2012/08/11 - 2012/08/15
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黒猫ごんたさん
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ウランバートルへ研究留学中の先輩”S教授”を訪ねて,お盆休みを利用したモンゴル旅行を企画しました。
モンゴルは初めての訪問です。「地球の歩き方モンゴル」は買ったものの,ネット上でもモンゴルの情報が少ない上に,今回はS教授の現地友人が旅行社を経営していることから独自のツアーを企画して頂き”ガイドブックに出ていない場所を巡る旅”となったため,更に”事前研究が困難な旅”となりました。
私たち以外にも,S教授とその教え子ら6名,息子ら3名も同行する総勢12名に,現地ガイドで日本語達者なエリカさん,エギさん,ヨネちゃん,そして日本語不可のドライバーさんという大所帯ながら,和気藹々の旅行団となりました。それにしてもモンゴル人は”よく食べる!”
★☆ 日 程 ☆★
8/11 福岡発NH6959便仁川経由KE867便ウランバートル着
初めてのモンゴル
ウランバートル市内「フラワーホテル」泊
8/12 ワゴン車2台に分乗し『ブルド近郊のゲルキャンプ』へ移動
人生初の乗駱駝・馬乳酒・ゲル宿泊を体験
ゲル泊
【ここまで前編】
【ここから後編】
8/13 ハラホリンを経て『ウギー湖湖畔のゲルキャンプ』へ移動
人生初の乗馬を体験・流星群観測会
ゲル泊
8/14 旅行団を離脱してウランバートルへ戻り市内観光
モンゴル伝統音楽の夕べ鑑賞
ウランバートル発KE868便で仁川へ
8/15 ソウル市内立ち寄り
仁川発NH6898便福岡へ
**企画**
トレジャーロード有限会社(ウランバートル市バヤンゴル区)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
PR
-
8月13日朝7時半です。天気は曇り,気温は7度前後でしょうか。昨夜は寝るときに燃やしてていた薪ストーブのため室内が暑すぎましたが,当然薪を追加する人がいるわけはなく,火のない朝のゲルは寒いです。
早朝うとうとしていると,日本語で「もう飲まない…」「もうお酒はやめます…」と言う会話と元気な笑い声が聞こえて来ました。男子チーム4人組の13号棟からのようです。どうした,何があった,青年達… -
8時からレストランゲルで朝食です。朝はパンと卵とハム,そしてお飲み物です。そう言えば,モンゴルでの飲物は(アルヒを除けば(^_^;))紅茶が定番のようです。コーヒーは「インスタントが中心」だということもあるのでしょうが,とりあえず紅茶が出ると思って下さい。
さて,早朝の13号棟男子チームの顛末ですが,昨夜飲み過ぎた若者一名が酩酊状態でパンツ一丁で寝てしまい,眼鏡もなくす始末。そして「もう飲まない…」発言へとつながった次第のようです(笑) -
本日はハラホリンを経由してウギー湖へ向かいますが,出発予定は10時頃ということで,それまでしばし名残を惜しんで岩山でぼんやりします。
このキャンプは三方を岩山に囲まれ,前方の左の岩山と右の岩山の間にはフェンスが張ってあり,キャンプの区域は周囲の草原と隔絶されています。遊牧民が放牧している動物が気ままに侵入してくるのを防いでいるようです。 -
キャンプを出発して約50分,この旅初めての給油です。ガソリンの値段はよくわかりませんが内陸部なので輸送費もかかり,決して安くはないと思われます。
ガソリンスタンドにはコスモスが植えられ,8月ですが”秋”を感じさせます。前方の草原にはゲルが二棟建ち,ここがモンゴルであることを教えてくれます。
ここから本日最初の目的地であるハラホリンまでは70キロあります。 -
昨日からの道中でたびたび目にしてきた”オボー”に立ち寄ります。オボーは自然崇拝の象徴とも言える信仰施設であり,いろいろな種類があるようですが,道路沿いのオボーは旅の安全を祈るものだと言うことです。旅人は,左回りに奇数回(1周か3周)廻って祈りを捧げます。
そういえば,馬乳酒を飲むときも,まず最初に馬乳酒の入った容器に指を入れて,それを天地に捧げるように指パッチンをします。天地に感謝を捧げる,遊牧の民らしい所作ですね。 -
オボーの反対側の山上にはこのような施設が見えました。ストゥーパと言われる仏教施設のようです。モンゴルではチベット仏教の色濃い影響を感じました。
ここを少し過ぎたあたりで,昨夜遅くウランバートルに到着した2名とS教授,現地ガイドのヨネちゃんの合計4名が合流して,車輌3台,総勢16名のツアーになりました。 -
一行16名のツアーは,午後0時半過ぎにハラホリンに到着しました。
ここはモンゴル帝国の首都が置かれた場所であり,このエルデニ・ゾーは世界遺産「オルホン渓谷の文化的遺産」の中核的施設とのことです。
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エルデニ・ゾーは,400メートル×400メートルの白壁と塀の上に立つ108のストゥーパで囲まれています。「108」って除夜の鐘の数とも共通するし,やはり…
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中に入ると,多くの建物は失われていますが,だだっ広い境内にいくつかの寺院が現存しています。写真はゴルバン・ゾーという中国式木造寺院ですが,近くで伽藍などを見ると,これまで見た中国寺院とは異なる雰囲気が漂っていて,これもチベット仏教文化の影響なのでしょうか。この日も多くの観光客が訪れていました。
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マニ車…ですね。やはりチベットだ。仏教徒としては,一回しで経典を1回読んだことになる有り難いマニ車ですから回しますm(_ _)m
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ハラホリンの旅行記では必ずと言っていいほど取り上げられる「亀石」ですが,ここから200メートル先の境内の外にあり,我々はスケジュールが押しているため,亀石と反対方向にある駐車場からランチ会場に移動しなければならず「時間切れ」の宣告…(T_T)往復400メートルは遠く,行きたかったなあ。
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本日のランチは,ハラホリンの街外れにあるドリームランドリゾートです。ここは,元横綱の朝青龍関(の奥さん)が経営するゲルキャンプで,市街地に近いだけに設備は新しいようです。当日も朝青龍関の父親が先客を見送りに出てきていました。写真がここのレストランゲルです。
ここもグーグルアースで見て下さいね。だいたいの緯度・経度は次のとおりです。「47°11'36.64" 102°47'23.27"」 -
レストランの中です。広いし,明るいし,電灯設備も充実していて,テレビではロンドンオリンピックの閉会式の模様が流れています。おっ,クイーンだね(^o^)
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中を見回すと,朝青龍関の賜杯授与式や取り組みの写真が当然の如くたくさん飾られてあります。そりゃそうですよね。これがドリームランドリゾートの売りなんでしょうからね。
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ランチのお飲み物はソフトドリンク系を注文する方が多い中,寅さんにお付き合いしてビールにしました。このモンゴルビールは初めてですが,やはりライト系ですね。
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食事は白身魚のフライとマッシュポテト,ライスです。この白身魚フライは美味しかった。魚の種類は不明です。モンゴルでは魚や花の名前に興味が薄いらしくモンゴル人に『この魚は何?』と聞くとまじめに『サカナ』と言う答えが返って来るそうです。たぶん海のサカナだと思うのですが,答えは…
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ランチを終えて外に出たら”雨”です。結構強い降りです。雷鳴も聞こえます。モンゴルの天気は変わりやすいそうで,高地で内陸部に特有の気象変化の特徴を備えているのかも知れません。小降りになったすきにバスまで走っていよいよウギー湖へ移動開始です。
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ウギー湖へ向かう途中でトルコの遺跡に立ち寄ります。ビルゲ・ハーン遺跡として「地球の歩き方・モンゴル」に出ています。歩き方にはこの博物館はまだオープンしていないと書かれていましたが,オープンしていました。
入館料は不明ですが,写真撮影する場合は料金が上がるらしく「写真撮らない」料金のため館内の写真はありません。
写真左側の門から入り,その先に博物館があります。トルコとモンゴルの共同事業らしく,両国国旗が掲揚されています。 -
ハラホリンを出て寄り道もありましたが約1時間ほどでウギー湖が見える峠まで来ました。
緑の草原の先に青い湖が拡がります。ウギー湖は釣りとバードウォッチングのメッカらしいですが,湖の周辺にはゲルキャンプが点在しているだけで,集落らしきものは見えません。 -
ウギー湖の見える峠から急坂を下り,草原を走り,湖畔を通り抜けて本日の宿営地に到着しました。午後4時半です。正式名称「ウギー・ツーリスト・キャンプ」です。このキャンプも放牧動物対策でしょう,周囲を高さ50センチほどの木製の柵で囲っています。
ここの緯度・経度は次のとおりです。このキャンプも識別できますので,是非見てください。「47°47'16.99" 102°49'07.96"」 -
このキャンプのゲルも,内部の造作は昨日のゲルとほとんど変わりません。ただし,時間制限はあるものの,各ゲルに電灯が下がっています。自家発電で供給しているらしいですよ。
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キャンプ内に設置されているウギー湖周辺のアクティビティを紹介する看板です。釣りも良いなあと思いつつ,S教授にお願いして”初めて"の乗馬体験に出掛けます。乗れるか心配…
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我々は明日帰国しますが同行の他のメンバーはこの地に連泊するため,乗馬体験など明日の予定となっており,本日の乗馬は我々3名だけです。手配された馬は,キャンプの駐車場まで連れて来られ,ここから馬に乗っていざ出発。ただし,モンゴルの馬は野生馬で臆病だから,カメラは持つな,乗馬中は首筋などを撫でるな,大きな声を上げるな,と言った注意がありました。カメラも持っていないので,この写真はガイドさんに遠目から撮影してもらったものですが,僕が寒さ対策で着用している水色のウインドブレーカーについても,ガイドさんが”こすれてカサカサ音がする”ことを気にしていました。まあ結果的にはOKでしたが。乗馬予定の方はお気をつけあれ。
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馬を用意してくれた遊牧民の引率で我々の3頭も進んでいくと,放牧中の牛を集めはじめて『俺についてこい』みたいなゼスチャーで右に行き,左に行き歩を進め,ついに自分の家まで戻ってきました。乗馬体験でお金もらっているだろうにそのついでで自分の仕事もするなんて,S教授曰く『ちゃっかりしてるね』。でも牛追いはおもしろかったです。
白馬にまたがった寅さんはおしりの皮がむけて(T_T)でしたが,僕は大変気に入りました。また機会があれば馬に乗りたい。もちろん駱駝より楽しいです(^o^) -
乗馬の途中で草原から湖畔まで降りてきました。同行の男性チームはルアーフィッシングに興じています…って,飲んでるだけじゃん。どうも最初の一投目で立て続けに4匹釣れた後はパッタリとあたりが止まりということらしく…諦めムードみたいですね。
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3〜40分の乗馬体験を無事に終えてキャンプに戻ると,出発地点の駐車場で本日の夕食のメイン『ホルホグ』の準備が進んでいます。ホルホグという料理は,モンゴルの伝統料理の一つで,羊一頭をほぼ丸ごと煮込む?料理で,煮込むというか,たき火の中でよく焼いた石と肉を一緒に写真のような容器に入れて,圧力鍋のように蒸し焼きにする料理らしいです。
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午後7時過ぎ,レストランでは夕食の準備が勧められており,ツアー参加の皆さんも集まってきました。本日は私たちのグループ以外にもう一組4名がお泊まりのようです。
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このツーリストキャンプのレストランはゲルではなく,普通の建物です。入口にはウッドデッキもあり,少人数ならここでウギー湖を眺めながら食事するのも楽しそうです。ただし,ぼんやりしていると上空から獲物を狙っている奴らがごちそうをかすめ取っていくかも知れませんが。
あっ,ちなみに,正面にある水色の小さな建物はトイレ&シャワー棟です。屋根に太陽熱温水器らしきものが見えますね。 -
さて,釣りに出掛けていたグループも戻り,全員そろったところで夕食のスタートです。テーブルには野菜の煮物(味付けなし)が出ているだけで,メインのホルホグはこれから出されるそうです。
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空腹で待ちきれずジャガイモをつまんでいると『ホルホグ』登場です。皿に盛られて出てくるのかと思いきや,先ほど見た圧力鍋?のまま持ってきました。いよいよオープンです!!
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圧力鍋のように蒸気が吹き出ることはありませんでしたが,鍋の中は蒸気が充満していて見えません。その中から羊肉が取り出されます。いろんな部位があるようです。肉と一緒に直径15センチ前後の丸い石がごろごろと入っていますが,これが鍋の熱源と言うことですね。
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『ホルホグ』です。間違いなく”本場モンゴルの味”です。
羊肉ですから,正直”多少の臭みを覚悟”していたものの,そんなもの全くありません。繊細さはありませんが,肉のうまみをストレートに味わえ,遊牧民のご馳走だったんだろうなと思いました。大満足ですm(_ _)m -
ビール…じゃなくてその左下の「黒い石」を見てくださいね。これがホルホグ調理の熱源となる石です。これを焼いて肉と共に鍋に入れる,と言うことです。まあビールも見てください。3種類目のモンゴルビールです。くどいですが,このサイズで60円は安いですよね。
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食事の最中ですが,ウギー湖に沈む夕陽を見ようとウッドデッキに出てきました。今日は生憎?天候に恵まれ,雲が少なくて”真っ赤な夕焼け”とはなりませんでしたが,ウギー湖のサンセットに立ち会うことが出来ました。
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おまけ画像です。
撮影時刻23時56分(日本時間24時56分)。露出時間88.33秒。
モンゴル訪問の時期ペルセウス座流星群が極大を迎えると言うことで,楽しみにしていました。昨夜は曇り空で星も見えませんでしたが,ウギー湖畔では晴天に恵まれ,流星の数は多くありませんでしたが,天の川もはっきり識別でき”降るような星空”を眺めることが出来ました。 -
8月14日朝7時前です。おははようございます。今日も好天のようです。我々のゲルの前からの眺めです。右隣のゲルは,2007年7月に皇太子殿下がモンゴル訪問をされた際に滞在されたゲルとのことです。(確かに内装や調度品が豪華でした。)
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我々のキャンプからウギー湖を挟んだ向こう側に遊牧民のゲルや家畜小屋らしきものが見えます。湖の周囲には2〜3カ所のツーリストキャンプがあるようですが,旅行者を見ることはありませんでした。
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湖の岸辺に人影もありました。朝早くから馬を集める遊牧民もいます。それでも,やはり広大な土地を抱えるモンゴルは,人間の数より動物の数の方が圧倒的に多いようです。
さて,まもなく午前10時です。名残惜しいですが,我々は一足先に帰国するため,今回の旅行団から離脱してS教授と共にヨネちゃんの運転するレクサスSUVでウランバートルに戻ります。
皆さん,有り難うm(_ _)m -
このような草原の道を幹線道路に向けて進みます。昨日まで乗っていたワゴン車と違い,舗装されていない道路でも,レクサスSUVの乗り心地は素晴らしく,快適なドライブになりました。
ところで,標識もなく,当然カーナビもないこのような草原の道で,分岐に差し掛かったとき「道に迷わないのだろうか」と考えます。何度も来ている場所だからでしょうが,ちょっと不思議でした。
ウランバートルは写真の右の方向ですが,レクサスは二股の左に進みます。右に行くと『幹線道路まで出るのに10キロぐらい遠回りになるからね』とヨネちゃん。すごいよ(^o^) -
約40分で幹線路に出ました。最近舗装された道路らしく綺麗です。
日本の舗装路を見慣れている者としては,アスファルトの厚みや路側帯の処理などおかしな点が多々ありますが,これもモンゴルの現実だとか。つまり,国の予算や経済援助で配分された道路整備費を行政や工事関係者やコンサルタントなどがつまみ食いして,厚さも幅も足りなくなる…と言う現実。厳しいねえ(>_<) -
オボーでトイレ休憩です。もちろん,神聖なオボーからは離れた位置でしましたが,寅さん曰く『微妙な距離』だと。まあ,ゴミ箱もこんな近くにあるんだし,排泄行為も自然の一部だよ。
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さて,ウランバートル市内に戻り,大渋滞の中を抜けてダウンタウンにあるベーカリーショップの店内でランチの後,ちょっとだけ市内観光です。
ウランバートル市内観光で必ず訪れると言われる『ガンダン寺』です。周囲を塀に囲まれた”境内”というものが区画されていないので,宗教施設のもつ独特の雰囲気が無いように感じます。 -
ガンダン寺の参道?はハトの群れに覆われて,日本でもありがちな風景です。ハトも多いですが,観光客にハトの餌を売る子供や老人も多く,入れ替わりで近寄ってきます。右の建物は仏教大学と言ったかなあ?
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午後6時から民族舞踏コンサート鑑賞が予定されていますが,開始まで時間があるのでお土産を買いに「ノミンデパート」にやってきました。S教授お勧めの岩塩は,ヨネちゃんが庶民派の「ザハ(市場)」に買いに行ってくれたので,我々はここで”モンゴル経済に貢献すべく”カシミア製品を物色することにしました。岩塩の小袋が一つ60円,カシミアのカーデガンが12000円程度…。貢献したのか?
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ノミンデパートで買い物を終え,岩塩を買いに行ってくれたヨネちゃんとの待ち合わせは,サーカス場の近くです。正面に黄色のドームが見えますか?サーカス場と言っても常時サーカスの興行があるのかは不明です。かつて社会主義国時代には,数少ない国民の娯楽として人気があったそうですが。
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さて,午後6時からナイラムダル公園内にある子供会館で開催される「モンゴル伝統舞踏の夕べ」を鑑賞します。モンゴルと言えば馬頭琴,そして唸るような歌声のホーミーが有名ですが,初めに出てきた楽器には日本の「琴」に似たものや,以前ブダペストのレストランで見たロマ(ジプシー)音楽の楽器ティンバロム(ピアノの前身といわれるもの)に似た楽器があり,東西文化のつながりを感じさせられました。
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「モンゴル伝統舞踏の夕べ」とは言うものの,演目の説明パンフレットもなく,元々モンゴルに関する資料も乏しいため,ホントに伝統舞踏か??と疑いを感じるものもありました。
まあ,それはそれで,外国からの観光客向けに一生懸命考えたものなのだろうと納得することにしました。 -
約1時間の伝統舞踏を見た後は,モンゴル最後の夕食です。場所はナイラムダル公園から徒歩で行けるS教授行きつけのレストランに案内してもらいました。道すがら『歩道のマンホールには絶対乗らないように』と注意を受けました。マンホールの蓋が盗まれることも多く,代わりに使用している蓋のサイズが適当だったりして,蓋がはずれて人が落ちることがあるそうです。現にS教授の友人が被害に遭ったとか…恐ろしい(>_<)
夕食はモンゴル料理のオンパレードです。
最初は「ホーショール」です。でっかい揚げ餃子ですが,中身がほぼ肉。脂っこいので食べ過ぎに注意です。
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二品目はスープです。肉うどんのようなものですので,たぶん「ゴリルタイ・シュル」と言うものかと思います。肉と麺以外には具材は入っていません。味付けは日本人好みかと思います。
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三品目は「ボーズ」です。餃子のような小籠包のような…。
中身は,これまたほぼ羊肉だけです。最初の「ホーショール」との違いは揚げたか蒸したかの違いだけのようです。でっかいのでお腹がふくれます。
羊肉の脂は,日本人が普段食べ慣れていないタイプのためか,お腹を壊す人もいるそうです。モンゴルは正露丸必携かもね。
いや〜,満足。ごちそうさまでした。 -
いよいよ帰国です。21時過ぎ,ヨネちゃんのレクサスでチンギス・ハーン空港まで送っていただき,握手してお別れ。
出国はスムーズで,出国カード書いて,出国スタンプ押されて,目の前のラウンジに。チンギス・ハーン空港はエアラインラウンジがないものと思っていましたが,空港のビジネスクラスラウンジがKALラウンジでもあるようです。ラッキー。 -
ラウンジの中はさほど広くありませんが,利用者もほどほどなので,ゆったり出来ました。飲物もおつまみもそろっていて,寅さんはうろうろ。もちろんビールに狙いを定めて(-_-)
KE868便,定刻23時50分発は,本日も30分のディレイです。まあ,仁川乗り継ぎが半日あるので,全く気になりません。ここでのんびり2時間過ごしました。 -
KE868便は午前4時20分頃仁川国際空港に到着しました。朝の1便で乗り継いで帰宅するのはモッタイナイので,ICN-FUKは夕方5時の便です。
朝4時過ぎから開いている店は少ないので,サウナで休憩することにしました。バゲージはウランバートルから福岡までスルーなので,手荷物だけで身軽です。
仁川国際空港の地下1階に「SPA on Air」というサウナがあり,1人2万ウォン(1400円)で24時間滞在できるようです。便利です。ここで約3時間休憩を取り,元気回復です。 -
ソウル市内まではAREX直通電車で向かいます。もちろん,初めてです。43分で渋滞もなくソウル駅まで行けますし,1人8000ウォン(560円)ですから大きな荷物がなければお勧めだと思います。ただし,ソウルのIC乗車券Tmoneyは使用できません。
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AREXはお値段手頃ですが指定席制のようです。印字が薄くて気付きませんでしたが,前を行く乗客がチケットと座席番号を見比べていたのでわかりました。
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AREXでソウル駅に到着した後,地下鉄に乗り換えてまず南大門市場へ向かいました。衣料雑貨でも買おうかとうろうろしているとポツリポツリと雨が降ってきたので,明洞に移動することにしました。
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明洞に到着すると更に雨粒は大きくなって来ましたが,お昼ごはん食べてる間にはやむんじゃないかな、と根拠のない自信が。
ソウル立ち寄りの一番の目的は”本場の参鶏湯で夏バテ予防”だったので,少し早いですがお昼ごはんを取ることにしました。場所は前回来たことのある「百済参鶏湯」です。地下鉄の駅を出てからお店まで約5分,1本500円ぐらいで売られていたビニル傘を買わずに来ましたが,雨は本降りになってきました。 -
少し早いこともあり,店内はまばらなお客さん。しかし,何故か前回と同じ席に案内され,あれっ?まあ,そんなこともあるかと気を取り直してメニューを見ていると早速突き出しが来ました。明日は仕事だけどニンニク大丈夫かなあ。
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寅さんは普通の参鶏湯です。”普通”と言っても朝鮮人参や栗やナツメなどもたっぷり入っていて,食べ応えがあります。
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僕は烏骨鶏の参鶏湯です。上から2番目のお値段ですが,それでも1500円ぐらいですから,安いものです。味は言うことなし。美味しいし,元気が出そうです。
これにビールを入れてしめて55000ウォン(3850円)でした。満足です。 -
食事中も窓の外の雨脚は強くなる一方で,食事の後もしばし店内で待機していたのですが雨が止みそうな兆しはなく,ホントにやむを得ず,百済参鶏湯の路地向かいにある雑貨屋さんに飛び込んで傘を買いました。生憎ビニル傘等はなく『当店オリジナルデザインですので…』という1本39000ウォン(2700円)の傘を2本買う羽目に(T_T)
写真はランチに入店する前の明洞の様子ですが,帰るときは1階のお店はシャッターを閉めて営業休止するほどの大雨でした。写真撮る余裕もありませんでした。 -
急な大雨でソウル市内ブラブラ散策も出来なくなったので,早めに仁川国際空港に戻りました。
空港内でお土産など買った後アシアナラウンジに向かいます。場所はKALラウンジ同様に乗り継ぎデスクのすぐ近くで通路上の渡り廊下を渡ったところです。 -
エスカレーターで一つ上のフロアに上がるとこのような景色ですね。アシアナビジネスクラスラウンジです。もちろんビジネスクラス利用ではなく,帰国便もエコノミークラスですがスタアラゴールドメンバーの資格で入室です。
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アシアナラウンジは,手前側の入口付近にピアノが置かれたソファースペースがあり,写真奥には飲食メインの座席が置かれています。一番奥に軽食やお飲み物が置かれており,ビール缶ならぬマッコリ缶が珍しかったです。
-
午後4時半,アシアナ航空のコードシェアでNH6898便がいよいよ搭乗です。ここに来て雨は小降りになりました。いまさら(-_-)
さて,福岡までは約1時間のフライトなので,あっと言う間に帰国です。楽しかったなあ。明日からまた仕事頑張るぞお(^o^)
−− 完 −−
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