって更に動けなかった。
それで、ウズベキスタン・ビザを手にしてからカザフスタン・ビザを取ろう、と考えていました。
今日は、カザフスタン大使館(街の南約10kmくらい?)まで果敢にもウオーキングを敢行してみようとなった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝8時ころにまずは近くの東バスターミナルをチェックします。
なぜなら、世界遺産の「ブラナの塔」の近く(トクマク)まで行くマルシュルートカがあるとの情報を同宿人から得たからです。
写真は東B/Tですが、その手前のところで、奇遇にもオシュのGHで一緒になり親切にしてもらった若いイスラエル人カップルに出会った。
お互いびっくりで、懐かしくちょっとのあいだ歓談。
彼らが利用しているGHは「ノマッズGH」と言って、ワレワレのGHちかくで、そこにテントを張って暮らしている、とのこと。
そう、ノマッズにはユルタ泊やテント持参泊もできるのです。
オモシロイ!
次回はこの「ノマッズGH」に泊まりたい、と話し合った。
これからのお互いの健闘と祈って握手してバイバイした。
ここキルギスタンはホント、旅人のオアシスですネエ。 -
東バスターミナル。
いろんな方面行きのマルシュがありますが、この353番がトクマク行きで、そこから少し行ったところにブラナがあるらしい。 -
トクマク行きマルシュを発見したので、これで東B/Tチェックは終了。
東西南北のバスターミナル(B/T)にはどこでも必ずといって良いほど小さな市場があります。
ちょっと覗いてみました。
ここで焼きたてパンとアンズやネクタリンを買う。 -
宿への帰り道でスーパーに立ち寄り、食材調達。
今日は少し長く歩かねばならんので、ランチボックスを用意する必要がある。 -
宿にてランチボックス(おにぎり+漬物)作成。
それを持って勇躍カザフスタン大使館へウオーキング開始です。
パートナーが同宿人たちに「ドコへ行くの?」と聞かれると、
「カザフスタンまで歩いて行く」と言っては、人を驚かせていた。
ワタクシが必ず「違う、チガウ! カザフ大使館までヤ!」と訂正するのですが、みんなは最初驚いて、「こんな年寄りが歩いてカザフスタンまで行くのか!世界一周サイクリストもすごいが、この年寄りのほうがスゴイ!」と思ったようです。 -
さて、当方はブラブラとグリーンベルト歩道を歩いて、まずはモスクワ通りまで行きます。
このグリーンベルト歩道は市民の憩いの場となっており、朝からシニア、ヤンママ、キッズ、ベビーがいろんな形で憩っています。 -
大きな通りに出る場所にはこうした花壇が設けられています。
-
「カラカラの中央アジア」というイメージがあるが、ここキルギスタンでは外れています。
木陰で涼むところがいっぱいあるのです。
それに雪解け水のせせらぎが町中でもあるのですから。。。 -
モスクワ通りやトクトグル通りを西進して、マナス大通りにでました。
今度は真っ直ぐ南下です。
きのうアルアラチャ渓谷行きのマルシュで通った道なので、もう親しみがあります。 -
鉄道線の高架下のマナス通り。
-
高架からの一望。
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高架になっているところにプラムのような実がなった木があった。
実を口にしてみたが、食べられない。
プラムではなかった。 -
その木の前にはこのような線路が。
向こう側の門が閉ざされ、線路にもペンペン草が生えているので、現在は使われていない様子。
昔はここにも鉄道が走っていたのだろう。 -
イチオシ
ワタクシたちはズンズンと南を目指して進みます。
もうカレコレ2時間は歩いています。
時速4キロとしたら、もう8キロは歩いたことになります。
と、いうことは、もう大使館の近くに来ているハズ。
ちょうど、トルコ・キルギスタン大学があるところなので、学生さんに聞けば分かるだろう、と近くにいた二人連れの女子学生に聞いてみた。
彼女たちは英語が少ししか話せないのでうまく通じないが、なんとかカザフ大使館はドコ?と分かってもらった。
ところが、彼女たちはカザフスタン大使館がどこにあるか知らないのです。
当方、聞くのをそれ以上諦めたのですが、彼女たちどこかに電話して聞いてくれた。
女学生「イイデスカ?マズ、アチラガワにワタッテ、バスに乗ります」
ワレワレ「バスにはノリマセン。アルイテ イクノデス」
女学生「タイヘン トオイ。バス ノルベキ」
ワレワレ「ワレワレハ アルキタイ ノデス」
女学生「ノーノー、タッタノ 4ソムデス。バス ノル」
と言ったが、足をたたいて「ワタクシたちコレで行きます」
と突っ張った。
彼女ら諦めて「アッチのホウ、マダ1時間ホド アルク」と言ってくれた。
*なんともケッタイな日本人ですネエ。
スミマセン。 -
イチオシ
まあ、もう少しで大使館に着くと分かったので、近くで「おにぎりとお茶」でランチをして、再スタート。
世にも素晴らしい「ポプラ並木」に出会いました。
ある一角だけこうなっているのですが、非常に長い。 -
ポプラの木々もタイヘン背が高い。
-
そのポプラ並木をかなり歩いていくと、水色のハタがはためいていた。
オオッ、はるばるやってきました、カザフスタン大使館!!
宿を出発してから3時間は歩いています。
時速3キロほどとしても、約10キロほど歩いた勘定です。
これくらい歩くと、「アルイター!」と実感わきます。
大使館はお昼休みで閉まっていましたが、ワレワレは「確かにココにカザフ大使館がある。それにここまでやってくるには8番バスが最適だ」と分かったので満足です。
帰りは大使館前のバス停で8番バスを拾ってソビエツカヤ通りまで帰ってきました。
往路:3時間 復路:30分 -
今日のウオーキング・マップです。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/KazakhEmbassy.jpg -
イチオシ
さくらGHに帰るとロンドンっ子、バリーが一人物思いにふけっていました。
この男、中々寡黙で物思いにふけることが多い。
人付き合いが苦手なのか?
ワタクシ、なぜかこのヒトが好きで、良く話しかけてはいろいろな旅談義をしていました。
今日は、彼のサイクリストとしての勇姿を写真に撮りたい、とお願いして、ハイ・パチリ。
世界一周中のワタル君に言わせれば「バリーは特別です。あのヒトは早い! 僕らはマネできない」と舌を巻いているほどなのです。
恐らく自転車に乗ってるときはイキイキしてて、そうでないときは極力リラックスして体を休ませようとしているようだ。
「孤独なサイクリスト、ロンリー・バリー」でした。
「今日はドコ行った?」と聞かれるたびにパートナーは「カザフまで歩いていって来た」と答えるので、みんなびっくりして「どこをどう歩いたのか?」と聞いてきます。
本当にだったら、歴史に残る快挙ですネエ。 -
さらに200カ国制覇を目指すミス・トラベラーのエリちゃんが賑やかにおしゃべりしていたのでワレワレも参加。
彼女は、紀行ブログを最低1ヶ月に1度更新することを条件にある新聞社と契約していて、どこかに出るらしい。
ワタル君が常々言っています「イイナア!1ヶ月に1回更新するだけでお金をもらえるなんて。イイナア!ボクなんか、毎日更新してるけど一銭にもならないもん。イイナア!」って。
この彼女は中々魅力的な女性で、弁がたつと言うのか、人を統率する能力に長けているのか、人を束ねるのが上手なんです。
彼女はウズベキスタン・ビザ申請後すぐにカザフスタン・ビザも申請して、ウズベキスタン・ビザのピックアップまでに日にちがあるので、その間イシククル湖観光に行くという。
周りの男の子4人が一緒に行くことになったが、その男子4人を見事に統率して、一糸乱れないかのように連れて行くのでした。
それは彼女の能力なのか?それとも魅力なのか?
同世代の京都のTさんとワタクシは「ホンマ、不思議ヤナア」と言い合っていました。
それに確かにいろんな国にも行っており、アフリカも行っています。
16才からバックパック旅行をしているだけに、その語る話はホント面白いものばかりでした。
ホント、ブッ飛んだ女の子なんです。
それでは危ないではないか?
まだ嫁入り前の女の子でわがムスメとあんまり変わらん年だし、心配でした。
年寄りの冷や水説教で「人間の最低限の役目は、ハヤク結婚して、子供を育て、次の世代にわたすこと」「ハヤク自分に合った相手を見つけて結婚して、子供をつくらなアカン。それがヒトとしての最低限の役割デス」
まあ、年寄りのザレ言をニコヤカに聞いてうなづいてくれた。
ホント、できた女の子です。 -
GHの中庭でくつろいでいた時、そこへ飛び込んできたのがハルちゃんです。
ハル「オシュ・ビシュケク ロードを自転車で2週間かけてキマシター!」
一同びっくり。
アリヤン「エッ?オオカミに会わなかった?」
ハル「エッ?オオカミなんて居るんですか??」
そりゃまた大変な出来事です。
聞くとまだ大学生3回生という。
しかも女の子ですヨ、女の子!
男の子がやるのは、もうココでは当たり前でオドロカナイ。
その晩、ワガ部屋のある3階のワイファイ・スペースに集まった3人。
彼女ら、ワタクシにしたらホント「ブッ飛び3人ムスメ」ですので、記念に撮らせて頂きました。
左から、200カ国制覇中のエリちゃん、ユーカイコンのノリちゃん、オシュ・ビシュケクロード2週間自転車のハルちゃん。
*(ノリちゃんこと:林典子さんは後日ナショナル・ジオグラフィックに誘拐婚の決定的瞬間の写真が掲載されたプロのカメラウーマンでした。2013年7月に判明)
いやあ、キョウビの女の子はスゴイ!!! -
次の日の朝、合計103才のサイクリスト2人が旅立ちました。
右:ロンドンからの世界一周男、バリー40才。タジキスタンを目指す。(オシュ経由)
左:オランダからの63才。ウズベキスタンを目指す。(オシュ経由)
一期一会の出会いでした。
がんばってネ。
シーユー、またどこかで~、、、、
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