キッツシュタインホルン　ロープウエイでお手軽に3000m級登山とアルプス観賞　日帰りの旅

2012/09/01 - 2012/09/01

グロースグロックナーはあきらめましたが、キッツシュタインホルンに行ってきました。ザルツブルグは曇りで、ツェルアムゼーに向かう列車の途中雨が降って着ましたが、何とか無事アルプス鑑賞をして戻ってきました。

エリア グロースグロックナー周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

明日、日本に帰るので、だめもとでキッツシュタインホルンに向かいます。地上が雨でも3000mは晴れているんじゃないかと。一応グロースグロックナーのLiveViewingで確認したところ雨や雪にはなっていないようです。そこで、ホテルを前回よりちょっと早めに出ました。しかしながら結局サルツブルグ中央駅で9:10のREXに乗ることに。もう少し早く出ないと1つまえには乗れないらしい。それに今日は土曜日なので、旅行姿の人々が大勢います。日本人も結構うろうろしています。前回と同様ツェルアムゼーに10時40分ころに到着です。
前回下調べしていますので、POSTバスでキッツスタインホルン−ベルグバーン行きを待ちます。10:48にPOSTバスがやってきました。運転手にカプルン−キッツスタインホルン−ベルグバーンと言ってチケット購入、往復かと聞かれるので、往復と応えて8.40ユーロ支払います。キッツスタインホルン−ベルグバーンは終点の1つ手前ですから、間違ってもたいしたことありません。

途中、ナントカバーンがいっぱいありますが惑わされないようにします。大体30分でキッツシュタインホルンベルグバーンに到着します。いきなり迫力が違うので間違うことはないと思います。しかしゴンドラが雲に飲み込まれているのを見て、さすがに頂上はどうかなと思い、チケットはアルペンセンターまで購入しました。24ユーロぐらいだったと思います。

ゴンドラはちょっと大きめ。2部屋になっていてそれぞれ10名くらい座れます。

途中のLangwiedはこんな感じで雲の中です。見るものはないのですぐにもう一本のゴンドラに乗り込みます。

こちらのゴンドラは小さめです。それでも10名くらいは乗れなくも無い。

前方はホワイトアウト状態で、まったくだめかと思いました。

ところが雲が薄れてきて。

だんだんと晴れてきました。

向かいのゴンドラもはっきり見えます。

アルペンセンターに到着です。キッツシュタインホルンがはっきりと姿を現しました。ここにスキー関係のレンタルやショップ、レストランがあります。ただ、レストランはcloseでした。ショップで手袋とマフラー、サングラスを物色。結局買いませんでした。ただ、あとから考えるとサングラスはあったほうがよかったかも。外で写真をしばらく撮って室内に入るとしばらく全体が青くなって何も見えなくなりましたから。ホテルにはグラサン持ってきていたけど、曇ってましたからね。

アルペンセンターで2000m超えています。回りを見るとすでにすごいことに。

ここでも十分にアルプスを楽しめます。

それに、ここでもそりやスキーが楽しめます。

で、キッツシュタインホルンがはっきり見えているのでやっぱり行ってみようと思いチケット売り場を探してうろうろしたが無い。Infoでチケットどこで買えるか聞くと、ここで買えます、ということで、9.80ユーロぐらい払って頂上を目指すことに。このゴンドラは大きめで40人ぐらい乗れそうですが、多分20分に一度ぐらいしか来ないので、結構混みます。たしか移動に10分、ターミナルで10分くらいの客待ちします。

で、到着しました3029m。気温2度です。私はというと、普段の街歩きの格好ですが、そんなに寒くは無い。アルペンセンターの方が寒かった。

ロープウエイが1階、2階にレストラン、3回に展望台があります。展望台に出ると晴れています。ただ、この空間は晴れていますが、5000m位のところに雲があります。下は2000m以下に雲があるので、奇跡的にここだけ雲が無い感じです。

ここからは説明は要らないと思います。

TRISTKOGEL 2642m

KALSER BARENKOPF 3078m

わずかに雲の切れ間から日が差して、山の表情を一変させます。

なんか畏怖の念が。

ZUGSPITZE 2961m

一番高く見えるのがMAUERKOGEL　2995m

氷河がゲレンデでここでスキーで出来ます。

小さなトンガリがGROSSER SCHMIEDINGER 2957m

地下1階にトンネルがあります。トンネルの中がギャラリーになってところどころにオブジェがあったりします。600mくらい進むと、反対側に出ます。これがトンネルの先で見た、キッツシュタインホルンです。なんだか身近に思えてきます。

GROSSGLOCKNER3797mを探しますが、見つかりません。遠くの方の3000m付近に雲があり、隠れているようです。方向を確認すると大体このど真ん中に、GROSSGLOCKNERがあるはずですが。30分ぐらい粘りましたがまったく雲が変わらないのであきらめました。

HOCHEISER 3206m

GRIESKOGEL 3066m

左から、KALSER BARENKOPF 3078m
中央左 GRANATSPITZE 3086m
中央右 STUBACKHER SONNBLICK 3088m

2階がレストランになっていて、アルプスを眺めながら食事ができます。グロースグルックナーの雲が晴れるのを期待して、食事をします。
フィッシュアンドポテトが15.50ユーロ、ピルスナービアが4.50ユーロの合計20ユーロです。やっぱりここでもフィッシュは高い。でもフィッシュがでかい。フィレオフィッシュで換算すると4枚分ぐらいあります。
予想外にお腹いっぱいになりました。でグロースグルックナーですが相変わらず姿を現すことはありませんでした。仕方なく帰ることに。

アルペンセンターに降りてきました。
最後にキッツシュタインホルンの雄姿を目に焼き付けておきます。

あの右肩の小屋にさっきまでいたんです。

お、頂上に十字架が、、、

途中Langwiedはやっぱり曇りでした。もう満足したので、これで帰ることにしました。下まで降りて時間を確認すると15時38分にバスがあります。定刻にバスが到着したので、チケット見せて搭乗、約30分でツエルアムゼーに到着。モニターを見ると、16:10にザルツブルグ経由ウイーン行きのQICが着ます。あと2分しかありません。急いでチケットを購入しようとしたところ、列車が到着しています。カードを出すのに戸惑っていると、人がどんどん降りてきます。だめもとで階段を登ってみるとまだドアが開いています。なんとか間に合いました。
で、写真はレストランで買ったキャップ。KITZSTEINHORNとネームがいり。逆にはキッツシュタインホルンを意匠にしたテトラポット見たいなデザインが張っていあります。16.50ユーロ。安いなと思ったらやっぱり中国製です。ニット帽もありましたが30ユーロぐらいで高かった。

今日の移動軌跡
ツェルアムゼー駅前の写真はGPSデータがゴミを拾ったらしく、スロバキアに飛んでしまうので削除。GPS受信マークが出ても5分くらいしないと安定しないことが最近わかりました。
本日の出費は
ザルツブルグ−ツェルアムゼー間　29ユーロ
POSTバス　8.50ユーロ
ロープウエイ3本往復　33.50ユーロ
合計71ユーロでした。
こんなお手軽、安価に3000mに登れるのであればみんな来ると思います。日本も富士山に山頂までロープウエイ引けばいいと思います。何も聖域にする必要ないし、歩きたい人は歩いて登ればいいですし。