道玄坂を登る

2012/01/13 - 2012/01/14

日本の技術者で，プロフェッショナルであることを問う試験を受ける
毎年，１２月〜１月に
グレイのスーツ姿が渋谷の道玄坂を登る
技術士国家試験の口頭試験を受けるために
道玄坂頂上付近のフォーラムエイトに向かう
受験生の群だ

競争率１０〜１２％の難関試験

今年は，１月１４日に私も呼ばれた

前日，東京入り
試験会場の下見とホテルでの受験勉強をこなす
そして，１４日の本番
ふたりの試験官の前で
４５分間の口頭試験を受ける

住民との協働で進めた川づくり，人づくり，まちづくりを
盛り込んだ技術的体験論文
一般の技術論文とは，ちと毛色は異なるが
これまでの取組みを聴いていただけた


３月５日，合格する

エリア 渋谷(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JALグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

試験会場の下見へ

まずは，ハチ公にご挨拶

道玄坂を登りはじめる

夕暮れの街

道玄坂

一歩ずつ一歩ずつ
明日は，本番

道玄坂

人波は絶えない

こんな時期に

こんな場所で

国家試験が行われているなんて

知る人ぞ　知るの世界だ

フォーラムエイト

試験会場が見えてくる

フォーラムエイトの玄関

ここに来ることができるのは，全受験生の１０〜１５％
８月の筆記試験（論文）に合格した技術者だ

オリオンホール

受験生控え室
今日は，金曜日なので閉まっている
地方からの受験生の多い土・日曜日には，ここが控え室になる

受験室の前

受験生は，受験開始時刻５分前には，この椅子に座って待つ

受験室の前の廊下の様子

緊張するし，雰囲気は暗い
訪れた時間から，中では口頭試験が行われているのだろうか
ひとり４５分間の試験時間だ

翌日，受付で受験室を教えられて行ってみると・・・

なんと，昨日訪ねた場所だった！
昨日との差は，立て札があるかないか

そして，この椅子に座り待つ
先の受験生が出ていき
そのあと，
この扉が開き，試験官が呼び込んでくれる
「○○さん，どうぞ」
そして，驚きとともに試験が始まる

４３分間みっちりの試験を終え，外の廊下に出る

確認のために，この場所の写真をパチリ
今後やって来る受験生の役に立てばと思う

２０１２年の試験も，１２月１日から始まる
１月２５日まで，続く
この頃，渋谷の道玄坂に行けば，トップエンジニアになろうとする技術者を
見ることができる
全国から集まる精鋭だ
資源に乏しい日本，その日本を支えるのは人材だ
科学技術立国を目指すわが国の宝だ