2012/08/11 - 2012/08/11
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けーしちょーさん
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スヌーピーとチャーリーブラウンの生みの親、シュルツさんの記念館がサンフランシスコからナパへの道中にある、とキートスさんに連れてってもらいました。
文房具はミッキーマウスより断然、スヌーピー派、いやむしろサンリオ派だったのですが、これは嬉しい下車箇所ポインツ。
シュルツさんの来歴は、日本語の公式サイトに
ひょっとしたら、ここよりも詳しいんぢゃないか?
って思えてしまうほど、詳細すぎる説明が。
https://www.snoopy.co.jp/archives/artist/
登場人物たちのことも。
https://www.snoopy.co.jp/archives/who/
冬休みにNHKでやってたアニメのことなんぞ
色々と思いだしたりして。
心温まる観光地でした。
■Charles M. Schulz Museum
http://schulzmuseum.org/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ゴールデンゲートブリッジを渡ってから
ひたすら101号線を北上。
サンタ・ローザの出口を降りて左折すると、
黄色に黒抜きの「SCHULZ」の看板が現れました。
旅行者は、レンタカーでないと
辿りつくのがちょっと難しいかもしれません。
近くにシュルツさんの名を冠した空港もあるみたいですが。
キートスさん、ありがとう! -
新聞連載漫画「ピーナッツ」が大当たり。
アメリカでは、一つの漫画が複数の新聞に掲載されると、その都度、掲載料が作者に入るシクミらしく。
複数の新聞に掲載されるほど人気の連載の4コマ漫画家は、わりかし億万長者が多いそうで。
作者のシュルツさんは、ミネソタ州出身ですが、ここカルフォルニア州サンタ・ローザの街に30年ほど住み、自分の好きなもの、アイスホッケー場やら競馬場やら野球場やら全部自宅の敷地内にあるという、まるで例のネバーランドみたいな状態だったそう。
その敷地の一角に、ミュージアムがあります。
あまりに広いし、こんな風に高い木々に囲まれているので、訪問した時は気づきませんでしたが。
グーグルマップの航空写真を見ると
確かに!
駐車場の隣には野球場があるんです。
ストリートビューでも、ハイウェイの出口と交差する道路に面した、ミュージアムとアイスリンク、お土産を販売してる建物を確認できます。 -
駐車場に車を停めると、チャーリーブラウンがお出迎え。
手には「SCHULZ」と書かれたチケットを持ってました。
かわええ。 -
広い敷地の一角に、落ち着いた佇まいの建物。
周囲を取り囲む樹木がナカナカに巨大で。
写真で見ると、こじんまりしてますが。
意外に大きい。
外壁にスヌーピーとか描いてあるかと思ってましたが
それもナシ。
シンプルな建物に「ここでいいのかな?」と
不安になるも。 -
あ。スヌーピーの犬小屋ハッケン。
やっぱり、屋根の上で寝てたwww -
チケットを購入すると、手に、例のネズミの国のようなスタンプを押してもらいました。
受付の右側はギフトショップ。 -
スタンプを押してくれてたおばちゃんに
写真撮ってもいいか、確認したところ。
フラッシュ焚かなければいい、とのこと。
以前に訪問したトラベラーさんが、撮影禁止だったとおっしゃっていたので、ルール改正があったのでしょうか。
よくわかりません。
訪問した際には確認をお願いします。
このレリーフは、写真から判別できませんが、スヌーピーが連載当初から徐々にその姿かたちが微妙に変化していったという変遷を表現しているようです。
第1巻では、フツーの女の子っぽかったのに、連載が進むにつれて次第に2頭身へ縮んでいったアラレちゃんのことを思い出さずにはいられません。 -
とりあえずトイレへ(爆)
トイレ内部の壁タイルにも、漫画のコマが! -
-
-
内部はベンチなども沢山用意されていて。
ゆったりと見学できるようになってました。
子供連れの来場者を考慮してるのでしょう。
優しい設計です。 -
壁一面に、マンガ。
-
それをちょっとヒキで見て。
-
さらにさらにヒキで。
-
するとほら。
チャーリーブラウン! -
これは凄い。
どうやって、こんな風にできるのか。
しかも、1つ1つは漫画だし。 -
展示スペースは、細かい間仕切が無く。
これまたゆったりとした造り。 -
シネマコーナー。
内部が暗転して、何かを上映中。
何かって、何か。
行ってからのお楽しみに☆ -
思っていたよりシンプルな造り。
主にシュルツさんの来歴に触れた展示内容です。 -
比較的、原画の展示が多いです。
これで、A3くらいの大きさだったかな。 -
初めて知りましたが、文字も全て手書きなんですね。
いわゆる「写植」は一切ナシ。 -
ルーシーとチャーリーブラウン。
チャーリーブラウンは、実在したシュルツさんの友達の名前。
マンガが大ヒットした後、警察の職質にあったチャーリーブラウンさんは、名前を聞かれて答えると「オマエ、ふざけてるのか?」と言われたとか。
ルーシーのモデルとなったのは、シュルツさんの最初の奥さん。
常にガミガミ小言をいうような人で、シュルツさんが愛する芸術というものに全く理解を示さず、どうにも相性はよろしくなかったようで。
シュローダーのピアノに載ってるベートーベン像を叩き壊すギャグのネタ元は、最初の奥さまだったようです。
最初の奥さんと離婚して後、再婚した奥さまは、スヌーピーの大ファンで。
「あなた天才よ!」
「あなたのマンガ、素晴らしいわ!」
という人だったようですが、それ以降、マンガから毒が抜けてしまい、面白くなくなったという説もあるようです。
いわゆる「鬼嫁」ってヤツですか。
悪妻は人を哲学者にするって、ソクラテスの言葉ですが。
チャーリーブラウンは世界最年少のペシミスト。
珠玉の言葉を残しているのは、ルーシーのお陰??
名言集をまとめたサイトも沢山あります。 -
ライナスの毛布!
いわゆる安心毛布ってヤツですね。
心理学でも「ライナスの毛布」で通じるとか。 -
ガラスケースの中に原画が展示してありますが。
壁にも、色々描いてありました。 -
シュルツさん愛用のペン先とインク。
-
原稿用紙も。
すでに外枠がインプリされているのは
特別注文なのかな。。
大きさも不思議なサイズです。 -
-
アニメの影響で、カラーマンガだと思ってましたが。
新聞連載漫画らしく、モノクロ。 -
とても広い内部。
2階から吹抜け部分を覗き込んだ
1階部分。 -
シュルツさんと漫画と、世の中のあれこれ。
スヌーピーは時事ネタ由来と思しき
コスプレを披露しますからね。
新聞連載漫画だったからでしょうか。 -
「写植」ナシの
手書き文字へのこだわり。 -
私の中でスヌーピーとガチャピンは
「運動神経抜群すぎ」キャラの
二大双璧。 -
あ。犬小屋。
-
従軍経験もあったシュルツさん。
戦地から帰還した後に、新聞連載漫画デビュー。
水木しげる氏は最前線に送られ
左腕を失うほどの大けがを負って生還されましたが。
シュルツさんは、ヨーロッパに派遣され。
無事に帰国したようです。
シュルツさんの従軍経験を物語る沢山の写真が残されているあたり、戦勝国と敗戦国の差なのかなぁ。。。
そんなことをぼんやりと。 -
おお。スヌーピー三次元化。
まゆげ太っ -
シュルツさんの書斎が再現されてました。
2000年2月12日に77歳で亡くなりましたが。
その翌日、「ピーナッツ」日曜版の最終回が掲載されたそうです。
1950年10月の連載開始から、実に50年後のことでした。
ちなみに。
「ゴルゴ13」が、今年(2012年)で連載44年目。
日本で最長連載記録を更新中。 -
中庭のようなスペースもあります。
-
2階から1階へ。
外階段をつたって降りてみました。
個人の大豪邸にお邪魔してる気分。 -
ベンチには、スヌーピーとウッドストック。
あ。まゆげ太くない(笑) -
チャーリーブラウン建設中??
-
ライナスもしっかり、毛布を持っていました。
髪の毛が・・・・
髪の毛が・・・・
昔、粘土がにゅるにゅる伸びてきて、床屋さんゴッコができるという恐ろしい玩具がありましたが。。
アレを彷彿とさせるヘアスタイルで。。。
なんか、もうちょっと、どうにかなったんぢゃないかとモヤモヤ。 -
片隅にある屋根は・・・
チャーリーブラウンの帽子☆ -
お土産を購入。
品数はものすごく少ないです。
別の建物にあるグッズショップのほうが全然充実してました。 -
キートスさんは、こちらの限定発売スヌーピーのぬいぐるみをゲット。
こうして見ると、とてもかわいい。
・・・買えばよかった。 -
その後、敷地内を移動して
-
アイスリンク場へ。
-
アイスリンク場には、カフェが併設されていて。
ここにもスヌーピー。 -
というか、スヌーピーだらけ☆
-
カフェのテーブル席から、アイスリンクを眺めつつ。
ここにもスヌーピー。
シュルツさんの生まれ故郷、ミネソタ州は、カナダ国境と隣接していて、とても寒い地域で。
ゆえにアイスホッケーは慣れ親しんだスポーツだったのでしょう。
まぁ、ここサンタ・ローザの冬がどんなに寒いか解りませんが、カルフォルニア州ですし、敢えてここでアイスリンク場、という発想がもう、大金持ちですわ。
私の好きな、アイスリンクでのおはなし。
http://www.youtube.com/watch?v=tmf1uoxgva4&NR=1&feature=endscreen -
ミネソタ州はドイツや北欧からの移民が多い州で。
シュルツという名前からして、ドイツを彷彿とさせますが。
シュルツさんのお父さんもドイツからの移民。
お母さんはスウェーデンからの移民。
どちらも共に移民一世で、英語が上手くしゃべれず、そのせいで意思疎通が難しかった事を、シュルツ坊やは「両親に愛されていない」と思ってしまったようで。
それが、あの、チャーリーブラウンのマイナス思考とも言うべき言動に反映されているのだとか。
実際は、苦しい家計から、美術スクールの高額な授業料を捻出してくれてたようですし。
愛されていたと思われます。
2006年にアメリカで出版された「シュルツとピーナッツ」という本がベストセラーになり、その中で、ピーナッツのモデルは実在の人物がいて、シュルツさんのその時々の体験がダイレクトに反映されたストーリー展開だったと、町山さんの著書を読んで知りました。
日本語訳は、出版されていないのかな?
amazonをズラズラっと見てみましたが
日本語訳は全て、谷川俊太郎さんだったのですね。
知らなかった。。。 -
スケート靴も、貸しだしてくれるようです。
-
もうひとつ別の建物へ。
-
こちらの建物は、いわゆるお土産屋。
沢山のグッズが販売されていました。
ミュージアムより全然、品数が豊富。
建物の内部は、ぐるりとゆるやかなスロープで、売り場を眺めながら2階部分へ行けるようになっており、これはその時に撮影しました。 -
スヌーピーがアイスホッケーに興じるベンチ。
おお。 -
世界中で愛されているシリーズですが。
ことに、我が国での愛されっぷりがナカナカらしく。
ウィキペディアには「日本でのグッズ販売額は全世界の4割のシェアを占める」などと書いてありましたが、(←要出典)とあったので、真偽は定かではありません。。。 -
ステンドグラスにも。
外からは解らなかった。。。
スロープを登ってはじめて知る
芸の細かさ。 -
床屋さんの、あの看板!
シュルツさんのお父さんは、床屋さん。
そういえば、ゴルゴ13の作者、さいとうたかを氏も、実家の家業が理髪店で、御自身も漫画家になる前に理髪店で働いていたと。「わたしが子供だった頃」という番組で見ました。
ゴルゴ13が「理容店によく置かれている漫画」の第1位だって、トリビアでやってたし。
理髪店と漫画。。。
何か因果関係があるのかしららら。
ピアノを弾きまくるシュローダー。
これも、シュルツさんを投影したキャラクターだったとか。
ベートーベンのミニチュアトルソーがピアノに載ってないけど、ルーシーに破壊されてしまったのでしょうか。
いっぱい予備があるハズなのに。
http://www.youtube.com/watch?feature=fvwp&v=aVLB2Y4iOdA&NR=1
どうしたんだろ。 -
入国審査に時間がかかり。
ここまでの道中、ハイウェイが渋滞したこともあって。
行きたかったワイナリーを断念してしまいましたが。
大満足でシュルツミュージアムを後にして。
ナパバレーに向かいました。
ライナス
「悲しみを癒してくれる薬ってどんなものかなぁ」
チャーリー・ブラウン
「一粒のチョコレートと背中を友達がポンと叩いてくれることだよ」
背中を押してくれただけでなく、レンタカーを運転して連れてってくれたキートスさんに心からの感謝を。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Rさん 2012/11/08 20:58:42
- スヌーピーキャンディは可愛くて食べられない
- け様、こんばんは♪
今はミッキーマウスに貢いでますが
幼少期はもちろんサンリオが神。
スヌーピーはちょっと外国チックで大人な感じがしていたのです。
今ならイケる。
トイレの壁タイルもかわいすぎ。
一つ一つの漫画を巨大壁画にするなんて凄すぎる!
とにかく広くてさすがアメリカと…
最後のライナスとチャーリー・ブラウンの言葉にホロリ。
やっぱりスヌーピーはオトナだ。
Rita
- けーしちょーさん からの返信 2012/11/09 11:45:50
- RE: スヌーピーキャンディは可愛くて食べられない
- Ritaさん。こんにちは。
何度も北陸の宇宙人の面影を追い求めて
例の旅行記ばかり眺めていましたが。
全然違う場所に旅行に行くことになってしまいました。
無念のけーしちょーです。
いつもありがとうございます。
> スヌーピーはちょっと外国チックで大人な感じがしていたのです。
作者シュルツさんの「ネバーランド的自宅」も
ドリーミーな感じがなくて、大人な感じでした。
キグルミいなかったし(笑)
乗り物も、なかったし。
ハイウェイの出口に「シュルツミュージアムはこちら」的な表示も
一切、なかったし。
> 今ならイケる。
まったく。同感です。
このくらいが丁度いいです。
グーグルマップでシュルツミュージアムを確認すると
ミュージアムの北側に野球場が。
さらに北側に、巨大な建物まで私道が伸びているのですが
おそらく、あれがシュルツさんの自宅ではないかと。
あとから衛星画像を確認して、しみじみ。
訪問する前にチェックしておけばよかったと歯ぎしりw
> 最後のライナスとチャーリー・ブラウンの言葉にホロリ。
> やっぱりスヌーピーはオトナだ。
スヌーピー、というか、ピーナッツの名言集という
まとめサイトも沢山あります。
チャックノリスファクトほどではないですが。
例のキャンディは砂糖の大量摂取で
シュガー・ハイ状態になるのが怖くて食べられない
けーしちょー拝
-
- kawakoさん 2012/10/31 02:26:28
- すぬうぴい
- 。:.゚٩(๑>◡<๑)۶:.。 ←「かわいい」で変換された絵文字
最近、うちのパソ子に新しい対ウイルスソフトを入れたのですが、それにひっついてこんな絵文字変換ソフトまでやってきてしまいました。
ハドソン川を地図検索すると古地図が出てくる某アップルみたいに、何が出てくるか分からずちょっと面白いのでほっといてます。
スヌーピーは可愛いって打ち込みたかったんです。
(ꈨຶꎁꈨຶ)۶ ←こんな象形文字みたいなのも!(;´Д`)わかんね・・・
そうそう何が言いたかったって、子供の頃に「すぬうぴい」と書かれた湯呑を持っていたのを思い出しました。
和柄すぬうぴいのシリーズも可愛いんですよね〜
グッズ売上の4割に貢献している、日本人のキャラ展開の上手さですね〜
- けーしちょーさん からの返信 2012/10/31 22:01:11
- RE: すぬうぴい
- > 。:.゚٩(๑>◡<๑)۶:.。 ←「かわいい」で変換された絵文字
>
返信するべく、キーを押したら、上記のような、ナゾの暗号文に・・・
ガクブルですわ〜。カワイイの絵文字。
> 最近、うちのパソ子に新しい対ウイルスソフトを入れたのですが、それにひっついてこんな絵文字変換ソフトまでやってきてしまいました。
> ハドソン川を地図検索すると古地図が出てくる某アップルみたいに、何が出てくるか分からずちょっと面白いのでほっといてます。
このウイルスソフトが気になります。
なんで絵文字変換ソフトと抱き合わせなのか。
> スヌーピーは可愛いって打ち込みたかったんです。
わかります!可愛いですよ。可愛い。
でも、アニメのスヌーピーって、獰猛ですわ。
レッドバロンの話なんて、空中迎撃やってのけます。
恐ろしい子。
> 和柄すぬうぴいのシリーズも可愛いんですよね〜
可愛いです。シュルツさんはお亡くなりになっているのに
スヌーピーたちは確実に流行を取り入れ、進化し続けています。
今なんて、東京スカイツリーとコラボしてます。
http://www.snoopy.co.jp/skytree/
> グッズ売上の4割に貢献している、日本人のキャラ展開の上手さですね〜
売上4割説は「ソースだせ」状態のようですが。
海外旅行に行って、確実に違和感を覚えるのが
「コンビニの少なさ、もしくは無い」と
「キャラクターグッズの少なさ、もしくはあっても可愛くない」です。
台湾に行って、あまり違和感を感じないのは、ソコかもしれません。
英和辞典がスヌーピーだった
けーしちょー拝
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