2012/05/10 - 2012/05/15
1371位(同エリア1796件中)
takさん
友人の紹介で、フィリピンの貧困層の子供たちにも平等に教育を与え、社会に参加することを目的としている組織「AKCDF」でボランティアをすることになった。この団体の理事ポールはお母さんが築いた施設を引き継いでいます。彼はかつてミュージシャンとして活動し、毎年3月には日本でチャリティコンサートをします。そこで集まったお金はすべてAKCDFに寄付します。もちろんそのお金だけでは足りないので、家族やコミュニティのメンバーで協力し合って運営している。
AKCDFのスタッフと一緒に、地域の人々のインタビューをするためにスラム街に入った。辺りには犬やニワトリが歩き回り、子どもたちが走り回っている。私を物珍しそうに眺める。恐らく日本人を見るのが初めての人がほとんどだろう。緊張しながら、狭い路地裏に入って行く。
しかし、思い描いていたスラムのイメージとは逆に、私を温かく迎えてくれた。私はボランティアで写真を撮ることになっていたが、それを拒むこともなく、食事を用意してくれる家庭もあった。
スモーキーマウンテンと呼ばれるゴミの山の周辺で生活する人々の集落を訪れた。このコミュニティの子供たちは小学校をろくに受けることが出来ない。 フィリピンでは英語が話せないと就職を探すのが難しいのに、十分な教育を受けていないということはそのスタートラインにも立てないのである。
川沿い歩くと賑やかな声が聞こえてくる。海で子供たちが遊んでいる。海は結構深いはずなのに、小さな子どもから高校生くらいの子供たちまでが泳いでいる。しかもゴミだらけであちこちに人糞も転がっている。子供たちの身体には免疫があり、あまり病気にはならないらしい。体調を崩せば無料でメディカルチェックを受けれるらしいが、そこに行くのにかかる交通費が高いので、なかなかいけないという。
このコミュニティの子供たちもとても明るい笑顔をしていた。笑顔を見ているとこの子供たちが過酷な生活を強いられているとは想像し難い。彼らはこういった環境の中で生活しているために精神面がかなり強い。日本では経済面ではかなり恵まれているにもかかわらず、自殺する人の数がかなり多いが、フィリピンでは非常に少ないと言う。
なぜだろう?日本の社会では個人の自由がなく、常にプレッシャーの中で生きていかなくてはならない。それに対応出来ない人は悩み、苦しむ、落ちぶれていってしまう。
フィリピンの社会では経済的には貧しいが、家族やコミュニティがお互い助け合って生きている強い絆のようなものを感じた。しかし貧困の状況はかなり深刻であり、彼らの生活環境を改善していくための援助が必要なのは明らかであった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 航空会社
- セブパシフィック
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AKDEFの夏休みイベント。幼稚園のスタッフ、地域の子供たち、ご両親がゲーム等をして楽しんでいた。
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スラム街の様子。
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子供たちの笑顔☆
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カメラを向けると笑顔で寄ってくる子供たち。
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お世話になったエストリート先生と娘たち
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幼稚園のスタッフたちとプールへ。
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スモーキーマウンテンの近くの集落。これは木炭を作る建物。
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子供たちもお手伝いしている。
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人々の生活する家の近くはゴミだらけ。
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子供たちはそのゴミだらけの川に飛び込んで遊んでいる。
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拾ったゴミでままごとをして遊ぶ子供たち。
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この子供の後ろの川にはゴミがたくさん浮かんでいる。
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子供たちは陽気に集まってくる。
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お世話になったAKCDFのギャラー一家と。
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