1994/08/11 - 1994/08/18
46位(同エリア80件中)
梅干し純さん
ヨーロッパを2週間かけて周り、
ミラノからアメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスへ飛ぶ。
ユナイテッドの180日FIX周遊オープンチケット。(約20万円)
ユナイテッドの乗り入れている発着都市を好きに選べるものだった。
この後サンフランシスコ→ロスアンジェルスを周り日本へ帰国するので
移動だけを考えると実質世界一周することになる。
わたしたち(わたしと従姉)はこの機内で
ちょっとしたあり得ないサービスや待遇を受けることになる。
この時のヨーロッパからの機内、
かなりアメリカへの旅行帰国者が多かったと思われ
乗客が、既に家に帰って来たようなリラックスぶりとハッチャケ方。
エコノミーだからかもしれないが…
CAも日本人の職業感覚と違って
たまたま空を飛んでるウェイトレスって感じなので
相当ラフな接客だ。
旅の始まり、日本からフランスに入った時の便よりも
はるかにラフ(過ぎる)だと感じたのは気のせいではないだろう。
なぜなら、CAの引くカートが私の従姉が足を踏んでいったから。
そして、軽食として出されたピーナッツの袋が客の頭上を飛んでいたからだ。
しかも、ビーナッツを頭上で飛ばしたのはなんとCAであったのだから(驚愕)!
状況としてはこうだ。
一人のCAの担当が自身のサービスレーンでピーナッツが不足したらしく、
もうひとつのレーンでサービスしているCAにちょうだいとサインをした。
渡しに行くのは手間だと考え(たと思われ)CA間で投げて渡した。
というわけ。
だが、さすがにこれを見たときは唖然とした!が、面白くもあった!
サービスについて改めて考えさせられ、
またサービス業の捉え方において日本と海外の違いを感じた
とても貴重な経験だったと思う。
ただ、2年ほど前に不況によりユナイテッドはコンチネンタル航空と合併したが、
これは不況だけのせいではないような気がする私である…。
まあ、空の旅についてはこの辺にして。
ミネアポリスからはバスでカールトンまで移動する。
目的地は従姉が昨年短期留学していたカールトン大学の先生の家。
従姉はこの地への再訪とこの先生との再会を心待ちにしていた。
他の留学時代の仲間とも合流し
さて、バスターミナルまで着いたはいいが、早速私たちは道に迷ってしまった。
それらしき住宅街までは来たのだが、なんせ広いのだ。
住所は聞いていたが、目印となるものはなかった。
どのブロックも同じ風景に見え途方に暮れてしまった。
ウロウロしていたところ、雨が降り出した。
雨具も持っておらず、いよいよ切なくなってきた私たちに背後から声が。
振り返ると老人用カートに乗った白髪のおじいさんだった。
「どうしたの?」と心配してくれ、
雨に濡れたわたしたちを見かねたのか
「とりあえずうちに来なさい」と自宅へ招いてくれた。
ハワイ以外初めてのアメリカ、治安への相当な危機意識を持ってやって来ただけに
突拍子もないこの誘いに一瞬戸惑ったが
そのおじいさんの上品な雰囲気を信じ、お宅へおじゃました。
夏とはいえ雨で体が冷えた私たちに
おじいさんはカモミールティーをふるまってくださった。
これが本当に本当に体と心に染み入る美味しさと温かさだったことを
今でも印象深く覚えている。
「君の大事な客を誘拐した。返して欲しければ迎えに来なさい」
とお茶目な台詞で、
私たちの身元引受人(?)であるカールトン大学の先生に、
おじいさんは電話をしてくれた。
間もなく先生が車で迎えに来てくれた。
おじいさんとは互いに顔は知っているくらいの間柄だったようだ。
こうして始まったカールトンでの一週間。
後で改めて知ったが、ここはアメリカでもかなりの田舎であり
そしてかなり安全な地域であった。
今回の場合は運が良かったんだよ、
ここはアメリカではないと思って(その位ここは安全だ)、
他の州や地域では気を付けてね、と先生夫婦には散々言われた。
私たちは総勢5名だったが、先生は広い部屋を2つ自由に使ってと言ってくれた。
先生たち夫婦は仕事があったので
カールトンでの滞在中はチューターの2人の女子大生が案内役をしてくれた。
みなとてもフレンドリーで、気持ちのいい人たちだ。
学生用のドミトリーでM&M入りの甘〜いクッキーを作ったり、
ミネアポリスのお祭りに連れて行ってくれたり
先生のお家でのバーベキューをしたりと
とっても楽しい時間だった。
特にM&M(エマネムと発音)クッキーは超アメリカンなお菓子だった。
砂糖を日本のクッキー作りの2倍ほども入れるので
出来上がりはサクッではなく、
粘りとコシのある(!?)チューイーなクッキーだった。
更にM&Mを投入してあるので、
毒々しく色鮮やかな手のひらほどもある出来上がりだ。
1枚500カロリーほどもあるんじゃないかと思われた。
マグナムのアイスキャンディーを1日に4本も食べてしまう男子学生もいたり、
(体を絶対壊すから止めた方がいいと先生は言っていたので、これが標準でないことは確かだが)
アメリカのファットファットな生活も垣間見えた。
チューターの学生2人もかなり大きかったなぁ。
移動は車が基本、
朝はシリアル、夜は肉とポテトとパン。
ファストフードレストランではコーラなどのソフトドリンクは
ドデカイカップ(ジョッキサイズ!)で飲み放題。
日本でも、今でこそファミリーレストランでも飲み放題がメジャーになったが、
この時にはまだあまりなかったのでショックを受けた。
こういう生活をしていたらそりゃ太るだろうな〜って心底思わされた。
先生家族はみんな痩せていたが。
先生たち夫婦の間には3〜4歳の男の子がいたが、
とてもキュートで賢い子だった。
英語の拙い私たちのとてもいいおしゃべり相手にもなってくれた。
ミネアポリスへはお祭りに一度と発つ前日に車で送ってくれ宿泊した。
カールトンあたりは湖水地方だったので、
ここへの移動中は沼がたくさん見えた。
それ以外はのんびりした草原が風景がひたすら続くのだ。
だからミネアポリスに行き大きなビルを見たときには
それだけでああ都会だ〜って思ったのだった。
アメリカ合衆国の中でもそんなにメジャーじゃない州の、
そんなにメジャーじゃないカールトンに来て触れたのは
物質的じゃなく心が満たされる田舎ならではの温かい人情だった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 2.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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