おとうさんといっしょ　父と娘（2歳6ヶ月）のかけ足韓国旅行③　～「晩休亭（王女の男のロケ地）」へ！？

2012/10/05 - 2012/10/06

晩休亭付近：サントラの歌詞カードより

この旅の本命の目的地の一つ「晩休亭（マンヒョジュン）」です。
ドラマ「王女の男」の中で、スンユとセリョンがデートした場所。
初夏の頃、清らかな水が流れる渓谷の大きな岩盤に腰を下ろすスンユとセリョン。スンユが清流に筆を浸し岩に詩を書いてセリョンに意味を問い、セリョンもまた同じように詩を書きスンユに問います。
二人は詩の解釈を通してお互いの気持ちを確認しあうのでした。
とても美しく印象的なシーンです。

エリア 安東(韓国)

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝の全州駅 ＫＴＸサンチョン入線

今日は晩休亭（安東）に向かいます。
熟睡している娘を起こし着替えさせ、
全州６：４０発のＫＴＸ７０２号に乗車しました。
今日もお父さんに付き合ってね^^

約１時間で西大田に到着。
タクシーで大田駅へ、８：２８発のＫＴＸ１１１号で東大邱に９：１９着。
ここまでは予定通りです。

全州→西大田　ＫＴＸ７０２　大人11,200ウォン 座席（娘膝の上）　
大田→東大邱　ＫＴＸ１１１　大人15,900ウォン 立乗

晩休亭にかかる橋の上の二人。

９時過ぎに東大邱駅に到着。
晩休亭の位置は、http://jp.tourandong.com/
安東まではバスで１時間半、そこからタクシーで４０分ぐらいの場所にあります。
晩休亭の場所や時間を考えて、東大邱駅からタクシーで北永川ＩＣまで高速道路を通り、その後国道３５号線を北上するルートを予定していた。
東大邱駅前のインフォメーションで、日本語の話せるお姉さんに、
ＫＯＮＥＳＴでプリントアウトした晩休亭の地図を見せて、タクシーの運転手に行き先を伝えてもらった。

晩休亭にかかる橋　

お姉さんは機転が利いて、親切心で私の行き先をタクシーの運転手に伝えてくれた。
タクシーの運転手は目的地をすぐに理解したようだった。
カーナビで目的地をセットし、
料金も140,000ウォンぐらい（バスだと安東<-東大邱9,000ウォン）で済むとのこと、思ったより安いので、すっかり安心してでタクシーに乗車した。

晩休亭付近の渓流

タクシーは私の思っていたルートを通らずまっすぐ安東へ向かう高速を走った。私はすっかり運転手を信頼していたので、なるほどこういうルートで行くんだ、おそらく安東の手前で高速を降り、山路を走るんだと想像した。

晩休亭付近の渓流

順調に走って、高速の表示は南安東ＩＣ。
タクシーはここで降りて、晩休亭へ・・・
いやまてよ、ここはもうほとんど安東の中心地だぞ、
あれっおかしいな。
タクシーの運転手に地図を見せ、目的地はここだよと言う。
カーナビを確認する運転手。
もう近くだよという運転手。
着いた場所は、安東国際仮面舞フェスティバル２０１２会場。
こんなところに晩休亭があるはずがない！
なんと、目的地を間違えた運転手。
ハングルで分からないが、カーナビで「晩休亭」の住所を入力したら、
安東の中心地がセッティングされたらしい。
運転手は間違っていることを理解していないので、説明するのをあきらめた。

安東国際仮面舞フェスティバル２０１２会場

結局のところ、
そもそも東大邱のタクシー運転手は、
安東の晩休亭など知らないのだ。
彼のテリトリーはあくまで大邱なのだ。

そこまで考えが及ばなかった。
日程に余裕を持って、バスで安東へ行き、安東を熟知した安東のタクシーを利用すべきだったのだ。はなから無理な予定を組んだ私がばかだった。


あ〜あ、ガッカリ。

それでもこの時点、安東へ着いたときはまだ１２時頃だった。
晩休亭へはまだ行って帰ってこれる時間はあった。

晩休亭に行っておかないと後々後悔するのは目に見えていた。
しかし、私は予定が狂ったことにガッカリして気力が萎えていたし、
ずっと移動ばかりで、娘も疲れていた。
「パパ、お腹すいた」とか弱い声でぐずりだした。
これからまたタクシーに乗り続けるのは賢明ではないと思った。

不幸中の幸いというか、
タクシーを降りた場所は、ちょうど安東国際仮面舞フェスティバル２０１２が開催されていた。
考えようによっては、この期間安東にはフェスティバル目当てで観光に来るのも一つだと思し、
会場では催し物、屋台、子供の遊び場など多々あったので、
残念だったが、娘のためにも予定を変更してここでゆっくり過ごすことにした。

ゴール目前で引き返すあたり、私も子供ができて大人になったのかな？
いや、もともと独りよがりの無理な計画をあのタクシーによって正されただけ。

安東は、河回マウルをはじめ見どころが多い。
「王女の男」に限ってもまだ他にロケ地がある。

ＭＢＣ子供合唱団

手拍子をする娘

仁川空港　民族文化体験館

どこへいってもそうだが、子連れでは、いろいろ親切にしてくれる。
男親一人で小さな娘を連れていたらなおさらだった。
他に娘と二人で行けて良かったことは、私の行きたいところに、
自分が思うように行けたことだった（お母さんがいると無理な行動は反対される）。


東大邱15:07→光明16:44　ＫＴＸ３３４　
　　　　大人56,400ウォン ファーストクラス
　　　　小人26,200ウォン

仁川空港　子供の遊び場

楽しそうに遊ぶ娘。

仁川空港　子供の遊び場

大きなトラブルもなく無事に帰ることができた。

留守番のお母さんも息抜きできたみたいだったし^^

ということで、
安東では目的地には行けなかったことは残念だけれど、
幼い娘を連れて旅ができた満足感と、
今ここで当初イメージしていた旅行記を書けたことで、
すっきりしなかった自分の気持ちが整理できたように思う。